阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

 年末の神田明神を訪ねた   ニコライ堂の横を歩いて聖橋を渡って.....

2024年12月31日 | 東京あちこち

動画の中の聖橋の上から同時に見えた赤い車両は東京メトロ丸の内線、向こうからくる黄色い車両は中央快速線 右手前はJR御茶ノ水駅ホーム。

左にパンして見えるのは紅葉が落ちた「湯島聖堂」 聖橋の下の川は神田川   YouTube画面の右下の拡大アイコンを押して大画面で走行する電車をどうぞ。

ニコライ堂から聖橋へ 年末の神田明神を訪ねた241229

 

     押し迫ったある日 久しぶりにココナッツカレーを食べに神田小川町に出かけた。

⇒Click  チャントーヤ ココナッツカリー (CHANTOYA COCONUT CURRY) - 新御茶ノ水/カレー | 食べログ

 カレーのココナッツ風味とトッピングのパクチーフレーバーを十二分に堪能したあと、ニコライ堂の横を通って駿河台を登り聖橋の上で一休みした。

聖橋から見る走行する電車や神田川のシーンは外国人観光客にもよく知られているらしく何組ものグループや家族ずれが橋の上にたたずんでいた。

⇒Click  明治大学、竹むら、聖橋にニコライ堂—— NHK朝ドラ『虎に翼』の舞台、御茶ノ水・神田駿河台・神保町散歩 | i4U(アイフォーユー)

神田明神はOh散歩会の仲間と年初に参拝したので今年2回目の参拝だ。以前三が日を過ぎてから来たらその日が初出勤日だったので

会社関係者が何十組もグループで参拝待ちしており 相方と何とか門の近くまで来たがあまりの人波に恐れをなして退散してしまった。

従い彼女は今回初めて境内に入ったことになる。

境内は思ったより人は少なかったが 何組もインバウンドのグループもいて、皆 鳥居の前で軽く頭を下げてから境内に入るのが見えて感心した。

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【トランプ新政権の人事・政策】「忠誠心」重視で人選の理由/ディープステート解体/イーロン・マスクの狙い/税制・移民・通商政策/日本の立ち位置/円安加速のリスク【「週刊東洋経済」ピンポイント解説】

2024年12月31日 | SNS・既存メディアからの引用記事

【トランプ新政権の人事・政策】「忠誠心」重視で人選の理由/ディープステート解体/イーロン・マスクの狙い/税制・移民・通商政策/日本の立ち位置/円安加速のリスク【「週刊東洋経済」ピンポイント解説】

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12月30日に目に留まったSNS・メディアの記事

2024年12月31日 | SNS・既存メディアからの引用記事

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東日本大震災が起こった翌年の [ 2012年11月20日(火)の阿智胡地亭の非日乗ブログ ] 再掲載

2024年12月31日 | 東日本大震災ブログ
2012年11月20日(火)
 
小沢一郎代表 無罪が確定 NHKwebニュース

11月19日 12時11分

国民の生活が第一の小沢一郎代表が強制的に起訴され、1審と2審で無罪が言い渡された裁判で、検察官役の指定弁護士は、

「上告の理由を見いだすことは難しい」として上告しない手続きを取り、小沢代表の無罪が確定しました。

国民の生活が第一の小沢一郎代表(70)は、平成16年と17年分の資金管理団体の収支報告書にうその記載をしたとして強制的に起訴されましたが

、1審の東京地方裁判所はことし4月に無罪を言い渡し、検察官役の指定弁護士が控訴しました。

今月12日の2審の判決で、東京高等裁判所の小川正持裁判長は、「小沢代表は秘書から細かな説明を受けず、

収支報告書の記載が正しいと考えていた可能性がある」と指摘し、1審に続いて無罪を言い渡していました。

判決を受けて、指定弁護士は最高裁判所に上告するかどうかを検討していましたが、19日昼前、上告しない手続きを取りました。
この結果、小沢代表の無罪が確定しました。

会見で指定弁護士は、「可能なかぎり慎重に検討したが、上告の理由を見いだすことは難しいと判断した。

『被告』という立場を長引かせないため、上告しない手続きを直ちにとった。強制起訴の裁判で判決が確定するのは初めてだが、

自分たちの裁判での活動が十分だったのかなどは今後、検証が必要だと思う」と述べました。

“手続きは妥当”

無罪が確定したことについて、小沢代表の弁護団は、「上告しない手続きを取ったことは妥当で、早期に行われたことは評価するが、

1審の段階で無罪を確定させてもよかったのではないか」というコメントを出しました。

☆小沢一郎の首相就任の流れを止めよ、と言う上部からの指示を果たして、特捜部を窓口にした司法ムラの実務部隊の任務は目出度く完了した。

長期にわたり本社在京の大手新聞テレビ会社もよく検察に協力し、小沢クロの心証を造る記事を流して情報操作という役割を果たした。

小沢一郎の60歳代の政治家としてのキャリアは殆どなかったも同然だ。

それにしても上司の指示に忠実に従って取調べをした、エースと言われていたという田代特捜検察官はお気の毒だ。

録音されていると知っていたら、あんな取調べはしなかったと思わず本音を漏らしてはいけなかったのでは・・。

 陸山会事件により露呈、裁判所も認めた特捜検察の犯罪

2月17日に東京地裁で開かれた陸山会事件をめぐる公判で、大善文男裁判長は、小沢一郎の元経理担当秘書、

石川知裕衆議院議員の供述調書の全てを証拠として採用しないことを決定したことが、各方面で大きな波紋を呼んでいる。

全国紙やテレビメディアの多くは、この決定により検察官役の指定弁護士が小沢一郎の有罪を立証する大きな柱を失ったことで、

今後小沢グループが勢いづくなど、政局に与える影響などとからめて報じているケースが目につく。

しかし、今回の地裁の判断には、司法をめぐるもっと本質的な問題が提起されており、今後の展開次第では、抜本的な司法・検察改革につながる可能性さえ孕んでいる。

特捜の捜査手法に裁判所が違法性認定

そのことは、今回の証拠決定書の中で示された以下のような指摘をみれば、裁判所が特捜検察の捜査方法の在り方に相当な危機感を持ち、

異例ともいえる踏み込んだ判断を行っていることが理解できる。

① 田代政弘検事の取り調べの違法性

石川元秘書を取り調べた田代検事の調書の信憑性については、石川氏が取り調べの模様をICリコーダーで録音していたことから、

当日の供述内容と異なることが調書にされていることが明るみに出てしまった。

大善裁判長は、証拠決定書の中で、「田代が石川の逮捕段階での調書を基にして、一方的に作成したとうかがえる。

違法不当なもので、許容できない」とその違法性を厳しく断じている。

公判での証言で田代検事は供述と捜査報告書の内容の食い違いについて質され「石川元秘書の著作に書かれていた内容と記憶が混同した」と苦しい言い訳を行ったが、

このことについても大善裁判長は、「田代は『数日かけて作成し、記憶が混同した』と供述するが、にわかには信用できない」ときっぱりと切り捨てている。

② 取り調べ可視化の必要性

さらに証拠決定書は、「取り調べが真相解明への熱意から行われたとしても、検察官の職責を考えれば、違法性、不当性は減じられない」と続け、

「しかも、田代は『録音されてると分かっていれば、このような取り調べはしなかった』と述べており、取り調べの可視化が広くされていれば、

できない取り調べであったと自ら認めている」と、取り調べの可視化にまで言及して、田代検事の取り調べの違法性をあらためて糾弾している。

③ 特捜部の組織的な関与

また、今回の問題が田代検事個人の問題にとどまらず、特捜という組織全体の問題であることを次のように指摘している。

「特捜部の副部長が取り調べメモを石川の目前で破ったことや、石川の政策秘書が別の検事から厳しい取り調べを受けたことも認められる。

石川に献金の受領や小沢の関与について供述を迫るため、田代とともに特捜部の複数の検事が圧力をかけていたことをうかがわせるもので、

田代の取り調べは個人的なものではなく、組織的なものだったと思われる」

私も発起人の一人になっている「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」は、石川元秘書の録音記録から、

