お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

夜間採集で初確保 ウミヘビ科

2021年12月04日 | 採集
 今日の夜間採集では干潮時と言う事で干上がった海底に降りて歩いて散策。いつもの様にオオシロアナゴを発見するが、そのほかに細長い個体も発見する。体が砂まみれで何だかわからないがその長さからアナゴ科ではなく、ウミヘビ科と思われる。この場所で何度か見たり採集しているダイナンウミヘビだろうと思う。サイズが小さくこのサイズは標本用に確保していないので確保する。砂まみれのままバケツに入れ、生かして持ち帰る。家に帰り見てみると水に入れた事により砂は取れ、全貌が明らかになる。するとダイナンウミヘビとは全く違う魚種である。検索図鑑や他の図鑑等で調べるが、胸鰭がある事でウミヘビ科である事がわかる位で、この手の魚は苦手で魚種の特定までには至らない。最近は寒いので水温が上がる心配もないので、このまま水槽に入れて生かしておき、今度大学へ行く時に生きた状態で持ち込み標本登録に同定してもらおうと思う。
*後日、FBでセレベスヒレアナゴと教えて頂きました。ありがとうございました。

干上がった海底で砂まみれの状態で発見






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夜間採集

2021年12月04日 | 採集
 今日は時化であったが夜には風も止み、通常通りいつもの港へ夜間採集に行く。今回は丁度干潮時である。干上がった港内に降りて散策する。今回は今までで一番潮が引いているみたいで、気付くと港の外まで出てしまう。歩いて港の外まで出たのは初めてである。だが、これでは船が入って来れないので、近いうちに港の中の砂を掘り出すみたいである。そのような状況の中、散策していると小さなチョウチョウウオを発見。採集するが暗いうえ小さ過ぎて現場では種まではわからない。バケツに入れても泳ぐどころか動きもしない。更にクロオビエビスの幼魚も発見。こちらも逃げも隠れもしないのであっさりと採集。同じようにバケツに入れても動かない。時化で海水温が低下し、これらの魚はこれ以上低下すると死滅してしまうのかもしれない。また、砂の上ではまたオオシロアナゴが砂まみれになって横たわっているところを発見。今回は最終的に3個体も発見する。更に細長い個体も発見。この長さはアナゴ科ではなくウミヘビ科と思われ、ここで何度か確認・採集しているダイナンウミヘビと思い、今までで一番小さいサイズなので標本用に確保する。今回は更に岸壁に上がり、ダルマガレイ科の仔魚やサイウオの仲間を数個体採集。寒さが増して来て、また仔稚魚採集の時期に入った感じである。



ミスジチョウチョウウオ幼魚



海水温が低く、逃げも隠れもしないクロオビエビスの幼魚を発見



オオシロアナゴ



ウミヘビ科



今回の採集成果



今回の採集成果



ミスジチョウチョウウオ幼魚



クロオビエビス幼魚



ダルマガレイ科仔魚



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする