昨今のテレビのニュース報道を見ていると、今に始まったことではないが、毎日々々、タレントや著名人のスキャンダルや不祥事を面白おかしく報道しているが、いい加減にしてほしいと憂いている。
NHKを除く民放局は全てが同じように、芸能人や著名人のスキャンダルに狂ったようにセンセーショナルな過剰報道が続いている。
昨今では、海老蔵で騒ぎ、八百長騒動が続いたかと思えば、今度は、「悪女 沢尻エリカ」の離婚騒動?恋人?騒ぎだという・・・・
全てが商業主義の視聴率稼ぎで番組編成していることは明白だと思うが、こんな話題はニュース価値は高くもないと思うが、長時間を割いて放映することにどんな意味があるのか?やらせ会見なのだろうか?
ニュースワイドショーでは、リポーターがくだらない質問を繰り返したり、コメンテイターも憶測コメントをしているが、どんな意味があるのか?こんなデバガメ趣味を煽るようなショーは、よろしくない・・・
タレントのプライバシーを面白おかしく取り上げて過剰な人権侵害とも思えるが、視聴率第一の民放局では、視聴率稼ぎのためには何でもありなのだろうか?この低俗な報道を許しているのは、視聴者側のレベルの問題でもあるようだ。
この過剰報道は、芸能関連ニュースのみならず政治・経済・社会問題においても同様で、こと話題性のある問題が発生すると、これでもかこれでもかとセンセーショナルにワイドショーで取り上げて、全く知識も見識も無い素人のタレントが間違ったコメントを垂れ流しているが、何様だと憤りさえ覚える。
これは、推測ではあるが番組の筋書きに基づきコメントを予め準備していたり、局側のやらせでやっているのではとさえ思える節がある。
過剰報道の背景には、視聴率最優先の民放局の視聴者の目を引きつけたい意図も見え隠れしており、その意図に乗せられる観る側の責任があると思う。
知りたいという欲求から、いつの間にか報道に誘導されてしまい、一方的な偏った面のみの情報により、間違った判断をさせられることも無いとは言えず、知らず知らずの内にマスコミの偏向報道に乗せられるケースも少なくない。
この為、テレビに限らずマスコミ報道は、全てが事実に基づいたものであるという保証はなく、また、事実であっても一面だけのものであるケースも多いようで、 憶測や推測に基づく報道も実に多い。
マスコミは常に報道や表現の自由を主張するが、その結果に対する義務や責任については全て観る側の問題としているとしか思えない。
マスコミの役割は、問題の本質を客観的に捉えて、国・国民の為の視点に立って事実を検証して伝える責任と義務を負っているのである。