田代検事の違法な取り調べの実態が明るみになった時点から動きだし、1月12日、最高検に対して、実際の供述と食い違う

、虚偽の捜査報告書を作成した田代検事を虚偽有印公文書作成罪およびその行使罪、また

、田代検事への違法な取り調べの指示や検察審査会の決定を意図的に誘導しようとした検察の一連の組織的犯罪行為について

被告発人を「不詳」としつつ偽計業務妨害罪で告発した。

現在、告発状は受理されて捜査が進行中と考えられるが、今回の東京地裁の決定は、当会の告発に関わる今後の捜査のありかた、

起訴の行方についても大きな影響を与え

田代検事起訴に向け追いつめられた検察すなわち、現段階で告発状は受理されているものの、検察が身内の検事および自らの組織を本当に訴追できるかどうかは、

わからなかったが、別件の裁判を通じた判断とはいえ、東京地裁が田代検事の取り調べの違法性についてここまで明確に断じたことから、

少なくとも田代検事を訴追せず済ますわけにはいかなくなった。

問題は、その動きが、検察組織全体の自浄作用・改革運動につながっていくかどうかだ。

当会としては、今回の問題が田代検事個人の問題として矮小化されたり、トカゲの尻尾切りよろしく、田代だけを訴追して終わりという結末だけにはさせたくない。

この点では、

「田代の取り調べは個人的なものではなく、組織的なものだったと思われる」と指摘している大善裁判長と我々も全く同じ問題意識を持ち合わせているといえよう。

田代政弘検事のことを取材すると、彼は、村木厚子さん事件で証拠のフロッピーデータを改竄した前田元検事と同様、

特捜の中ではエース級の検事と目されていたという話が伝わってくる。

田代は、特捜という組織の全体意志に忠実に業務を遂行していただけで、本来、問われるべきは、

田代個人の違法行為だけではなく、特捜という組織それ自体の在り方そのものである。

政局がらみでしか伝えないメディアの問題

蛇足ながら、念のために言っておくと、私や私が発起人の一人となっている「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」は、

小沢一郎氏の支持に回ったことは一度もない。小沢一郎氏に対する特捜部の捜査というものが、常軌を逸したもので、

とても法治国家とはいえないような手法がまかり通っていることを糾弾してきただけだ。

そして、今回の東京地裁の判断は、図らずも我々の問題意識と共通したものであり、

陸山会事件の立件の前提になっている特捜の捜査手法そのものの問題点を浮き彫りにさせた。

それと同じ意味で、今回の東京地裁の判断を、それによって「小沢が勝つか負けるか」という政局がらみの視点でしか報じていないメディアに対しても猛省を促したい。

全国紙の中でも読売新聞、朝日新聞などは、今回の証拠決定に関し、丁寧な問題整理を行って検察問題への目配りも適切におこなっていた。

しかし、他方で「田代調書の証拠不採用で小沢の有罪は遠のいたが、政治家として説明責任を果たしていない」といったステロタイプな

メッセージを相変わらず垂れ流すだけで、肝心の検察問題を全くスルーさせている思考停止状態のメディアが多いのも事実だ。

大善裁判長も言及している「取り調べの可視化」などが今後は議論の対象にならざるを得ないだろう。しかし、この問題は、

裁判所が可否を判断する性質のものではなく、国民的な議論とコンセンサスが必要となるテーマだ。こうした問題を真正面から提起し

、世論を形成していくことにこそマスメディアの真の役割があるのではないか。

引用元



安倍氏“政権奪還なら憲法解釈変更” “TPP有利に” NHKwebニュース

11月15日 16時20分自民党の安倍総裁は東京都内で講演し、衆議院選挙で政権を奪還すれば、総理大臣在任中に進めた集団的自衛権の行使に関する議論に改めて取り組み、

一部でも行使を認めるよう、政府の憲法解釈を変更したいという考えを示しました。

自民党の安倍総裁は、集団的自衛権の行使を巡って、総理大臣在任中に有識者懇談会を設置し、公海上でアメリカの艦船が攻撃された場合の自衛隊の艦船の対応など、

4つの具体的な類型を示して議論を進めました。

これについて、安倍総裁は15日の講演で、「集団的自衛権は、今は憲法解釈上、行使しないということになっている。野田総理大臣は、うやむやな答弁をしているが、

そういう答弁はもうやめて、現実に向き合うべきだ」と述べました。

そのうえで、安倍総裁は「日本の領土・領海や国民の命を守るために、やるべきことをやりたい。自民党が政権をとれば、かつての有識者懇談会での議論をもう1度、

スタートして結論を得たい。基本的には憲法解釈を変更すべきだ」と述べ、集団的自衛権について、一部でも行使を認めるよう政府の憲法解釈を変更したいという考えを示しました。

安倍氏“政権奪還すればTPP有利に”
11月15日 13時15分

自民党の安倍総裁は、日本商工会議所の岡村会頭らと会談し、TPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉参加に関連して、

自民党が政権を奪還してアメリカとの同盟関係を強固にすることで、日本の立場を有利に導くことができるという認識を示しました。

自民党の安倍総裁と日本商工会議所の岡村会頭らの会談は、東京都内のホテルで行われました。

この中で、安倍氏は、TPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉参加について、「私たちは『聖域なき関税撤廃がなければ参加を認めない』という姿勢に反対してきた。

大切なことは『すべて関税ゼロ』ということを突破する交渉力があるかないかで、民主党にないことは明らかだ」と述べました。そのうえで、

安倍総裁は「大切なことは、交渉の結果、国益を守れるかどうかだ。

自民党には、同盟の絆をしっかりと取り戻すなかで交渉を突破していく力がある」と述べ、自民党が政権を奪還してアメリカとの同盟関係を強固にすることで

、日本の立場を有利に導くことができるという認識を示しました。

また、安倍総裁は「景気は厳しい状況であり、国民の信を得た新しい政権がしっかりとした予算案を組み、思い切った補正予算案も組むことが求められている」と述べ

、衆議院選挙で自民党が政権を奪還すれば、大規模な今年度の補正予算案を編成する考えを示しました。



福島県:健康調査検討委 秘密会問題で山下座長が謝罪   毎日新聞

2012年 11月18日 18時48分

 東京電力福島第1原発事故を受け福島県が実施している県民健康管理調査の検討委員会が18日、福島市内で開かれた。

秘密裏に事前の準備会(秘密会)を開いて意見調整するなどしていた問題が発覚して以降初めての会議で、座長の山下俊一・県立医大副学長は

「委員の方々には大変ご迷惑をおかけした。心からおわびしたい」と陳謝。

「きちんと議論を公開して行いたい」と述べ、会議の透明性を高める考えを示した。

 県側は、検討委の設置要綱で規定していなかった会議の原則公開や議事録作成について明文化するなどの改善策を明らかにした。

このほか、原発のある同県双葉郡の医師会会長と、県臨床心理士会副会長を新たに委員に加え、県保健福祉部長は委員から退いた。

県によると、今回は事前に準備会を開催していないという。

 会議後に記者会見した山下氏は「(震災後の)混乱の中で検討委を設置したので不備は仕方ないと思う」と説明。

自身の責任を問われると「私の人事は県にお任せしている」と述べるにとどめた。

 また、この日の会議では、健康管理調査の一環として事故時18歳以下の住民を対象に実施している甲状腺検査で、

がんの疑いがあるとして「直ちに2次検査を要する」と判定された16歳以上の女性が1人いたことが報告された。がんかどうかを詳しく調べている。【日野行介、蓬田正志】

☆お詫びした相手は委員たちに対してであって福島県民ではない。

(山下さんの内心は、「県のやろうヘタ打ちやがって。委員会の中のことを外部へ伝えるような人間をなんで委員の中に入れていたんだ!」と怒り心頭だろう。)

