阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

東日本大震災が起こった翌年の [ 2012年10月17日(水)の阿智胡地亭の非日乗ブログ ] 再掲載

2024年11月21日 | 東日本大震災ブログ
2012年10月17日(水)
 

出生数過去最悪の落ち込み   NHK福島放送局
10月15日 10時32分

 県内で去年1年間に生まれた子どもの数は、前の年より1000人以上減り、過去10年間で最も大きい減少幅となりました。

県は原発事故によって若い世代が県外に避難していることが影響しているとみています。

厚生労働省のまとめによりますと、県内で去年1年間に生まれた子どもの数は1万5072人で、前の年より1054人、率にして6.5パーセント減りました。

これは過去10年間で最も大きい減少幅となりました。

また去年1年間の県内の婚姻件数は8796件で、前の年とくらべると786件、率にして8.2パーセント減り、こちらも最も大きい減少幅とっなっています。

県は原発事故によって若い世代が県外に避難していることが影響していると見ています。

福島県の全人口は震災・原発事故の前と比べ、9月1日の時点でおよそ6万1000人減っています。

県子育て支援課の吉成宣子主幹は、「18歳以下の子どもの医療費無料化などを通じて安心して子育てできる環境を整えていきたい」と話しています。

 
 
9・11学術会議報告書の衝撃  原発は選択の問題ではない
「原発ゼロ社会」は選択の問題ではない。不可避の現実である
9・11学術会議報告書の衝撃

一部引用・・

府も財界も気づかない最大の「アキレス腱」

民主党政権が「革新的エネルギー・環境戦略」において表明した「原発ゼロ社会をめざす」という方針に対し、財界からは「原発は、コストの安い電源だ。安全性を確認して稼働し、存続させるべきだ」「原発を稼働しないと、日本経済が破綻する」「核燃料サイクルを放棄すると、日米関係がおかしくなる」といった強い批判が起こっていますが、この問題を田坂さんは、どう考えるでしょうか?

田坂:財界の方々が、エネルギーコストの問題や、日本経済の問題、さらには、日米関係の問題を考え、こうした懸念を表明される気持ちは分かるのですが、財界を始めとする原発維持を主張する方々が、いま、見落としてしまっている極めて重要な問題があるのです。

何でしょうか?

田坂:「原発ゼロ社会」というのは、「政策的な選択」の問題ではなく、「不可避の現実」だという問題です。

 いま、政府、財界、メディアを含めて、「日本という国は、原発ゼロ社会をめざすべきか否か」という論調で、あたかも、「原発ゼロ社会」というものが「それを選ぶか、否か」という「政策的な選択」の問題だと思い込んでいるのですが、実は、「原発ゼロ社会」とは、好むと好まざるとに関わらず、否応なくやってくる「不可避の現実」なのです。

 残念ながら、いま、政府も財界もメディアも、その一点を完全に誤解して議論をしています。

なぜ、「原発ゼロ社会」が「不可避の現実」なのでしょうか?
田坂:原子力発電と核燃料サイクルが抱えてきた最も致命的な「アキレス腱」が切れてしまったからです。

「最も致命的なアキレス腱」とは?

田坂:高レベル放射性廃棄物と使用済み核燃料の「最終処分」の問題です。

 この最終処分の問題は、昔から「トイレ無きマンション」という言葉で、原発推進に反対する方々から批判されてきた問題です。要するに、原子力発電と核燃料サイクルから発生する「ゴミ」を安全に捨てる方法が確立されないかぎり、いずれ、原発は稼働できなくなる、という問題です。

全文はこちら
 
オスプレイ「訓練移転で対応」 軍転協要請に藤村官房長官   琉球新報
2012年10月17日

 【東京】県と、基地を抱える27市町村でつくる県軍用地転用促進・基地問題協議会(軍転協)会長の仲井真弘多知事、稲嶺進名護市長、儀武剛金武町長らが16日、官邸で藤村修官房長官と面談し、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの米軍普天間飛行場配備計画の中止、同飛行場の県外移設、日米地位協定の見直しなどを文書で要請した。

藤村氏はオスプレイについて「訓練移転に取り組むことを検討している」と述べ、配備中止には応じなかった。

 要請内容は在沖米海兵隊のグアム移転、米軍嘉手納基地より南の施設・区域の返還、鳥島射爆場の返還など基地負担軽減で7項目、駐留軍用地利用に関する諸施策の推進で2項目。政普天間飛行場の県外移設は昨年に続いて要請に盛り込まれた。

一行は森本敏防衛相、樽床伸二沖縄担当相、輿石東民主党幹事長、吉良州司外務副大臣、ルース駐日米大使を訪ね同様に要請した。

 要請後、仲井真知事は記者団に対し「米軍基地に係る課題の改善、解決を図ってもらいたいと、政府にお願いするが、何年も立っても、1ミリも進まない」と不満を表明し、目に見える基地問題解決の進展を求めた。さらにオスプレイ配備に関しては全国への配置分散をあらためて強調した。
 
 
アメリカ本国から出張中のアメリカ兵 沖縄女性を暴行 
逮捕の米兵 沖縄出発する当日に犯行

10月17日 5時15分 NHKwebニュース

16日、アメリカ海軍の兵士2人が沖縄本島の中部で女性を乱暴したなどとして逮捕された事件で、2人は物資の補給のため2泊の日程で沖縄に派遣され、出発する日の未明に犯行に及んでいたということで、警察は当時の詳しい状況などを調べることにしています。

この事件は、アメリカ海軍の上等水兵、クリストファー・ブローニング容疑者(23)と、3等兵曹のスカイラー・ドージャーウォーカー容疑者(23)の2人が、16日未明に沖縄本島中部の路上で日本人の女性1人に乱暴してけがをさせたとして逮捕されたものです。

警察や在日アメリカ海軍によりますと、2人はアメリカ・テキサス州のフォートワース海軍航空基地の所属で、物資の補給のため今月14日から2泊の日程で沖縄の嘉手納基地に派遣され、出発する日の未明に犯行に及んでいたということです。

被害者からの情報を基に警察が基地周辺などを調べていたところ、16日の朝、2人の宿泊先のホテルから、「よく似た男たちが午前5時ごろ戻ってきた」という連絡があり、警察に逮捕されました。

2人は犯行の前、現場近くの飲食店で酒を飲んでいたということで、調べに対し、ブローニング上等水兵は「事実は違っている」と述べて容疑を否認し、ドージャーウォーカー3等兵曹は「間違いない」と認めているということです。

警察は当時の詳しい状況など、17日から本格的に調べることにしています。

“極めて重大で、許しがたい事態”

この事件を受けて沖縄県の仲井真知事は、「極めて重大で、許し難い事態」だとして、17日に外務省や防衛省、それに在日アメリカ大使館などを訪れ、厳重に抗議するとともにアメリカ兵の綱紀粛正を徹底するよう求めることにしています。

政府への要請活動で上京している沖縄県の仲井真知事は、事件を受けて、急きょ東京での滞在期間を延ばし、16日夜、県の幹部と電話で今後の対応を協議しました。

そして、「極めて重大で許し難い事態」だとして、17日に外務省や防衛省、それに在日アメリカ大使館などを訪れ、厳重に抗議するとともに、アメリカ兵の綱紀粛正を徹底するよう求めることにしています。

また、県内でも、基地問題を担当する県の幹部がアメリカ軍キャンプ瑞慶覧にある在日アメリカ軍沖縄事務所やアメリカ総領事館に対し厳重に抗議することにしています。

沖縄県では、アメリカ軍の新型輸送機オスプレイの普天間基地への配備を巡って政府やアメリカ軍の対応への不信感が高まっているところにこれまで繰り返されてきたアメリカ軍の兵士による女性の乱暴事件が再び起きたことで、反発は一層強まることが予想されます。


集団女性暴行致傷容疑で米兵2人逮捕 帰宅途中の女性襲う
2012年10月17日

 県警捜査一課は16日、成人女性を暴行しけがを負わせたとして、集団女性暴行致傷容疑で自称米テキサス州フォートワース海軍航空基地所属の米海軍上等兵クリストファー・ダニエル・ブローニング容疑者(23)と、同三等兵曹のスカイラー・アンドリュー・ドージャーウォーカー容疑者(23)を逮捕した。

同課によると、ドージャーウォーカー容疑者は容疑を認めており、ブローニング容疑者は「事実が間違っている」と容疑を否認している。女性は首に擦過傷を負った。

 両容疑者の逮捕容疑は16日午前3時35分ごろから同4時20分ごろの間、共謀して本島中部の屋外で女性を暴行し、首に擦過傷を負わせた疑い。容疑者らと女性に面識はなく、帰宅途中だった女性に突然襲いかかったという。両容疑者は酒を飲んでいたという。

 女性の関係者から通報を受けた県警が現場周辺や付近の聞き込み捜査をし、本島中部の宿泊施設でブローニング容疑者を発見し緊急逮捕した。その後、供述からドージャーウォーカー容疑者が事件に関わっていたことを割り出し、現場引き当て後に発生場所付近路上で緊急逮捕した。

☆一般アメリカ兵からすれば、いきがけの駄賃くらいにしか日本人のことを思っていない証明のようなことだ。

米軍基地なかりせばと女性とご身内は思うだろう。

沖縄県民はこんなことがいつまで続くのだと。
 
 
前福島県知事の有罪確定へ  (ただし執行猶予つき)
10月16日 19時35分 NHKニュース

公共工事を巡る汚職事件で収賄の罪に問われた福島県の佐藤栄佐久前知事に対し、最高裁判所は16日までに、前知事側と検察の上告をいずれも退ける決定をして、執行猶予の付いた有罪判決が確定することになりました。

福島県の前の知事の佐藤栄佐久被告(73)は、県が発注したダムの建設工事の入札で便宜を図った見返りに、弟の会社の土地を建設会社に買い取らせたとして収賄の罪に問われました。

裁判で、佐藤前知事は「土地の取り引きに関わったことはない」などと一貫して無罪を主張していました。

1審は懲役3年、執行猶予5年でしたが、2審の東京高等裁判所は、「土地の価格が相場よりも高かったとは言えない」などと指摘して賄賂の範囲を限定し、懲役2年、執行猶予4年を言い渡していました。

前知事側と検察の双方が上告していましたが、最高裁判所第1小法廷の櫻井龍子裁判長は「工事受注の謝礼の目的であれば、相場と同じでも土地を買い取ってもらい金を得たことが賄賂に当たる」という判断を示し、16日までに双方の上告を退ける決定をして、懲役2年、執行猶予4年の有罪が確定することになりました。

これについて、佐藤前知事は、「収賄の事実は断じてなく、最高裁の決定は承服できない。真実を明らかにできない日本の刑事司法に絶望を感じている。今後は弁護士と相談し、再審を申し立てることを含め、対応していきたい」というコメントを出しました

☆司法互助会(ムラ)が組んで、支配層に都合の悪い人間を国策検挙で社会的に抹殺する。
収賄事件の裁判で執行猶予がつくのは、裁判所の担当裁判官が、ムラの長の指示で冤罪をやらざるを得なかった検察のメンツだけは守ってやるということだ。そうしなけば判事を含む司法ムラ全体が持っていると勝手に思っている秩序が内部崩壊する。本当は崩壊しないと中国の司法の後を追うのだが・・

人治国家のお隣中国なら日常的にあることだが、法治国家であることを看板にしている、というか標榜している日本でこんなことが通るのは間違っている。

県民、冷めたまなざし 佐藤前知事有罪確定へ 復興の方が大事 福島民報
2012/10/17 09:04
 
 福島県発注の木戸ダム工事に端を発した汚職事件は前知事佐藤栄佐久被告(73)の逮捕・起訴から足かけ6年で、司法の最終判断が下された。「一点の曇りもない」と一貫して無罪を主張し、検察と鋭く対峙(たいじ)した栄佐久被告。

しかし、司法は厳しい姿勢を貫いた。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興に向け課題が山積する中、かつての県政トップの有罪確定の見通しが明らかになった16日、県民、県職員は冷めた表情を浮かべた。

 栄佐久被告の有罪が確定することを、県民は冷静に受け止めた。
 伊達市の会社員渡辺紀子さん(26)は「東日本大震災という大惨事を経験した。

だいぶ前の事件の有罪を言われてもピンとこない」としながらも、「福島のトップの立場を利用してやったことで見逃してはいけない事件。報いは受けなければならない」と最高裁の判断を支持した。

