ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

「シオン」の花言葉と「至恩」

2024-07-06 10:13:01 | 草木花

先月下旬から、わが家の庭にこの花が咲き始めた。

この花を見ると、アルビレックス新潟から巣立っていった「新潟の至宝」と言われた選手のことをいつも思い出していた。

そうしたら、ほどなくこの花の名前を持つ選手の移籍情報がニュースとなった。

この花の名前は、「シオン」である。

 

シオン…本間至恩は、2年前に、ベルギーの名門クラブ「クラブ・ブルージュ」に見染られ(?)、アルビレックス新潟から巣立っていったのだった。

彼の新潟での活躍は、デビューの頃から華々しく、ずっと注目していた。

 

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ブルージュでは、1年目は2軍に当たるチームでの出場が中心だったが、終盤活躍していた。

だから、2年目のブレークを期待していたが、パッとしなかった。

そこで目をつけた浦和が、チーム事情もあって、至恩を獲得したいと思ったようだ。

資金力のある浦和は、3年契約の違約金を払ってでも獲得、となった。

至恩にしてみても、若い身で試合に出られないのはつらいから、自分を求めてくれる環境でやり直したい気持ちになったのも分かる。

不遇な環境から救い出してくれるような浦和の決断には、今まで至恩を応援していた私らにとってはありがたい配慮だと思う。

だけど、浦和には、新潟サポにとってはいいイメージがあまりないのだ。

今まで、新潟で花開き活躍したブラジル人選手たちは、高額な給料を出せる浦和に取られていった。

エジミウソン、マルシオ・リシャルデス、ラファエル・シルバ、レオナルドなど、…得点源を失った新潟は、そのたびに苦境に陥ってきた。

浦和でケガで無理してがんばっていたのに活躍できなくなったトーマス・デンは、退団せざるを得なくなり、「治すまで時間をかけていい」という新潟と契約したのだった。

そして、新潟に来たときの浦和サポの「自分たちだけ」というような応援ぶりを見ると、ちょっと引きたくなってしまう。

まあ、そんないろいろがあるのだけど、スポーツ選手にとって、活躍できる時間は短い。

だから、不遇な環境でくすぶっている至恩を見るより、活躍している至恩を見たいなあ、と思う。

ぜひ、浦和で大活躍し、再び海を渡っていってほしいと願う。

 

さて、この花「シオン」の花言葉は、「追憶」「あなたを忘れない」「遠くにある人を想う」だという。

今までも、遠いベルギーに行ってしまったなあ、でもがんばれ、と思っていたのだが、ベルギー以上に気分的に自分らが入って行けないチームに行ってしまったなあ、という気分だ。

でもね。「新潟の至宝」であることに変わりはないのだ。

アルビでの懐かしい思い出「追憶」。

忘れたことはなかったよ「あなたを忘れない」。

近いけど気持ち的に遠い浦和「遠くにある人を想う」。

シオンの花言葉同様に、心の中で「至恩」のことは応援していきたい。

だけど、活躍は、新潟戦以外にしてくれよね。

コメント (2)
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