しかし3.11以降は組織の中の人間でも、その前に自分も被害を受けた一人の人間であると思う人が出てきている。

彼は人間としてこれはおかしいと思えばその意見を表に出す。外国では当たり前のことだが、その点、今までは日本の組織のえらいさん達は気楽で良かった。

電力会社や県のエライさんたちには理解できない「これまではなかった内部から外への事実報告(従来の物言いなら“内部告発”)」がこれから少しづつ増えていく。

一般企業でも同じだ。いつクビになるかわからない社員たちに、社内の不祥事を外に漏らしてくれるなという方が無理やと思いますが・・。



暴対法の抜本改正要望 国に福岡県知事ら 西日本新聞

2012年11月19日 20:41

 北九州市内で暴力団組員の入店禁止標章を掲げた飲食店関係者を狙った切り付け事件などが続発していることを受け、

福岡県の小川洋知事たちが19日、警察庁や法務省を訪れ、暴力団壊滅のため暴力団対策法の抜本改正などを要請した。

 要請には、北九州市の北橋健治市長と福岡市の高島宗一郎市長、県公安委員会の渋田一典委員長も同行。

(1)おとり捜査などの新たな捜査手法導入(2)暴力団の所得調査や関係企業の税務調査の徹底(3)街頭に防犯カメラを設置する自治体への財政支援―などを求めた。

 要請後、小川知事は「10月に改正暴力団対策法が施行されたが、犯人逮捕には至らない。政府として対策を講じる姿勢をお願いした」。

北橋市長は「新たな措置を実現してもらい、安心できる街にしたい」と述べた。

☆東京の警察庁本庁のエリート官僚が机上の理念先行でやった新しい暴力団対策法。

施行した途端バーや飲み屋のママが切られたり刺されたりしたが、
どの一件でも犯人を検挙できない福岡県警。

他県の警察本部から応援で出張してもらい、繁華街をパトロール。

この世界はグレーゾーンの目こぼしがなければ逆に迷惑が出てくるのかも。

なんしろ江戸の昔から、十手捕り縄を八九三に預けて治安維持を計ってきたシステムの歴史は長いのだから。



原発作業員登録数 説明誤り認める   NHK福島放送局

11月17日 14時20分

 東京電力が福島第一原子力発電所の廃炉に向けて、現場で働くための作業員として登録している人数がこれまで説明していたより少ないことがわかった問題で、

東京電力は「誤った説明だった」として正式に訂正しました。

東京電力は「要員の不足は生じない見込みだ」としていますが、作業員の確保の見通しは、不透明な状況です。

この問題は、福島第一原発の廃炉に向けた中長期の工程表の中で、東京電力が「要因に不足は生じない」とする根拠にしていた、

現場で働くために登録した作業員の人数が記載された数より少ないことがわかったものです。

福島県は、「廃炉作業の進捗に重大な影響が生じる問題だ」などとして、厳重に抗議していました。これについて東京電力は16日、

誤りを認めて工程表の要員計画の記載を訂正しました。

それによりますと、当初発表していた人数は、実際には事故以降に福島第一原発で働いたことのある作業員の総数だったとしてします。

一方で、7月から9月にかけて現場で働いた作業員の人数は、月あたりで6000人程度だったのに対し、

登録者は8000人いたこと、さらに、再び登録する人がいることなどを理由に、「要員の不足は生じない見込みだ」としています。

しかし、過酷な作業で辞める人も多く、一度、現場を離れた人が再び登録する保証はないことや、

当初想定していなかった作業が新たに必要になっていることなどから作業員の確保の見通しは、不透明な状況です。



地域医療の再生を考える学会     NHK仙台放送局

11月18日 20時07分

震災で大きな被害を受けた地域医療の再生について考える宮城県地域医療学会が、初めて仙台市で開かれました。

、震災当日からこれまでの活動を振り返りながら、地域医療再生のための課題について医師や看護師、薬剤師などが意見を交わすもので、

宮城県医師会が主催し、およそ250人が参加しました。

気仙沼市立病院の成田徳雄医師は、阪神大震災に襲われた地域の当時の高齢化率がおよそ13パーセントだったのと比べて

気仙沼市の高齢化率はすでに30パーセントを超えていると説明した上で、地域でお年寄りを看護する仕組みをつくることや、

予防医学の観点から地域医療を再生する必要性を訴えました。

このほか、震災で亡くなった人の身元の特定に役立ったカルテの書式を統一してデータベース化すべきだという提言や、

被災地で薬が不足し調剤に必要な器具もなかったという経験を踏まえ、薬局の業務を支援する専用の車の役割などが紹介されました。

宮城県医師会では、医師や看護師、薬剤師それに歯科医との情報交換を進めながら、地域医療の再生に向けた連携を強化することにしています。




母乳と幼児らの尿、放射能検査実施−−来年から 


東日本大震災:福島第1原発事故 母乳と幼児らの尿、放射能検査実施−−来年から那須塩原市 /栃木
毎日新聞 2012年11月19日 地方版

 東京電力福島第1原発事故による放射性物質影響検査について那須塩原市は、授乳中の女性の母乳と妊婦、

6歳までの幼児を対象とした尿検査を来年1月から実施することを市議会全員協議会で明らかにした。

 母乳と尿の検査は、市民団体からの要望もあり、不安軽減が目的。対象は市内在住の希望者。

セシウム134、137を項目にゲルマニウム半導体検出器で測定する。

 検査費用は1検体1万5000円のうち、市が半額助成する。1人1回が原則だが、放射性物質が検出された場合は2回まで対象とする。

12月議会で139万500円を予算化する方針。問い合わせは市健康増進課(電話0287・63・1100)。【柴田光二】



原発事故でイノシシ急増か 時事ドットコム

=狩猟者大幅減、出荷制限も影響-農業被害1億円余・福島

 東京電力福島第1原発事故の影響で、多くの住民が避難を余儀なくされた福島県内では昨年度、狩猟人口が大きく減少、

農地を荒らすイノシシなどの急増が懸念されている。野生動物は体内に放射性セシウムを多く取り込んでいることから、

捕獲しても食肉として出荷することもできず、事実上、打つ手がない状況だ。

 県の狩猟登録者数は、高齢化などを背景に毎年200人程度減少する傾向にあったが、事故を受け昨年度は1451人も減り3328人となった。

狩猟によるイノシシの捕獲数も昨年度は1938匹と、前年度から約1000匹も減少。一方、毎年1億~2億円で推移していた野生動物による農業被害は、

避難指示区域などで営農できなかった昨年度も約1億1000万円に上った。

 県猟友会の佐藤仁志事務局長は、登録者が大幅減となったことについて、「捕っても放射性物質の影響で食べられないと思ったり、

放射線を警戒して山に入りたくなかったりする人が多い」と説明。避難指示区域内に居住していた約500人の登録者の8割以上が、

仮設住宅では猟銃を保管できないなどの理由から「引退」を余儀なくされたことも響いたという。

実際、県が昨年度、イノシシのセシウム検査をしたところ、6割以上が当時の国の暫定基準値(1キロ500ベクレル)を超えた。

今年度は新規制値(同100ベクレル)が適用され、食べたり出荷したりするのはさらに難しくなっている。

 狩猟は15日から解禁。県自然保護課は今年度からイノシシ1匹につき5000円の補助金を出す制度を創設し、

「個体数調整のためにも狩猟者を確保したい」としているが、狩猟登録者数は「昨年並み」にとどまる見通し。

奥羽大(福島県郡山市)の伊原禎雄講師(生態学)は「イノシシは生まれてから2年で出産できる。今何とかしないと、爆発的に増える可能性がある」と指摘している。

 
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神田神保町の横丁を入った「するが台下 満留賀」で天せいろと五目釜めしを楽しんだ。  Youtube 神田神保町が古書店街になった訳

2024年12月30日 | 東京あちこち

12月某日 牡蠣釜めしが食べたいとネットで総武線沿線の店を探していた相方が神田神保町の「するが台下 満留賀」を検索で見つけた。

JR御茶ノ水駅の御茶ノ水橋口で降りて神田神保町の古書店街をぶらぶらして途中の横丁に店を見つけた。

神保町の「満留賀」で釜めしと蕎麦を楽しんだ241212

13時過ぎの店内は常連さんらしいお客さんで満員だったが相席ですぐに座れた。店は家族らしい3人の女性がてきぱきと丁寧に運営していた。

牡蠣釜めしは残念ながら来週からと言われ彼女は「五目釜めし」を頼んだ。充分に時間をかけて出てきた釜めしに満足していた。

私は天せいろを頼んだ。天婦羅も神田の蕎麦そのものの蕎麦も丁寧な拵えの旨い品だった。

神保町にはなぜ古本屋が多いのか 神田神保町が古書店街になった訳

 

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恋歌 「葉 月」 阪田 寛夫

2024年12月30日 | 音楽・絵画・映画・文芸
 

                        

こんやは二時間も待ったのに

なんで来てくれなんだのか

おれはほんまにつらい

あんまりつらいから

関西線にとびこんで死にたいわ

そやけどあんたをうらみはせんで

あんたはやさしいて

ええひとやから

ころしたりせえへん

死ぬのんはわしの方や

あんたは心がまっすぐして

おれは大まがり

さりながら

わいのむねに穴あいて

風がすかすか抜けよんねん

つべとうて

くるしいて

まるでろうやにほりこまれて

電気ぱちんと消されたみたいや

ほんまに切ない  お月さん

----お月さん やて

あほうなこと云いました

さいなら わしゃもうあかん

死なんでおれへん

電車がええのや

ガーッときたら

ギョギョッと首がこんころぶわ

そやけど

むかしから

女に二時間待たされたからて

死んだ男がおるやろか

それを思うと恥ずかしい

   ---詩集『わたしの動物園』

*阪田 寛夫は童謡「サッちゃん」の作者でもある詩人。

こんなに さむい

おてんき つくって

かみさまって

やなひとね

   「カミサマ」 こんな愉快な歌もある。

宝塚歌劇団のトップスターだった大浦みずきは次女。

☆茨木のり子著「詩のこころを読む」岩波ジュニア新書p53・54から引用

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12月28/29日に目に留まったSNS・メディアの記事

2024年12月30日 | SNS・既存メディアからの引用記事

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東日本大震災が起こった翌年の [ 2012年11月19日(月)の阿智胡地亭の非日乗ブログ ] 再掲載

