阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。あちこちでShootする写真日記。お遊びもあり。

茅野市の「神長官守矢史料館」 入館者20万人を突破         長野日報

2024年06月13日 | 諏訪便り

2024/06/07 06:00

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守矢神長家の話 守矢早苗
      「神長官守矢資料館のしおり」より
こちら


神長官 守矢一族と現人神 諏訪氏  関連記事

前述の通り、建御名方神が諏訪へ侵攻していた際に、迎えうった洩矢神の末裔が守矢一族である。神長官を含む五官祝(諏訪大社上社における神職の名称。

神長官、祢宜大夫、権祝、擬祝、副祝)という制度は神社が国家神道へと変遷し制度改革の行われた明治初期になくなってしまったが、その血が絶えていないことは記述してきた通りだ。

『しおり』に寄稿している守矢早苗氏は洩矢神から七十八代目である。参考までにあげれば、出雲大社の千家宮司が現在、八十四代、海部氏家系図で有名な籠神社宮司は、現在、八十二代である

いずれの社家にも劣らない。

守矢氏の祖先は、現在の前宮周辺に居を構えていた。その後、建御名方神の子孫である諏方氏に前宮を譲ると、現在の守矢家と守矢史料館のある高部扇状地に移る。

この高部扇状地そのものが高部遺跡であり、縄文時代から中世までの人々の生活跡が発掘されている。古墳時代には諏訪地方の豪族の墓城でもあった。

実際、この付近を歩いたが扇状地のあちこちに古墳や小さな祠(どんな小さな祠にも御柱が立っている)が点在し、少し奥に分け入れば磐座信仰の名残を残す小袋石が祀られている。

古代よりここが重要な信仰の場所であったことが伺える。

前述の通り、諏訪大社の祭政体は現人神・諏訪明神に降りて来るミシャグジ神を中心に営まれてきた。そのミシャグジ神の祭祀権を持っていたのが守矢神長官家であり、

ミシャグジ上げやミシャグジ降ろしの技法を駆使して祭祀を取り仕切ってきた。この守矢家の神長官の秘法は、

「真夜中、火の気のない祈祷殿の中で、一子相伝により『くちうつし』で」(『しおり』の守矢早苗氏の文章より引用)伝承されたという。

この一子相伝、くちうつしの秘法は七十六代実久氏で終焉を迎える。

一方、建御名方神の子孫である諏方氏は「大祝」という生神(つまり諏訪明神の依代)の地位に着く。諏方氏が最初に居住し、祭祀を行っていたのが現在の前宮である。

ここに諏訪大社の発祥を見ることができる。

しかし、大祝は事実上の祭祀権を握ることはなかった。なぜならば、諏訪氏が諏訪明神になるには、神長官守矢氏の力が必要であった。

筆頭神官である神長官の降ろしたミシャグジを身につけて初めて、現人神大祝=諏訪明神になれたのだ。

そして神降ろしの力や、神の声を聞く力は神長官のみが持つとされており(つまりミシャグジ祭祀は神長官のものであったために)

この地の信仰及び政治の実権は守矢家が持ち続けていたのだと守矢早苗氏は言う。

諏方氏はその後、系譜が曖昧になるが、伝承によると、806年、諏訪明神が桓武天皇の皇子、有員親王に神衣を着せて「我に体なし、祝をもって体をなす」と神勅をくだし

、大祝の中興の祖となる。現在の諏方氏の祖はここに起原を持つ。その後、また系譜が曖昧になるも、十六代頼信から現在まで諏方氏は続いている。

「謎のミシャグジ神 諏訪大社 上社 本宮編」⇒こちら

 2007年4月18日のブログエントリー「御頭祭ー狩猟民族の祭」から引用

⇒茅野市にある神長官守矢資料館に往時の祭りの模様のレプリカが展示されています。

(この資料館の設計は先代の守矢家当主から照信と名前を付けてもらった現江戸東京博物館館長 藤森照信さんです。

  藤森さんは資料館のある場所の高部で生まれ育ちました。)


『神長官守矢資料館』 自然と建築の一体化が生む空間  藤森ワールドの原点 | 芸術教養学科WEB卒業研究展 | 京都芸術大学通信教育課程 (kyoto-art.ac.jp)☜Click

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豊穣祈り厳かに 諏訪大社上社で「御頭祭」       長野日報

