計画停電が実施されて3日目となり、通勤交通機関は運休や本数を大幅に減らして運行されており、初日のような大混雑はなくなり不便ながらも落ち着いてきたようだ。
しかし、ガソリンの確保が困難であり、電力供給事情の改善が期待出来ない中で交通機関の安定運行が困難な状況は続くと思われる。
かねてから環境にやさしく、ダイエット効果があり体によいと、自転車ブームの中で自転車通勤(ジテツウ)が増加していると感じていたが、このたびの計画停電をきっかけに、自転車通勤(ツーキニスト)のビギナーが増えていると聞く。
計画停電開始後、スーパーや自転車専門店では、通勤用にとママチャリやスポーツサイクルなどが飛ぶように売れているようで、知人のバイクショップでも、サラリーマンのお客様が多く、この機に自転車通勤(ジテツウ)に転向される方が殺到しているそうだ。
バイク愛好者の一人として大変喜ばしい事ではあるが、最も憂慮することは、事故の発生である。これまでも当ブログで書いて来ましたが、自転車の走行環境は、決して十分なものとは言えないのである。
そこに一気に自転車利用者が、同じ時間帯に走行することにより、車以上に自転車渋滞となり、車道においても歩道においても必然的に車や歩行者との接触などの事故が起きやすくなります。
これまでの自転車事故例から見ても、事故防止には、利用者の「ルール・マナー厳守」と「自転車グッズの装備」が必須となるが、近辺で見かける光景では、必ずしも十分ではないと感じています。
自転車ツーキニストの命名者でもある疋田氏も、メルマガ 「週刊 自転車ツーキニスト」で指摘されているが、①左側通行、②信号厳守、③飲酒運転厳禁、④夜間無灯火運転厳禁の最低限のルールを守ることである。
歩道走行が一番安全と考えている傾向があるが、道路事情もまちまちのため、車道・歩道を問わず左を走るのが大原則である。
また、装備については、ヘルメット着用、雨用ウエア着用、グローブ着用は必須であるが、駐輪場の確保も必要であり、通勤先での確保は簡単ではない。
自転車通勤を事故なく快適に楽しみながら続けて行くためには、ルールの厳守が大原則で自転車やグッズの選び方も重要なファクターであり、加えて適度なメンテナンスが必須である。
チョット近くでショッピングのようには行かないことを肝に銘じて、楽しいジテツウを続けてほしいと願う。