水面には、水鳥たちが浮かび、その上を独特な鳴き声で飛んで行く鳥たち。
そう、それは白鳥たち。
今の時期は、あちこちで白鳥を見かける。
日中なら、農道を車を走らせれば、田んぼに行って必ず餌をあさる白鳥たちを見ることができる。
池や沼、潟などに残っている白鳥たちは少ない。
この写真を撮った場所は、実は川。
頭首工の手前なので水量が多く、カモなどたくさんの水鳥が浮いていた。
日曜日に川堤を走った時に、寄り道して写真を撮ったのだった。
この後、1時間ほど経過したら、白鳥たちが戻って来てけたたましく鳴く声が川から聞こえてきた。
そのような川の場所は、1か所だけではなかった。
暗くてよく見えないが、走り進むたびに、川の数か所でにぎやかな鳴き声が聞こえてきた。
日本に渡来してきた白鳥たちが、ねぐらのようにして夜を過ごす場所は、池や沼や潟だけではないのだなあ、と改めて思った。
以前には、水が張られた田んぼをねぐらとしている白鳥たちも見たことがある。
飛来している数が多くて居場所がないのか、その場所が都合がいいのかはよくわからないが、川に帰ってくる白鳥たちも多いのだということを発見したような思いであった。