 楢葉町から避難し、いわき市の借り上げ住宅に住む主婦、金井直子さん(47)は「復興に向け、全国から温かい励ましを受けている最中に、かつての県のトップの有罪が確定することは残念」と県民の前向きな気持ちへの影響を懸念した。「逮捕から有罪確定まで長過ぎる。事件の記憶も薄れてしまう」とも述べた。

 栄佐久被告の地元・郡山市の会社員宗像正勝さん(54)は「罪を償い、復興に向けた活動で名誉挽回すべき」と話した。

 会津若松市の会社員白井利光さん(60)は「『県政の発展に尽くした知事』というイメージが強かっただけに、栄佐久被告の主張を信じていたのだが」と語った。

 郡山市のアルバイト河原麗子さん(62)は「講演会にも参加して、無罪を確信していたのに」と話した。

■県職員遠い過去の話…
 「前知事が有罪確定らしい」。午後5時15分すぎ、退庁時刻を迎えた県庁内では、突然の知らせに帰り支度を始めていた県職員の動きが止まった。残った職員の間で情報が飛び交い、事件の舞台となった土木部では、職員が急いで福島民報の号外やインターネットで情報を集めた。

 本庁舎1階と西庁舎4階にある土木部の各課は明かりがともり、多くの職員が黙々と残業していた。栄佐久被告の逮捕当時、県の出先機関の建設事務所にいた男性職員は「今は震災や原発災害からの復興に向け、重要な時期。遠い過去のように感じる」とつぶやいた。

 「複雑な心境だが、司法が下した判断を受け止める」。十数年前、栄佐久被告を間近で見ていた県幹部は冷静に語った。「県は事件後、県民の信頼を回復するため入札改革を進めてきた。これからも透明性確保に努める」と話した。

 管理職の1人は「われわれは粛々と県政業務を進めるだけ」と淡々と語り、足早に職場に戻った。

■原子力政策を批判 震災後の栄佐久被告

 東日本大震災後、栄佐久被告は被災地を巡り、各地で原子力政策の問題点を指摘する講演会などで持論を展開した。

 今年1月、フランスの自治体のトップら10人ほどが栄佐久被告の自宅を訪れた。栄佐久被告は予定時間をオーバーして日本の原子力政策を批判した。

 3月に原子力委員会が原発の中長期的な措置について意見を聴く会を郡山市で開いた際には、近藤駿介委員長に対し、「全人格をかけてやってくださいとお願いした」と、知事時代に指摘したことを引き合いに出し、「これだけ苦労を掛けて、県民にとっては許せない」と強い口調でまくしたてた。

■栄佐久被告「無罪へ闘い続ける」

 「これが法治国家か。弁護士と相談し再審請求を含めて無罪を証明する闘いを続けていく」。16日午後9時すぎ。車で郡山市の自宅に戻ってきた栄佐久被告は、自宅内で報道陣の取材に応じると、怒りの表情で心境を語った。

 約20人の記者に囲まれた栄佐久被告は、用意したコメントを読み上げた。「高裁判決では弟との収賄を認めたが、追徴金はゼロ、つまり、賄賂の金額もゼロと認定した。ならば無罪なのに、特捜部の顔を立て実質無罪の有罪判決にした」。最高裁判断への憤りがにじむ。

 B4判の用紙いっぱいに書かれたコメントは裁判に対する指摘にとどまらない。知事在任中に原発問題で国と激しく対立してきたことにも触れ、「事件はこのような攻防を背景に起こされました」と見解を示した。取材への対応は午後11時ごろまで続いた。

 栄佐久被告は16日午前10時から11時ごろに裁判所から郵送で届いた上告棄却を知らせる書類を見た。見た直後は「有罪という実感はなかった」という。

■「無罪信じたが…」栄佐久被告関係者

 栄佐久被告から便宜供与の「指示を受けた」とする検察側立証の根拠となる証言をした元県土木部長の男性方では、家人とみられる女性が福島民報社の取材に応じた。女性はインターホン越しに「(元部長は)外出中」とした上で「何もお話しすることはありません」と語った。

 栄佐久被告の知事時代に選対本部幹部として支えた郡山市の会社役員男性は「二審の結果を『実質的な無罪』と受け止め、無罪になるものと信じていたのに」と語った。
 
 
ヤメ検弁護士落合洋司に真犯人?からメールが届いた。
弁護士に遠隔操作認めるメール 別人逮捕「かわいそう」

11:04
http://www.asahi.com/digital/internet/TKY201210150663.html

記事要約→落合弁護士によると、メールが届いたのは今月9日の午後11時22分。「【遠隔操作事件】私が真犯人です」のタイトルで、冒頭には「現在報道されている大阪・三重の遠隔操作ウイルス事件について、私が犯人です」とあった。

落合弁護士に送った理由については、「たまたまテレビに出ていたから。また事情に詳しそうだったから」としていた。落合弁護士によると、実際に7日夜のNHKニュースに出演して事件に関してコメントをしていたという。

落合ブログ→取材に対しても言いましたが、迷惑メールボックスに分類されていて、気付いたのが昨日の夕方でした。その前から、既に、一部マスコミから問い合わせが来ていて(TBSへ送られたメールに、私へも送ったという記載があったようです)、聞かれれば知らないとも言えないので、大きく報道されることになったという次第です。

メールに記載されているいろいろな事件について、捜査当局も大きく動いて調べ直すべき点は調べ直す、という流れになっているようですが、中には、やっていない(メールによれば)はずなのに自白して(させられて?)しまっている人や、既に処分を受けてしまっている人もいて、そういった、「やっていない人が自白する(させられる)捜査」というものも、厳しく検証されなければならないのではないか、と感じています。

こうした、いわゆる「劇場型」の手法には、かつてのグリコ・森永事件を想起させるものもあり、かなり特異な事件になってきている、という印象を私自身も受けています。

太字は管理人
 
 
やってなくてもやったと言わせるのが取調べ警官の職務??
幼稚園に脅迫メールの男性も無関係の可能性
10月17日 4時24分 NHKwebニュース

東京・文京区の幼稚園に脅迫メールを送ったなどとして逮捕されその後釈放された男性について、警視庁は、犯行声明と見られるメールの中に犯人しか知り得ない内容の書き込みがあったことなどから、男性は事件とは無関係の可能性があるとして、捜査に問題がなかったか経緯を調べることにしています。

この事件はことし8月、東京・文京区のお茶の水女子大学附属幼稚園に「園児を襲撃する」などと脅迫するメールが送られたもので、福岡市の28歳の男性が威力業務妨害の疑いで警視庁に逮捕されました。

男性は、タレント事務所に脅迫メールを送った疑いでも逮捕されましたが、パソコンが遠隔操作ウイルスに感染した疑いがあることが分かり、先月27日に釈放されました。

警視庁は、男性は当初、容疑を認めたとしていますが、その後、検事の調べに対しては否認したということです。

今月9日、東京の弁護士に犯行声明と見られるメールが届き、この中では自分が犯人だとする人物が男性のパソコンを遠隔操作して幼稚園などに脅迫メールを送りつけたことを認めているほか、公表されていないメールの文面が記されるなど、犯人しか知り得ない内容の書き込みがありました。

警視庁は男性が事件とは無関係の可能性があるとして、捜査に問題がなかったか経緯を調べることにしています。

☆早くやったと言えば罪が軽くなるし、会社や近所にもバレないうちに釈放できるかも。おい、黙っていて本官を馬鹿にするのか!
このままならガサ入れでもなんでもやるぞ。

警察小説の読み過ぎかも。

それにしても警察の取調べの全面可視化に猛反対している全国のノンキャリ警察中級幹部以下の思いはよくわかる。そんなことをされた日には、脅して吐かせるのがやりにくいじゃないか、ええっ。
 
 
 
自白、否認、また自白 PC遠隔操作警察取調べの怪
PC遠隔操作「同居人かばい自供」 幼稚園脅迫で逮捕 福岡の男性
2012年10月17日 東京新聞

 他人のパソコンを遠隔操作して犯罪予告が送られた事件で、東京都内の幼稚園などに脅迫メールを送ったとして警視庁に逮捕され、その後釈放された福岡市の男性(28)が「同居の女性がやったと思い、かばうために容疑を認めた」と供述していたことが捜査関係者への取材で分かった。

 真犯人を名乗る犯行声明メールには男性のパソコンを遠隔操作したと記載され、男性は事件と無関係だった可能性が浮上。警視庁は男性からあらためて事情を聴き、自供の誘導がなかったかなど捜査の経緯を検証する。

 捜査関係者によると、男性は秋篠宮家の長男悠仁(ひさひと)さまが通う都内の幼稚園への脅迫メール事件で、逮捕直前は容疑を否認。だが、自宅のパソコンに脅迫メールが残っていることを指摘され、「私がやりました」と認めた。

 男性は「同居の女性がやったと思い、かばっただけ」と否認に転じたが、取り調べが進むと再び認めた。都内の芸能プロダクションへの脅迫事件で再逮捕された際も、警視庁の調べに容疑を認めたが、東京地検の調べには否認したという。

 その後、男性のパソコンが遠隔操作のウイルスに感染した疑いが浮上し、処分保留で釈放された。都内の弁護士らに送られた犯行声明メールには、「警察の強引な取り調べで認めてしまったことと予想されます」と書かれていた。

 さらに、犯行声明メールでは、神奈川県警に逮捕された明治大学二年の男子学生(19)についても、「掲示板に貼ったURL(インターネット上の住所)をたまたま踏んだ(クリックした)だけ」と記載されていたことが分かった。

 この学生は、横浜市のホームページ(HP)に小学校の襲撃予告を書き込んだとして逮捕され、保護観察処分を受けた。しかし犯行声明メールには、学生がURLをクリックしたことで「(学生の)パソコンから勝手に脅迫メールが送られるよう、攻撃の信号を送った」との趣旨が記され、パソコンの遠隔操作とは別の手口を明かしていた。

 捜査関係者によると学生は当初関与を否認したが、その後は県警や検察の調べに「楽しそうな小学生を見て困らせてやろうと思った」と、泣きながら容疑を認めた。この小学校を選んだ理由も、「『横浜市 小学校』とインターネットで検索して一番上に出てきたから選んだ」と供述していた。県警も学生から再度事情を聴き、捜査の経緯を調べる方針。

◆「声明」欧州サーバー経由 捜査かく乱か

 他人のパソコンを遠隔操作して犯罪予告が送られた事件でTBSに届いた真犯人を名乗るメールは欧州のサーバーを経由していたことが捜査関係者への取材で分かった。

 本人確認が不要で、匿名性の高いフリーメールで送られたことも判明。大阪市のホームページへの大量殺人を予告する書き込みも、海外の複数サーバーを経由して送られたとみられ、警視庁は送信者の特定を難しくするのが狙いとみている。

 東京都内の弁護士に届いた真犯人を名乗るメールには、計十三件の犯行予告に関与したとの記載があった。このうち、皇太子ご一家の長女愛子さまが通う学習院初等科(東京都新宿区)と、部落解放同盟中央本部(中央区)には、「始業式を狙って襲ってやる」などと記した襲撃予告メールが、八月二十七日に届いていたことも新たに分かった。

 一連の事件を受け、警察庁は十六日、警視庁と三重県警、大阪府警の捜査幹部を集めた緊急会議を都内で開いた。警察庁の舟本馨刑事局長は「捜査の困難が予測されるが、犯人を早期に検挙し、国民不安の払拭(ふっしょく)を」と訓示した。

◆否認事件の可視化 検討を

 元東京地検公安部長・若狭勝弁護士の話 

犯行声明メールは秘密の暴露が多く、信ぴょう性が高い。取調官はパソコンの発信元アドレスなど客観証拠があると、強気で調べるのが通常だ。

客観証拠があって否認のままだと、能力が低いと烙印(らくいん)を押されてしまう。

横浜の事件などは大学生らが容疑を否認した後に認めており、無理な自供を迫ることがなかったかの検証が大事。

逮捕当初に容疑者が否認した事件は、取り調べの可視化などの検討も必要だ。
 
 
滋賀県との協定案に事前協議盛り込まれず  NHKwebニュース
10月17日 7時42分関西電力などが、滋賀県に17日に示す原子力の安全確保についての協定案の内容が明らかになり、県や自治体による原発施設の安全確認は認める一方、県が求めていた原発の再稼働を巡る電力事業者との「事前協議」は盛り込まれませんでした。

