お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

オキイワシ再来

2021年12月15日 | 市場
 今日は定置網漁を終え帰港すると市場に今年の9月にゴマサバから新種の寄生虫を発見し記載した(ブログ2021 9.24)鹿大の先生の研究室が来ている。講義で使う解剖用の魚が欲しいとの事で頼まれていた。先生に会うと先に帰港したお隣の定置網の漁獲物から既に魚を確保しており、面白い魚も獲れたと見せてくれる。見るとオキイワシである。オキイワシは非常に珍しく、昨年の12月にここでは初めて確認され、うちの定置網の両隣の網で混獲された魚である(ブログ2020 12.5)(ブログ2020 12.22)。先生達もこの魚が珍しい事はわかっていたらしく、解剖用には使わず魚ボラ用にと直ぐに譲って頂く。私も今日、丁度大学へ行く予定なので頂こうとしたが、夜に地元で会議があるので時間次第では行くことが出来ない。幸い、学生さんが今日魚ボラへ顔を出すそうなので、この個体はその学生さんに届けてもらう事になる。仕事を終え帰宅すると大学へ行っても夜の会議にはまだ間に合いそうなので、急いで準備し大学へと走る。今日は水曜日で魚ボラの日である。教室に入ると既に標本登録作業が行われており、今朝のオキイワシも既に展鰭され、撮影を待っている状態であった。更に今日は殺してしまったセレベスヒレアナゴ(2021 12.9)も持ち込み、標本登録してもらう。解凍すると思っていたよりも状態は良く、安心する。そして今日は一度お会いしたかったウナギ目の研究者の方も来鹿しており、お話しすることが出来た。でも、あっという間に帰らなければならない時間となり、残念ではあるが帰路に就き、夜の会議にも遅れることなく出席することが出来た。

オキイワシ





鹿児島大学郡元キャンパス





オキイワシ



マブタシマアジ





セレベスヒレアナゴ
コメント
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