2024年04月17日 | 諏訪便り

2024/04/16 06:05 文化

農作物の豊穣を祈る諏訪大社上社の例大祭「御頭祭(酉の祭り)」が15日、諏訪市の上社本宮と茅野市の上社前宮で行われた。

御霊代を本宮から前宮に移し、前宮の十間廊で古式にのっとり神前に鹿の頭部(剥製)などをささげ、北島和孝宮司が祝詞をあげた。

御霊代を乗せたみこしは黄色の装束に身を包んだ茅野市泉野の中道、槻木両区の供奉員らに担がれ、行列を伴って本宮から前宮に運ばれた後、十間廊の上段の間に安置された。

御霊代の前後には、神職や大総代、今年の御頭郷を務める岡谷市の湊・川岸地区の関係者らが連なり、本宮と前宮を往復した。

十間廊では、鹿の頭をはじめ鳥獣魚類などが供えられ、代表者らが玉串をささげた。御頭祭に引き続き、前宮の内御玉殿や若御子社でも神事が行われた。

境内には参列者の他にも多くの見物人が訪れ、厳かな神事を静かに見守っていた。

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  2007年4月18日 本ブログに掲載

 今年も4月15日に諏訪大社上社の前宮で御頭祭が執り行われました。この祭りは3000年前に遡る縄文人の狩猟神信仰が今に連綿と伝わっているものです。

「春告げる諏訪大社「御頭祭」 五穀豊じょう祈願     (長野日報)

 神前にシカの頭をささげて五穀豊じょうを祈る諏訪大社の御頭祭が15日、行われた。諏訪市神宮寺の上社本宮と茅野市安国寺の前宮の間を行列が往復し、諏訪地方に農耕の春を告げた。
 神職や大総代、御頭郷の諏訪市中洲、湖南地区関係者ら約200人が行列を整えて本宮を出発。茅野市中道、槻木の氏子が「黄丁」と呼ばれる鮮やかな色の装束に身を包んで御霊代(みたましろ)を乗せたみこしを担ぎ、到着した前宮では神事で豊作を祈った。
 かつては3月の酉(とり)の日に行われていたため、「酉の祭り」とも呼ばれ、大社の重要な祭りの1つ。好天の日曜日とあって、境内や沿道は例年以上に多くの人でにぎわい、行列の後について歩く観光客らの姿も目立った。」


(上2枚の画像は数年前の新聞から)

茅野市にある神長官守矢資料館clickに往時の祭りの模様のレプリカが展示されています。


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諏訪大社上社での例大祭、**御頭祭(酉の祭り)**が毎年4月15日に行われています。この祭りは農作物の豊穣を祈るもので、古式にのっとり神前に鹿の頭部(剥製)などをささげる儀式です1

以下は、御頭祭についての詳細です。

この祭りは、豊かな収穫と神々の加護を願う重要な行事であり、地域の伝統と信仰を象徴しています。

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[70頭の鹿の首!?】長野で最も狩猟の歴史と結びついた守矢史料館の秘密に迫る!

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諏訪大社の鹿食免(かじきめん)

久しぶりに、上諏訪に立ち寄った。一杯やりながら、鹿肉の串焼きを食べたが、店主がいろいろな話を聞かせてくれた。
日本中、鹿や猪が増えてしまって、困っているようだが、食ってしまうのが解決策となるという。冷凍ではないから、美味いでしょう、という。以前にも何度か食べたことがあるが、ほとんどが冷凍であったと記憶している。
諏訪では、諏訪大社に伝わる食文化を現代に生かすため、鹿食免(かじきめん)振興会を設立し、諏訪産鹿肉料理の普及に取り組んでいる。諏訪湖温泉旅館組合の協力で、ホテルでは一般向けの食事会「鹿食免昼会席」を実施したり、鹿肉料理の可能性を探り、飲食店や宿泊施設向けの調理技術講習や試食会を行って、新しい肉材としてアピールしようとしているそうである。

諏訪大社の分社は一万有余社を数え、お諏訪さま、諏訪大明神と親しまれ、全国に分布する。筆者が諏訪に住んでいたころ、どなたか言ったか覚えていないが、日本中に多くの分社がある理由を、「仏教の伝来に伴って、肉食をタブーとする考えが出てきて、肉食を禁止するおふれが出された。しかし、シカ・イノシシなどの獣肉を堂々と食べることができた。それには、諏訪大社が狩猟の神であり、神に捧げる狩猟は許され、お下がりを食することができた。肉を口にしてしまえば、そのおいしさに、たびたび食べたくなる。そこで各地の領主や武将はこぞって、自分の国に分社してもらい、肉を食べることができた。」と説明してくれた。肉食に偏った見方であるが面白い。確かに、日本書記の天武4年次(675年)に、「・・・牛・馬・犬・猿・鶏の宍(しし、肉)を食らうこと莫(まな、禁止を表す、食ってはいけない)。・・・若し犯すこと有らば罪せむ」と記されている。

米国が、牛肉を日本に大量輸出しようとした時の話とまるで同じである。「牛肉を一度食べさせてしまえば、そのうまさに病みつきになる。」といったとか。

諏訪大社の分社に対する説明は、少し違う。
「御射山祭という神事がある。鎌倉幕府は全国の武将をこの神事に参列せしめ、八島高原や霧ケ峯一帯で武芸を競わせたりして祭事を賑わしめ、参加した武将は諏訪大神の御分霊を拝戴して任地に赴き、御分社を奉齋した。」
祭神は武家の守護神と尊ばれた。それ以外にも、雨や風を司る竜神の信仰や、水や風に直接関係のある農業の守護神としての信仰を有する。また水の信仰が海の守り神となるなど幅広い信仰と結びついていることが、日本各地に広がった理由としている。

