今日は夜間採集の日。今日は干潮時となり干上がった港の中を歩いて散策する事になる。港に着き、岸壁から干上がった港の底に降りると直ぐに、またアナゴの仲間が砂から出て横たわっている。最近は何度となくこの光景を目にするが、何故砂から出てしまうのかが本当に不思議である。昼間の干潮時もこの様に出てしまうのだろうかと考えるが、昼間なら直ぐに鳥に見つかり餌食になってしまうと思われるので、夜間のみの行動であろう。今日はトータルして5個体確認するが、標本は確保済みなので確保せず写真のみ撮る。そのほかトカゲゴチやヒメハゼなどいつものメンバーである。港内を一周して岸壁に上がる。すると水中に綺麗な模様を発見。小さなホウボウが胸鰭を広げている。タモ網で掬い採り、あっさりと確保。綺麗で目立つ胸鰭を広げていたので直ぐに見つけられたものの、帰り際だったので広げていなかったら見過ごしていたかもしれないのでラッキーであった。アナゴ類といい、ホウボウといい、外敵から目立つような状態にしているのも、夜と言う事でちょっと解放的になっているのだろうか。解放的は魚を見つけるのも夜間採集の魅力の一部であろう。
砂の上に出ているオオシロアナゴ?
ヒメハゼ
トカゲゴチ
ヒラメ幼魚(撮影後放流)
カエルアンコウ幼魚
ホウボウ若魚