MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

鎌倉寺社巡り・杉本寺

2019年02月06日 | 水彩画
鎌倉八幡宮の節分会を見た後、鎌倉街道の最古のお寺である「杉本寺」を訪れてきました。

長い石段を昇ると、茅葺の仁王門が立ち、運慶作と言われる阿吽の仁王様が迎えてくれましたが、門の中には多くの千社札がびっしりと張られており、異様な姿で参拝者を睨む仁王様の姿に驚きでした






仁王門の先には、シンボルでもある奉納旗に包まれた苔むした美しい石段が延びており、この冬は雨も無く乾ききった日々が続きますが、水を撒いているのでしょうか、素晴らしい景観が見られます。


石段の右手には、大蔵弁財天を祀る弁財天堂が鎮座しており、その前には弁天池の聖水が流れ落ちて、ご利益が多いようですね~




苔の石段の左手の女坂を上ると茅葺の観音堂に到着し、観音堂にはご本尊の三体の十一面観音が祀られていました。


本堂の左側には、歴代の上人のお墓でしょうか?石仏が並んでいます。


本堂右側には、六地蔵ではなく七地蔵尊が祀られており、右側には身代わり地蔵尊が並んでいます。


その奥の小さな権現堂の鳥居の扁額には、「熊野大権現・白山大権現」と書かれており、熊野権現と白山権現が祀られているようで珍しいですね。


地蔵尊の脇には、無数の五輪塔群や石仏が並びますが、鎌倉幕府が滅びた南北朝時代の名残のようです、




本堂前の上から苔むす石段を望む景観です。


鐘楼脇の狭い階段を下りて鎌倉街道へ出ると、二階堂川に架かる鎌倉十橋に数えられている「歌の橋」を渡り、永福寺跡へ向かいましたが、鎌倉の歴史に残る和歌に詠まれた由縁の端となっているようです。


鎌倉最古の杉本寺からさらに鎌倉の歴史を刻む永福寺跡へと向かいました【続く】



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