鹿食神事
本来の祭神は出雲系の建御名方ではなく、ミシャグチ神、蛇神ソソウ神、狩猟の神チカト神、石木の神モレヤ神などの諏訪地方の土着の神々であるとされる。なお、上記の神々は現在では神性が習合・混同されているが、神事や祭祀は今尚その殆どが土着信仰に関わるものであるとされる。
鹿食神事は、神楽殿において宮司、神職たちによって執り行われる。周囲の灯火が消され、殿内のわずかな明かりの中で祭事が進行する。神饌として、かつては鹿の頭が供えられていたが、現在では茄子を鹿の頭に見立てて供えられる。国家安泰、五穀豊穣を祈る神事である。

鹿食免とは
仏教の教えが肉食を禁じていた時代(江戸時代)に、諏訪大社が肉食の免罪符として「鹿食免」というお札を発行していた。このお札を持っていると、シカ・イノシシなどを獲って食べても罰せられなかった。免罪符のようなものである。
信濃毎日新聞の記事によると、現代版のお札は、「鹿食免」の文字を記し、諏訪大社の焼き印が押されている。また、神職からは、鹿食免の札などを収めた「神棚」を調理場に祭ってほしいとの提案もあったそうだ。

追記(2010.3.1)
近くまで来たので、諏訪大社に寄ってみた。上記の記事通りに、「鹿食免」のお札を売っていた。お札には次の勘文(諏訪のはらえ)が記されている。
諏訪の勘文
業儘(人遍なし)有情(ごうじんのうじょう)
雖放不生(はなつといえどもいきず)
故宿人身(ゆえにじんしんにやどりて)
同証仏果(おなじくぶっかをしょうせよ)
諏訪の勘文の意味
前世の因縁で宿業の尽きた生物は
放ってやっても長くは生きられない定めにある
従って、人間の身に入って死んでこそ
人と同化して成仏することができる。

引用元

   ☟click

御頭祭体験記① :諏訪大社

御頭祭体験記① :諏訪大社

信州ジビエ

 

 

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茅野市豊平小 開校150周年記念の遊具完成

2024年03月02日 | 諏訪便り

2024年2月27日 6時00分    お披露目の会でターザンロープで遊び初めをする豊平小の児童代表

茅野市豊平小学校で26日、開校150周年記念事業の一環として中庭に整備を進めてきたアスレチックのターザンロープと平均台のお披露目の会があった。

全校児童212人と職員、記念事業の実行委員会関係者、豊平地区区長会長らが参加。柳平千代一実行委員長の話や児童代表の遊び初めで、楽しみにしていた遊具の完成を喜び合った。

ターザンロープは、滑車付きのロープにしがみつき、傾斜を滑り降りる遊具。同校には昔造られた木製のものがあったが、老朽化して何年も使われておらず撤去した。

新たに設置されたのはスチール製のカラフルな支柱で、スタート側に高さ67センチのスロープデッキがあり、長さ約20センチの空中散歩が楽しめる。

柳平実行委員長は「地元の人や会社、卒業生、お父さんやお母さんからいただいたお金でできたこと、150年でつくられたことを忘れないで、楽しくたくさん遊んで」と呼び掛けた。

遊び初めをした6年の運動委員と5年のクラス代表の4人は「今までにない爽快感があった」「怖いかと思ったけど楽しかった」と感激。児童会長に続いて全校でお礼を述べた。

宮坂均校長は「立派な記念品をありがたい。学校に来る楽しみが増えたようです」と話していた。

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本校はスピードスケートの小平奈緒 - Wikipediaさんが卒業した小学校で 諏訪大社の御柱祭では豊平地区は阿智胡地亭の母親の実家がある隣の玉川地区と組んで参画する地区だ。

 二つの区は今は茅野市になっているが 以前は諏訪郡豊平村と諏訪郡玉川村だった。

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映像作品「御渡り」が国際映画祭で大賞 撮影協力の八剣神社宮司「諏訪湖から気候変動考えるきっかけに」         信濃毎日

2024年02月21日 | 諏訪便り

2024/02/19 20:15     宮坂宮司が登場する「御渡り」の一場面を映しながら、審査員大賞を発表した映画祭=18日夜、タイ・バンコク(グリーンピース・ジャパン提供)