滋賀県と県内の自治体は、隣の福井県にある原子力発電所から一部の地域が30キロ圏内に入ることから、関西電力など3つの電力事業者と、「原子力安全協定」を結ぶことを目指しています。

この協定を巡る協議で、電力事業者側が滋賀県に17日に示す予定の協定案の内容が関係者への取材で明らかになりました。

それによりますと、協定案では、原発周辺の安全確保が必要な場合には、県や自治体の職員が原発の施設を直接訪れ安全の確認を行えるようにするとしています。

また、原発の施設に重要な変更を行う際には、県や自治体が安全対策について意見を述べることもできるとしています。

一方、滋賀県は、トラブルで停止した原発の運転を再開する際、原発の立地自治体と同様に「事前協議」を行うよう電力事業者に求めていましたが、協定案には盛り込まれていません。

この協定案は、17日午後から滋賀県庁で行われる滋賀県や自治体と関西電力などの協議の場で示されることになっていて、滋賀県などが受け入れるかどうか、今後、検討を進めることにしています。
 
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東日本大震災が起こった翌年の [ 2012年10月16日(火)の阿智胡地亭の非日乗ブログ ] 再掲載

2024年11月20日 | 東日本大震災ブログ
2012年10月16日(火)
 
【リトアニア 原発国民投票】の結果
「建設反対」成立 賛成のほぼ倍
2012年10月15日 16:28
 
 原発建設の是非を問うリトアニアの国民投票が14日行われ、反対多数で成立した。民意は原発にノーを突きつけた。計画されている原発は「日立GE製」だ。

 リトアニア選挙管理委員会の発表によると午前7時53分現在(日本時間午後2時53分現在)、「反対64・87%」「賛成35・1%」。投票率は51・91%で国民投票は成立した。建設反対が賛成のダブルスコアに近い。

 リトアニアは北海道の80%ほどの国土面積しかない。ひとたび原発事故が起きれば、国はほぼ全滅する。ロシアの軛より原発事故で生活を失うことの方を人々は恐れた。

 「ノーモア・フクシマ」。首都ビリニュスの投票所で投票を済ませた女性が、日本人ジャーナリストの我々に言い残して去って行った。

 福島の事故を受けてイタリアもリトアニアも脱原発に舵を切った。にもかかわらず事故当事国の政府は原発を海外に輸出しようとやっきになる。日本は国際社会の手痛いシッペ返しを食らうことになるだろう。
《文・田中龍作 / 諏訪都》

引用元
2012年10月16日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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二重債務を抱える被災地企業が多い   河北新報
被災地企業、32.6%が二重債務 負担軽減措置受けず 
2012年10月16日火曜日

東北大大学院経済学研究科の西山慎一准教授(金融論)のグループは、岩手、宮城、福島3県と八戸市に本社を置く企業を対象にした東日本大震災関連のアンケート結果をまとめた。

二重債務に関しては、回答企業の32.6%が抱えていることが判明した。いずれも負担軽減措置を受けておらず、西山准教授は「金融機関などによる早急な対応が必要だ」と指摘する。

 西山准教授らは(1)震災で固定資産が被害を受けた(2)震災以前の債務に対する軽減措置がない(3)震災後に新規借り入れを行った-の3条件を満たしたケースを「二重債務」と定義した。

 アンケートは債務に関する回答企業3654社のうち、1191社が二重債務に該当。内訳は沿岸770社、内陸421社となった。

 二重債務に陥っている企業の債務総額に占める新規借入額の割合は、全体平均で22.0%。地域別では岩手県沿岸が30.6%と最も高く、次いで宮城県沿岸25.7%、福島県浜通り22.1%の順。最も低いのは福島県会津の15.8%だった。

 これとは別に、債務の負担軽減について回答したのは3700社。うち軽減を受けていたのは793社(21.4%)にとどまった。被災した企業では約25%が該当した。

 ただ、軽減内容(複数回答)は、返済猶予532件、返済期間延長317件と条件変更が多い。債務減免はわずか8件にとどまった。

 アンケートでは、1年前と比較した7月時点の業況感も5段階評価で聞いた。普通を3とする指数の業種別は建設が0.27ポイント上昇の3.26、不動産業が0.11ポイント上昇の2.99。これに対して小売業は2.68で0.07ポイント悪化した。地域別では宮城の内陸と沿岸の改善が目立った。

 調査は7月、対象地域の金融業を除く3万社を対象に郵送で実施。23.4%に当たる7021社から何らかの回答を得た。調査の詳細は東北大さくらホール(仙台市青葉区)で21日に開催される地域産業復興調査研究シンポジウムで報告される。
2012年10月16日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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福島県 懸命に遺体捜索再開    福島民報
2012/10/16 08:56
懸命に不明者捜索 小高の2地区で県警 排水で立ち入り可能に 

福島県警などは15日、東京電力福島第一原発事故の警戒区域を含む沿岸部で、東日本大震災による行方不明者(211人)の一斉捜索を行った。

 このうち大震災の津波と地盤沈下で水没した南相馬市小高区の井田川、浦尻の両地区では、排水によって捜索が可能になった約200ヘクタールの農地に91人の警察官が入り、大掛かりな捜索を展開した。同市では96人が行方不明で、全域が原発事故の避難区域にある小高区では13人が不明のまま。

両地区では津波で被災した家屋を重機で取り壊したほか、警察官が行方不明者の手掛かりを探した。

 今回の捜索には県警の他、双葉地方広域市町村圏組合消防本部と消防団、福島海上保安部、県から計400人が参加した。

 捜索の結果、相馬市と富岡町、大熊町で骨の一部が計17片見つかった。今後、鑑定を進める。
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13年度復興予算、被災地限定へ  東京新聞
13年度復興予算、被災地限定へ 流用批判受け、野田首相表明へ
2012年10月15日 21時09分

 政府は15日、東日本大震災の復興予算を13年度から原則、被災地を対象とした事業に限定する方針を固めた。

復興予算の使途をめぐっては、南極海の調査捕鯨への妨害活動対策費や全国の官庁施設の耐震改修費に使われたことを「流用に当たる」と野党が問題視しているほか、閣内からも「被災者の心情を考えると極めて不誠実」(前原国家戦略担当相)と批判が相次いでいた。

16日午前に官邸で開く復興推進会議で野田首相が方針を表明する。

 被災地以外の防災対策を進めるために11年度補正予算と12年度当初予算で計約1兆円を計上した「全国防災対策費」も、13年度は特に緊急性の高い事業に限定する。

(共同)
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「果敢なるジャーナリズム精神」 東京新聞が菊池寛賞受賞
本紙原発報道に菊池寛賞 「果敢なるジャーナリズム精神」 2012年10月16日 東京新聞

 日本文学振興会は十五日、東京新聞(中日新聞東京本社)「原発事故取材班(現原発取材班)」などに第六十回菊池寛賞を贈ると発表した。ほかの受賞者は、俳優の高倉健さん、作家の曽野綾子さんら。賞金は各百万円。十二月上旬、東京都内で贈呈式が行われる。 

 本紙の受賞理由は、福島第一原発事故がなぜ起きたのかを調査報道の手法で探り、情報を隠蔽(いんぺい)しようとする政府・東京電力を告発し続けた「果敢なるジャーナリズム精神」に対して、としている。本紙の受賞は、ロッキード事件の裁判報道「裁かれる首相の犯罪」(一九八二年)以来、二度目。

 他の受賞者と理由は以下の通り。(敬称略)

 ▽曽野綾子=文学者としての長年の業績と評論。途上国の貧困救援活動への献身。

 ▽高倉健=新作「あなたへ」など五十年以上の映画俳優としての活躍、独自の境地。

 ▽近藤誠=がん治療での乳房温存療法のパイオニアとして、抗がん剤の毒性、拡大手術の危険性など先駆的な意見を発表、啓蒙(けいもう)。

 ▽伊調馨と吉田沙保里=ロンドン五輪の女子レスリングで金メダルを獲得、日本人女子として初の五輪三連覇という偉業を達成。

 ▽新潟県佐渡トキ保護センター=人工繁殖、自然放鳥を地道に継続し、今年四月、三十六年ぶりの自然下における繁殖に成功。
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函館市長ら大間原発建設の凍結を要請   NHKwebニュース
10月15日 18時16分

今月、建設工事が再開された青森県の大間原子力発電所について、対岸にある函館市など北海道の自治体の市長らが、15日、経済産業省を訪れ、原発事故があった場合、北海道への影響は大きいとして、大間原発の建設を無期限で凍結するよう要請しました。

大間原発は、政府が着工済みの原発の建設継続を容認したことを受け、東日本大震災などで中断されていた建設工事が、今月から再開されました。

これについて、大間原発の対岸にある函館市の工藤寿樹市長など、北海道南部の市長や町長らが、15日、経済産業省を訪れ、本多大臣政務官に、原発で事故があった場合、北海道への影響は大きいとして、大間原発の建設工事を無期限で凍結することを求める要請書を手渡しました。

そして工藤市長は、「大間原発の建設再開を容認した政府の判断は、『原発の新増設を認めない』とする新しいエネルギー政策との整合性がなく支離滅裂だ」と指摘しました。

これに対して本多大臣政務官は、「政府が建設再開を容認したのは、現在の法的な手続きにのっとったものだ」と応えました。

函館市の工藤寿樹市長は、経済産業省に要請書を提出したあと、「われわれの思いは受け止めていただいたが、国から明確な回答をいただけたとは思っていない」と述べました。

そのうえで工藤市長は、今後の国の対応を見極めたうえで、函館市の考えが受け入れられない場合は、原告となって法的措置を取り、建設の無期限凍結を求めていく考えを改めて示しました。
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全原協 “原発再稼働は国の責任で”   NHKwebニュース
10月16日 5時19分

原子力発電所の運転再開を巡って、国の原子力規制委員会が判断を行わないとする見解をまとめたことについて、原発が立地する自治体で組織する全原協=「全国原子力発電所所在市町村協議会」は、国に対し運転再開を責任を持って行うことなどを、来月、要請することを決めました。

石川県志賀町で15日に開かれた全原協の役員会には、原発が立地する13の自治体が出席しました。この中で、停止中の原発の運転再開について国の原子力規制委員会が判断を行わないとする見解をまとめたことについて、再開をどの機関が判断すべきか、出席者から意見が出されたということです。

役員会のあと、会長を務める福井県敦賀市の河瀬一治市長は、「原発は国策として国がすべて責任を持つことを信頼してきたので、今になって責任のなすり合いのようなことでは困る」と述べ、国に対し運転再開を責任を持って行うことなどを、要請することを明らかにしました。

全原協は、原発の安全対策や立地する地域の雇用や経済の対策などについてもまとめたうえで、来月上旬にも要請することにしています。
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東日本大震災が起こった翌年の [ 2012年10月15日(月)の阿智胡地亭の非日乗ブログ ] 再掲載

2024年11月19日 | 東日本大震災ブログ

2012年10月15日(月)

東電OL殺人事件  検察が隠す欠陥がもろに表に出た裁判
[裁判制度]「東電事件再審」 高検が異例の無罪検討 17:31
http://373news.com/_column/syasetu.php?ym=201210&storyid=43735

記事概要

→高検が有罪から無罪へ主張を転換する見通しとなったのは、被害女性と最後に接触した人物のものである可能性が高い爪の付着物でも第三者の存在が裏付けられ、有罪立証のよりどころを失ったためである。検察は重要な物証を軽視して鑑定を見送ってきており、失態と言わざるを得ない。

ヤメ検弁護士、落合洋司さんのブログ本文

→現行の刑事訴訟法上、判決が確定した後、再審請求をしようとし、あるいは、請求しても、請求側では、検察庁が握っている証拠にアクセスすることが極めて困難で、そういった証拠の中に無罪、無実につながるものが潜在していても検察庁が握りつぶしている限りなかなか日の目を見ず無罪、無実につながらない、という欠陥が、これほどあからさまに露呈した事件は、かつてなかったと言えるでしょう。

少なくとも、再審請求審においては、検察庁が、持っている証拠のリストをすべて裁判所へ提出し、裁判所が、適宜、その存在を請求側へ開示しつつ、特に、新鑑定、再鑑定を行うことで確定判決の事実認定が変わり得るような証拠物については、裁判所に鑑定を義務付ける、といった法改正が真剣に検討される必要があると思います。

