その存在に気がついたのは、朝7時ころだった。
茶の間の窓の外には、グリーンカーテンにしたくて、アサガオのツルを伸ばしている。
昨日書いたように、アサガオの花のピークは過ぎ、今日も一つしか咲いていなかった。
そのアサガオの一枚の葉の上に、鎮座まします存在を見つけた。
一匹のアマガエルだった。
どっしりした感じで葉の上に腹ばいになっている。
よほど気に入ったのか、時折向きは変えるものの、この葉の上から動かない。
昼どきになっても、動かずにいた。
カエルよ、お前はいったい何をしているの?
獲物が来るのを待っているの?
それとも、座禅を組んでるの?
悟りでも開こうとしているの?
さすがに午後3時を過ぎると、高い気温と強い太陽の光で、アサガオの葉も水分不足になってしおれてきた。
カエルが乗っているには少しずつ厳しい条件になってきた。
それでも、この葉の上から動こうとしないカエル。
体が傾いていったが、ぎりぎりまで我慢しているようであった。
そして、ついに動かなければならないようになった。
別の葉から顔を出して、その表情は「動かなくてはいけないなんて、無念じゃ」とでも言っているようであった。
次に見たとき、どこかに行ったのか、カエルの姿は見えなくなっていた。
一枚の葉の上の滞在時間、約8時間。
人間様なら、普通に仕事をする1日の勤務時間じゃないか。
カエルよ、それならお前は1日、いったいどんな仕事をしていたのだい?
…とまあ、日がな一日、一匹のアマガエルの姿に目を奪われていたのであった。
茶の間の窓の外には、グリーンカーテンにしたくて、アサガオのツルを伸ばしている。
昨日書いたように、アサガオの花のピークは過ぎ、今日も一つしか咲いていなかった。
そのアサガオの一枚の葉の上に、鎮座まします存在を見つけた。
一匹のアマガエルだった。
どっしりした感じで葉の上に腹ばいになっている。
よほど気に入ったのか、時折向きは変えるものの、この葉の上から動かない。
昼どきになっても、動かずにいた。
カエルよ、お前はいったい何をしているの?
獲物が来るのを待っているの?
それとも、座禅を組んでるの?
悟りでも開こうとしているの?
さすがに午後3時を過ぎると、高い気温と強い太陽の光で、アサガオの葉も水分不足になってしおれてきた。
カエルが乗っているには少しずつ厳しい条件になってきた。
それでも、この葉の上から動こうとしないカエル。
体が傾いていったが、ぎりぎりまで我慢しているようであった。
そして、ついに動かなければならないようになった。
別の葉から顔を出して、その表情は「動かなくてはいけないなんて、無念じゃ」とでも言っているようであった。
次に見たとき、どこかに行ったのか、カエルの姿は見えなくなっていた。
一枚の葉の上の滞在時間、約8時間。
人間様なら、普通に仕事をする1日の勤務時間じゃないか。
カエルよ、それならお前は1日、いったいどんな仕事をしていたのだい?
…とまあ、日がな一日、一匹のアマガエルの姿に目を奪われていたのであった。