環境保護団体グリーンピース・ジャパン(東京)が諏訪湖の御神渡(おみわた)りを題材にして製作した映像作品「御渡(みわた)り」が、タイ・バンコクで開かれた気候変動をテーマにした映画祭で18日、ドキュメンタリー部門の最高賞に当たる審査員大賞を受賞した。日本作品の大賞受賞は初。湖面の氷が割れてせり上がる御神渡りの観察を担い、撮影に協力した八剣神社(諏訪市)の宮坂清宮司(73)は「諏訪湖で起こっていることを通じて気候変動を考えるきっかけになってほしい」と受賞を喜んだ。

 「御渡り」は約11分の作品。グリーンピース・ジャパンが気候変動が与える影響を調べる中で、御神渡りの変化を知り、昨年7月に同神社で撮影した。宮坂宮司は、室町時代から続く御神渡りの観察記録や、近年は御神渡りの出現しない「明けの海」が増えていることなどを説明した。

 映画祭は「Changing Climate,ChangingLivesFilmFestival(CCCL祭)」。短編映画を通じて気候変動を考える狙いで、4回目の今回は3部門に計383作品の応募があった。ドキュメンタリー部門の最終審査に進んだのは19作品で、「御渡り」は審査員3人の満場一致で大賞に選ばれた。

 作品を手がけた小野友資(ゆうすけ)監督は取材に「宮坂宮司や諏訪市の皆さん、全ての関係者で取った賞だと思います。自然の声に耳を傾け、それらが国を超え、多くの方に伝わることを願います」とコメント。宮坂宮司は「諏訪の庶民たちが時代を超えて続けてきた観察が、地球規模の気候変動問題に語りかけているようで誇らしい」と話した。

 作品は動画サイト「ユーチューブ」の同団体のチャンネルで公開されている。

【HELP展】御渡り / MIWATARI

作品名:『御渡り/MIWATARI』

概要:長野県の諏訪湖が全面結氷すると南の岸から北の岸へかけて氷が裂け、高さ30cmから1.8m位の氷の山脈ができる伝統文化「御渡り」。本作品では、御渡りの出現を判定する八劔神社宮司・宮坂清氏の言葉と、1683年から脈々と綴られた御渡りの記録をもとに、気候変動の影響で出現が減少している御渡りの姿を描きます。

監督:小野友資

撮影:亀村 佳宏

出演:宮坂 清(八劔神社宮司)

製作:HAKUA

2023年/日本/日本語(英語字幕)/12分

 

<製作者プロフィール>

小野友資(監督)

Y小/ YUYBOOKS / 京都精華大学非常勤講師

京都、横浜を拠点に活動。2007年より株式会社1-10にて、モーションデザイナーとしてウェブサイトからデジタルサイネージまで様々なフィールドに渡る制作に関わる。2016年よりデジタルの活動をフリーランスへ。デジタル領域のクリエイティブディレクションから海外のスタートアップまで多岐にわたり取り組んでいる。

 

亀村 佳宏(撮影)

1978年 京都生まれ。2002年よりESPN系列ケーブルテレビ会社にてPV、CM、番組制作等を経て、撮影技術やコンポジット編集技術を習得。現在、京都に活動拠点を移しstudiohorizontとして、ドキュメンタリーやショートフィルムなど映像制作活動をしている。

宮坂 清(出演)

1950年、長野県諏訪市生まれ。國學院大学卒業後、京都・伏見稲荷大社、諏訪大社、手長神社を経て、2020年より八劔神社宮司。趣味は古文書を読むことと篠笛。教誨師を務めている。

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諏訪湖 6季連続で御神渡りのない「明けの海」 諏訪市の八剣神社宮司らが神前に報告        信濃毎日新聞

2024年02月18日 | 諏訪便り

2024/02/17 16:20  拝観式で使う予定だったしめ縄を燃やす「おたき上げ」を見守る関係者

 凍った湖面が割れてせり上がる「御神渡(おみわた)り」の認定と記録を担う八剣神社(諏訪市)は17日、注進奉告祭を同神社で開き、今季が御神渡りのない「明けの海」だったと神前に報告した。

明けの海は6季連続。宮坂清宮司(73)は一度も全面結氷しなかった今季を「一言で言えば寒くない冬。

(観察期間中に)雨が降るという信じられないような年」と振り返り、「気候変動、地球温暖化を感じざる得ない状況が世界的に広がっている」と危機感を口にした。

 注進奉告祭には、寒の入りの1月6日から2月4日の立春まで毎朝観察を続けた氏子総代らが50人余が参加。境内に太鼓の音が鳴り響く中、拝殿へ入った。

宮坂宮司が「御渡(みわた)りござなく候也(そうろうなり)」と注進状を読み上げた。神事の後には、御神渡りが出現した際に開く拝観式で

氏子総代らが肩に掛ける予定だったしめ縄を燃やす「おたき上げ」も行った。

 6季連続の明けの海となるのは、室町時代の1443年から残る記録上で2回目という。

宮坂宮司は「御神渡りが出現せずに大変残念だが、この記録を582年続く御渡帳(みわたりちょう)にしっかりととどめたい。

自然の摂理通り冬に寒くなり、御神渡りが現れ、穏やかで豊かな生活ができるように祈りたい」と語った。

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「寒天の日」給食で親しむ 茅野市玉川小        長野日報