そういった立法を積極的に進めるべき法務省(特にこうした立法を担当する刑事局)が、幹部をことごとく検察庁出身者に占められ、検察庁の利益に反することはやろうとしない、偏頗な組織になっている、という点も、今後、見直しが必要ではないかと思います。

刑事立法について、法務省内にあっても、検察庁とは適切な距離を置いた、バランスのとれた人的構成の組織が主体的に検討、推進するという仕組みが必要でしょう。

引用先
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今日の気になるネット情報 / 可視化・検察・警察 |
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読売新聞社のお詫び  これで済むのだから気楽な稼業だ。
☆不祥事を起こすと普通の民間企業なら、記者クラブ系大手マスコミに言われて社長以下責任者が記者会見に引張りだされる。

嫌だと言っても大手新聞社とテレビ会社は許さない。

挙句の果ては世界で唯一、日本の企業の社長が禿頭をライトに光らせて見たくもない頭のテッペンを世間にさらす事態になる。

 読売新聞社も産経新聞社も民間企業だが、彼らは偽装商品を販売しても、なぜか、大手新聞社とテレビ会社はそれぞれの社長を記者会見場に引っ張り出すことをしない。

やはり記者クラブ系大手メディアはご互助会を作って、お互いをしっかり守りあっている。

記者クラブ系マスコミは日本最強の談合業界であることの証明だ。

そう言えば、悔しかったら読売や産経や朝日に就職したら良かったのに、と言われたことがあった。

これはそういう問題やないんや。

以下の記事は何が主語かうまく隠した狡猾な文章で終始していて、心底この新聞社は腐っていると思った。

【おわび】(2012年10月13日07時01分 読売新聞)

iPS細胞から心筋細胞を作り、重症の心臓病患者に移植したという森口尚史(ひさし)氏(48)の研究成果に疑義が生じている問題で、同氏の論文の「共同執筆者」とされる大学講師が論文の執筆に全く関与していなかったことが12日、読売新聞の調べで明らかになった。


 同氏の研究成果については、米ハーバード大の当局者や複数の専門家も真実性を否定していることから、読売新聞は同日、同氏の説明は虚偽で、それに基づいた一連の記事は誤報と判断した。

 大学講師が共同執筆者であることを否定しているのは、森口氏が心筋細胞の移植の研究成果をまとめたとする論文。森口氏は本紙記者に対し、この論文は「ネイチャー・プロト
コルズ」誌に掲載予定と話していた。

 同論文は森口氏を含む5人による共同執筆となっていたが、大学講師は同日、本紙の取材に対し、「森口氏とは約5年会っておらず、論文に名前が使われることは全く知らなかった」と語った。また、別の共同執筆者の大学教授は、ハーバード大の倫理審査について森口氏に尋ね、「クリアになった」と回答されたという。同大は倫理審査での了承を否定している。

 森口氏が先月、同誌に投稿した記事についても、共同執筆者の1人とされた大学助教が「知らなかった。私は研究に関与していない」と大学当局に話した。

 一方、森口氏は「東大医学部iPS細胞バンク研究室に所属している」と称していたが、東大によると、こうした研究室は実在しないという。同氏が「東京医科歯科大と行った」としていた共同研究については、同大が同日、「ここで行った事実はない」とのコメントを発表した。

 東大病院、東京医科歯科大は同日、森口氏が関係したとして発表された論文や研究の検証を始めることを明らかにした。

          ◇

 YOLに掲載されたiPS心筋移植に関連する記事に誤りがありました。おわびします。
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メディア |
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原発新設却下の「権限ある」と枝野経産相   ロイター通信
原発新設却下の「権限ある」と枝野経産相、政省令変更は必要に
10月12日(金)17時40分配信

10月12日、枝野幸男経済産業相は、電力会社による原発新設の申請があった場合に経産相がこれを却下する権限の有無について「権限はある」と明言した。6月撮影(2012年 ロイター/Kim Kyung Hoon)

[東京 12日 ロイター] 枝野幸男経済産業相は12日の閣議後会見で、野田政権が「原発の新増設は認めない」との政策方針を打ち出したことに関連して、電力会社による新設の申請があった場合に経産相がこれを却下する権限の有無について「権限はある」と明言した。

一方で「政省令の変更は必要になると思う」とも指摘。今後、検討するとしている。

原子炉等規制法では、原発の新規設置は、9月に発足した原子力規制委員会の許可が必要になる。同法では、規制委は経産相と文部科学相の意見を聞く必要があると定めているが、規制委事務局の原子力規制庁の関係者によると、経産相らが意見する内容は技術力や財務基盤といった事項で、「新増設は認めない」といった政策判断は含まれないという。

枝野経産相は9日の閣議後会見で、原発の新設に関して、「規制委は経産大臣の意見を聞く制度になっている。(原発の新増設を認めない)戦略に基づき、新設すべきではないと意見する」と語った。これに対して、規制委の田中俊一委員長は、翌10日の記者会見で、原発新設の際の審査について「安全審査は経産大臣が何を言ってもまったく影響を受けない」と話した。

12日の会見で枝野氏は、「原子炉等規制法の条文の詳細な解釈を事務的に整理する必要がある」との認識を示した。弁護士出身の同氏は「原子炉等設置法の解釈いかんにかかわらず、経産省、経産大臣が持っている様々な権限を駆使すれば、実効性のある対応が取れると判断している」と語り、法的解釈に自信をにじませた。

ただ、こうした説明では国民に分かりにくいのではとの質問に対して同氏は、「(経産省が)さまざまに持っている権限を組み合わせて行使すれば、新たな建設を経産省の意思に反して進めることは事実上、不可能なことは原子力関係の法規をよくみれば誰でも気づくことだが、私から申し上げるのが適切であるかどうかは躊躇(ちゅうちょ)がある」などと語った。

政省令変更については「今後、省内で検討して、具体的になる段階では報告する」としている。

(ロイターニュース、浜田健太郎)
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東電「対策取れば対処できた」    時事通信
東電「対策取れば対処できた」=社内事故調の見解変更
―原子力改革チーム・福島原発
時事通信 10月12日(金)17時22分配信

 東京電力福島第1原発事故で、東電は12日、「事前の津波評価に基づく対策や、過酷事故対策を取っていれば、事故に対処することはできた」とする見解を明らかにした。

同社は今年6月、旧経営陣下の社内事故調の報告書で「結果的に備えに甘さがあったが、知見を超えた地震・津波は想定できなかった」と、不作為に基づく責任を否定していた。

 見解は12日、同社の原子力事業改革を進める「原子力改革特別タスクフォース」が、有識者でつくる取締役会の諮問機関「原子力改革監視委員会」に提出した改革プラン策定方針の中で示された。同タスクフォースは広瀬直己社長がトップを務めており、記者会見した姉川尚史事務局長(同社原子力設備管理部長)は「会社の見解と考えていい」と述べた。

 タスクフォースは、福島原発事故に対する問題意識として、(1)事前の津波評価の際、想定を超える可能性も考慮して対策を取ることはできた(2)海外の過酷事故対策を参考にすれば、安全設備を多様化できた(3)現実の事故を想定した訓練をしていれば、事故の拡大を防げた―と指摘した。

☆ビデオの公開範囲の拡大もそうだが、会長、社長が変わってその取り巻き軍団、茶坊主、太鼓持ちたちも部署を変えられたから、こういう本音を表に出せるようになった。

それに加えて、アメリカの調査団が入って、事実を胡麻化しきれなくなったのかもしれない。
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福島原発行動隊 原発ウォッチャーの月例報告書9月分
一部引用・・

1. 原子炉の冷却・滞留水処理計画

1) 原子炉の冷却:プラントの安定状態維持

(1) 1~3 号機共総合的に冷温停止状態を維持と判断:原子炉圧力容器(RPV)底部温度,格納容器(PCV)気相部温度は約35℃~約50℃(9/23 現在)とほぼ安定し、RPV およびPCV 内圧力や格納容器からの放射性物質の放出量等のパラメータについては有意な変動はない。

(2) 2 号機RPV 代替温度計の設置:2 号機RPV 底部温度計の故障等を受け、ホウ酸水注入系(SLC)差圧検出配管N-10 ノズルに代替温度計を設置(10/3 完了)。
信頼性を確認したのち冷温停止状態を監視する温度計として使用するか判断す
る。

全文はこちら

☆福島原発の9月時点での現場の状況。ここまで詳細に現場の事実をレポートしているテキストは日本では稀有です。毎月福島原発行動隊のHPに掲載されます。このHPは英語版もあり、世界からアクセスされています。
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カタールが出した20億円も役に立って完成 女川大型冷蔵庫
女川の水産復興加速 大型冷蔵庫完成、カタールが資金援助
2012年10月14日日曜日 河北新報

カタールの支援で建設された大型冷蔵庫「マスカー」。関係者らが完成を祝った

中東のカタールが東日本大震災の復興支援で建設資金約20億円を援助し、宮城県女川町の女川魚市場買受人協同組合が整備した大型冷蔵庫「マスカー」が完成し、操業記念式典が13日、現地であった。名称の「マスカー」はアラビア語で、カタールの伝統的な漁法の意味。15日に本格操業を開始する。

 カタールや町関係者ら約100人が出席。来日したアブドゥラ・ビン・ハマド・アルアティーヤ行政監督庁長官が「ことしはカタールと日本の国交樹立40周年。東北の水産業復興に時間はかかるだろうが、被災者の夢と希望の実現に役立ちたい」と語った。

 須田善明町長は「マスカーは町の水産業の中核となる施設で、多くの被災者の雇用も生む。支援を糧に必ず復興を成し遂げる」とあいさつ。組合の高橋孝信理事長は「水産業の復興には大型冷蔵庫の再建が急務だった。支援のおかげで津波に強い施設の完成にこぎ着けた」と述べた。

 マスカーは鉄筋3階建て、延べ床面積約6800平方メートル。1階の外壁は津波を受けた場合、自動的に壁面パネルが外れて波が通り抜ける構造で、2階に貯蔵能力約6000トンの冷蔵室を設置した。3階は災害時の避難場所として、備蓄倉庫や飲料水タンクなどを備えている。

☆復興予算を各省で取り合い、売れ残って倉庫料が膨れ上がっている
鯨肉関連法人に、23億を復興名目で農水省が分捕ってやった。

外国のカタールから援助金が20億円!必要な所に有効に使われた。

農水省のお役人様は、自分達の天下り先の維持が最優先のようだ。
腹が立つよりなんか情けない。

それにしてもカタールの方々ありがとう。
2012年10月15日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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関西福島県人会が大阪で親睦会 「ふるさと支援活動」報告
(2012年10月14日 福島民友トピックス)

家族会に参加した県人会員

 関西県人会(箭内一会長)の会員、家族相互の親睦を図る家族会は13日、大阪府の箕面観光ホテルで開かれた。

 開会に先立ち、参加した会員らは、野口英世博士の銅像がある箕面公園を訪れ、銅像付近を清掃して博士の遺徳をしのんだ。

 昼食親睦会では、箭内会長のあいさつの後、県人会の「ふるさと支援活動」が報告された。

 関西各地で行われている物産展などに参加し、本県の観光や物産を売り込んでいる。今年は、すでに7カ所に出店した。また、3年に1度の「郷土訪問旅行」を11月に実施し、県が活用を促進している福島空港を利用、来年のNHK大河ドラマ「八重の桜」ゆかりの地の会津若松市などを訪問する。

 お国なまりが飛び交う会場は、和やかな雰囲気にあふれ、参加した会員約50人はカラオケや古里の話題で親睦を深めた。
2012年10月15日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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東日本大震災が起こった翌年の [ 2012年10月14日(日)の阿智胡地亭の非日乗ブログ ] 再掲載

2024年11月18日 | 東日本大震災ブログ
2012年10月14日(日)
 
原発30年代ゼロ案をめぐっては、決定までに政府部内で激しい暗闘があった
偽りの原発ゼロ」には閣僚からも異論が出ていた!野田政権内部で回覧されていた「幻の脱原発ペーパー」をすっぱ抜く

一部引用・・

『脱原発依存』に向けた12の政策パッケージの宣言
 30年代ゼロという結論は、30年ゼロ派からみれば「うまくすれば30年ゼロも実現できる」と言える。一方、維持派は「39年でゼロもあるけど、戦略は『柔軟性を持って不断の検証と見直しを行いながら遂行する』と書いてあるのだから、見直しで先送りも十分可能」とも理解できる。つまり双方が都合良く解釈できる書きぶりになっているのだ。

