ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

彼岸の中日

2022-09-23 22:44:08 | 生き方
いささか慌ただしく、昨日は、午前中に西の畑の除草を行い、午後は、埼玉から新潟へ帰宅。
車で高速使って3時間半弱の移動もかなり慣れた。
埼玉県北部にある妻の実家から、群馬県を通って関越トンネルに入るまでは、車でおよそ1時間。
なのに、トンネルを抜けてから、自宅に帰るまでは、2時間10分程度を要する。
新潟県のなんと広いことよ。

多少慌ただしくなったのは、今日が彼岸の中日だからだ。
毎年、この日は、菩提寺へ行っての水あげ、墓参りを行っている。
先日は彼岸の入りで埼玉の墓参り。
そして、今日は、新潟の墓参り。



墓参りに行ったら、近くを通ったのは、小学校の同級生の女性。
私と同様に、家族と一緒に墓参りに来ていた。
小学校時代はひ弱なイメージのあった彼女だが、今は太ってはいないのにどっしりした安定感を感じた。
小学校時代から50数年、これまで生きてきた自信がそう見せているのだろうなあ…と思いいながら、姿を見送った。

埼玉に行っている間に、家の近所で不幸があった。
80代後半の男性が夜中に救急車で運ばれて、一度は危機を脱したように見えたが、3日後に亡くなっていたのだ。
進行の非常に早いがんだったと聞いた。
すでに家族葬で葬儀は終わっていたのだが、今日の午後、線香をあげに行ってきた。

具合が悪くなる前日まで、庭の木の剪定をしたり片付け物をしたりしていたとのこと。
ただ、自分の体調不良は自覚していたようで、遺言と言う訳ではないが、家族の知らないうちに様々なメモを遺していたのだそうだ。
絵画好きの趣味を生かして、新たに描かれた自画像も見つかった。
その自画像は、壇の横に飾られてあった。

家族の方から、いろいろ見せてもらったり話を聞かせてもらったりして、実にあっぱれな生き方、あっぱれな最期だと思った。
人間、いつどうなるか分からないということを考えると、こうありたいと思わせる部分がたくさんあった。

彼岸の一日、いろいろ考えさせてもらった日だった。
慌ただしく帰ってきたかいがある、彼岸の中日だった。


コメント
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