昨夜は、翌日が普通の勤務日なので、負けた試合を見終えると、早めにスタジアムを出た。
駐車場に向かって歩いていくと、背中の方から大声援が聞こえてきた。
「ホ・ン・マ・シー・オ・ン。ホ・ン・マ・シー・オ・ン。ホ・ン・マ・シー・オ・ン。………。」
ホンマシオンこと本間至恩は、まだ16歳。
アルビレックス新潟のユースに所属する選手である。
その彼に対する賛辞と期待を込めた、ゴール裏からのコールだった。
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ルヴァンカップ予選リーグ最終戦となった昨日の神戸戦は、新潟にとっては、見どころが少なかった試合であった。
だから、観戦者数も、5,764人。
4万人余りを収容できるデンカ・ビッグスワンスタジアムとしては、極端に少ない人数であった。
新潟のメンバーは、J1のリーグ戦では、出場機会の少ない、はっきり言って2軍のメンバーだった。
そのメンバーたちが、本当によくがんばって、前半は押されながらも0-0で終えた。
後半に期待したが、得点のにおいはなかなかしない。
案の定、後半7分、ついに先制を許してしまった。
しかし、1週間前の甲府戦のような気落ちするような試合ぶりとは違った。
ボランチが本間、成岡という信頼できるベテランのせいもあるだろう。
だが、若手が本当によくがんばっていた。
確かに、実力差はあるだろうけど、よく走ってよく声を出しながらプレーしていた。
一生懸命なのがよくわかった。
DFは、CFが西村竜馬と酒井高聖、右の長谷川巧、左の酒井宣福。
みんな新潟ユースの出身だ。
10代の長谷川も高聖も、本当によくやっていた。
そして、びっくりしたのが、77分に交代出場した2種登録、新潟ユースの16歳、本間至恩だった。
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161cm、48kgの小さい体。
Jリーガーの中に入ると、まるで子どもが一人。あぶないよ、踏まれちゃうよ、という感じ。
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しかし、トップ下に入って、攻守に味わいを見せたのだった。
高いボールでも競りに行くし、小さい体でボールを奪いに行く。
特に、終了間近の機会には、走りながら相手とドリブルのボールの奪い合いになり、一歩も引かずに、ペナルティエリア内に侵入し、ゴール前に見事なパスを送ったのだ。
ゴール前にいた鈴木武蔵は、足を出して速いシュートを打ったが、残念ながら相手ゴールキーパーの正面なのであった。
(あー、またかよぉ…。)
その果敢な戦いぶりが、サポーターたちの心をわしづかみにした。
FC東京には久保建英がいるが、アルビレックス新潟には本間至恩がいる。
そのような希望を、皆が抱いたのだった。
だから、冒頭のような試合後の大声援となったのだ。
順調にかつなるべく早くトップチームに上がって、リーグ戦でも活躍してほしい。
昨日の試合を見に行った人たちは、皆、そう思ったことだろう。
これからの彼の活躍に、大いに期待しよう!!
駐車場に向かって歩いていくと、背中の方から大声援が聞こえてきた。
「ホ・ン・マ・シー・オ・ン。ホ・ン・マ・シー・オ・ン。ホ・ン・マ・シー・オ・ン。………。」
ホンマシオンこと本間至恩は、まだ16歳。
アルビレックス新潟のユースに所属する選手である。
その彼に対する賛辞と期待を込めた、ゴール裏からのコールだった。
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ルヴァンカップ予選リーグ最終戦となった昨日の神戸戦は、新潟にとっては、見どころが少なかった試合であった。
だから、観戦者数も、5,764人。
4万人余りを収容できるデンカ・ビッグスワンスタジアムとしては、極端に少ない人数であった。
新潟のメンバーは、J1のリーグ戦では、出場機会の少ない、はっきり言って2軍のメンバーだった。
そのメンバーたちが、本当によくがんばって、前半は押されながらも0-0で終えた。
後半に期待したが、得点のにおいはなかなかしない。
案の定、後半7分、ついに先制を許してしまった。
しかし、1週間前の甲府戦のような気落ちするような試合ぶりとは違った。
ボランチが本間、成岡という信頼できるベテランのせいもあるだろう。
だが、若手が本当によくがんばっていた。
確かに、実力差はあるだろうけど、よく走ってよく声を出しながらプレーしていた。
一生懸命なのがよくわかった。
DFは、CFが西村竜馬と酒井高聖、右の長谷川巧、左の酒井宣福。
みんな新潟ユースの出身だ。
10代の長谷川も高聖も、本当によくやっていた。
そして、びっくりしたのが、77分に交代出場した2種登録、新潟ユースの16歳、本間至恩だった。
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161cm、48kgの小さい体。
Jリーガーの中に入ると、まるで子どもが一人。あぶないよ、踏まれちゃうよ、という感じ。
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しかし、トップ下に入って、攻守に味わいを見せたのだった。
高いボールでも競りに行くし、小さい体でボールを奪いに行く。
特に、終了間近の機会には、走りながら相手とドリブルのボールの奪い合いになり、一歩も引かずに、ペナルティエリア内に侵入し、ゴール前に見事なパスを送ったのだ。
ゴール前にいた鈴木武蔵は、足を出して速いシュートを打ったが、残念ながら相手ゴールキーパーの正面なのであった。
(あー、またかよぉ…。)
その果敢な戦いぶりが、サポーターたちの心をわしづかみにした。
FC東京には久保建英がいるが、アルビレックス新潟には本間至恩がいる。
そのような希望を、皆が抱いたのだった。
だから、冒頭のような試合後の大声援となったのだ。
順調にかつなるべく早くトップチームに上がって、リーグ戦でも活躍してほしい。
昨日の試合を見に行った人たちは、皆、そう思ったことだろう。
これからの彼の活躍に、大いに期待しよう!!