 こういう文書を読まされると「野田政権は本気で脱原発を進めるつもりはない」と受け止めるのが自然だ。私はそう判断する。

 ただ、政府内に異論があったのも事実である。実際に「真剣に脱原発を考えるべきだ」という提言があり、当時の細野豪志原発担当相兼環境相や枝野幸男経済産業相、古川元久国家戦略相らが検討していたのである。

全文はこちら
2012年10月14日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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埼玉県皆野の野生キノコ、基準値上回るセシウム検出  埼玉新聞
2012年10月13日(土)

 埼玉県は12日、皆野町で採取された野生キノコの一種で食用の「サクラシメジ」1検体から国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を上回る110ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。県は同日、ちちぶ農協(JAちちぶ)に対し、同町産の全ての野生キノコの出荷と販売の自粛を要請した。

 県森づくり課によると、サクラシメジは9日、同町の雑木林で採取。町民の持ち込みによる出荷前の放射性物質検査で判明した。

 県は9月26日から検査を始め、12日までに秩父市、飯能市、小鹿野町、皆野町、横瀬町、ときがわ町産の野生キノコ10種類、32検体を調べた。これまでに横瀬町産の「ウズハツ」から240ベクレルの放射性セシウムが検出され、同町産の全ての野生キノコの出荷と販売が自粛されている。

 県は12月中旬ごろまで100検体を検査する。

■県産稲わらは検出されず/県内15市町で調査

 県は12日、2012年産の稲わらについて県内15市町で放射性物質調査を行ったところ、放射性セシウムは全て暫定許容値を下回り、県内全域で飼料としての流通、利用が可能になったと発表した。

 県畜産安全課によると、調査は県南、県北東、県北西の3地域に区分し、9月24日~10月5日に各地域ごとに5検体を採取。県中央家畜保健衛生所で分析した。

 調査地はさいたま市や熊谷市、秩父市など。15検体はいずれも検査機器で測定できる検出限界値未満だった。暫定許容値は牛・馬用飼料が1キログラム当たり100ベクレル、豚用飼料80ベクレル、家きん(鳥)用飼料160ベクレルとなっている。

☆自粛したら販売収入が無くなる。禁止すれば県か東電に賠償義務が生じる? だから自粛なんだろうか?

3.11以前は季節の現金収入の手立ての一つだったろうに。

福島県は勿論、茨城、栃木、埼玉各県の野生キノコを食べられなくして、食の愉しみを奪い、農家の収入の道も閉ざした東電は罪深い。
2012年10月14日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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建設を再開した青森県大間原発の南西に活断層が見つかった
青森・大間原発の南西に活断層 約14キロ、さらに延長も
2012/10/14 02:00 【共同通信】

 建設を再開した大間原発=6月、青森県大間町
 建設工事が再開したばかりの電源開発大間原発(青森県)の南西40~50キロの海域に、これまで知られていなかった海底活断層があることが13日、産業技術総合研究所と東海大のチームによる調査で分かった。

 確認された長さは約14キロだが、さらに南北方向に延びるとみられる。チームの粟田泰夫・産総研主任研究員は「下北半島の地震防災を考えると詳しい調査をする必要がある。北への延び方によっては、大間原発に影響する可能性も考えられる」としている。

 電源開発はこの海底活断層を把握しておらず、原子力規制委の耐震安全性確認で問題となれば、工事続行や運転開始に影響することもあり得る。

☆日本列島で活断層がないところはない。日本列島に原発を作ること自体、国を壊すことにつながる。原発廃止は生存権の問題だ。
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偽装食品と言って小会社を嵩にかかって潰してきた大新聞が偽装記事を出す
つい先ごろ、産経新聞が自衛隊の東京都の区役所訓練借用のことで、
区役所が自衛隊の建物使用を拒否したと、虚偽の記事をでっちあげ、その記事を基に同じ産経新聞の有名コラムが区役所批判を強い調子でやってのけた虚偽報道と記事があった。

今回は読売新聞が大スクープの勢いで、一面トップにiPS細胞の実用化について取材記事と称するものを掲載した。

しかしそれは事実ではない内容だった。

新聞の記事が元になった風聞でつぶれた中小企業は多い。

しかし、偽装記事を書いても平然と事業を続ける大新聞社や通信社。

偽装商品を売るメディア企業の品物は、買わないことで、被害を自衛するしかない。

大虚報の後始末が不可解に過ぎる読売新聞  こちら

iPS臨床 虚偽認める 森口氏「昨年6月は実施」
2012年10月14日 東京新聞朝刊

【ニューヨーク=青柳知敏】人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った世界初の臨床治療を実施したとの研究発表に虚偽があることが分かった森口尚史(ひさし)氏(48)は十三日午前(日本時間十四日未明)、滞在中のニューヨーク市内のホテルで会見し、自ら主張した六例の治療のほぼ全てが虚偽であることを認めた。
 
森口氏は「記憶が定かでないところや、いろんな状況でミスがあった。糾弾されるのは当然だ。道義上の問題を含め申し訳なく思う。不徳の致すところだ」と謝罪した。
 
 森口氏は当初、米マサチューセッツ総合病院で今年二月、米国人男性(34)に対し、iPS細胞を使った心筋細胞移植をしたと説明。その後、九月までに五例の治療を行ったとし、この研究成果を今月十一日、トランスレーション幹細胞学会で発表する予定だった。

 森口氏は二月十四日としていた臨床治療に関し「二月ではなく昨年六月」と訂正。さらに矛盾を追及され、二月から九月にかけて実施したと主張していた臨床治療について「事実はない。結局はうそをついたことになる」と認め、「もうろうとしていた」と釈明した。

 一方、昨年六月の臨床治療は「実施した」と抗弁。場所はマサチューセッツ総合病院と説明していたが、「面倒くさいからそう言った。実際はボストン市内の別の病院だった」などと述べた。同総合病院は十二日、「iPS細胞を使った治療が行われた形跡は一切ない」との声明を発表していた。

 また、「ハーバード大学客員講師」との肩書にも虚偽があるとされる点は「(うそとは)認めない」と言い張った。

◆英米科学誌が疑問視 本執筆 山中論文と同じ表現
 英科学誌ネイチャーは、森口氏が主張するiPS細胞を使った治療を疑問視する異例の記事を電子版に掲載した。米科学誌サイエンスも、治療実施が確認できないことを詳しく紹介する記事を電子版に載せ、国際的に権威のある両誌がそろって信ぴょう性に疑問を示した。

 「うますぎる話だと思った」としたのはネイチャーの記事。疑問の根拠として、二種類の化学物質を使いiPS細胞を作るとする森口氏の手法について「成功例を聞いたことがない」とする日本の専門家の話を紹介。治療が事実なら「ほとんどの専門家の予測より何年も早い」とも指摘した。

 サイエンスの記事も、治療について日本で報じられたが「すぐにハーバード大から疑問が示された」と記述。その後、日本でも東京大や東京医科歯科大が調査を始めたことや、過去の論文にも疑問の目が向けられていることを説明した。「分からないことが多い」との東大病院関係者のコメントも紹介した。

 またネイチャーの記事は、iPS細胞に関連する本で森口氏が執筆を担当した部分に、ノーベル医学生理学賞に決まった山中伸弥・京都大教授の論文と同じ表現があると指摘した。森口氏は同誌に「皆同じようなことをやっていて、似た表現になるのはおかしなことではない」と話したという。
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“違反車両監視” 不具合の放置を指摘 会計検査院  NHKwebニュース
10月13日 19時10分

 車体の大きさや重量が制限を超えたトレーラーなどを自動的に取り締まるため、国が各地の国道に65億円余りをかけて整備した39台の監視装置の3分の1が、車の大きさなどを計測できなかったり、カメラで車のナンバーを読み取れなかったりする不具合が長期間放置され、違反車両を見過ごす結果になっていたことが会計検査院の調べで分かりました。

道路の傷みや交通事故を防止するために、車道を走るトレーラーなどの特殊車両は道路法で大きさや重量に制限が設けられています。国土交通省は違反した車を公平で効率的に取り締まるために、走行中の車の大きさや重さを自動的に計測しオンラインで監視する装置を、全国の主な国道に65億円余りかけて39台設置しており、違反が検知された車はカメラでナンバーを読み取って特定します。

ところが会計検査院が調べたところ、愛知、福岡、山口の各県に設置された6台の装置は、不具合のために車の高さや幅、重さなどを6か月から2年10か月にわたって計測できない状態が続いていたことが分かりました。

また、静岡や大阪など4つの国道事務所では8台を設置していましたが、カメラの画像が不鮮明で車のナンバーが読み取れず、2年間でおよそ5万5000台の違反車両を検知していたのに、85%に当たる4万7000台は特定できず、違反を見過ごす結果になっていたということです。

各国道事務所が定期点検を行わずに不具合に気付いていなかったり、把握していても対策を取っていなかったりしたためで、会計検査院は、多額の税金で導入した監視装置の不具合が長期間放置され、取り締まりに有効活用されていないのは不適切だとして、国土交通省に改善を求める方針です。

☆ここで記事が終わるなら誰でも新聞記者になれる。
会計検査院が出した記者会見資料のコピペで記事を作っているからだ。

国土交通省の担当部門を取材し、責任者にインタビューし、見解と対策を報道しなくてどうするんだろう。

毎日のお勤めご苦労様です。
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会計検査院 Jアラート十分に活用されず  NHKwebニュース
10月14日 11時31分

災害や有事の際に国が衛星回線で情報を発信し、自治体が防災行政無線などで住民に伝えるJ-ALERTについて、会計検査院が調べたところ、全体の3分の1の自治体が防災行政無線を自動的に起動するシステムを設置していないなど、受信した情報をすぐには住民に伝えられない状態だったことが分かりました。

J-ALERTは、災害や有事の際に国が衛星回線を通じて情報を発信し、全国の自治体が防災行政無線などで住民に伝えるもので、国が90億円余りをかけて整備しました。

会計検査院が被災地を除く全国1728の市町村を調べたところ、478の市町村は防災行政無線などを自動的に起動するシステムを設置していなかったほか、91の市町村はシステムを設置しながら運用していなかったということで、全体の3分の1の自治体が受信した情報をすぐには住民に伝えられない状態になっていました。

システムを運用していなかった自治体は、理由として夜間に情報が流れることに住民の理解が得られていないことや震災以降、緊急地震速報が発表されても実際の揺れが小さいケースが相次いだことなどをあげたということです。

総務省消防庁は、「今後4年間かけてシステムをすべての市町村に整備するとともに運用していない市町村には適切に指導したい」と話しています。
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東日本大震災が起こった翌年の [ 2012年10月13日(土)の阿智胡地亭の非日乗ブログ ] 再掲載

2024年11月16日 | 東日本大震災ブログ
2012年10月13日(土)
 
オスプレイ沖縄配備 「安全なら日本中に散らすべきだ」 県知事  琉球新報
オスプレイ沖縄配備 「安全なら日本中に散らすべきだ」 オスプレイ配置分散で仲井真知事
2012年10月12日

 森本敏防衛相が県の要望しているMV22オスプレイの配置分散を「現実的ではない」と否定したことについて、仲井真弘多知事は12日午前の定例記者会見で「大変失礼な話。そんなに安全だと言うのなら、応分に日本国中に散らしなさいと言っている」と強い不快感を示した。

 政府が言及している本土訓練移転が長期であるなら理解するかについて「訓練の中身だ」と述べた。その上で「狭い意味のいろいろなメニューのある訓練移転も可能な限り、沖縄に集中しないで別の広い地域でやってもらいたい」と述べた。

 また「訓練メニューも含めて配備の見直しを徹底してやっていただくと、おそらく沖縄に(オスプレが)いる必要は全くなくなってくるだろう」と指摘した。

 米ワシントンで今月24日(現地時間)に予定しているオスプレイ問題を含む沖縄の基地問題に関する米政府要請について「大統領選後、局長以上の人たちが入れ替わると思うが、見定めながら(配備)見直し、撤回要求をつなぐことができる相手を、もう一度チェックし直している」と説明した。【琉球新報電子版】

☆この元建設官僚の天下り沖縄県知事は中央の威令を無視して、ユーモアをこめて地元県民の生命の安全を最優先する発言をしている。

宗主国の意図だけが大切で、沖縄県民の命は二の次の外務省と防衛省の役人に任せておいては、県民の命が危ないと、自分も元官僚の一人だっただけにこの県知事はわかっている。

