スポーツの秋本番のシーズンを迎えて、澄みわたった青空の下で、地域のレクリエーション大会が開催された。
地域体育振興協議会として、年間事業の中で最大のイベントであり、第28回を迎えて今年も約2000人の参加者で賑わった。
この事業は、スポーツ・リクリエーションを通じて地域の人々の健康増進とともに、お互いの親睦を図り、
明るい地域社会をつくることを目的としている。
また、昨年度からスタートした『県民スポーツ週間』の記念事業の一貫としての位置づけされている。
少子高齢化の流れの中で、我が地域も例外ではなく、地域イベントへの参加者が減少傾向が見られるが、
今回のレクリエーション大会では、快晴の天候にも恵まれて、地域の子供連れやお年寄りなど、昨年以上の参加者があった。
大会も、多くの地域住民のボランテイアの方々や事業者の支援で成り立っており、前日の準備や当日の早朝から夕方まで、
各自治会からのスタッフ応援など約70名の協力を得ている。
大会のプログラムでは、徒競走など競技志向のレースもあるが、お年寄りから子どもまで多くの方が参加できる、
ゲーム的要素を加えたプログラムに重点的に編成しているので、多くの方々に楽しんでもらえたようだ。
紅白玉入れなどは、歳を忘れて童心にかえって、懸命に汗して興奮気味の顔が見られたり、
昔懐かしい自転車の輪転がしなどの競技に、おじいさん?が自慢気に我が腕を示しての笑顔が印象的であった。
競技参加者には、例外なく賞品を準備していたので、レース毎に人数制限するものもあり、人気を呼んでいた。
一方、自治会対抗競技では、最も勝負に拘り力が入るのが、 「綱引き」や「ムカデ競争」で、
日頃の体力づくりの状況を忘れて、どのレースでも思わず力が入り、転倒や足がつったりで、
興奮気味のお父さんの姿が見られたが、大きな怪我が無かったのが幸いであった。
この日の体験が、運動・スポーツに親しむ切っ掛けとなって、メタボ対策など健康づくりへの習慣化や地域の親睦を
深める活動へと繋がって欲しい。