お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

小さなサクヤヒメジ

2012年02月04日 | 定置網

 また、今日は同じく選別台でサクヤヒメジを1個体見つける。沖で見つけることができず、生きた状態で捕ることができなかった。サクヤヒメジはもう標本の確保は必要ないと思っていたが、今回はちょっと違う。自分が今まで採集したサクヤヒメジの中では一番小さな個体ではないだろうか。このサイズの標本は無いかなと思い、一応魚ボラの標本用として確保する。しかし、鱗は全て剥げており、状態としては最悪である。持ち帰り直ぐに冷凍保存する。今まで撮影した写真を見るとやはりこのサイズは無い。サクヤヒメジの論文を見ると一番最小で85.5mmとなっている。その個体が自分が採集したものかどうかはその論文からは分からず、大学へ行って調べなければならない。実は今回の個体は状態が悪かったので直ぐに冷凍したが、肝心の体長を測っていなかった。撮った写真から判断して同じくらいのサイズのような感じである。今度はさらに小さな幼魚を探そうとまたサクヤヒメジの採集の目標ができる。
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