先日、テレビで「ストレッチ・ブーム」が紹介され、今、ストレッチの効用が見直されているそうだ。
ランナーとして、日頃ストレッチとの付合いは欠かせないが、春から脹脛やハムストリングの筋肉痛に悩まされていたので、
ストレッチの効用が広くブームにまでなってきたとは、喜びながら驚いた。
もともとスポーツの分野で、運動の前後に筋肉を引っ張り(ストレッチ)柔らかくして、可動範囲を広げ故障を防ぐために
欠かせないものであるが、ランニングブームや健康志向でストレッチに人気が集まっているらしい。
これまでもランニング経験から、セミナーなどを受けたり、必ずストレッチや筋力トレーニングを利用しているが、
基本的には、自らの筋肉の状態や日頃の筋肉への負担を考慮して、行うものであると認識している。
ところが最近は、パーソナル・トレーナーが増えており、「ストレッチ屋さん」が現われたそうである。
スポーツ系のストレッチは、運動の前後に行うことが、その効用が大きいが、「ストレッチ屋さん」へ出かける利用者は、
生活習慣などにより、肩こり・腰痛などの体調改善として利用されているそうである。
ストレッチの効用は、「身体を柔らかくして、筋肉の緊張をほぐし、血行を良くして 体内の疲労物質を取り除く」ことであるが、
いろいろ効用を生み出すためには、それなりにやり方がある。
やり方を間違えると、反って障害を誘発することもあり、簡単ではないので、ストレッチ・トレーナーを選ぶのも納得である。
日頃は、ストレッチ・ポールやバランスボールなどの器具を利用しており、筋トレなど体幹の強化には非常に役立っている。
ランニングシーズンを迎えて、ようやく走れる歓びを味わっているが、衰えた筋力強化と障害予防には、
ウオームアップやクールダウンは不可欠である。
週末にも、地域の運動会が開催されるが、毎年、少なからず筋肉トラブルを起す人があり、充分な前後のケアを認識して欲しい。