2024年12月30日 | 東日本大震災ブログ
2012年11月19日(月)

国民を選挙に行かせないようにするのがマスメディアの仕事
「国民に政治をバカにさせ、改革を諦めさせ、投票に行かせないのが、マスメディアの重要な仕事だ」

兵頭正俊  

今朝も御用テレビが慎太郎を持ち上げている。

わずか数人の、綱領も政策もない粗製濫造の政党。

動機は、国民の生活が第一と、橋下を引きはがすこと。

そして橋下を自民党に引っ張ってゆくこと。

日本の情報空間を支配している最大の「記者クラブ」メディアは、国民を常に不幸にする方向に洗脳し続ける。

国民に政治をバカにさせ、改革を諦めさせ、投票に行かせないのが、マスメディアの重要な仕事だ。

日本の投票率の低さは民度の低さであり、マスメディアが作ったものだ。

B層が常に与党を支持する民度を作ったのも、NHKを中心とするマスメディアである。

全文はこちら



日中経済失速と戦前日本と中国の不穏な共通点    ロイター掲載

河野龍太郎 BNPパリバ証券 経済調査本部長

一部引用・・・

そもそも中国は2000年代に飛躍的に軍事力、経済力を高め、日本だけでなく東南アジア諸国との間でも領土に関し緊張が高まることが増えていた。

背景には、リーマンショック後の世界同時不況からいち早く脱したという自負もあろう。

また、国内では、高成長の継続によって生活水準の向上した人々の間で民主主義意識が高まると同時に、ナショナリズムも目覚めた。

当局の統制が及びにくいネット民主主義も広がっている。一方、成長から取り残された人々の間では格差拡大に対する不満が高まっている。

これらはいずれも中国共産党の権力基盤を弱める要因だが、領土問題で弱腰と受け止められる対応は、軍や保守派だけでなく、

一般国民からもより強い批判を受ける恐れがある。

さらに、より長い目で見ると、鄧小平氏の死後、共産党革命世代が不在となり、以前ほどトップの政治的威光が通用しなくなったことも影響している。

胡錦濤氏は革命世代の鄧小平氏が選んだという意味ではまだ正当性を保っているが、習近平氏にはそうした正当性もないため、

これまで以上に民意や軍のコントロールを含め共産党支配は難しくなっている。

振り返って見ると、明治憲法下の日本でも、政治・軍事両面を掌握していた維新の元勲らが死去した後、民主主義が深化する中で、

内閣は法的に分立する軍部をコントロールできなくなっていった。戦争に突き進んだ1920―30年代の日本と現代の中国との間に不穏な共通点が見られる。

一方、日本政府も外交上のミスを犯している。そもそも民主党政権誕生後、普天間問題を巡って軍事同盟国である米国との関係に揺らぎが生じ、

中国のみならず、韓国、ロシアとの間でも領土を巡って関係が悪化する傾向が見られる。

また、今回の尖閣諸島問題の対応もまずかった。今年は、中国では10年ぶりに政治指導者が交代する大事な分岐点だ。

薄煕来問題を見ても分かるように、政治的に非常に不安定な状態に陥っており、外交には細心の注意を要する時期である。

政治的な空白を衝いたとも受け止められかねないタイミングで、しかも81年前に満州事変の発端となった

柳条湖事件(9月18日)直前の9月11日に国有化を決めれば、中国指導部の神経を逆撫ですることは火を見るよりも明らかだったはずだ。

全文はこちら



 民主党の皆さんへの惜別の辞   ある国家公務員から

一部引用・・

役所内でも、民主党の評判は正直あまりよろしくありません。


 大幹部から若手の下っ端まで、政治の話になると「これだから民主党はダメだねえ」という話ばかりです。

解散の一報を聞いて「せいせいした」とおっしゃった方もおられました。

 私も、役所の歯車の1つとしては、早く今の民主党政権が終わり、もろもろの仕事が前に進められることを願っています。

しかし、しかし、なのです。
 私は、1人の日本国民としては、民主党が掲げたバラバラな夢のいくつかのかけらを、このまま捨ててしまうのは惜しいと感じるのです。

自助よりも公助・共助を強調する社会保障であったり、「コンクリートとから人へ」であったり、

国家は後景に引いて草の根の役割を重視する「新しい公共」であったり、排外的にならず相手の主張も聞いて妥協点を見出そうとする外交であったり。

 自己責任を強調して弱者保護を敵視したり、公共事業の大盤振る舞いをしたり、重々しい国家を前面に出して国民の忠誠を求めたり、

毅然とした強腰外交一辺倒で戦争責任すら否定したり、そういう政治勢力が勢いを増していると感じるだけに、なおさら。

 安倍自民党総裁が好きな「美しい国」という言葉が象徴的だと思います。

 怠惰なホームレスやニート、国家権力を毛嫌いする自由人、意のままにならない外国、日本の過去の戦争責任は

、日本国を統治する人の目から見て美しくはないでしょう。

 そういう美しくないものを排除して、統一感ある美しい日本を求めるか、

美しくないものを丸ごと飲み込んで、多様で猥雑で騒々しい日本を求めるか。

 私個人としては正直、後者の方が好きなんですよね。

全文はこちら



嘘がまかり通る国、日本 (ジョン・ダワーらの近刊についてのイアン・ブルマの書評)

The New York Review of Books: "Expect to Be Lied to in Japan" by Ian Buruma (Japanese Translation)

