阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

キツネのカミソリが咲きました。       

2006年07月30日 | 花・草・木・生き物

今年はキツネのカミソリが一本しか咲きません。あまり見かけない花だと思います。
亡くなった母が、この家に移ってきた40年ほど前に植えたのかもしれません。
学名「キツネノカミソリ」 Lycoris sanguinea  ヒガンバナ科 ヒガンバナ属。

春に水仙に似た葉っぱを沢山伸ばしますが、夏にかけて葉は枯れ雑草の陰に隠れてしまいます。山中では8月中旬から下旬にかけて茎を伸ばし、黄赤色の花を咲かせます。花が咲く時は彼岸花と同じで葉はありません。

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オルビエートは磐の上の街・その1

2006年07月29日 | イタリア/カナダ旅行

周囲の土地は何億年もの侵食で低くなったけど、このオルビーエトの町のある台地だけは固い岩盤で出来ているため、辺りを睥睨して屹立しています。戦乱の時代、ローマ法王の隠れ家的な場所だったそうです。

街路から周囲を見ました。紀元前から人の手が入った土地はこんな風になるのかと思いました。

ドォゥーモ前の広場にはちらほらと観光客がいました。

聖堂の中はひんやりしています。ステンドグラスが堂内に柔らかい光を入れていました。

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鹿の子百合が咲きました。

2006年07月28日 | 花・草・木・生き物
ツボミをつけてから2週間もかかってようやく鹿の子百合が咲きました。 
茎が伸びすぎるのか、花が大きすぎるのか、倒れて地面につきそうなので
添え木をしました。

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クマゼミが凄い

2006年07月28日 | 花・草・木・生き物
雨がちの日が続いてセミも羽化するのが遅れていたようですが、ようやくやかましく鳴き出しました。その前は雨に濡れて、うまく羽化出来ない状態を狙って数日カラスの小軍団が居座りました。どうやって知るのかわかりませんが、その頃は全部食べられました。
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赤ワインを空けに居酒屋“e”へ行きました。

2006年07月23日 | 居酒屋“e”&一日の昼食と夕食
先日ボトルを開けたワインは一人では飲みきれないので残してきました。
女将がビンの上部の空気を抜く栓で保管してくれていたせいか、
あまり味が落ちることもなく飲めました。
ふっくらしたウオゼの一夜干しも良かったけど、鶏の肝煮もワインに
よく合いました。お椀はトムヤンクン風味で甘辛く、夏野菜の具沢山でした。
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青の洞窟 再掲載

2006年07月22日 | イタリア/カナダ旅行
“青の洞窟”の写真を2枚、この「イタリアあちこち」シリーズの一回目に掲載しましたが、リンク先の二つのHPに掲載してもらった特集記事を本ブログに再録します。
既にごらんの方には、くどくてすみません。
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ナポリ港から大きな船に1時間半ほど乗り、カプリ島に渡りました。そこから15人ほどの船に乗り換えて20分ほど走り、“青の洞窟”がある場所へ移動します。到着後、風と波の状態や水位の条件がよければ、海上で4人乗りの手漕ぎボートにおっかなびっくりで乗り換えて、洞窟の中に突入します。
1、そして洞窟の中で見たものは・・・









2、この場所で、4人乗りのボートに乗り換えました。洞窟は向うに小さく見えている右の入口がそれです。

3、洞窟前の船溜まりを崖の上から見ました。ここでボートに乗る順番を待ちます。待ち時間は最長2時間半と聞きましたが幸い40分ほどで乗り換える事が出来ました。当日は、比較的波も静かでガイドが脅したような船酔いにはならずに済みました。

4、これが洞窟に入る手漕ぎボートです。全体的な仕組みを見ると、この一種の興行は向うのマフィアの親分さんの配下が仕切っているような・・そんな気がしました。

いやあ、正直、乗り移りの時に海にこぼれ落ちなくて良かった!
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サンマリノ共和国

2006年07月21日 | イタリア/カナダ旅行
上の写真はサンマリノ共和国の衛兵、下の写真は同じくサンマリノの土産屋の店先です。なぜ日本刀(勿論竹光でしょうが)がこんなところで売られているのか?
ついに聞けないまま山を降りました。
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ベニスの商人・・の舞台