2024年02月18日 | 諏訪便り

 2024年2月16日 6時00分   寒天づくしの給食を楽しむ茅野市玉川小学校の児童たち

茅野市玉川小学校(全校児童641人)で15日、「寒天の日」(16日)にちなんだ「寒天給食」が提供された。

県寒天水産加工業協同組合と茅野商工会議所が今年も市内の幼稚園や保育園、小中学校に計1500本の角寒天を無償提供。

子どもたちに冬の気候風土が生み出す郷土の特産品や食文化に親しんでもらう。

寒天の日は、同市などで製造が盛んな天然寒天にちなんで制定された。同校は16日が麺の日のため1日早めて実施した。

この日の献立は寒天入りマーボー丼、バンバンジーサラダ、チーズ寒天。全品に角寒天と糸寒天が使われ、とろみ付けや固める役割、

水で戻してそのまま味わうといった食感と見た目も楽しめるよう工夫した。

2年3部では大好評でお代わりが続出。乗り物遠足の学習でJR茅野駅のロータリーに建つ天モニュメントを見たことや、

栄養士が考えたクイズで寒天の発祥が玉川という話題で盛り上がった。生活科で栽培した大根で作ったたたくあんも添え、味わいを増した。

児童の1人は「チーズと寒天の組み合わせは想像できなかったけどおいしい」、別の児童は「寒天の日だからよけいにおいしい」と話していた。

同組合などは、諏訪市の保育園や小中学校にも600本近くの角寒天を提供した。

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玉川小学校は阿智胡地亭の母親が卒業した小学校で 阿智胡地亭の母方の従姉兄たちの15人ほどがここから巣立った小学校だ。

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200年前から続く伝統産業 天然寒天の魅力を知ろう!

特定の気候条件下でのみ製造することができる天然寒天。
諏訪地域では200年ほど天然寒天づくりが続けられています。
伝統的なものづくりとしての魅力を放つ諏訪地域の天然寒天をご紹介します。

諏訪地域で守られる
天然寒天づくり
そのはじまりは?

諏訪地域では、毎年寒冷期に入ると休耕地の田園に「寒天干し」の風景が広がります。日光に照らされてキラキラと光る寒天。その壮観な景色は、この地域の季節の風物詩です。

1830年ごろに諏訪郡穴山村(現在、天然寒天づくりがもっとも盛んな茅野市玉川地区)の行商人・小林粂左衛門が出稼ぎで訪れた兵庫県丹波地方の寒天づくりを見て、

故郷の気候は寒天づくりにうってつけではないかと思いつき、この技術を持ち帰り、諏訪地方に広めました。

1905年に中央線が開通するとテングサの確保も容易となり、すっかりこの土地の名産品となりました。

諏訪地域の気候は、小林粂左衛門の予想どおり、寒天づくりにはうってつけだったのです。

標高の高さゆえ夜間は氷点下5度から寒いときには10度以下にもなり、内陸性気候ゆえ湿気も少なく晴天の日が多く、昼夜の寒暖差も大きくなります。

天然寒天の製造には、この寒さと湿気の少なさ、寒暖差が必須条件。水を多く用いる寒天製造にとって、この地域の不純物の少ない地下水は大きな利点となっています。

 以下全文

 

 

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今季一番の寒さ、諏訪湖に薄氷 御神渡り期待 長野日報

2024年01月12日 | 諏訪便り

2024年1月10日 6時00分    氷の厚さを確認する八剱神社の宮坂清宮司と総代ら

放射冷却が強まった9日、県内は寒い朝を迎えた。長野地方気象台によると、諏訪の最低気温は氷点下7.9度で今冬最低となった。

御神渡り(御渡り)の判定と神事をつかさどる諏訪市小和田の八剱神社は同日朝、定点観測場所の舟渡川河口左岸(同市豊田)で、今季の観察中初となる薄氷の出現を確認。

宮坂清宮司は計測の際「いよいよ始まるぞ」とつぶやき、湖の全面結氷に強い期待を寄せた。

同神社による観測では、同日午前6時30分の気温は氷点下8.5度、水温は3.6度でいずれも今季の最低を記録した。氷の厚さは0.5~0.8ミリ。

薄く透き通った、楕円(だえん)形の薄氷が川の流れで湖の中央へと流される、現地の人たちから「セミの羽」と親しまれる現象も見られ、

氏子総代や見物客らが「結氷する予兆かもしれないね」などと話しながら、興味深く眺めていた。

宮坂宮司は「約20分の観察の最中にも氷がだんだんと広がっていくのが分かった。自然の力は不思議だ」とし、

「週末も冷える予報なので、氷の変化が今から楽しみ」と顔をほころばせた。

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【LIVE】[可動] 諏訪方面から 諏訪湖の「いま」を配信します|ライブ|諏訪湖|LakeSuwa | SuwaCity | Nagano | GodCrossing