しかしこれまで何回も煮え湯を飲まされてきた沖縄県民は、沖縄出身の知事が、我が地域のために行動していると思いつつも、それでも中央官僚の一員だった彼を全面的に信用はしていない。

二枚舌といくつかのお面を付け替えるのが得意な、元々東京から派遣された知事はそう見られて当たり前だ。
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警察には記者クラブにいつでもネタを送れるファックスがある ことがわかった・・

山口で捜査書類をマスコミ送信 宇部署、ファクス操作ミス
2012/10/12 21:54 【共同通信】

 山口県警宇部署は12日、本来は検察庁に送信すべき容疑者の個人情報を記した捜査書類を、ファクスの操作ミスでマスコミ2社に誤送信したと発表した。

書類は署員が回収したという。

 宇部署などによると、誤送信したのは送検前に検察庁に送る「身柄事件送致予定連絡票」。A4判1枚で、容疑者の名前や容疑事実のほか、

住所の詳細や証拠品の有無、送致予定日時などを記載している。

 署員が午後3時50分ごろ、銃刀法違反容疑で逮捕した容疑者の連絡票を宇部区検あてにファクス送信する際、

送信先をきちんと確認しないまま宇部市記者クラブに加盟する2社に誤って送信。署員が区検に電話し発覚した。

☆各地の記者クラブ所属の大手メディアが日本全国でこうして警察から日常的にネタをもらう仕組みにあることが、はしなくも露呈した。

警察に都合のいい、警察が出すリークを基に記事を書けばいいのだから、自分で取材をしない司法担当の部門や記者は気楽な稼業ということなんだろう。

大手新聞・テレビでいい給料もらっている社員の皆さん 毎日のお勤めご苦労様です。

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東日本大震災が起こった翌年の [ 2012年10月12日(金)の阿智胡地亭の非日乗ブログ ] 再掲載

2024年11月15日 | 東日本大震災ブログ
2012年10月12日(金)
 
『自殺』をなくすために私たちができること  弁護士 落合洋司
日本弁護士連合会・第55回人権擁護大会シンポジウム「強いられた死のない社会をめざしてー「自殺」をなくすために私たちができること」(第2分科会)

佐賀市で開催された上記シンポジウムに参加してきました。他にも分科会はありましたが、最近、自殺は大きく問題になっていて、刑事事件との絡みもあり、取材を受けたりすることもあって、特に関心があったため、聴きに行きました。

シンポジウムでは、「夜回り先生」として有名な水谷修氏の様々な実体験やそれに伴う意見、フィンランドや韓国での自殺防止の取り組み、日本国内で自殺防止などに取り組んでいる人々の報告、内閣府参事官からの政府としての自殺防止への取り組みが、次々と紹介され、現在、高止まりしたままの日本における自殺者数を減らすための様々な努力が展開されていることがよくわかり、参考になるものでした。

聴きながら感じたのは、仕事にしても学校にしても、うまく行かなければドロップアウトすればよい、ドロップアウトしてまたやり直せばよい、仕事がなくなっても次の仕事が見つかるまで贅沢しなければ暮らせるセーフティネットがあるから安心だ、という、余裕をもって暮らせる社会を目指さなければならないのではないか、ということでした。

弱音をはかず頑張れ、頑張ることが大切だ、といった、猛烈、スポーツ根性もの的な発想が、いかに多くの人を追い込み苦しめているか、ということを考えなければならないと思います。

生活保護の問題にしても、不正受給が許されなのは当然としても、生活保護をもらうのは恥ずかしい、もらわず頑張る人は偉い、といった発想では、本当に必要とする人、弱い人をますます追い込むことになりかねません。

自殺防止のためには、日本社会の在り方や制度というものを、冷静に見直さなければならないということを改めて感じました。

引用元
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チェルノブイリ原発事故:「内部被ばく9割超」  毎日新聞福島版
 ウクライナの研究者、二本松で講演 /福島
毎日新聞 2012年10月11日 福島版

 旧ソ連・チェルノブイリ原発事故による健康被害の研究に携わるウクライナの国立ジトーミル農業生態学大学長らが来日し、二本松市で講演した。事故から26年間の研究結果を基に、「放射性物質の人体への影響は9割以上が内部被ばくだった」ことを明らかにし、住民への長期にわたる健康調査の重要性を示唆。福島での住民帰還の安全基準については、「年間空間線量1ミリシーベルト以下が望ましい」と指摘した。

 獨協医科大学と二本松市の共催。同大のムィクィチュク学長と、同大地域エコロジー問題研究所のディードゥフ所長らが参加した。

 ムィクィチュク氏は、避難地域に住民が戻った際の農地復興に関し、「ウクライナでは今も植物が放射性物質をある程度吸収している」と述べ、26年たっても汚染被害が続く現実を指摘。「食用の作物を植えるのではなく、バイオ燃料になる作物を植える試みが続いている」と話した。ディードゥフ氏は内部被ばく防止について、「食品管理の徹底が重要だ」などと強調した。

 一方、環境省は除染の長期目標として「年間1ミリシーベルト」を掲げる一方で、住民帰還を前提とした避難区域再編の住民説明会などでは、国際機関の見解を引用して「年20ミリシーベルト以下なら問題ない」と目標値を後退させている。【三村泰揮】
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大飯原発、稼働停止を=大阪府・市   時事ドットコム
(2012/10/10-16:24)

7月に再稼働した関西電力大飯原発(福井県おおい町)について、大阪府と大阪市は10日、原子力規制委員会に対し、「節電期間は終了したが、計画停電に至らなかっただけでなく、現時点で電力需給は安定している」として、安全性を確認するため、運転停止を政府に求めるよう文書で要請した。

 文書は知事と市長の連名で、「原子力規制委は国民の安全の確保という観点のみによって独立して職権を行使することが求められている」と強調。大飯原発の停止を政府に求め、新たな安全基準を策定の上、早急に安全性を確認するよう要請している。

 府と市は同日、政府、関電にも大飯原発の運転停止と安全性の確認を文書で申し入れた。
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JA大会で「脱原発宣言」 再生可能エネ推進も   報道ステーション
報道ステーション 2012.10.11。3年に一度開かれるJAの全国大会、311後はじめて開かれる大会で、脱原発宣言が出された。
709の農協、そして969万人の組合員を擁する巨大組織の活動方針がここで決まる。
なぜJAは脱原発へ舵を切ったのか。 その背景には、原発事故後1年7か月が過ぎても変わらない農家の苦しい生活がある。
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JA大会で「脱原発宣言」 再生可能エネ推進も 投稿者 tvpickup
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環境相「霞が関では理解できないこと」 がれき処理視察 朝日新聞
環境相「霞が関では理解できないこと」 がれき処理視察
2012年10月11日22時27分

 【寺沢尚晃】「がれきの分別は単純ではない」「大きな石や金属を手で分けなければならない。霞が関では理解できないことだった」。岩手県宮古市を訪れた長浜博行環境相は11日、がれき処理の現場などを視察した後、県庁で記者団に、こう感想を述べた。

 環境相としての岩手入りは初めて。宮古市の港湾地区にあるがれきの仮置き場では、処理のために、手作業で分別処理している破砕・選別施設を視察。その後、三陸復興国立公園構想がある中、同市の景勝地「浄土ケ浜」を訪問。その後、県庁で達増拓也知事と就任あいさつした後、記者団の質問に答えた。

 現地視察の感想を尋ねられた長浜環境相は、がれき処理について「まず第一の印象として、全て機械化されているものではないということ。分別は単純ではない。多くの人手がかかり、粉砕してはベルトコンベヤーに載り、大きな石や金属を手で分けなければならない。なかなか霞が関では理解できないことだった」と述べた。分別に人手と時間がかかっていることを実感していた。
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南相馬市立総合病院の内科医の「内部被曝通信」から
Vol.609 内部被曝通信 福島・浜通りから~「風化させてはいけない」と思う同志たち
医療ガバナンス学会

(2012年10月10日 06:00)

この原稿は朝日新聞の医療サイト「アピタル」より転載です。
http://www.asahi.com/health/hamadori/

南相馬市立総合病院
非常勤内科医  坪倉 正治
2012年10月10日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行 

市立病院での検査結果を市民の方々にお伝えするには、少人数が対象でもできるだけ数多くの説明会をやろうという方針です。南相馬市では週に一度ぐらいのペースで開き、もう半年になります。

それに併せて月一度ぐらい別の場所でもやってみようということになりました。南相馬市の番場さんに毎回助けていただきながら、都内や福島市内でも説明会を開いています。

先日、名古屋で放射線に関する講演会の機会をいただきました。JCサークルの大崎さんのご紹介です。名古屋に在住の知り合いの方に集まっていただき、南相馬市の現状や、今までの内部被曝検査の結果などを説明しました。40~50人程度の方に参加いただきました。

都内でもそうなのですが、現場から少し場所を離れると前提知識に差が産まれつつあると感じます。それが大きな溝です。例えば、福島市内の空間線量が事故前に比べて高くなっている理由は、福島原発から直接ガンマ線が飛んできているからではありません。

主に事故直後に飛散した放射性物質が、風に乗って飛んできて、それが降って落ちた。その降ってきた放射性物質から出る放射線のせいです。そして放射性物質が溜まっている場所が、ホットスポットになっています。

きっとこのブログを読んでくださっている方々には、こんなことは常識でしょう。「今さら?」と思われるのではないでしょうか。

でも、「日本人の大多数にとって、そうではない」「初めて聞きました」と言われると仕方ないのですが、この辺りから話を始める必要があります。

確かに、去年の5月の時点で相馬、南相馬で放射線の説明などを始めた頃、このことは自明ではありませんでした。最初に伝えるべきことで、スライドを何枚か使い、大きく時間を割いていたのを思い出します。シーベルトは「シートベルト」でしたし、元素名にカタカナが多くて怒られました。

忘れてほしくないと思うし、このまま風化させてはならないと思っています。現状の共有や情報のシェアは復興には不可欠です。ハードルは高いですが、何とか興味を持ってもらい、知ってもらうしかありません。

マスコミの悪口を言ったり、行政の怠慢だと批判したりするのは簡単なのですが、何も解決しません。一人ひとりが地道に継続的な発信を続けるしかないのだろうと思います。

きれいでスマートな正解は、きっとないのでしょう。

遠方の記者さんでも、継続的に気にかけてくださり、ことあるごとに記事を地元で発信してくれる方もいらっしゃいます。都内や今回のように名古屋でも場所を提供してくださり、継続的な発信を助けてくれる方がいらっしゃることに感謝です。

引用元
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1号機格納容器で11シーベルト 福島第1、死亡する恐れ  東京新聞
2012年10月10日 21時38分

 福島第1原発1号機格納容器内の配管=9日(東京電力提供)

東京電力は10日、福島第1原発1号機の格納容器内に測定器を入れて調べた結果、最大で毎時11・1シーベルトと極めて高い放射線量を計測したと発表した。計測された放射線は人が1時間浴び続けると高い確率で死亡する線量。格納容器内にたまった水の水位が2・8メートルだったこともカメラで確認、映像をホームページで公開した。

 映像では、格納容器内には燃料の熱で冷却水が蒸発したとみられる湯気がもうもうと漂い、点検作業用の足場や機器類など金属部分が黄土色に腐食していた。溶け落ちた燃料は確認できなかった。

 映像は約2時間で、9日に格納容器壁面の配管からカメラをつり下げて撮影した。

(共同)
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最終処分場 「国の神経理解できない」 矢板市長と高萩市長会談 東京新聞
2012年10月11日

処分場計画の白紙撤回に向け、遠藤忠・矢板市長(手前)と連携を確認する草間吉夫・高萩市長(左奥)=矢板市で


 「国は住民の思いをどれだけ理解しているのか」「自治体は国の下請け機関か」-。放射性廃棄物の最終処分場候補地問題をめぐり、矢板市役所で十日に会談した遠藤忠市長と茨城県高萩市の草間吉夫市長は、事前の説明がなかった国の手法を痛烈に批判した。環境省の工程表では今月から住民説明会を開くことを目指していたが、それどころではなく、両市は反対姿勢を一層強めている。 (神田要一)

 会談は約三十五分にわたり、矢板市議会の守田浩樹議長、高萩市議会の吉川道隆議長も同席した。遠藤市長が「共同歩調でやっていこうという呼び掛けを心強く思った」と語れば、草間市長も「署名活動など、先行する矢板市の取り組みを教授していただければ」と連携を強調した。

