お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

フサカサゴ科稚魚の成長過程

2021年01月01日 | 日記
 明けましておめでとうございます。コロナ禍な状況ですが今年もお付き合いの程、宜しくお願い致します。
昨年末は鹿児島も大寒波に見舞われ、ブログの最後に予定していた夜間採集も行けず、ブログを締め括るネタも無く年越しとなってしまう。そのような状況の中、昨年末に夜間採集で得たフサカサゴ科の稚魚であるが、あれからもバケツに移し飼育し成長過程を見ている。あれから一週間が経ち、少し様子が変わって来た。透明だった体は少し濁り、体色が現れてきた感じである。また、よく水面に浮いて泳いでいたが、寒いからかもしれないが殆ど底でジッとしており、水面まで上がって来る事がなくなり、着底したように思える。採集当時は胸鰭の模様や体型からサツマカサゴを疑っていたが、最近の様子では顔つきや全体の感じから自分としてはネッタイフサカサゴを疑うようになる。ネッタイフサカサゴはサツマカサゴ程見ることは無いが、今までにここの海域で2個体採集している。だが、今後もまだ変化するかもしれないので、今後も成長過程を観察し、面白い報告が出来ればと思う次第である。
*後日、FBでマダラフサカサゴの稚魚と教えて頂きました。ありがとうございます。


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