前日、芦原温泉での同窓会を終えて、久し振りに越前海岸へ仲間と共に観光ドライブに出かけた。
参加者の殆どの仲間は、越前海岸には何十年振りかの訪問だそうで、若かりし頃の想い出を浮かべながらワクワクである。
最初に訪れたのは、今春にも訪れていたが、あの懐かしい朱色の橋を渡り島内に入り雄島神社の鳥居で引き返した。
ここは、様々な伝説があり、心霊スポットとして有名だと聞いていたが、橋を渡りながら地元の人たちが紹介してくれた。
高校生の頃だったか、三国海岸から遠泳で雄島まで泳いだことが、今でも鮮明に記憶しているが、蒼い海は素晴らしい・・・
続いて訪れたのは、福井で最も有名な『名勝東尋坊』へ・・
久し振りに訪れたが、日本海の荒海がつくりだした絶壁の景観は、息が止まるほど圧倒されるものがある。
国の名勝・天然記念物にも指定されているが、自殺の名所であり、至るところに防止の看板が並んでいた。
ここも、学生時代には山岳部に属していたので、夏の岩場の練習場として、約25mの絶壁の壁を上り下りしたのが懐かしい。
この日は、日本海の波は静かであったが、絶壁の上から眺める海面や様々の奇岩の景観は昔と全く変わっていなかった。
しばし、回遊ロードを散策してから、古き町三国町を経由して越前海岸ロードを海を眺めながらの快適ドライブを堪能・・・・・
昔懐かしい鷹巣や鮎川の海水浴場で良く泳いでいたが、今は、プールが多くなったためか余り海水浴には行かないそうだ。
さらに、越前水仙の里もまもなく山肌に、故郷の花水仙が満開になって 冬の海岸に彩りを添えるだろう。
まもなく目差す『呼鳥門(こちょうもん)』に着き、ここにも日本海の荒波が浸食して作り上げた断崖のトンネルの景観が待っていた。
以前に訪れた時には、国道のトンネルとして通過していたが、現在は、亀裂が入り危険となり、
山寄にトンネルの新しい道路が出来て、呼鳥門へは立ち入り禁止となり、周辺は公園となっていた。
公園には、故郷の歌手 五木ひろしが歌う『越前有情』の歌が流れ、「二人の夢を松風に、託して歩いたあの日の小径・・・」
旅情をたっぷりと味わいながら、素晴らしい景色を見やって公園のレストランで越前そばに舌鼓を打った。
このレストランで利用したお手洗いが、ビックリで、こんなお手洗いはホテルにも無いゆったりした憩いの場だった・・・