 草間市長は、今年四月に高萩市内に完成したリサイクルセンターに触れ「何度も地元に足を運び、要望を受けながら合意形成を取り付けた」と説明。「迷惑施設は反対が出るからといって、国のやりやすいようにやるというなら、自治体は単なる国の下請け機関か」といら立ちを隠さなかった。

 遠藤市長も、矢板市が国の汚染状況重点調査地域に指定され、風評被害でも苦しんでいる現状を伝えた。「若いお母さんは『矢板市には住めない』と言っている。そういう思いを全く知らず、処分場を持ってくる国の神経は理解できない」と怒りをぶちまけた。

 一方、遠藤市長は、今は説明を聞く時期ではないとして国の接触を拒んできたことについて「候補地の選定過程の問題や、処分場の安全性の問題がある」と説明。住民と連携し、具体的な問題点を町側として整理した上で国からの説明に応じ、主張を伝える考えを明らかにした。

 これについて草間市長は「矢板市より先に、国から説明を受けたりすることは考えていない」と話した。

 こうした状況下で、両市とも住民説明会に入る見通しは立たない。環境省の担当者は本紙の取材に「首長にも説明を聞いてもらえない状況なので、ここが始まらなければ工程表は動かない。まずはその働き掛けをしていきたい」と、両市長との会談が実現するまで住民説明会は見合わせる方針を示した。
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東日本大震災が起こった翌年の [ 2012年10月10日(水)の阿智胡地亭の非日乗ブログ ] 再掲載

2024年11月13日 | 東日本大震災ブログ

2012年10月10日(水)

浪江町長、「進行表」事前メールで県に強い不信  福島民友ニュース
2012年10月9日

 馬場有浪江町長は8日の日本災害復興学会公開シンポジウムで、県民健康管理調査の検討委員に事前に送った「進行表」で県が「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)の質疑に終始しない」などと記載していたことについて「委員会がSPEEDIの話に流れないよう、あらかじめシナリオを作っている。

(原発事故後は)情報を隠される被害にはこれまでも遭ってきたが、これはひどい」と、県への強い不信を口にした。

 馬場町長は「こんなことがあると思ったから、町独自で健康手帳を作った」とも述べた。

 馬場町長はSPEEDIの情報が事故後速やかに公開されなかったために町民が無用な被ばくをしたとして、国や県の責任を問う考えを示している。
2012年10月10日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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枝野経産相、計画中9基の原発建設を「認めない」  産経新聞
10月9日(火)13時25分配信

 枝野幸男経済産業相は9日、閣議後の記者会見で、電力会社などが計画中の原発9基について、「原子力規制委員会から意見を求められれば、新増設は行わないという原則に基づき意見を申し述べる」とし、建設を認めない考えを明らかにした。

 枝野経産相は9基の地元自治体に対し、「地元との信頼関係を踏まえ、若干時間をかけて丁寧に説明したい」と述べた。

 政府は革新的エネルギー・環境戦略で、原発の新設増設を認めない方針を決めている。枝野経産相は今後、建設中止の代わりに地域振興策などの施策をどのように進めるかを、それぞれの自治体ごとに同時並行で進める考えを示した。

☆産経新聞さんは当然ながらご不満のようだ。
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政府、沖縄に「ゼロ回答」 オスプレイ首相・知事会談  東京新聞
2012年10月10日 朝刊

沖縄県の仲井真知事(中央左)と会談する野田首相。左端は沖縄県宜野湾市の佐喜真市長=9日午前、首相官邸で


 野田佳彦首相は九日、沖縄県の仲井真弘多(なかいまひろかず)知事、佐喜真淳(さきまあつし)宜野湾市長と官邸で会談した。米軍新型輸送機MV22オスプレイの普天間飛行場への配備撤回や飛行訓練の見直しを訴えた仲井真氏らに対し、首相は事実上のゼロ回答。地元の理解を得る努力を続ける姿勢は見えなかった。 (冨江直樹)

 会談で、仲井真氏はオスプレイ配備について「非常に強い反対の機運が大きくなっている」と指摘。佐喜真氏も「宜野湾市民はこれ以上、基地負担を断固として拒否する」と強調した。仲井真氏らは首相にオスプレイ配備の撤回のほかに(1)オスプレイ配置先の分散の具体化(2)日米両国で合意した安全策の順守(3)普天間飛行場の早期移設-などを要請した。

 首相は「要請は重く受け止める。安全策が順守されるようフォローアップしたい」などと回答しただけ。配置の見直しには言及がなく、配備の受け入れを前提とした飛行訓練場所の分散や安全策の徹底についても、具体的な対応は何も示さなかった。会談は十分程度で終わった。

 訓練場所の分散に関しては、仲井真氏らと関係閣僚との懇談会の後、森本敏防衛相が記者会見で、沖縄以外の訓練移転先の知事に要請する機会を調整していることを表明した。政府として対応を始めたばかりの状況だ。

 オスプレイの飛行訓練をめぐっては、日米両国で合意した安全策が守られずに、プロペラを上に向けた垂直離着陸(ヘリ)モードで市街地を飛行したことに対し、沖縄側が強く反発している。

 これに対しても、藤村修官房長官が会談後の記者会見で「問題点があれば、きちんと米側に日本政府としての要請をする」と述べるにとどまった。
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「核燃料、95%リサイクル」 実際は1% 原発環境整備機構 東京新聞
2012年10月10日 07時01分

高レベル放射性廃棄物の最終処分場の選定を担う原子力発電環境整備機構(NUMO)が、二〇一〇年に全国規模でアンケートをした際、あたかも使用済み核燃料のほとんどが再利用でき、核のごみはわずかであるかのような説明をし、回答を求めていたことが分かった。

実際に再利用できるのはわずか1%で99%はごみと化す可能性が大。誤った認識を広げる結果になっていた。 (清水祐樹、大村歩)

 アンケートは、最初の設問で「使用済み核燃料の95%がリサイクルできます。どうしてもリサイクルできない約5%が高レベル放射性廃棄物として残ることを知っていますか」と聞いた。

 アンケートには五万人を超える人が回答。一部は機構ホームページ(HP)に掲載されている。本紙が回答を分析したところ、およそ五十人に一人が「5%」に言及。「5%のごみをエネルギーに変える努力をして」(四十代男性)、「5%の部分も利用できれば最高」(五十代女性)といった楽観的な内容が多く、機構の「95%再利用」の説明を信じ込んでしまったようだ。

 しかし、この説明は現実と大きく異なる。再処理により再利用できるのは、95%どころかたったの1%。

取り出されたプルトニウムに別のウランを混ぜて混合酸化物燃料(MOX燃料)に再生している。

「95%」のほとんどを占める回収ウランは、建前上は資源とされるが、使うあてはなく、ごみと化す可能性が高い。

 さらに、核燃料は何度でも再利用できるわけではなく、現実には一回のみ。MOX燃料を燃やした後は、再処理すること自体が難しく、これもごみ化する可能性が高い。

 なぜ不正確なアンケートの設問をつくったのか、機構に問い合わせたが、「当時の経緯は分からないが、誤った情報を出すはずがない」(広報担当者)と繰り返すのみ。95%再利用の部分も「間違っていない」と繰り返すだけで、是正する考えはない。

<高レベル放射性廃棄物の最終処分場> 高レベル放射性廃棄物は原発の使用済み核燃料の再処理で発生する超高濃度の廃液で、ガラスで固めて300メートルより深い地中に埋め、濃度が下がるまで数万年単位で管理するのが国の方針だ。処分場の条件は近くに活断層や火山がない地域。実施団体として設立された原子力発電環境整備機構が2002年に候補地の公募を始めたが、応募は07年の高知県東洋町(後に撤回)のみで、選定のめどは立っていない。
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地域独占の既得権を持つ電力会社は経団連の特別な存在  NEWSポストセブン
.地域独占の既得権を持つ電力会社は経団連にとって特別な存在
2012.10.09 16:00

 大阪維新の会が掲げる「脱原発依存体制の構築」は、日本経済団体連合会(経団連)の虎の尾を踏んだ。

「負けたと言われても仕方がない」

 6月、関西電力大飯原発(福井県)3、4号機の再稼働を巡り、反対を唱えながら政府の稼働方針を覆せなかったことについて問われた橋下市長は、こう弁解した。

 あれから3か月余。大阪府と大阪市は大飯原発の停止を政府と関電に求める緊急声明をまとめた。夏季の節電期間が終了したことで、電力供給に余裕ができ、多くの国民が原発ゼロを目指しているというのが理由だ。

 こうした橋下市長らの主張に真っ向から異議を唱えているのが経団連である。米倉弘昌会長(住友化学会長)は、

「電力は国民生活のインフラだ。人気取りの政治ではなく、国民生活を考えて経済活動を確保する判断をしてほしい」

 と原発再稼働に慎重な橋下市長ら地元自治体の首長の動きにクギを刺したのは記憶に新しい。

『徹底検証 日本の財界』(七つ森書館刊)などの著作がある会社学研究家の奥村宏氏によれば、東京電力を頂点とする電力会社は経団連にとって特別な存在なのだという。

「電力会社に逆風が吹いているが、それでも地域独占、発送電一体という既得権益を持っているため、その影響力は無視できない。米倉会長が東電国有化に反対するなど、同社を擁護する発言を繰り返しているのも、その表われだ」

 ジャーナリストの須田慎一郎氏もこう指摘する。

「経団連に加盟している企業の多くは、機械の納入や工事の受注など何らかの形で電力会社と取引がある。地域独占でライバルがいない電力会社は、一般家庭から吸い上げた潤沢な利益があるから高値で取引してくれた。経団連はこの“財布”を死守するだろう」

※SAPIO2012年10月3・10日号
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昨日現在も住宅の中で0.3マイクロシーベルト 福島県
☆ようやくこれから除染作業が始まる、福島県のある住宅の昨日現在の放射線量の計測値です。ここで日常生活を送るしかない方々が今も多くおられます。

 上から居間、玄関先の庭、苔のあるブロック塀の上。



大飯原発が再稼動している関西圏に住む住民も他人事ではありません。いつか来る地震と津波で全電源が効かなくなる事態が起こり得ます。

また使用済み核燃料は休止している原発を含めて、全原発のプールに保管されています。もしこの冷却が止まったら、福島原発事故の比ではない被ばく事故が全国どこでも起きます。

以下参考記事

2011年12月13日21時57分  朝日新聞
除染支援、毎時0.23マイクロシーベルト 基準を了承

 東京電力福島第一原発の事故で汚染された地域のうち、国が除染支援する地域の指定基準について、文部科学省の放射線審議会は13日、放射線量が毎時0.23マイクロシーベルト(年間1ミリシーベルト)以上とする環境省令案を了承した。環境省は14日にも省令を出し、来週にも地域を指定する。

 放射性物質汚染対処特措法に基づく省令で、環境省が11月に諮問した。原発から20キロ圏の警戒区域や線量が年20ミリシーベルト以上の計画的避難区域は国が除染する一方、1ミリシーベルト以上の地域は市町村が除染する「汚染状況重点調査地域」に指定する。その際の基準値を0.23マイクロシーベルトとする案を妥当とした。

 この数値は、自然からの線量0.04マイクロシーベルトと原発事故による追加被曝(ひばく)線量0.19マイクロシーベルトを足し合わせた。屋外で8時間、木造家屋で16時間過ごすと仮定すると、1年で1ミリシーベルトを超える。
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「警察・検察聞く耳持たず」PC感染で釈放男性  読売新聞

10月9日(火)15時47分配信

 遠隔操作型とみられるウイルスに感染した男性2人のパソコンから犯罪予告のメールが送られるなどした事件で、大阪府警に逮捕されたアニメ演出家の北村真咲(まさき)さん(43)(釈放)が、大阪市のホームページ(HP)に送られた犯罪予告メールについて、「文面にある『ヲタロード』という言葉さえ知らないし、市のHPも見たことがない」と周囲に話していることが、関係者への取材でわかった。

 北村さんは「警察、検察の取り調べでも伝えたが、全く聞く耳を持ってくれなかった」とも訴えているという。

 関係者によると、北村さんは7月中旬、ノートパソコンに買い替え、無料ソフトを数本ダウンロード。問題のメールは同29日に送られた。8月26日の逮捕まで10回前後、府警に任意で事情聴取され、「第三者がメールしたに違いない」「脅迫文の書き込み自体知らない」などと無実を訴えたが、逮捕。府警や大阪地検に「IPアドレスという確証がある」と聞き入れられず、「認めたら罪が軽くなる」と持ちかけられたという。

