来年の新春を飾る『箱根駅伝』の予選会が、立川市の昭和記念公園と立川駐屯地などで行われ、早朝より出かけてきた。
毎年、この予選会は、本番を占うにも必ず観戦しているが、ライバル同士が激突するレースには、興味は尽きない。
今年は、シード校常連の駒澤や東海大、日体大、順天大、神大などライバル校が激突するので、例年以上に興味が高い。
立川駅には、8時過ぎに到着したが、改札口や駅構内の混雑には、昨年を大幅に超えるもので驚いた。
各校の現役やOB、家族などの応援隊が幟を立てて待ち合わせているが、仲間を見つけられない程の混雑であった。
駅近辺のコンビニも、店内に入れないほどで、弁当やドリンクは、間に合わないほどである。
公園入口では、ここでも切符を求めて長蛇の列には、ビックリである。
全てが例年に見られない状況で、関係者も戸惑いを隠せない様子が見られた。
ようやく公園内に入り、人の列をかき分けてダッシュして駐屯地内のスタート地点に着いたときは、スタート直前であった。
今大会には、初出場校を含めて47校の精鋭、約550名が1秒を争い競い合うのである。
駐屯地内を1周半しての約5Km地点では、ややゆっくりペースで集団で進んでいたが・・・・
何と、全選手が市街地へ出たかと思いきや、一人だけマイペース?で我々に似たペースで悠々と走る選手もいて愛嬌・・
昭和記念公園に入ってきた時には、それぞれの作戦に応じて、集団走や先頭集団で引く選手など駆け引きが始まっていた。
15Km地点では、応援団やコーチの檄を受けて、さらにペースアップしていたが、ライバル校などの通過選手数などから、
予想外の展開が描かれていて、ますます面白くなっていた。
さらに1周回して後のゴールシーンでは、東海大の新人村澤選手の独走の1位には、実力は知っていたがビックリである。
各校の応援団の声を枯らしての応援を受けて、次々と選手が倒れんばかりに飛び込んでくるが、個人競技ではない故に、
10人の合計タイムが気になって、結果発表までの約40分は長かった?
広い芝生グランドには、各校のベース周辺に、関係者や応援隊が集まっての戦況分析や順位予想などが面白い・・・
いつものことながら、上位から一校づつの結果発表では、バンザイや気勢を上げての感激のシーンもあり、
数秒の差で涙を呑んだ落選校など悲喜こもごもは、涙を誘うものである。
結果は、駒澤、東農大、上武大、日体大などは、順当だったが、東海大が9位とは以外であった。
さらに、箱根の常連校の順天大や神奈川大の予選落ちには、戦前の予想タイムからやっぱりかと淋しい想いである。
新春の箱根駅伝の戦いは、既に始まっており、来年の20校の激戦が楽しみである。
この時期の昭和記念公園では、外せない『コスモス花園』があり、レース後に出かけて見たが、やや盛りは過ぎていたが、
多勢の人々が秋の美しい風景と香りを受けて楽しんでいた。