お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

採集3種目 オオスジヒメジ幼魚

2010年07月26日 | 採集

 本日採集3種目。定置網では近年滅多に獲れないのだが、最近は素潜り採集時にオジサンが良く目に付く。そんな中、オジサン・コバンヒメジの幼魚が群れている中に1個体だけ違う種が混ざって泳いでいる。オオスジヒメジである。オオスジヒメジの成魚は定置網でも獲れた事がなく、市場に水揚げされているところを見た事もなく、さらには素潜り採集時にも見た事がない。幼魚のみ素潜り採集時に何度か確認しているが未だに採集していない。今回は絶対に採集しようと意気込み、見事に採集できた。持ち帰り標本用に撮影しタグを付ける。もちろん初採集であり嬉しいのだが、この個体、体長が3センチ程とやたらに小さく、幼魚というより稚魚である。せめてあと1センチは大きな個体を捕りたかった。
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採集2種目 イレズミニザ

2010年07月26日 | 採集

 本日採集した2種目。ブログネタを探しているとニセカンランハギ幼魚?やクロハギ幼魚?などが群れている中に感じの違う個体群を見つけ、1個体のみ採集する。持ち帰り調べるとクロハギ属という事は直ぐにわかるのだが、種を絞れない。この個体は頭部に多数の橙色斑点があり、体側には多数の縦帯が入っている。クロハギをはじめ、ヒラニザ、ナガニザ、サザナミハギ等、クロハギ属の幼魚はよく似ている。しかし、ネットで検索していると私が水中で見た体色と同じ生態写真を見つける。イレズミニザである。水中では頭部にかけて体の前方は黄色っぽく、体の後方は黒っぽかった為、他のクロハギ属とは違う種である事がわかり、採集した次第である。イレズミニザだろうと思い、決定付ける所を探していると図鑑「黒潮の魚」にクロハギ属の1種となっている写真を見つける。その解説の中で、幼魚では成魚の識別のための有効形質が発現していないためとなっている。そう書かれてしまってはこの個体も全長で6センチ程の立派な幼魚であるので、クロハギ属の1種とせざる終えない。魚ボラでもそうなるのだろうか。
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ミナミハタタテダイ

2010年07月26日 | 採集

 今日は仕事が終わった後、知り合いに頼まれて、港内に落とした物を潜って回収する。その後、体が濡れたついでという事で素潜り採集に行く。既に7月下旬ではあるが今季初の素潜り採集となる。最近の定置網ではブログネタが無かったので、ネタになるような魚を探す。すると少し派手なハタタテダイを見つけ、採集する。ミナミハタタテダイの幼魚である。ミナミハタタテダイの幼魚は個体数は少ないが以前から確認していたものの、未だに採集できないでいた魚である。ところが今年は多いみたいで、港内でも岸壁を覗くと見つける事が出来る程。今回も採集しにくい場所ではあったが何とかゲットする。持ち帰り撮影しタグを付け、標本用に冷凍保存する。
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