2006年07月20日 | イタリア/カナダ旅行
ヴェネチアは元々中洲のようないくつかの小島の集まりのような場所に、バイキングなどの北方の蛮族の襲来から逃げた本土人が作った都市だそうです。海中に数知れない傘松の幹を打ち込んで、その上に石造りの住宅や大寺院が立ち並んでいます。

地中海を行き来する各地の物資の交易で財をなした商人達が、金に糸目をつけずに作った海上人工都市ですが、今もアメリカは認めていない地球温暖化の影響で、街全体が海中に没する惧れがあるそうです。沙翁の書いた「ベニスの商人」の舞台も、ゲーテがお茶を飲んだという世界で初めてのサンマルコ広場のカフェーも、いずれシュノーケルをつけて見物することになるかも。

昔、シシリアから買われてきたお女郎さんが一息入れていたような路地も、あちこちにありました。
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赤ワインと居酒屋“e”

2006年07月20日 | 居酒屋“e”&一日の昼食と夕食
女将に頼んでおいた赤ワインが来ていました。タコの薄切りマリネ風に合いました。
高野豆腐とカシワと野菜の煮物は大好物です。
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ヴェネチアの運河と店のデイスプレー

2006年07月19日 | イタリア/カナダ旅行
ホテルは幸いヴェネチアの島うちのホテルでした。お陰で薄暮の散策も出来ました。朝ホテルの部屋から真下に見た運河です。最近ヴェネチアは満潮時に水位が上がる時は,時おり床上まで浸水することもあるので、何百億もかけて堤を作っているそうです。しかしまだ完成していないらしく、下から生活廃水の臭いと例の懐かしの臭いが上がってきて、慌てて窓ガラスを閉めました。

昼間、ゴンドラはそんなことは意に介さず、次々とお客を乗せて決まったルートを周遊していきます。鼻が利きすぎる阿智胡地亭にはややつらいもんがありましたです。ハイ。
舳先の飾り金具は船ごとに違っていました。個人タクシーの車内の飾りと同じで船頭の好みによって色々のようです。
ヴェネチアンガラスの店のデイスプレーは昼間より夜の散歩で見たときの方きれいでした。
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かいや焼きとうし蒲鉾               

2006年07月19日 | 食べる飲む

神戸市兵庫区の本町に「かいや」と言う蒲鉾屋があります。店の口上書きには「創業文政九年 貝住彌兵衛」とあります。

この蒲鉾の材料は「鱧・ハモ」だけです。おやじさんが1日に作る数は材料になる鱧の入手量次第で、その日作った数を売り切れば作業所兼店を閉めて家に帰るそうです。

ある日ショットバーのC・Moonでこの蒲鉾を受け取り家に持ち帰りました。
ステンレスの包丁で切ると真っ白な肌が美しく、もっちりした食感ながら歯ごたえがあり、旨みが口の中に広がりました。
材料がピュアーな鱧のすり身だけででんぷんは使ってないし、防腐剤などは論外なだけに、みりんをよく効かすことで日持ち

(と言っても冷蔵庫保管で3日ほどだが)させていると思います。
その甘みに好き嫌いがあろうが、阿智胡地亭には少し甘さが勝つなあと言う程度でおいしく食べました。翌日の若い来客にも好評でした。


