今日の素潜り採集でもう1種、初めて見るベラの仲間を発見する。体色といい、模様といい、これはレアなベラだろうと思う。だが、ベラの仲間は動きが素早く逃げられてしまう恐れがあるので、とりあえず証拠として水中カメラで撮影を試みる。網を持っていないからだろうか、意外と近づいても逃げようとしない。そこで採集に取り掛かる。だが、網を持ち追い掛けるとやはり動きは素早い。だが、逃げても遠くへ行ってしまう事は無く、何度もチャレンジしてようやく採集。採集後、マジマジとこのベラを眺めると、とても綺麗で図鑑でも見たこと無い感じがする。場合によってはまだ時間があるのでこのまま大学へ走ろうかとも考えワクワクしながら帰宅。直ぐにベラ図鑑で調べると同じものを見つけてしまう。スジベラである。万が一も考え他の図鑑やネットで調べるがやはりスジベラである。更に図鑑によるとこのスジベラ、カンムリベラ属の中で最も普通に見られると書いてある。ただ単に自分がこの魚を知らなかっただけの様である。
スジベラ
ツマリテングハギ幼魚
サザナミトサカハギ幼魚
ニラミギンポ
何かコツがあれば、ぜひ教えてください。
素潜り採集の経験があるのですか。
手網だけではなかなか泳いでいる魚を捕るのは難しいですよね。
私は欲しい魚を見つけたら近くにフェンスネットと呼ばれる網で壁を作り、そこに追い込んで捕っています。いわゆる一人でやる小さな追い込み網漁みたいなものです。
これを使ってもベラ類は動きが素早く逃げられてしまいます。
この時期はナンヨウツバメウオなどを追っかけていた思い出があります。
なるほど、網を使われているんですね。今後使う機会をどうにか作りたいところです。
海水魚を飼育されていたのですね。私もそうでしたが、夏に水槽内の海水温が上がって死んでしまうので、最近は標本収集だけです。
普通に働いていれば潜る機会は非常に少ないですよね。
昔は使わなくなった投網に浮きを付け、建網のように改良して使っていました。
網を使えば捕れる魚種が非常に増えますよ‼