今日は定置網漁の水揚げ後、市場内を散策。するとアジアコショウダイが水揚げされている。アジアコショウダイはうちの定置網では今までに獲れた事が無く、市場にも滅多に揚がらないのだが、毎年確認はしているので珍しい魚ではない。だが、今までに若魚は頂いた事があり(ブログ2012 5.14)魚ボラの標本用に確保しているが、成魚はサイズが大きかったりタイミングが悪くまだ確保していない。今回水揚げされていた個体は標本用には手頃なサイズなうえ、今はコロナ禍で魚価が驚くほど安い。このサイズなら家の冷凍庫に入りそうなので魚ボラの標本用に確保する。以前にブログでアジアコショウダイを紹介(ブログ2009 6.8)しているが、その時確保するのがいつになるかわからないと書いているが、実に12年も掛った事になる。毎年市場でアジアコショウダイを見てはいるのだが、確保するのにこれだけ時間が掛かるとは当時は思いもしなかっただろう。手頃なサイズなので自分用にも標本写真を撮りたかったのだが、家の水槽には入らなかったので撮影は諦める。コロナ禍で魚価が低迷しているので、この個体は1000円あれば足りるだろうと思っていたが、入札後値段を聞くと130円と思いもよらぬ激安値であった。買う立場としては嬉しいのだが、やはり漁師の立場としてこの激安値は大変ショックである。
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