【LIVE】[可動] 下諏訪方面から  諏訪湖の「いま」を配信します|ライブ|諏訪湖|LakeSuwa | SuwaCity | Nagano | GodCrossing

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諏訪湖 御神渡り出現祈願 八剱神社が湖面観察開始   長野日報

2024年01月10日 | 諏訪便り

2024年1月7日 6時00分     今季初となる諏訪湖の水温の計測を行う八剱神社の氏子総代ら

諏訪市小和田の八剱神社(宮坂清宮司)は6日朝、同市豊田の諏訪湖の舟渡川河口付近で行う、約30日間にわたる今季の湖面状況の観察を始めた。

宮坂宮司(73)をはじめ、大久保一大総代(73)ら氏子総代19人が集合。川岸で水温や気温などを計測し、2018年以来6年ぶりとなる御神渡り(御渡り)の出現を祈願した。

観察は午前6時30分ごろ開始。この日の気温は氷点下1.3度、水温は4.2度で、宮坂宮司によると「風はなく、波は静か」。

昨年同日の気温が氷点下8度だったことから「今年は温(ぬく)いね」といった声も上がった。湖面に氷が張らなかったため、計測の際に氷斧は使わなかった。

観察場所となる舟渡川河口の左岸にはごみが多く漂着していたことから、昨年12月、氏子総代や諏訪湖温泉旅館組合の関係者、有志のボランティアの協力を受け

、プラスチック片やペットボトルなどのごみを拾ったり、雑木を処理したりする環境美化活動を実施した。

宮坂宮司はあいさつで「多くの人が手伝って下さり、今年も環境を整えることができた」と感謝。

「この30日間が勝負となる。湖の変化を楽しみながら観察していきたい」と意気込みを語った。

大久保大総代は「今年が(大総代の)最後の任期だ」として「何とか拝観式を経験したい」と話していた。

御神渡りは全面結氷した湖で氷がひび割れ、朝夕の寒暖差により、膨張と収縮を繰り返すと、その跡が高くせり上がり出現する。

ヘビの這った跡のようにも見える独特の形状や、氷がせり上がる際のごう音から「諏訪七不思議」の一つにも数えられ、

諏訪大社上社の祭る男神が下社の妃神の元へ通った道筋であると伝えられてきた。拝観の記録は「御神渡注進録」や「御渡帳」として

室町時代の1443年から記録され、御神渡りの出現は1989年以降は9回という。

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【LIVE】[可動] 諏訪方面から 諏訪湖の「いま」を配信します|ライブ|諏訪湖|LakeSuwa | SuwaCity | Nagano | GodCrossing

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年末年始を八ケ岳で、 登山客の入山始まる    茅野市玉川の美濃戸口     長野日報

2023年12月31日 | 諏訪便り

2023年12月30日 6時00分          年末年始を八ケ岳で過ごそうと入山する登山客たち=茅野市玉川の美濃戸口  

年末年始を八ケ岳連峰で過ごそうと登山客の入山が始まっている。新型コロナが5類に移行して初の年末年始だが、あいにく31日の大みそかは荒天予報。

茅野市玉川の登山口「美濃戸口」では29日、年越しを諦めて予定より1日早く入山する人も見られ、1泊や日帰りでも冬山を楽しもうと県内外から多くの登山客が訪れた。

美濃戸口では、同日午前10時ごろに増発便も含めてバス2台が到着。単独やグループ客らが冬山装備を整えて山へ向かっていった。

諏訪地区遭難防止対策協会(遭対協)によると、午前11時までに約70枚135人が登山届を提出。オンライン申請を含めれば、200人ほどが入山したもよう。

赤岳直下の山小屋「赤岳天望荘」(標高2722メートル)などを営む藤森周二さんによると、宿泊予約の状況はコロナ禍前に戻っている。

31日は既に満室だが、天候不良のためにキャンセルの発生が見込まれるという。

千葉県内の大学の山岳部に所属する鈴木遥歩さん(20)と金澤巧実さん(20)は、OBと一緒に2泊3日で入山。

阿弥陀岳山頂を目指すほか、アイスクライミングも楽しむという。鈴木さんは「難しいルートで初めて登るので緊張するけど技術を向上させたい」、

金澤さんは「テント泊で夜にボルシチを食べるのが楽しみ」と笑顔だった。

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茅野市玉川と言う文字に触れると無意識に身体が反応する。   亡母の生まれ育った土地の名のせいだろう。当時は長野県諏訪郡玉川村と表記されていたが。

