今日は水揚げ後、市場内を散策すると大きなフエフキダイの仲間が水揚げされている。見ると吻が長くキツネフエフキと思われる。キツネフエフキは今までに定置網で幼魚、若魚が獲れ標本用に確保しているがここでは珍しい魚である。特に成魚は見たことが無く、今回が初めてである。標本用に確保したいがサイズが大きく、今回は諦める。キツネフエフキによく似たオオフエフキという魚もいる。キツネフエフキ同様に眼の前に放射線状に延びる数本の暗色斑があり、側線上方横列鱗数がキツネフエフキよりも1枚少なく5枚である。このオオフエフキは今まで国内では琉球列島からのみ記録さられていただけであったが、今年発行の「Nature of Kagoshima」に種子・屋久近海からの記録が報告された。ここでも潮に乗って流れてこないかと探しているところである。
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キツネフエフキはもっと面長で尖った感じだと思い、ひょっとしてオオフエフキかと思ったのですが、側線上方鱗数が6枚なのでキツネかなと。