 日本を覆う公式的な現実。嘘だと分かっていながらも、横並びを意識してそれに合わせなければならない。

それは第二次大戦前から連綿と続く日本の特質。主流メディアは公式的な現実を伝えてきた。

福島原発以降、現実とのギャップは狭まるどころか逆に広がり、権力と体制に対する、人々の冷めた見方が広がっている。

野坂昭如が示すように、私たちは批判精神を持つことができるのか。

 ここで提起されている日本人の深層心理の問題は、「人間の幸せとは何か」を考えることなく「経済成長にとって効率のいい労働力の育成」を目的に

、横並び重視の教育を施してきた学校教育や戦後日本のあり方とも重なって見える。

 子供も、大人も、他人の目を気にし、「人に負けたくない」「のけ者にされまい」「いじめに遭うまい」と全神経をすり減らしている。

自分の全存在を認めることができないから、自分を嫌いになる。まるでアレルギーを起こした免疫細胞が自分の体を攻撃するかのように。

これはアイデンティティーの問題、どこまでが自己で、どこからが非自己かという境界線がおかしくなっている。

 これはさらに、アダルト・チャイルド(オブ・アルコホリクス)の問題とも重なる。

アルコール依存症者の子供たちは、自分が望むようにではなく、周囲の状況に反応して行動する自分を作り上げる。

これは、アルコール依存症者のいる家庭だけに起こることではなく、社会もこうした思考・行動パターンを私たちに植え付ける。

 個人より団体を優先する日本社会が、強くこうした影響を及ぼすであろうことは想像に難くない。

「ありのままの自分」は心の奥深くに閉じ込めて、身を守る。

このような、自分主体ではなく他人や周囲を主体とすることで自分を守ろうとする生き方は、「共依存」と呼ばれる。

 つまり、戦前の日本から続く集団的「共依存」が人々の心を蝕み続け、その延長線上に今の日本があるのだということを、

思わざるを得ない。翻訳・前文:酒井泰幸

一部引用・・

全国紙と呼ばれる大手新聞各社は、政治的論調にいくらか違いはあるが、一種の国民的合意を広めるのに役立っている。

この国民的合意は、同じ政府と企業からなる利益のネットワークよって形成され、大手報道機関も重要な役割を担っている。

これは国立の放送会社であるNHKにも当てはまる。NHKはしばしばBBCにたとえられるが、その強硬な独立主義はみじんも見られない。

いわゆる「記者クラブ制度」では、全国紙の専門記者たちが独占的に特定の政治家や政府機関から取材することが許される。

そこには、これらの有力な情報源がスクープや、非公認記事、専門調査記事によって裏切られることは決してないという前提がある。

記者クラブは、一種の服従ジャーナリズムを生みだした。それは、ニューヨーク9.11事件後の報道を思い出せば分かるように、

より自由闊達な民主主義国においても珍しいことではないが、日本では制度化されている。大手新聞が報道の内容を競い合うことはない。

そのかわり熱心に追求するのは、公式版の現実を忠実に反映させることである。

この理由の一つはまったく伝統的なものである。

日本の歴史では、中国や朝鮮半島と同様に、高級官僚、作家、教師といった知識階級は、しばしば権力の批判者ではなく召使いであったのだ。

 もちろん、日本の全ての新聞が主流派なのではない。異端者や、反対者、内部告発者は日本にもいる。

そのような人々は、中国とは異なり政治犯収容所に飲み込まれることはないが、別の方法で疎外される。

マクニールとバーミンガムは著書で、これがどのように機能するかを、様々な場面で指摘する。

福島原発事故のあいだ、NHKは毎日続く広範な放送の中に、けっして原子力批判者を入れなかった。

民間テレビ局のフジテレビでさえ、ある専門家が、全く正確にも、福島第一原発でメルトダウンの危険があることをうっかり漏らした後、

彼を二度とスタジオに招くことはなかった。

 藤田祐幸(ふじた・ゆうこう)というこの専門家は、全て問題ないから民衆は安心すべきだという公式的な合意に、反旗を翻すという大罪を働いてしまったのだ。

すでに2011年の大惨事のずっと以前から、原子力の合意事項に批判的な学者たちは降格あるいは左遷されていた。

2002年から2006年までの間に、福島原発で深刻な保安上の危険があることは、従業員など何人かの人々によって実際に報告されていた。

バーミンガムとマクニールの言葉によれば、この内部告発者は「解雇を恐れて、

東電と規制機関である原子力安全・保安院の両方を飛び越して訴えたが、情報は無視された。」

前福島県知事によれば、この情報提供者たちは「国賊」のように扱われたという。

全文はこちら



週のはじめに考える 私たちを侮辱するな 東京新聞社説

2012年11月18日

 見出しの「侮辱」とは極めて強い言葉です。ひどい扱いを受けた者の発する言葉です。政治にせよ、原発にせよ、私たち国民は、侮辱されてはいないか。

 手元に一通の手紙があります。学校で国語を担当されていた元先生からです。この夏、東京であった脱原発の市民集会に出かけた時のことが記されていました。

 こんな内容です。

 …何人もの演説の中、一番心に響いたのは作家の大江健三郎さんが述べた「私たちは侮辱の中に生きている」という言葉でした。

◆大江さんのスピーチ

 その言葉は、大江さんも紹介していたそうですが、福井生まれの昭和の作家、中野重治の短編小説にある文句です。

中野はプロレタリア文学で知られ、大戦前の思想統制では自身も激しい国家弾圧に遭っています。

 その短編小説は、昭和三(一九二八)年、全日本無産者芸術連盟(略称ナップ)の機関誌に掲載された「春さきの風」。検挙された同志家族をモデルにしています。

 思想をとがめられた検束で父とともに母と赤ん坊も警察署に連行される。その赤ちゃんの具合が悪くなる。ろくな手当ても受けられずに亡くなってしまう。

母親はもちろん医師を頼みましたが、無視された。理由のない平手打ちを受けるばかり。

 小説はそれらの動きを、きびきびとした文体で描き、最後は母親が留置場の夫に手紙を書く場面で締めくくられます。

 母親は砂を巻く春風の音の中、死んだ赤ん坊はケシ粒のように小さいと思う。そしてこう書く。

 「わたしらは侮辱のなかに生きています。」(「中野重治全集第一巻」筑摩書房より)

 中野重治が実体験として記した侮辱という言葉、また大江さんが原発に反対する集会で引いた侮辱という言葉、その意味は、もうお分かりでしょう。

◆デモクラシーの軽視
 権力が民衆を、国家が国民を、ほとんど人間扱いしていないのではないかという表現にちがいありません。

 つまり倫理違反なのです。

 先日、東京電力は、原発事故時のテレビ会議記録を新たに公開した。二回目の公開です。

 その中に自家用車のバッテリーを集めるというやりとりがありました。原子炉の圧力が上昇し、

蒸気逃がし弁を動かすためバッテリーをつないで電源を確保しようというのです。しかも足りなくて買うお金にも困る。

 備えも何もなかったわけですから、社員らの苦労も分かります。しかし、これを知った福島の被災者らはどう思ったでしょう。

 東電も国も、その程度の取り組みと真剣さしかなかったのか。住民の守り方とはそのぐらいのものだったのか。言い換えれば、それは侮辱に等しいでしょう。

 侮辱は継続しています。しかもデモクラシー、民主主義の軽視という形で。

原発で言えば、大飯の再稼働はろくな検証もなく、電気が足りなくなりそうだという理由だけで決まりました。

国民の安全がかかわる問題なのに、これほど非民主的な決定は前例がないでしょう。

 沖縄へのオスプレイ配備も、米兵事件に対するその場しのぎの対応も侮辱にほかなりません。国家が人間を軽視しているのです。

 原発から離れれば、一票の格差を放置してきた国会とは、デモクラシーの不在も同然です。立法府だけではなく、最高裁が「違憲状態」と判示しつつ、違憲であると踏み込めなかったことは、憲法の番人としての責務を果たしえたか。疑問は残ります。

 今の政治には、ほとほとあきれたと多くの人が口にします。それはおそらくはデモクラシーの軽視に起因していることで、国民は自分の権利の蹂躙(じゅうりん)を痛々しく感じているのです。政治に侮辱されていると言ってもいいでしょう。

 その状況を変えるには、何より変えようという意思を各人がもつことです。デモや集会はその表れの一つであり、選挙こそはその重要な手段です。

◆戦うべき相手はだれ
 冒頭の国語の先生の手紙は今、自分の抱える恐ろしさをこんなふうに表していました。

 …(中野重治の)戦前と違って現代は戦うべき相手の姿が明確に浮かび上がらない分、かえって恐ろしさを感じます…。

 戦うべき相手は広範で、しかも悪賢く、しっぽすらつかませないかもしれません。政財官などにまたがる、

もやもやとした霧のようなものかもしれない。

 しかし、こう思ってその相手を見つけようではありませんか。一体だれが私を侮辱しているのか、と。

私たち自身の中にそれは忍び込んでいないか、と。投票の前に見つけようではありませんか。

 


