お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

イヌカサゴ

2007年09月12日 | 市場



 今日は市場でもう一種見つける。活魚用の水槽内にオニカサゴが数個体水揚げされていて、その中の1個体だけ体色が黒ずんでいる。取り上げ涙骨隆起を確認すると先端が尖り皮膚から露出している。イヌカサゴである。ここの市場に水揚げされるオニカサゴ属の魚は以前から数種いるとは思っていたが同定できなかった。写真には収めていたのだがオニカサゴ属の写真同定は難しい。魚ボラの先生はオニカサゴ属魚類の分類学者であり、実際に標本などを使い詳しく教えて頂き少しは分かるようになった。それからは市場にオニカサゴ属の魚が揚がっていれば必ず確認している。今回のイヌカサゴは私が確認できた2個体目である。昨年は1個体しか確認できなかった。そのほか昨年はヒュウガカサゴを見つけることもでき、こちらはたくさん確認できた。しかし、このブログで紹介しようと考えているのだが今年はまだ1個体も見ていない。今回のイヌカサゴは生かしてあったので、そのまま生きた状態で魚ボラに持ち込み標本登録する。同定結果はやはりイヌカサゴであったので内心ほっとする。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ウミテング | トップ | クロアジモドキ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

市場」カテゴリの最新記事