ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

日本の英語、英文学を読む

2017-12-17 11:15:45 | Weblog
外山滋比古さんが書いたものだった。日本の英語、英文学という題名にひかれて図書館の新刊書コーナーで見つけ思わず手に取った。まだ誰も読んでいない真っ新の本だった。毎日英語のミステリー小説を読んでいるから日本の英語、と言う言葉が気になった。日本の英語教育や時代時代の流れなどが分かって面白かった。夏目漱石が英国留学をした時にはまだイギリスに英文学を教える大学がなかった事や漱石が文学論を書いた20年後ぐらいにやっとイギリスで文学論が著されたなど漱石の凄さを再認識させられた。懐かしかったのは朱牟田夏雄さんのサマーセットモームのサミングアップの対訳テキストをかじり読みした事が思い出された事だった。本棚を見たけれど奥さんの断舎離にあって高校時代からの岩波の単行本など山のようにあった本と共に消えていた。それでも別の場所の本棚には”CONCISE“が残っていた。高校入学時先生に中学時代の小さなコンサイスに変えて本当に分厚い辞書”CONCISE“を薦められたものだった。その分厚さにビックリしたのを思い出した。今は大修館のZENIUS G4を相棒にしてボケないようにミステリーものを日に10ページほど読んで楽しんでいる。辞書を読みながら日本語は素晴らしい言葉だとよく思う。