午前、昼が近づく頃、スマホがけたたましく鳴った。
これは、警戒音だ!
地震か!?外はひどい雨だというのに!!?
そう思って画面を見ると、地震の予兆警告ではなかった。
大雨による災害の警戒情報だった。
強い雨が続いていたから、それ以前に大雨警報が出された、ということは知っていた。
そして間もなく、大雨による土砂災害警戒情報が出た、ということも知っていた。
だけど、スマホに大雨の災害警戒情報が出て警戒音が鳴るなんて、初めてだった。
今回、梅雨前線の影響で、県内は大気の状態が非常に不安定になり、下越や佐渡を中心に雨が強まり、大雨警報のほかに新発田市に土砂災害警戒情報が出されていて、土砂災害の危険性が高まっているから、警戒せよとの呼びかけだった。
また、川に近いいくつかの地区で、合わせて2718世帯、7433人に、警戒レベルレベル4の「避難指示」が出され、危険な場所から全員避難するようにとのことだった。
その情報が出てから間もない正午過ぎ、出先から家の近くの川のそばを通った。
小さい川なのだが、流れの合流地点では、ものすごい水の量のために道路に水があふれていた。(地点A)
家が近いところまで来たら、道路が冠水していて、短靴では通れないくらいになっていた。
仕方がないので、道を引き返し、遠回りして帰った。
小さい川で、日ごろは数センチの浅い流れなのに、水が道路と同じ高さにまでなっている場所や
あちこちあふれている場所も見た。(地点B)
このまま強い雨が30分も降り続くと、2年前のようにわが家の前の道路が川になるぞ、と怖い思いになった。
幸い、雨は小降りになり、約40分後、川の水量はいつもより多いものの、
【地点B】
さっきより低くなっていて、ホッとした。
【地点A】
川には、水位が高くなった時のゴミが引っかかっていた。
午後に、一時また強く降ったときもあったが、長く続かなかったため、とりあえず今日は被害を免れた。
出されていた避難指示も、次々と解除された。
だが、9日夜遅くにかけて再び雨が強まり、激しい雨が降る所がある見込みで、土砂災害に厳重に警戒するとともに、低い土地の浸水などに警戒が必要だと、気象台は呼びかけている。
今夜も明日も油断できないということだ。
県境を越えた太平洋側では、連日40℃に近い猛暑の毎日だという。
これもひどい。
油断ならない過度の雨や暑さ、なんとかならないものか…。