中国監視船が30日連続航行 尖閣周辺、3度目の交代 共同通信

2012/11/18 12:14

海上保安庁は18日早朝、沖縄県・尖閣諸島周辺で、7日から航行を続けていた中国の海洋監視船4隻が領海外側の接続水域を出て、

別の監視船4隻が同水域に入ったのを確認した。中国当局の船が尖閣諸島周辺を航行するのは10月20日以降、30日連続で交代は3度目。

 第11管区海上保安本部(那覇)によると、新たに接続水域に入ったのは「海監15」「海監26」「海監27」「海監50」。

中国側は主に4隻態勢で航行を続けている。

 海保の巡視船が領海に近づかないように警告すると、海監50から「釣魚島および付属の島しょは古来中国固有の領土だ」と

中国語で無線応答があったという。



民主党政権の事業仕分け終了 予算透明化に一定効果 共同通信

2012年11月18日 20時06分 東京新聞

 民主党政権が取り組んだ「事業仕分け」を終えた岡田副総理(中央)=18日午後、東京・霞が関


 予算の無駄遣いを見直すため民主党政権が取り組んできた「事業仕分け」が18日、終了した。2009年の政権交代直後の「第1弾」では

自民党政権から続く事業を公開の場で判定し脚光を浴び、予算透明化に一定の効果を挙げた。だが期待されたほどの財源は捻出できず、

次第にセレモニー色を強めたのが実情。最後は寂しい幕切れとなった。

 「予算編成がオープンになったのは政権交代の成果だ。今後も継続すべきで、必要があれば衆院選で訴える」。

岡田克也副総理は仕分け後の記者会見で意義を強調した。



コンビニ化する大学と知性の危機について   内田 樹

一部引用・・

大学の設置基準を緩和し、新規参入枠を拡げた結果、地方の小規模校がその被害を蒙り、都市圏の大規模校がスケールメリットを生かして、

「集客」に成功しているという絵柄がはっきり見えてくる。

いずれ、地方の小規模校が姿を消し、その「大学空白区」に「大手のフランチャイズ店」のような「出先大学」が進出してくることになるのだろう。

大学の「コンビニ化」である。

当然、いくつもの「メガ大学」が競合することになれば「価格競争」になる。岡田斗司夫さんが予言しているように、

授業料20万円とかいう「超低価格大学」が出てくるだろう。

授業料切り下げにはコストカットで対応するしかない。


同一教科書、同一プログラムの一括採用、全国共通テストの一斉実施とコンピュータ採点、

授業のネット配信、アルバイトTAによるゼミと論文指導、

専任教員数の減員、キャンパスそのものの縮小とできれば廃止(「駅前」貸しビルでの教室展開)などなど。

すでに大手の大学の管理部門はこの程度のことはすべて計画済みのはずである。コンビニやスーパーの店舗開発担当者が各地の大学の

「キャンパス展開企画室」にヘッドハンティングされていると聞いても私はもう驚かない。

問題は、このような「コンビニ大学」が知的なイノベーションの起点たりうるのか、ということである。

全国すべての教室で、マニュアルとおりの定型的な授業が行われるとき(センター試験のときの試験監督の様子を想像すればよろしい)、

そこが知的生成の場となることが可能かという問いに「イエス」と答えることは難しい。

だが、わが国の大学は、今、まっすぐに「この方向」に向かっている。

教育研究の生産性は、教育理念、教育方法、学部構成、サイズを異にするいくつもの大学が混在することで最大化する。

生態学的な多様性が失われるとき、知性の危機が訪れる。

支持してくれる人はほとんどいないが、私はそう主張し続ける。

全文はこちら



イスラエル ハマス本部を爆撃   東京新聞

2012年11月18日 朝刊


 【カイロ=今村実】パレスチナ自治区ガザへの大規模空爆を進めるイスラエル軍は十七日未明、

同地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの本部庁舎など、関連施設を一斉に爆撃し、破壊した。

ガザ周辺に、戦車や部隊を集結させるなど、地上侵攻をにらんだ準備も加速している。AFP通信などが伝えた。

 イスラエル軍による二〇〇八年末~〇九年初めの前回の大規模空爆や地上侵攻では、ガザで死者が約千四百人に上ったとされ、惨劇の再現が懸念されている。

 ハマス当局者らによると、内閣府に相当する本部庁舎が、イスラエル軍から四回、空爆を受けた。

庁舎には首相格のハニヤ氏の執務室も含まれているが、ほぼ完全に崩壊し、周辺の家々も被害を受けたという。

 この建物では十六日、ハニヤ氏らが、ガザを訪問したエジプトのカンディール首相を出迎えたばかりだった。

 イスラエル軍はハマスの警察本部、治安本部も空爆。北部のジャバリアでは、内務当局者の自宅も攻撃され、少なくとも三十五人が負傷した。

 十七日にはチュニジアのアブデッサラーム外相がガザ入りし、ロイター通信によると「イスラエルの行為は合法的でなく、

全く受け入れられない」と非難。だが、AFP通信によると、空爆は継続され、同外相が通過したエジプト国境近くの町でも四人が死亡した。

 ハマスによると、イスラエル軍が空爆に着手した十四日以降、ガザの死者は四十一人に上り、うち半数が子供を含む市民という。

 一方、ハマスも対抗して十七日、イスラエルの商都テルアビブに向けてロケット弾を発射したが、イスラエルは迎撃システムで防いだ。

テルアビブ周辺にロケット弾が飛来したのは三日連続。

 ガザからの攻撃でイスラエル側はこれまで三人が死亡している。



「甲状腺がん疑い」1人 県の18歳以下1次検査    福島民友ニュース

2012年11月18日

東京電力福島第1原発事故による放射線の影響を調べるため、県が18歳以下の約36万人を対象に行っている甲状腺検査の1次検査で、

がんの疑いがあり「直ちに2次検査が必要」と初めて判定された子どもが1人いることが17日、関係者への取材で分かった。

 18日に開かれる「県民健康管理調査」検討委員会で報告される。
 調査を進めている福島医大は「チェルノブイリ原発事故でも甲状腺がんの発見に最短で4年かかった」として、

放射線との因果関係は低いとみているが、血液や細胞を調べ、がんかどうか判断する。

 
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インド・ムンバイの昼時の弁当配達やパーシーのこと   昭和50年代の海外あちこち記 その18

