お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

初採集 ナミノハナ

2016年04月02日 | 採集
 今回の夜間採集はいつもの場所では行えなかったものの、移動した港で思わぬ採集ができた。それに肖り思わぬ収穫を期待し、更に別の港へ移動する。だが、移動した港も釣り人がいるので誰もいない外灯の無い港へ移動。外灯が無いので期待はしていなかったが、案の定何も見つからない。採集済みではあるがムギイワシの標本写真をまだ撮影していなかったので、たくさんいるムギイワシを採集して帰ることにする。暗くて見難いがムギイワシが群れている所をタモ網で掬う。すると獲れたのは1個体ではあるがナミノハナである。ナミノハナはどこにでもいそうな魚ではあるが、定置網や市場、素潜り採集でも見た事は無く、ここでは初めて見る。もちろん初採集となる。これでまた思わぬ採集ができた。更に港を移動したいところではあるが、このナミノハナは体に透明感があり、早めに撮影した方がよさそうなので、更なる収穫は諦め、帰宅し撮影する。

ナミノハナ



ムギイワシ
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港では初採集 コミナトテンジクダイ

2016年04月02日 | 採集
 今日もいつものように夜間採集へ行く。だが、現場に着くと車が一台止まっていて、釣り人が座っている。動く気配が無いのでこの場所を諦め、港を移動する。移動した港を散策すると真っ赤なテンジクダイの仲間を発見。あっさりと採集する。見るとコミナトテンジクダイの陽である。コミナトテンジクダイは素潜り採集で採集済みであるが、いつもは岩の穴に隠れており、採集し難い魚である。夜間だから外に出て来ていたと思われる。港内は潜ることはできないので海底の状況はわからないが、日中は港の外のテトラの中に潜んでいるのだろうか。今回はいつもの港に先客がいた為移動する羽目になったが、採集済みとはいえ思わぬ収穫があったので良しとする。
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Nature of Kagoshima投稿終了

2016年04月02日 | 日記
 昨年の10月に定置網でヤリテングが獲れ、これが鹿児島県初記録という事で「Nature of Kagoshima」に投稿するように魚ボラの先生に言われていた。そして、その締め切りが3月一杯であった。地元の事で忙しく、ようやく2月の終わりから取り掛かり、大学へも何度か行き、共同著者の魚ボラのポスドクの方に教えて貰いながら作業をしてきた。更に作業も終盤に差し掛かったところでオーストラリアからヤリテングによく似た近似種の新種が見つかり、その論文が公開された為、それとの違いを示さなければならなくなり、作業が増えてしまう。そしてポスドクの方に修正して頂き、さらに魚ボラの先生に最終的に修正を頂き、ようやく投稿に漕ぎ着ける事が出来た。今回のヤリテングは見た目からして魚の容姿ではなく、更に文献は殆どが英文である為、始める前から悪戦苦闘が予想されたが何とか皆さまに協力頂いて投稿でき、改めて全ての皆さまに感謝したい。今から「Nature of Kagoshima vol.42」の発行が楽しみである。
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