今日は市場で水揚げ作業をしていると雑魚の中にタカサゴ、ニセタカサゴを見つける。2種揃って水揚げされているのだと思うが、よく見るとタカサゴだろうと思っていた個体の様子がおかしい。更に手に取りよく観察すると体側にある縦帯が側線と沿うように走っており、タカサゴではなくニセタカサゴである。ここで獲れるニセタカサゴは2本の縦帯が幅広く、更にその間にも縦帯が走っており、沖縄に生息するニセタカサゴとは見た目が違い、黒潮に乗り、沖縄以南から流れてきた種と思われる。その為、黒潮沿いで見つかるニセタカサゴは皆ここで獲れる個体と同じである。今回市場に揚がっていた個体は、沖縄に生息するニセタカサゴと同じ容姿である。この個体こそ、本物のニセタカサゴである。並べてみると本当に全く違った魚である。だが、今のところどちらもニセタカサゴとなっている。この2パターンのニセタカサゴは現在研究されているらしいが、今後2種にわかれるのだろうか。
上が今までここで獲れていたニセタカサゴ。下が今回見つかった本来のニセタカサゴ
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