ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

アウェイでザスパクサツ群馬戦観戦、楽しくもゴールだけが足りなかった

2021-11-21 21:28:44 | アルビレックス新潟
「作業をがんばったご褒美」と昨日書いたが、本当のご褒美は、実は、埼玉に行く前から決めてあった。
それは、これ。


サッカーJ2リーグ第40節、ザスパクサツ群馬対アルビレックス新潟の試合観戦。
埼玉からの帰路、前橋市の正田醤油スタジアムに立ち寄って、アルビレックス新潟を応援していくのだ。



下位の群馬とはいえ、群馬も降格の可能性を残す。
この一戦にかける思いは大きいのだ。
新潟は、指揮官アルベルト監督の退任が地元紙新潟日報に報じられ、選手たちは微妙に揺れているのではないだろうか?

試合前はそんな懸念をもったが、杞憂に終わった。
試合自体は、0-0の引き分けではあったが。

新潟の先発メンバーは、
阿部、長谷川、千葉、舞行龍、田上、福田、高、ロメロ、高木、三戸、鈴木。
両サイドバックが、シーズン前半のレギュラーとは変えてきた。


試合が始まると、群馬は、前から積極的にプレスをかけてきた。
その勢いは迫力があった。

だが、新潟は、シーズン全体を通してボールを保持して戦うというやり方を続けてきた。
だから、前から来られても、はた目には危ないように見えても、その戦い方は磨かれてきていた。
しだいに、どんなに群馬の選手たちがボール奪取に来ようと、それをかわしながらパスを交換しながら戦う新潟の選手たち。
ワンタッチパスがきれいに通るプレーを随所に見せた。
戦術の完成形が近いことを思わせた。

そればかりではない。
選手の輝き方が違う。
10代の三戸が時折見せるパスやドリブルは、相手を翻弄するものがある。
巧(長谷川)は、サイドバック特有の縦に攻め込む強い姿勢を見せてくれた。
ボランチの福田の今日の動きは、変幻自在。
どうしてそこにいる!?どうしてボールが来る場所を察知できる!?
気の利いた動きはすばらしい。
中盤の精力的な運動量は、これぞ一級品であった。

アルベルト監督が指導した2年間で、ここまでボールを保持する楽しいサッカーができるようになった。
ただ、あとは、最後の詰め、決定力だけが課題なのである。
せっかく攻め入っても、ラストパスの精度、シュートの精度が低ければ、ゴールは生まれない。
今日も、攻めに攻めた。
見ていてすごく楽しかったが、ゴールだけが生まれなかった。


試合後の選手たちの悔しそうな姿が印象的だった。


アルベルト監督も、サポーターのいるスタンドに向かって、感謝の挨拶をして回っていた。


おーい、監督ぅ~。
選手たちがここまでいいサッカーをするようになったのだから、最後の課題をクリアできるようになるまでしっかり面倒を見なきゃ、だめじゃないか~。
来季も指揮をとれよ~!

そう叫びたかったが、今はスタジアムで叫んではいけないので、それはできなかった。
…もっとも、叫べても日本語は通じなかったかな?

この今の選手たちの、もっと力が高まったサッカーをずっと見ていたいなあ。
なのに、あと残り2試合となってしまった。
あと2試合が終われば、監督も選手たちも、みなバラバラになってしまう。
それが口惜しいなあ…。

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