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冬の諏訪湖ライブ配信 28日~2月末    長野日報

2023年12月29日 | 諏訪便り

2023年12月26日 6時00分    県諏訪地域振興局ホームページ内にある「諏訪湖の御神渡り」ページ。28日からユーチューブの画面に入れるようになる 

県諏訪地域振興局は28日から、動画投稿サイト「ユーチューブ」で冬の諏訪湖のライブ配信を始める。

来年2月末までの2カ月間、冬の湖面や結氷の状況をリアルタイムで発信して諏訪湖の魅力を広げるとともに、結氷しても氷上に出ないようテロップを流して注意喚起する。

昨季より期間を長くし、カメラを1台増やして3台体制で運用する。御神渡り(御渡り)に関心がある県内外の人たちにも活用されそうだ。

下諏訪町に固定、可動カメラをそれぞれ1台設置し、固定カメラでは諏訪市方面の状況を配信する。可動カメラではズーム映像を交え湖全体の様子を流す。

今季は振興局に配分された地域振興推進費を活用。諏訪市側に可動カメラを新設し、下諏訪、諏訪側の2方向からの映像を届ける。

26日にカメラの設置を済ませ、配信準備を進める。画面の下部で「氷の厚さや強さにはムラがあり、立ち入りは危険」という注意喚起のテロップを日本語と英語で流し、

安全な場所から冬の諏訪湖を楽しむよう呼び掛けていく。

昨季は1月20日~2月末を期間として、2台体制でライブ配信を試行。振興局商工観光課によると、視聴回数は約14万7000回となり、

冷え込んだり広範囲が結氷したりした日はアクセス数が伸びたという。「湖畔の夜景や月が見える夜の視聴もおすすめ」としている。

同振興局ホームページ内にある「諏訪湖の御神渡り」のページから、ユーチューブの画面に入れるようにする。問い合わせは同課(電話0266・57・2955)へ。

【LIVE】[可動] 諏訪方面から 諏訪湖の「いま」を配信します|ライブ|諏訪湖|LakeSuwa | SuwaCity | Nagano | GodCrossing

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長野県の佐久長聖高校が大会新で3度目V 全国高校駅伝男子 信濃毎日新聞

2023年12月25日 | 諏訪便り

 全国高校駅伝競走大会は24日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着するコースで行われ、47校が出場して7区間42・195キロで競った

第74回大会の男子は佐久長聖が2時間1分0秒の大会新記録で6年ぶり3度目の優勝を果たした。(タイムは速報)

 佐久長聖は、1区の永原颯磨が区間4位と好発進。2区の遠藤大成が2位に浮上し、3区の山口竣平が先頭に立った。

4区で倉敷(岡山)に15秒差まで迫られたが、5区の佐々木哲が区間新記録をマークし、倉敷との差を51秒に広げた。

 佐久長聖は1998年の初出場から26年連続26度目の出場。2008年と17年に優勝を果たし、昨年は2時間1分57秒で準優勝だった。

 58校が出場した第35回大会の女子(5区間21・0975キロ)は神村学園(鹿児島)が1時間7分28秒で優勝し、長野東が1時間8分52秒で5位に入った。

   ◇

【佐久長聖のオーダー】

1区(10キロ)  永原 颯磨(3) 川中島

2区(3キロ)   遠藤 大成(3) 千葉岩名

3区(8.1075キロ)山口 竣平(3) 石川津幡南

4区(8.0875キロ)浜口 大和(2) 徳島羽ノ浦

5区(3キロ)   佐々木 哲(2) 愛知愛工大名電

6区(5キロ)   吉岡 斗真(3) 川中島

7区(5キロ)   篠  和真(2) 埼玉上平

(丸数字は学年。続いて出身中学)

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宮坂光昭さんの研究資料公開   諏訪市博物館      長野日報

2023年12月20日 | 諏訪便り

2023年12月18日 6時00分   宮坂光昭さんの考古資料や記録写真を初公開した企画展=諏訪市博物館

諏訪市博物館は、同市出身の考古学者、宮坂光昭さん(1931~2013年)の没後10年を記念したギャラリー展を開いている。

縄文時代の遺跡調査、諏訪信仰の研究に関する遺物や記録写真など約50点を紹介。2020年に遺族から寄贈を受けた1万点を超える考古資料、書籍の一部として初めて公開した。24日まで。

宮坂さんは湯の脇生まれ。同市出身の考古学者、藤森栄一に師事し、諏訪地域の遺跡研究をけん引した。中央自動車道建設に伴う原村の阿久遺跡保存活動に貢献。

国宝土偶「縄文のビーナス」が出土した茅野市棚畑遺跡の発掘調査団長、諏訪考古学研究会の初代会長を歴任した。

会場では、岡谷工業高校在学中、岡谷市の梨久保遺跡で見つけた土器と土偶、論文を展示。諏訪市のまわり場古墳で出土した鉄鏃、石室の実測図などもある。

諏訪大社や御柱祭の郷土史研究を著書に残し、古文書をひもとく「諏方大明神画詞」を手掛けた宮坂さん。

長年にわたり諏訪大社の年中神事に参加して歴史追究を試み、多くの記録写真がそろう。諏訪地域の郷土史編さんにも携わり、関連書籍を紹介している。

本展は、同館で開催している藤森の没後50年企画展に合わせて実施。学芸員の児玉利一さん(38)は「栄一の亡き後、諏訪地方の考古学をけん引した宮坂さんの膨大なコレクションの一部。

