国立新美術館で開催されている「第55回一陽会」に、友人の作品が入選し展示されていると聞いて早速出かけてきた。
これまでも、会員である知人の紹介があり、国立新美術館の一陽会展示会へ出かけて知人の作品を見せていただいた。
今回は、特に友人が念願の公募で入選したと朗報があり、知人の案内を受けてたっぷりと素晴らしい大作の数々を堪能した。
同じくふるさとから知人の他、作品を展示されている方々が、展示会へ来られて久し振りの再会であった。
「一陽会」は、伝統ある展示会であり、真のプロを育成するために厳選主義を取っているそうで、
会員・会友はじめ公募の作品は、まさに我々の画とは異次元の絵画や彫刻ばかりであった。
あの広い美術館の1F・2Fに、約600点は、展示されているのだろうか?何れも大作ばかりで圧倒されるものがある。
まず一番に友人の作品へと走ったが、展示場へ辿り着き見つけるまでが、一苦労である。
大作の応募は、初めてだそうであるが、約3ヶ月かけて取り組んだそうである。
初挑戦での入選に、友人も感激していたが、一陽会での入選も大変であるが、さらに実績を重ねて、
会友や会員へ推挙までの長い道のりは、我々には創造を超えるものがあるようだ。
作品は大作ばかりであるが、その作品の訴える心や意味するところが、我々凡人には判らないところが多く、
入賞作品とその他との何が違うのか?或いは審査員の好き嫌いなのかと、我々下衆な勘ぐりをしてしまう。
審査員の方だろうか?あちこちで作品の講評がされており、後でその説明を聞いてみたが、これがまた良く理解できない。
やはり、美しいとか繊細なとかではなく、既成概念を超えた、斬新な作品の裏にある創造の世界があるのだろう。
約2時間を駆け足巡りでも、観て歩きとなったが、アートの奥深さを感じての「芸術の秋」の一日であった。(添付写真は、筆者が感動した作品を添付させていただきました)