2024年12月28日 | 昭和50年代の海外あちこち記

2002年、2003年ごろメールで知人友人に発信した「海外あちこち記」から。

昭和50年代中頃、港湾荷役設備の商談でムンバイ当時のボンベイへ3、4回行きました。

日本から出るとボンベイには夜中の3時頃到着します。大きなビルが立ち並ぶ海岸線をホテルまで車で走るのですが、

街灯の下ごとに新聞をかぶった人達がえんえんと寝ています。同行したM商事の長谷さんに聞くと最下層のカーストの家族だということでした。

一年中、零度以下になることはないのですが、時々温度が下がることもあり、そんな日の朝はボンベイ市の清掃局のトラックが一家全員の凍死者の死体を回収に回るんだと。

「そんなアホな」と言うと「連中はいつも生存ぎりぎりの物しか食べられないので、いつも栄養失調であり、冬期にはよくあること」と言います。
 
街並みはヨーロッパの大都会並ですが、通りは子供の乞食が群れていて、彼らに付きまとわれて歩くことも出来ません。

インドに行くと人間も動物の一つの種類だと実感するとは聞いていましたが何日か過ごすと凍死者の話もほんとかなと思えるようになりました。
 
同時代にこの地球に生まれて、命の価値がこんなに違う・・・。インドに行くと人は皆、哲学者になるといいますが、

インドに生まれると輪廻の思想でもなければ日々生きていけないかも知れません。
 
一国にしてそのまま一つの宇宙であるインド・・、零の概念を人類で初めて考えついたインド人、

今、世界のIT関連のソフト開発を支えている優秀なインド人達。そして仏陀の生まれた国。
 
大好きなインド料理を堪能した後、無思想の日本人サラリーマンであるボクは混乱したまま数日後、神田の雀荘「椿」でポン・チーに興じるのでした。




1)ムンバイでは昼前になると毎日、筒型をしたスズ製の容器の吊り輪に棒に通して、肩に沢山容器を担いだ人達がビルに入ってきます。

大きなビルにも小さなビルにも続々とやってきます。これはサラリーマンの弁当です。各人の家で作られたばかりの暖かい弁当を、

運び屋が契約した家ごとに回って集め、それをご主人の勤め先の会社まで届けると言う仕組みです。よくはわからないそうですが、

ボンベイは人口が1200万人の大都会ですから(そのうちスラムに500万人が住む)沢山のサラリーマンや大きな店の店員がおり、

ここに届けるのと食べた後の容器の回収で昼時は大混雑でした。2段重ねの入れ物の一つはライスやナンでもう一つはカレーなどの汁物だとのことでした。

何と贅沢な人達でしょう。会社で家と同じ物を毎日食べるなんて・・・その一方、昼食の運び屋という仕事をする人達があんなにいるなんて思いもよりませんでした。


2)ホテルを一歩出るとあっと言う間に30人位の子供の乞食に取り囲まれます。男の子も女の子もいます。

口々にテンパイ、テンパイ??と言いながら手を出してきます。とっくに忘れていたけれど、子供の時の自分と同じ年頃の戦災孤児の姿を思い出しました。

東京から同行したM商事の長谷さんから可哀相と思うだろうけど、この乞食集団の一人に一ルピーでも渡すと、

明日から集中的に狙われて囲まれるからみんなも困る。

絶対に渡さないでくれと言われていたので早足で通りを渡りましたが、私にとっては毎朝のストレスでした。

それぞれの集団に親方がいて、朝、乞食衣装を貸して夜鵜匠のように金を取り上げると言っていましたが真偽のほどはわかりません。

このカーストの子供は生きるために、五体満足に生まれながら、同情を買う為に親に不具にされることもあるなどという話も聞きましたが、

当地にいる間はそうかも知れんなと思っていました。

今思い出しても見た瞬間にこちらの身体が固まるような姿の乞食が沢山いましたので。



3)郊外に大きな洗濯場があるというので見に連れていってもらいました。

橋の欄干から下を見ると広大な広さのエリアに、段々に水が流れる洗濯場があって、屈強な男達が何百人も、

白い布に石鹸をつけて石に叩き付けて洗っていました。こういう場所がいくつもあり、商売は繁昌していると聞き、

この暑さだから毎日着替えるとなると膨大な仕事量だろうと納得しました。


4)大きな敷地を取った豪壮な屋敷がいくつも並ぶところを車で通りすぎたので、聞くとそこは「パーシー」が住む住宅街でした。

「パーシー」は昔のペルシャ、今のイランから ある時期にインドに移住した当時の貴族階級でいまだにインド人とは通婚せず、

純血を維持しているとのことです。インドの有力財閥「タタ」(タタ製鉄などのオーナー)はこのパーシーの一族です。

 ところで日産の社長のゴーンさんの両親はレバノン人でブラジルへ移民で行き、ゴーンさんはブラジル国籍ですが、

彼は学校はフランスの最高学府の一つの理工科学院?を出てルノーに入社しました。 レバノン、シリア、イランなどはインドアーリア族で、

広くいえばアングロサクソンやラテン系民族と親戚みたいなものです。 インドの最高カーストのバラモンもその一つの集団ですが

ボンベイの町で見かけるずんぐりむっくりの庶民の体つきや顔つきは、原住系の非アーリア系ドラビタ族の血を引いているのか、

ボクによく似ており何とも言えない不可思議な思いをしました。

   この日本列島では昔のボートピープルで大陸や半島各地から、流れついた当時の先進文化を持ったと言うか、

人殺しに効率のいい鉄製の武器を持った連中に、原住系の親玉クラスは蹂躪、虐殺され、大半の原住民は下層に取り込まれましたが、

歴史というのは勝者の歴史ですから、いつのまにか血塗られた歴史は人の記憶から消され、古来から単一民族の国という事になってしまいました。


(ただ最近、古事記や日本書紀の文間から、抹殺出来なかったもう一つの歴史が沢山見つかってきています。

また、埋められた銅鐸が人の住まない谷間から道路工事や造成地工事でブルドーザーの歯先にひっかかって、

襲撃されてあわてて隠されたままの形で1500年後にあちこちで見つかったりしていますが)

それに比べ、陸続きの地域というのは、次から次へとニューエントリーして来た連中を止められずに、先祖の生きるか死ぬかの戦いの記憶を持ちながら、

いま同じ時空で異民族どうしで折り合いをつけたり、つけられなかったりしながら息をしながら生きているということでしょうか。

ほんま大陸に住む連中は、えらいことやと思いませんか。


* 画像は全てインターネットから借用。阿智胡地亭がムンバイに行った当時に撮影したものではありません。

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【斎藤元彦知事&折田楓社長の刑事告発を受理】告発状の受理が「異例の早さ」だった理由|決定的な証拠となるのはSNSのメッセージ|浮き彫りになった「代理人のでたらめな説明」【郷原信郎・西脇亨輔】

2024年12月28日 | SNS・既存メディアからの引用記事

【斎藤元彦知事&折田楓社長の刑事告発を受理】告発状の受理が「異例の早さ」だった理由|決定的な証拠となるのはSNSのメッセージ|浮き彫りになった「代理人のでたらめな説明」【郷原信郎・西脇亨輔】

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12月27日に目に留まったSNS・メディアの記事

2024年12月28日 | SNS・既存メディアからの引用記事

いずれも画像をクリックすると本文全文に飛びます。

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東日本大震災が起こった翌年の [ 2012年11月18日(日)の阿智胡地亭の非日乗ブログ ] 再掲載

2024年12月28日 | 東日本大震災ブログ
2012年11月18日(日)
 
お任せ政治 脱却の時 衆院解散 課題積み残し 東京新聞

2012年11月17日 07時14分
衆院は十六日夕の本会議で解散した。この後、政府は臨時閣議で衆院選の日程を「十二月四日公示-十六日投開票」と決めた。

消費税率を引き上げる前に国会議員自らが率先して身を切るための改革や、国民生活にかかわる経済対策など、多くの課題を積み残したまま、一カ月の選挙戦に事実上突入した。

 衆院選は三年四カ月ぶりで、民主党政権が初めて審判を受ける。消費税増税や脱原発、憲法改正などが主な争点。

小選挙区三百、比例代表百八十の計四百八十議席を目指し、本紙の集計では千百人を超える候補者が出馬する予定だ。

 解散によって、今国会は衆院の「一票の格差」是正のために小選挙区定数を「〇増五減」する選挙制度改革関連法や、

赤字国債の発行を可能にする公債発行特例法などを可決・成立させただけで、三十日までの会期を二週間残して閉じることになった。

「〇増五減」は法律が成立しても新たな区割りは間に合わず、最高裁が「違憲状態」と判断した現行の選挙区のまま衆院選が行われることになる。

 野田佳彦首相は十六日夜の記者会見で「(新しい区割りが画定するまで解散を)待つのが筋だが、首相の解散権は縛られない」と、解散の正当性を強調した。

 「身を切る改革」の一つだった衆院議員定数削減も、民主、自民、公明三党が結論を衆院選後の来年の通常国会まで先送りすることで合意。

選挙後に調整が難航すれば、合意が守られる保証はない。

 不適切使用が問題となっている東日本大震災の復興予算は、政府の行政刷新会議による事業仕分けで見直されているが、

政権が代われば、仕分けの結果が二〇一三年度予算でどこまで反映されるか分からない。景気後退を受けた補正予算を含む大型経済対策も新政権任せとなった。

 原発の安全性を審査する原子力規制委員会の委員長・委員は、国会で人事の同意を得ることが必要だが、

政府は今国会でも民主党内からの造反を恐れて同意手続きを回避。規制委は今後もしばらく、国会の同意がないまま活動することになる。



東京電力福島第一原発の今週の動きと来週の予定。 NHK福島放送局

東電福島第一原発の今週来週 廃炉に向けた作業が行われている

東京電力福島第一原発の今週の動きや来週の予定をまとめてお伝えします。

【3号機カバーイメージ図公表】今月14日、今後、使用済み燃料プールから燃料を取り出す作業が行われる3号機で、

建屋の上部に設置されるカバーのイメージ図が公表されました。

カバーは放射性物質が外に漏れ出すの防ぐために設置され、高さ54メートルのドーム型で中に燃料を取り出すためのクレーンが入ります。

現場の放射線量は1時間あたり数100マイクロシーベルトと高いため、ドーム型にすることで基礎の工事が簡単になり、

作業員の被ばく線量を減らせるということです。

計画では再来年度には燃料の取り出し作業が始まる予定ですが、ことし9月に鉄骨が燃料プールに落下した事故を受けて

原子力規制委員会が繰り返し求めた安全対策が認められるまで、がれきの撤去作業が中断しています。

【4号機】

1500体以上の燃料が残されている4号機では再び大きな地震があった際の危険性が指摘されているため、

来週19日から建屋のコンクリート壁の強度や傾きなどを確認する耐震性の調査が始まります。

調査はことし5月と8月に続いて3回目でこれまでの調査では耐震性に問題はみつかっていないとされています。

調査は2週間程度行われ来月上旬に結果が公表されます。

11月17日 14時20分



両陛下国立戦没者墓苑へ    NHK沖縄放送局

11月17日 20時37分

両陛下国立戦没者墓苑へ

天皇皇后両陛下は、17日沖縄県を訪れ、沖縄戦最後の激戦地となった糸満市にある国立沖縄戦没者墓苑で犠牲者の霊を慰められました。


両陛下は、18日糸満市で開かれる「全国豊かな海づくり大会」などに出席するため、17日午後、特別機で那覇空港に到着されました。

両陛下の沖縄訪問は、平成16年以来、8年ぶりです。

両陛下は、雨が降る中、太平洋戦争末期の沖縄戦で亡くなった18万人以上の遺骨が納められている糸満市の国立沖縄戦没者墓苑を訪れ、

納骨堂の前に花を供えて犠牲者の霊を慰められました。

そして、墓苑をあとにする際、県の遺族連合会の会長の女性に「遺族会の人たちも高齢化してくるでしょうからどうかよろしくお願いします」と声をかけ、

集まった遺族たちにも「どうぞお元気で」などといたわりの言葉をかけられました。

両陛下は、4日間沖縄県に滞在し、18日、海づくり大会の式典や稚魚の放流行事に臨むほか、最終日の20日には初めて久米島を訪問される予定です。

☆福島県や沖縄県の地元住民に、中央省庁の住民無視の対応に対する不満がマグマのように鬱積してくると、ご夫妻が出向かれる。

ご自身の御意向か、それともヘッドコーターがお願いするのだろうか?