両展を一緒に見てもらうことで、考古学の流れが分かる」と話す。

午前9時~午後5時。月曜休館。入館料は高校生以上500円、小中学生150円。問い合わせは同館(電話0266・52・7080)へ。

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しめ縄づくり協力一致 諏訪の八剱神社           長野日報

2023年12月01日 | 諏訪便り

2023年11月27日 6時00分   八剱神社境内でしめ縄を作る氏子総代や氏子青年会メンバーら

諏訪市小和田の八剱神社で25、26の両日、しめ縄づくりが行われた。氏子総代と氏子青年会の計約50人が、神社斎田の稲わらを用いて協力一致で6本をこしらえた。

四方の鳥居や拝殿、斎館に飾り、新年を迎える準備を整えた。

わらすぐりで余分な部分を取り除き、3本に分けて手作業で編み込んだ。大鳥居に飾るしめ縄は最も大きく、長さ4.8メートル、太さ65センチ。

宮坂清宮司が仕上がりを確認し、地上から引き上げてからしめ縄が正面にくるよう調整した。

冬季結氷した諏訪湖に出現する御神渡り(御渡り)の神事をつかさどる同神社。拝観式の際に身に付ける拝観用のしめ縄80本も作った。

桑原良次・斎田委員長は「総代任期最後の年。若い人の応援を得て、立派なしめ縄を納めることができた」と話していた。

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カエデ紅葉真っ盛り 茅野の長円寺          長野日報

2023年11月06日 | 諏訪便り

 2023年11月5日 6時00分    紅葉の見頃を迎え、境内を真っ赤に染める長円寺のカエデ

紅葉の名所として知られる茅野市穴山のclick長円寺(宮里孝憲住職)で、境内のカエデの紅葉が見頃を迎えている。

目の覚めるような鮮やかな赤が特徴で、西側の日当たりいい場所は真っ盛り。3連休と重なり、地元をはじめ、県内外から大勢の人が訪れている。

境内を染めるのは100年ほど前に京都から取り寄せた「一行寺楓(いちぎょうじかえで)」という種類で十数本が植わる。

鐘楼門の脇で色鮮やな黄色に染まるイチョウや、池の周りの石仏百体観音、参道にそびえ立つ樹齢約300年の杉との共演も魅力的で、

訪れた人々は思い思いの場所で眺めたり、カメラを向けたりして楽しんでいる。

蓼科湖から巡ってきた喜多みどりさん=同市=と大川奈保子さん=諏訪市=は「お寺の紅葉は心が落ち着き、またすてき」と話していた。

同寺では「例年より多少遅れたが、ほぼ見頃。大勢に楽しんでもらいたい」としている。

12日まで「諏訪紅葉三山めぐり」を実施中で、同寺では日没から午後8時までライトアップを行っている。

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茅野・穴山の長円寺は 母方の一族の菩提寺で 阿智胡地亭もDNAを引き継いでいる代々のご先祖さんのお墓が並んでいる。

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諏訪湖ワカサギ釣り安全に シーズンへ祈願式          長野日報

2023年10月05日 | 諏訪便り

2023年10月4日 6時00分      安全祈願式でワカサギ釣りの無事故を願う関係者ら

諏訪湖のワカサギ釣りの本格シーズン到来を前に、無事故を願う安全祈願式が3日、諏訪市高島のRAKO華乃井ホテルであり、諏訪観光協会や諏訪湖釣舟組合などの関係者12人が出席した。

魚影は薄いが「脂乗りがよく大きい」とし、新型コロナ5類移行から回復傾向にある観光のさらなる活性化に期待を込めた。

祈願式は69回目。八剱神社の宮坂清宮司の祝詞に続いて観光や漁業、行政関係者が玉串をささげた。諏訪観光協会の佐久秀幸会長は「コロナ禍のダメージも若干癒え、

諏訪湖の観光もにぎわいを見せてきた。ワカサギがたくさん釣れて、多くの方にお越しいただけたら」と述べた。

釣舟組合(6店舗)の中澤滋組合長(63)によると、残暑で水温が下がらず、例年より釣果の上がる時期は遅れているという。水温が15度を下回ると、餌をよく食べるようになるという。

県水産試験場諏訪支場(下諏訪町)が7月24日に行った魚群探知機を用いた調査では、今年の資源量は昨年同時期の半分程度と推定される。

中澤組合長は「脂の乗りがよくて大きく、ポテっとしている。大きい方が針が掛かりやすく餌をよく食べるため、釣りが楽しいものになるのでは」と期待した。

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