今日は朝から4月を思わせる暖かい陽気で、風もなく絶好のジョギング日和となり、昨日は地震による津波警報などで外出を控えていたが、被災地の悲惨な状況を案じながら海岸のサイクリングロードへと向かいました。
辻堂海岸に到着すると、昨日まで大津波警報が出されていた海岸かと思うほど波はなく、ビーチにも全く波が押し寄せた形跡はなく、富士山は霞んでいたが、のどかな湘南海岸の春の風景が展望されていた。
砂浜には散歩する人も少なかったが、地引網の定置場では、地震の影響で網を引く客の姿はなかったが、組合の方だけで昨日の津波警報で出られなかった「湘南しらす」の漁を終えていたところで、地震の影響か漁獲量はいつもの半分だと言っておられた。
サイクリングロードには、今日も多くのランナーの姿があり、見覚えのあるランナーと声掛けあいながら行き交うが、17度近い気温の中でランニング姿やTシャツ姿も多く、ランニング日和を実感していた。
大津波警報が発せられた時の様子は知る由もないが、地震発生時頃には、いつも砂浜などは多くのサーファーや散歩族で賑わっている筈であるが、当時はどんな様子だったのだろうと避難指示看板の前で推測していた。
この日は、茅ヶ崎のヘッドランドへと向かうと、ヘッドランドでは、いつもの様子とは異なり訪れる釣り客などは少なく、茅ヶ崎のシンボルである「えぼし岩」が間近に見えており、閑散としていたが、富士山の絶景は離れがたいものがありました。
ヘッドランドに通じているボードウオークでは、日光浴で休んでいる人もあり、のんびりと湘南の風を楽しむ光景が見られた。
さらにサザンビーチへ進んだが、ここにも人影は少なく思いやりの輪と言われる「茅ヶ崎C」のサザンビーチのモニュメント周辺にも人はなく、珍しい光景である。
ビーチのサーフショップには、いかにも湘南の海らしいデコも見られ、季節を問わず賑わっているスポットですね・・・・
サーフビーチから海岸を離れて茅ヶ崎サザン通りを経て帰路に着いたが、先月行われたサザンオールスターズの「桑田佳祐大復活」が行われた地元では、サザンの話題で盛り上がっていたが、立ち寄った本屋さんで聞くと、サザンの名曲である「TSUNAMI」が、津波大被害を配慮して、発売禁止になっているそうです。
湘南地方は、穏やかな天候でしたが、この時も想像を超える被災地の災害状況を思うと、心も痛み、我々に何が出来るのかと思いを馳せています。