未公表データが存在 放射線量が急上昇 NHKwebニュース

11月17日 19時13分

去年3月の原発事故で放射性物質がどのように放出したかを調べるのに重要な原発周辺の放射線量について、

公表されていないデータが存在することが分かりました。東京電力は未公表の理由について「調査中」としていますが、この中には、

事故から5日後の去年3月16日午前に一時的に急上昇しているデータもあり、専門家は「原発で何かが起きた可能性を示しており、詳しく調べる必要がある」と指摘しています。
           

福島第一原発の事故で放出された放射性物質については、東京電力がことし5月に最新の解析結果を公表し、

去年3月15日に2号機から翌16日には3号機から、大量に放出されたとしていますが、具体的な放出経路などは明らかになっていません。

この未解明の謎に迫ろうと、NHKが原発周辺で観測された放射線量について改めて調べたところ、第一原発から南に12キロにある第二原発の値に不自然な点があり、問い合わせた結果、未公表のデータの存在が分かりました。

東京電力によりますと、未公表は去年3月15日午前から4月3日にかけてのデータで、このうち確認できたとして

東京電力が明らかにした3月16日のデータを見ると、午前9時40分ごろ、それまで1時間当たり20マイクロシーベルト前後で推移していた

放射線量が突然80マイクロシーベルトに跳ね上がり、10分後には87.7マイクロシーベルトまで上昇していました。

線量が上昇する1時間余り前の午前8時半ごろに、3号機の建屋から白煙が大量に噴き出ているのが確認されていて、

放射性物質の放出との関連が疑われていますが、何が起きたのか詳しいことは分かっていません。

これについて、事故のあと、原発周辺の放射線量などを調べている東京大学の門信一郎准教授は「事故から1年8か月がたつのに、

いまだに未公表があるのは分析を行ってきた立場として大変残念だ。今回のように大きく値が変化するデータは、

福島第一原発で何かが起きた可能性を示しており、3号機の白煙との関連を含め、詳しく調べる必要がある」と指摘しています。

東京電力は「なぜ公表されていないのか調査中だ。確認ができしだい公表を検討したい」と話しています。



小説家 新田次郎の写真展    上諏訪で   信濃毎日新聞

諏訪で新田次郎の写真展開催へ 故郷での素顔、友人が撮影
(2012年11月15日)

パネルで展示する準備が進む、市川さんが撮影した新田次郎の写真


 諏訪市図書館(諏訪市湖岸通り)は12月4日から、作家新田次郎(1912~80年)が生前、取材などで故郷の市内や霧ケ峰を訪れた際の写真約40枚を2階に展示する。

撮影したのは、親交があった市文化財専門審議会委員の市川一雄さん(77)=諏訪郡下諏訪町。

「新田次郎ふるさとを訪ねて―友人・市川一雄の記録」と題し、同館が本年度開いてきた一連の生誕100周年記念事業の最後を飾る。

 市川さんは1960年代後半、霧ケ峰に持ち上がったビーナスライン(旧県営霧ケ峰有料道路)建設計画に対し、

貴重な自然や遺跡を守るためルートの変更を求める住民運動に参加。

生家の角間新田(かくましんでん)から程近い霧ケ峰に幼いころから親しみ、同計画に激しい怒りを覚えたという新田は、

この運動を基にした小説「霧の子孫たち」を書き、月刊誌「文芸春秋」に発表した。

 当時、市川さんは個人で「諏訪文化新報」を発行し、新田に運動の経過を伝える紙面を送るなど取材に協力。

小説の登場人物のモデルにもなった。その後も新田は取材などで度々諏訪を訪れた。市川さんも同行し、新田の写真を数多く撮影した。

 写真展では、新田が霧ケ峰や諏訪市街を訪れた折に撮った写真の他、諏訪文化新報に寄せたビーナスライン建設反対のアピール文も展示する。

市川さんは「故郷で過ごした新田さんの晩年の姿を見てもらいたい」と話している。

 来年1月30日まで(月曜と年末年始休館)。問い合わせは同図書館(電話0266・52・0429)へ。

(提供:信濃毎日新聞)



福島県健康調査 第2回検討委も進行表 県、一転存在認める  毎日新聞

2012年 11月15日 23時22分

 東京電力福島第1原発事故を受け福島県が実施している県民健康管理調査の検討委員会を巡り、秘密裏に準備会(秘密会)が開かれていた問題で、

県は15日、新たに第2回検討委(昨年6月18日実施)の進行表が見つかったと発表した。

県が10月に公表した準備会の内部調査結果では、この進行表の存在を「なし」と結論付けていたが、準備会の事務担当の職員が所有していたという。

今回見つかった進行表は、タイトルとして「検討委員会シナリオ」と書かれ、分刻みで山下俊一座長や県職員の発言予定内容が記されている。

 県によると、内部調査では山下座長らに事前に配布していたとする証言が得られていたが、

県保健福祉部が保管する収集資料(計5冊)などを調べても所在を確認できなかった。

だが、10月に情報開示請求が行われた際、準備会の事務を担当していた職員からの申し出で存在が判明した。

この職員から聞き取っても、進行表が資料にとじられていなかった理由は「確認できなかった」としている。

 記者会見した徳永勝男・総務部総務課長は「公文書管理が不適切だった」と認めたものの、新たな公文書が見つかったことについては「できる限りの調査をした。

今後は公文書の管理徹底を図りたい」と話した。【神保圭作】



人に耳元で囁かれるとすぐ信じる善人??    安倍総裁
 

正しい経緯はこうです。

1.12日19時04分に吉田所長が海水注入開始
2.その頃官邸で、海水注入を検討会議
3.会議後(会議中?)に、武黒一郎東電フェローが、吉田所長に電話。

「官邸がグジグジ言ってんだよ」と吉田所長に海水注入ストップを命じる。

4.その後、東電本部が海水注入の中断を命じる(も吉田所長は海水注入続行)

海水注入を止めたのは、武黒一郎東電フェローだったわけですね。

☆ええしのボンボンと言うのは私の中では結局は人に迷惑をかける

善人というイメージがある。

安倍さんは小学校から、中学校、高校、大学と名門『成蹊学園』一本で学を修められた。

経歴だけで見れば、ええしのボンとしか思えないが、海千山千の全国の自民党員が我が党の総裁に選んだ方だから、ただの善人ではないのだろう・・・・。

そして安倍さんのような世襲議員さんに日本を任せた方が、宗主国の受けはいいのかもしれない。世の中も今のまま変わらないですむし。

安倍さん、誤ったことをした時は出来るだけ早く訂正とお詫びをした方がいい。元の首相が次の首相を嘘つきと公然と非難した。

しかしそれはでっち上げの情報に基づいていたのだから。このまま口を拭うなら人格を疑う。

 
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両国のクルーズ船船着場から隅田川を眺めた

2024年12月27日 | 東京あちこち

YouTube画面の右下の全画面アイコンをクリックすると大画面になります。

両国のクルーズ船船着場から隅田川を眺めた

博多ラーメンで両国界隈の一番人気店が 回向院の前の交差点の対面にある。

ラーメンの中では博多ラーメンが一番すきなので12月の某日 その店で久しぶりに博多ラーメンをおいしく食べた後 

両国国技館の前にある船着き場の待合室でクルーズ船のタイムテーブルを貰って一休みした。

【公式】Tokyowaterways|クルーズ |目黒川クルーズ|隅田川クルーズ

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[わたしが一番きれいだったとき]      茨木のり子

2024年12月27日 | 音楽・絵画・映画・文芸
 
わたしが一番きれいだったとき
街々はがらがら崩れていって
とんでもないところから
青空なんかが見えたりした

わたしが一番きれいだったとき
まわりの人達が沢山死んだ
工場で 海で 名もない島で
わたしはおしゃれのきっかけを落してしまった 

わたしが一番きれいだったとき
だれもやさしい贈物を捧げてはくれなかった
男たちは挙手の礼しか知らなくて
きれいな眼差だけを残し皆発っていった

わたしが一番きれいだったとき
わたしの頭はからっぽで
わたしの心はかたくなで
手足ばかりが栗色に光った

わたしが一番きれいだったとき
わたしの国は戦争で負けた
そんな馬鹿なことってあるものか
ブラウスの腕をまくり卑屈な町をのし歩いた

わたしが一番きれいだったとき
ラジオからはジャズが溢れた
禁煙を破ったときのようにくらくらしながら
わたしは異国の甘い音楽をむさぼった

わたしが一番きれいだったとき
わたしはとてもふしあわせ
わたしはとてもとんちんかん
わたしはめっぽうさびしかった

だから決めた できれば長生きすることに
年取ってから凄く美しい絵を描いた
フランスのルオー爺さんのようにね
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12月26日に目に留まったSNS・メディアの記事

2024年12月27日 | SNS・既存メディアからの引用記事

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