この前、新開地「春陽軒」のぶたまんを紹介してくれた神戸っ子の安田さんが、この蒲鉾は独特のおいしさがあって、親の代から食べていますと教えてくれました。

蒲鉾が入っていたこの紙袋にも昭和20年、30年代の雰囲気が漂います。

このレトロな感じの書き物の裏には、材料や蒲鉾の製造工程が詳しく書かれていました。安田さんによると店のあたりは昔はすぐ海岸だったようで、

使っている井戸の水に程よい塩分が混じっているとおやじさんが言っているそうです。

安田さん、今回もありがとうございました。いつかお店へも連れて行ってください。

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ライオンに乗る少年、ベニス

2006年07月18日 | イタリア/カナダ旅行
サンマルコ広場からベネチアンガラスの工房に案内されました。豊富な製品、作品を見て「凄い!!素晴らしい!!」という言葉だけ残して早々にそこを出て、しばらくサンマルコ寺院の横で座って通りかかる人のウォッチングを楽しみました。アフリカ人、インド人、中国人、韓国人、アメリカ人・・そして沢山のツアーの日本人。目の前のライオン像に少年が乗ったり降りたりして遊んでいました。どうも観光に飽きたらしい。オリエントから東に何千年もかかって東海の島々に移住した日本の狛犬。オリエントから西にきたのは犬にならず、ライオンのままでお寺さんを守っているようです。

こちらはベネチアの守護神である羽根の生えたライオン像。
 

薄暮の散歩で見た運河は実物より画像のほうが・・

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ジュリエッタのバルコニー

2006年07月17日 | イタリア/カナダ旅行
ミラノからヴェネチアに行く途中にローマ時代からの古い街ヴェローナがあります。ミラノ・ヴェローナ間は約169kmです。ここは英国の沙翁が書いた「ロミオとジュリエット」の基になった悲話があった街だそうで、ジュリエッタのバルコニーという代物がありました。日米などの外人観光客で溢れていました。いずこの観光地も阿智胡地亭のような俗物を集める目玉を考えるものだと感心しました。なお沙翁はこの街を訪れたことは無いそうです。

それはそれとして、NYの街が徐々に浮かび上がってくるこの戯曲の現代アメリカバージョン「映画・ウェストサイドストーリー」のタイトルシーンに、息が止まるような衝撃を受けたことを思い出しました。


こちらはどなたかのアパートのベランダですが、花や緑で飾るのは殆どが集合住宅に住むこの町の住人の常識のようでした。

ヴェローナの街にもローマ時代の円形競技場が残っていて保存工事がなされていました。

近くの教会の結婚式がおわったところに出くわしました。参列者がみな良い笑顔で階段を下りてくるところでした。

この日のランチはイカ墨のパスタでした。旨かったですが、日本のパスタもそう変わらんと思いました。おそらく最近の日本のパスタ類の食材や調理方法は本場並みになっている・・。
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カマキリが孵りました。           2006年の今日   7月16日に掲載

2006年07月16日 | 花・草・木・生き物

家の中で小さなカマキリを見つけました。写真を撮ってから木犀の木に放してやったら
喜んで移っていきました。

昨年木犀の木にいたこのカマキリの子供かも知れません。

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大聖堂の中と円天井

2006年07月15日 | イタリア/カナダ旅行
ミラノの「ドゥオーモ」の内部に入るとカソリックの教皇をピラミッドの頂点に据えた、当時のこの国の富のすさまじい集積を感じずにはいられません。国全体が京都のような、過去の偉大な先人の遺産でメシを食っていると思う現代イタリアですが、ここまで凄いと、イタリアや日本と言うような人種や国の違いを超えて、人間とは極めるもの、人間とは留まることを知らぬもの、仮想の天国へいくためには途方も無い金を使うものと、空恐ろしい思いがしました。大仏殿や東本願寺やお西さんなどと同じで、一部の上層人が自分たちが極楽往生するためと、信じる神さん仏さんの布教のために、集めた金でここまでごつい建築物を作るんやとある意味、感動しました。

どう考えても、我が先祖は施主さんの宗教貴族階級などの発注側ではなく、使われる側の大工か絵師か織物師などの職人だったと思える阿智胡地亭は、この建物の建設に従事した名を残さない無数の職人さんの、手抜きの無い仕事に従事する息遣いを感じながら、涼しい構内で一息入れました。

それはそれとして大型トラッククレーンなどの建設機械がない時代に、これほどの建物をどういう工法で作ったのか、また自分ながらの宿題を抱えました。

ヴィットリオ・エマヌエレ2世アーケードの円天井も建築工法がどうであれ、下から見上げた造形の美しさは、見上げているうちに時間がたってグループから、一人だけ取り残される羽目になるほどでした。
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