朝からエリアメールで何度も緊急地震警報が伝えられて 何度も大きな揺れに戸惑い、眠れない不安な時間を過ごしていたが、雨は上がっていたので早朝からジョギングに飛び出した。
彼岸を過ぎても、外は北風強く 「未だに春遠からじ・・・」の感があり、思わず身震いするほどの寒さを感じたが、近くの公園では、鳩も寒さに凍えているようにボールのように丸く縮こまっており寒さを実感した。
朝から繰り返し地震情報が流されていたので海岸を走るのを避けて、久しぶりに綾瀬方面の目久尻川へと向かい、途中藤沢慶応キャンパス(SFC)を経由して、藤沢景観ベストテンにも選ばれている竹藪の里の遠藤健康の森へ入る。
一歩森の中に入ると、朝日も届かぬほど暗い広大な竹藪が拡がっており、人手が足りないので充分に手入れも出来ないそうで荒れ果てていたが、熊のプーさんも竹林の中で鎮座?しており、まもなく筍の季節には、「竹炭祭」が行われ大変賑わいます。
地域コミュニテイーの市民団体が、竹林の保護や環境保全活動を通して、地域の交流と活性化を図っているそうで、我が協議会とも交流したいとお誘いを受けていた。
また、この辺は昔は厚木や一之宮に通じる古道だったそうで道標が残っているが、今は自然保全地区の遠藤ビオトープエリアとなっており、雑木林やせせらぎが流れる藤沢では最も自然が残る谷戸で、人影の無い小路を走るのも大変心地良さを感じます。
さらに用田を経てカワセミの里である目久尻川遊歩道を走り、神崎橋際の『川の駅・中将姫』へと向かうが、今日もカワセミの姿はなく、人影もまばらでしたが、川沿いの田圃には、廃材のカラフルマットを敷き詰めた遊びの畦道?が面白い・・・・
「川の駅・中将姫」は、案内板によると、奈良時代、右大臣藤原豊成と紫の前の娘である中将姫が母親に先立たれ、継母に追われ、この地に逃避してきたそうで、近くには祠があるそうです。
地域のコミュニテイーグループにより整備されて、今や地域の憩いの場となっているようで、休日には大変賑わうそうです。ボランテイアの方から由来などを聞いているとその意気込みが伝わってくるが、フリマや夏祭りなどでも賑わい色々な地域のイベントが開催される「ふれ愛ステージ」も出来ていた。
しばし、交流して引き返して寒川、藤沢宮原・獺郷地区を寄り道して、小出川里山に戻ってきたが、道沿いの辻には珍しい不動堂や多くの道祖神に出くわして思わず足を止めて寒さを忘れてのジョギングでした。
また、被災者を思ってか、卒業時期に合わせてだろうか、「Dream Come True」(夢は実現する)の看板が目立っていたが、国難を迎えてひとりひとりが夢を抱いて立ち向かうことの大切さを改めて感じていた。
また、帰路では、早咲きの桜?や、名も知れぬ花が咲いており、春を呼んでいた。