ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

守備がほころび4失点返せず、痛い敗戦 ~2024第22節ホームサガン鳥栖戦~

2024-07-07 19:46:31 | アルビレックス新潟

水曜日に、横浜Fマリノスーサガン鳥栖戦をDAZNでチラ見していた。

鳥栖は、土曜日にアルビレックス新潟と対戦するチームだからだ。

マリノスに勝っていい調子になって新潟に乗り込んでくるのは困るなあ、と思っていた。

すると、鳥栖はマリノスに1-0で勝利。

本当に懸念することになってしまった。

特に、決勝点を決めた横山選手には気をつけないといけないぞ、なんて思ったのだった。

 

だけど、6月、リーグ戦上位に負けなかったアルビだから、油断なくプレーすれば大丈夫なはずだ。

先発メンバーも信頼できる顔ぶれだし。

…なんて思っていたのに、この日から個人チャントができたGK阿部航斗が捕球ミス。

13分、あっさり先制を許してしまったのが、この日の荒れ模様の前兆。

それでも好調な攻撃は、17分に谷口海斗の3試合連続ゴールで簡単に同点に追いついた。

 

ここまではよかったのだが、新潟には不満の残るレフェリングがいくつかあった。

その過程で、32分、鳥栖の横山選手がペナルティエリア付近でドリブルし動くと、「ニアが空いている」と思った瞬間にシュートを打たれ、勝ち越されてしまった。

試合前から警戒していた彼にやられるとは…嫌な予感が当たってしまった。

そこからハーフタイムまで、疑惑の判定が続出。

相手が手を出したのに舞行龍がイエローカードをもらったり、決定的なチャンスとなりそうな時に、故意とみられるファウルを受けたのに、向こうには注意だけだったり。

あげくは、相手選手が触って出したボールなのに、鳥栖にコーナーキックが与えられた。

疑惑のコーナーキックから失点したときには、スタジアム中がもう何とも言えない気分になったのだった。

まあ、これはVAR判定により、幸いゴールが認められずに、前半終了。

1-2なら、後半まだチャンスはある。

鳥栖は中2日の試合だから、中6日の新潟には後半必ずチャンスが来るはずだ。

 

後半開始早々から、アルビサポが歌った応援歌は「蹴散らせ」。

蹴散らせ (蹴散らせ) 蹴散らせ (蹴散らせ)
手がつけられない 新潟

この歌は、普通、アルビが複数得点したときに歌うもの。

負けているのにこの歌を歌ったのは、きっと、負けている試合展開も、疑惑の判定があっても、すべて蹴散らしてひっくり返してほしい、という願いだったのだろうな。

 

ところが、この「蹴散らせ」が繰り返し鳴り響いているなか、後半始まって5分しかたたない時に、パスミスからボールを奪われてピンチとなり、こぼれ球からの相手のミドルが絶妙のシュートとなって決まってしまった。

2点差となってがっかりしかかると、元気づいた鳥栖にまたしてもパスミスからたやすく奪われたボールは、エリア内で再び横山に渡った。

やばい、フリーだ、と思った瞬間にシュートを打たれ、見事に決められてしまった。

絶望的な1-4。

 

だけど、時間はまだたくさんある。

落胆している選手たちを鼓舞するように、Nスタンドは歌声を上げる

オーオーオオー オーオーオオー

さあ走り出せ プライドオブ新潟

 

それに応えるように、62分、コーナーキックのチャンスから、舞行龍のヘッドから放たれたボールがゴールを割って1点返し、2-4。

はじかれたボールからプレーが続いて、最後は小見が決めた、と思っていたら、舞行龍のゴールと発表が訂正された。

 

その直後、松橋監督は一気に4人を替えた。

前線で小野、高木、ダニーロが、最後尾で稲村が輝く。

チーム全体が、得点目指して一気に攻勢を強めた。

何度も何度も攻め上がるが、なかなか得点につながらなかったが、84分、藤原のゴールでついに1点差に迫った。

鳥栖の選手たちは、相談してここで守備を固めることに専念した。

前からボールを追いに来なくなった。

ゴール前を固められても、アルビはチャンスを作り続けた。

特に、ゴール前で待つ小野に、2本鋭いクロスが上がったが、足が届かなかったりヘディングが枠をとらえられなかったり、と惜しかった。

 

結局、あと1点届かず、3-4で鳥栖に敗れてしまった。

下位のチームを助ける「新潟クリニック」を開業し直してしまった。残念。

降格圏のチームに近づいてしまった。

 

今日は、元アルビの木暮郁哉氏(下の写真中央)が増田繁人氏とともに来ていたから、逆転できると信じてみたのだが。

かつて、ルヴァン杯の試合で大宮に0-3で負けていたときに、あきらめない木暮のゴールに始まり、新人だった鈴木武蔵のゴールで逆転勝ちしたことがあったからだ。

残念ながら、3点差からの逆転という、その再現はならなかった。

 

前半のジャッジに対する不信感と、後半までひきずった守備のほころび。

思わぬ守備のほころびとそれが伝染したかのような連続失点。

せめて同点に追いつければ、よかったのだが…。

スタッツを比べて見ても、後半は攻めたことが分かるのだが。

敗因を自分に求めた秋山など、新潟の選手たちのメンタルが気になるが、すぐに試合は来る。

水曜日の10日は、長崎まで行って天皇杯3回戦、土曜日には国立競技場でFC東京戦。

落ち込んでいる暇はないのである。

 

Visca Albirex !!!

コメント (2)
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