昨日、今日と海上は時化で週末は定置網漁の操業はできずに終わる。海上は時化でも一応夜間採集は今夜も行う。現場は風が強く、今夜も息が白くなるほど寒い。水面を眺めると何故かシイラの幼魚があちこちに確認できる。シイラの幼魚といえば春から初夏にかけて流れ藻と共に現れ、夏の間までいるのだが、今は季節外れで定置網でも見る事は無い。1個体だけとなれば、まぐれで見つかることもあるかもしれないが、かなりの数が確認できる。タモ網で掬うとひと掬いで数個体捕れてしまう位。シイラ幼魚の標本は確保済みであるが、記録という事で数個体確保する。そのほか、これまた夏に見るトビウオの幼魚やアジ類の幼魚など、一体どうなっているのだろうかと思う程で、外は寒いのに夏の魚がたくさん見つかってしまう。最近は例年と比較すると海水温が若干高めではあるが、そこまで高い訳ではない。本当に不思議な夜間採集となる。
シイラ幼魚
トビウオの仲間の稚魚
アジ科稚魚 カンパチ稚魚かな?
リュウキュウヨロイアジ稚魚?
ウナギ目稚魚 アナゴ類かな?
アミモンガラ幼魚
アカ・アオどちらだろうか?
サイウオの仲間まで採集