 日本航空の顧客対応窓口に送られたとされる、日航機を爆破するとの内容のメールについても、北村さんは関与を否定している。北村さんは「精神的につらかった。釈放されてホッとしているが、警察から連絡があるたびに怖くなる」と話しているという。

          ◇

 「PC乗っ取り犯罪予告か」などの記事で、アニメ演出家の北村真咲さんを匿名で報道してきましたが、今後は北村さん側の意向に基づき、実名に切り替えます。

弁護士、落合洋司さんのコメント(彼のブログから引用)

ログに関する捜査では、一見、犯人のように見えても実は違うということが実際にある、ということを、改めて認識する必要があり、表面的な事情をなぞって安直に逮捕、勾留、起訴してしまうのではなく、否認事件では、問題意識や疑問を持ちログ以外の周辺事情(日頃のネット利用における挙動が犯人性とかみあっているかどうか)にも幅広く目を向けながら捜査に臨み、解明できなければ性急に処分を決めることなく処分は保留にしたままで慎重に捜査を進める、という手堅い手法を採る必要があると思います。

特に、検察庁は、警察段階での立件の可否、身柄拘束の可否、起訴の可否等々、重要なポイントで大きな影響力、権限を持つだけに、この種の捜査に習熟し誤りのないようにする大きな責任を持っていて、そういう強い自覚を持って、今後、臨んでほしいものです。」

「年間で新種のウイルスが「少なくとも」数万種類見つかって、中には遠隔操作で削除されるものもある以上、特に、被疑者が強く否認しているような場合は、その可能性を念頭に置き慎重に捜査を進める必要があり、「犯人と決めつけて聞く耳を持たない」というのは、最悪、最低の捜査でしょう。

人を見て物を言え、と言われますが、事件を見て物を言う、臨機応変に検討すべきポイントを見出して検討する、ということをやらないと、この種の事件でも、誤った事件処理により冤罪を生んでしまいます。

大阪の事件では、実名での書き込み(犯罪性の高い書き込みであるにもかかわらず)であったとのことで、本人が、特定されることが容易に推測できるのに、自分のPCを使い実名まで入れて書き込みを行う、という不自然、不合理さなど、疑問をもつべき兆候はあったのではないかと思われます。

言い古されてきたことではありますが、ログの捜査でPCにまで到達できても、その先の詰めを慎重に行わなければならない、ということを捜査機関は肝に銘じる必要があると思います。」

☆今回もまた「認めたら罪が軽くなる」と持ちかけている。

きょうび、世の中で一番古い手を使うのは検察と警察のようだ。

やってもないのに、連日連夜のプロの取調べに音を上げて、早く楽になりたいと、取調官の言うままに『罪を認めた』人の中には、

冤罪が証明されないまま、死刑の判決が出たケースがいくつかある。

取調べ側はあらためて真犯人を探すより、目の前にいる容疑者の人間を有罪にする方が、一件落着の事務処理は早い。

またそうしなければそやつを捕まえた警察のメンツがつぶれる。

脅しであろうが何であろうが、いったん本人の自白調書をとれば、こっちのもんや。

なんしろ日本における刑事裁判の有罪率は、実に99.8%とほぼ100%の有罪率を誇っている。この数字は密室の取調べの効果の逆証明みたいなもんだ。

こんな有罪率を誇る国は世界のどこを探してもない。

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東日本大震災が起こった翌年の [ 2012年10月09日(火)の阿智胡地亭の非日乗ブログ ] 再掲載

2024年11月12日 | 東日本大震災ブログ
2012年10月09日(火)
 
原節子の流儀
 
わたくしはどなたにも消極的だと言われますが、生まれつき欲が少ない性格なのかもしれません。

おいしいものが食べたいとか、いいお家に住みたいとか、いい着物を着たいと思わないのです。

ですから損得でものをしゃべったり、行動したことはございません。

自分を卑しくすると、あとでさびしくなるのでそういうことは一切しないようにしています。

そのためにおカユしか食べられなくなっても、いたし方のないことです。

映画でもわたくしのやる役柄は狭く限られておりますが、この役柄を深く掘り下げていって、ただ一人の観客の心にでもほんとうにしみ入ったら、ということがわたくしの願いです。

女優として立派でありたいというのがわたくしのいつわらぬ気持です。

伊奈もと 著 『髪と女優』の一節を、貴田 庄 著 『原節子 あるがままに生きて』に貴田が引用。貴田の同書から管理人が引用。
2012年10月9日 | 記事へ | コメント(1) | トラックバック(0) |
今日の一言 |
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沖縄県知事野田首相と会談
オスプレイの配備撤回を 首相に沖縄知事要求
2012年10月9日 11時12分

 沖縄県の仲井真弘多知事は9日午前、野田佳彦首相と官邸で会談し、米軍新型輸送機MV22オスプレイの普天間飛行場(同県宜野湾市)への配備撤回を求めた。首相は「重く受け止める」と強調、同飛行場の早期移設や沖縄振興に努める考えを示したが、協議は平行線をたどったとみられる。

 知事は「安全対策で決められたことはきちんと守るよう政府から絶えず(米側に)再確認してほしい」と指摘。「(普天間飛行場ではオスプレイが)住民の上空を通らないのは無理がある」との認識を示した。

 首相は「日米両政府で合意した安全運用策が順守されるよう政府として検証する」などと述べ、理解を求めた。

「撤去まで抗議貫く」 野嵩ゲート200人
2012年10月9日 09時48分 沖縄タイムス

米軍普天間飛行場の野嵩ゲート前で、車道に向かってオスプレイ反対をアピールする市民ら=8日、宜野湾市野嵩

 【宜野湾】オスプレイが配備された米軍普天間飛行場の野嵩ゲート前には、公休日の8日も午前7時から市民ら約200人が集まり、「ノーノー、オスプレイ」と抗議の声を上げた。米国も祝日に当たるこの日、オスプレイの飛行は確認されなかったが、1日の初飛来から1週間がたち、本格運用がいつ始まってもおかしくない状況に、参加者は粘り強く反対運動を貫く決意を示した。

 沖縄市の真謝保久さん(68)は「オスプレイがいるから、祝日でも休む気にはなれない。撤去するまでがんばる」と語気を強めた。

 車いすで駆け付けた名護市辺野古の島袋文子さん(82)は「普天間で危ないものは、辺野古でも危ない。オスプレイと一緒に、全ての基地を撤去してほしい」と訴えた。那覇市から参加した女性(72)は「沖縄の未来が懸かっている。本格的に訓練が始まったら高江にも辺野古にも行くつもり。体を張って闘う以外にない」と力を込めた。

 同飛行場周辺の森川公園などでは、市民がたこを揚げて抗議。宜野湾市長田から2人の息子を連れてきた仲間静香さん(38)は「安全な空の下でサッカーをさせたい」と願う。那覇市の会社員、親川奈々子さん(24)は「たこなら、沖縄文化を学びながら非暴力でオスプレイ反対を訴えられる。小さいころに揚げて以来だけど、とても楽しくてはまりそうです」と笑顔で話した。

 野嵩ゲート前の座り込みは、沖縄平和市民連絡会などが9日以降も朝から継続する。
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公募抜け道 世襲延命 自民大物議員続々引退へ  東京新聞
2012年10月9日 朝刊

 次期衆院選を控えて、自民党大物議員の引退表明が相次いでいる。後継は公募かそれに準じた方法で選ぶことになってはいるが、大半は世襲候補に落ち着くとの見方が強い。二〇〇九年衆院選マニフェストで世襲制限を打ち出したにもかかわらず、公募制度の名のもとで世襲が定着する懸念も出ている。 (大杉はるか、上野実輝彦)

 自民党では九月に通常国会が閉会してから武部勤元幹事長、福田康夫元首相、中川秀直元幹事長らが相次ぎ引退表明。後継に子どもが名乗りをあげるケースが目立っている。

 世襲をめぐっては、後援会組織を土台にした「議席継承」に批判が噴出したことを踏まえ、自民党は〇九年衆院選のマニフェストに、次期衆院選から引退する議員の配偶者や三親等以内の親族が同一選挙区内から立候補する場合、公認しない方針を盛り込んだ。

 ところが、野党転落後の一一年三月、谷垣禎一総裁(当時)を議長とする政権構想会議は候補者公募に関して「地縁・血縁のある者も考慮すべきだ」とした勧告をまとめ、世襲制限を事実上、骨抜きにした。

 惨敗した〇九年の衆院選で、勝ち上がった半数近くが世襲議員。党側にとっては「勝ちやすさ」を重視して、世襲候補が公募に参加できるように道を開いたといえる。

 これに対して、中堅・若手議員らは「自民党は変わった」とアピールするため、抜本改革を求めている。先の総裁選をめぐっては、立候補した五人全員が世襲議員で、党の閉鎖的な体質を浮き彫りにしただけに、こうした声は強まりつつある。

 党の公募制度は、安倍晋三総裁が幹事長時代の〇四年、衆院埼玉8区の補欠選挙で初めて導入した。安倍氏は「公募制導入で能力のある人たちを抜てきしてきた」と主張する。

 非世襲の公募一期生として当選した柴山昌彦衆院議員は「外の血を入れないと、活力のない時代遅れの組織になってしまう」と指摘。「公正な形で競わせるため、世襲候補が出馬する際は(引退する親族と)別の選挙区から出てもらうことなどを当面の内規として定めるべきだ」と訴えている。

 一方、民主党も配偶者や三親等以内の親族が同一選挙区から連続して立候補することは認めないとしている。ただ、今期限りで引退を表明している羽田孜元首相の後継問題(衆院長野3区)では、長男で参院議員の羽田雄一郎国土交通相が候補に取りざたされている。

☆現代日本の貴族階級である保守政治家層は貴族の世襲を廃止する気はまったくない。また周囲も世襲を強く望む。彼らがこれまで築き上げてきたグループの既得権益を手放そうとは思わないからだ。

同じく現代日本の貴族階級になったエリート官僚社会も、むしろそのことは歓迎すべきことだ。シナリオ通りに動いてくれる大物政治家の子どもたちは、彼らにとって間違いなく愛い奴でしかない。

東京新聞などと違って、記者クラブ系大手メディア在籍から国会議員になった自民党の中川秀直さんや石原伸晃さんなどを見ても、これらエリート層は大手メディア業界をもその一員として、日本の支配権を持ち回りで強化していく。

それにしても武部、中川さんまでも我が子を跡継ぎにするか。

あるとき乗ったタクシーの運転手が言った言葉を思い出す。

『お客さん、政治屋さんちゅう家業はよっぽど楽で、おいしい稼業なんやろね。わたしらこの仕事しんどうて、とても息子に継がそうと思いませんワ』
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山中教授にノーベル賞
 
山中教授夫妻、京大で会見 「学生、仲間に恵まれた」
2012/10/09 11:40 共同通信

 ノーベル医学生理学賞の受賞が決まった京都大の山中伸弥教授(50)は、一夜明けた9日午前、妻で医師の知佳さん(50)とともに京大で記者会見し「学生や仲間に恵まれたことが、受賞につながった」とあらためて感謝の言葉を述べた。

 知佳さんは「こんなにたくさんの方に喜んでいただけることがうれしい。連絡を受けてから、ぼうぜんとしている。ありがとうございました」と話した。

 山中教授は会見冒頭で、受賞の感想について「昨日も感謝と責任と申し上げたが、二つの気持ちを強く持っている」と話した。

「日本が取った賞だ」 山中教授にノーベル賞
2012年10月08日 23時39分 京都新聞

 現代医療に革新をもたらす可能性を秘めたiPS(人工多能性幹)細胞を生み出した京都大の山中伸弥教授(50)が8日、ノーベル医学生理学賞に決まった。

マウスiPS細胞の作製の論文を発表してからわずか6年。京大の関係者や市民、患者団体からは「社会の大きな期待の表れ。実用化への弾みになってほしい」と喜びの声が上がった。午後8時から京都市左京区の京大で会見した山中教授は「みなさんのおかげ」と感謝の言葉を繰り返し、「研究を続け、社会貢献、医学応用の実現を」と力強く語った。

 山中教授はこの日は休日で、大阪市内の自宅で受賞の一報を受けた。会見で、「洗濯機がガタガタいっているのを直そうとしていた」ときだった、と明かし、約100人の報道陣を笑わせた。「既に実用化されている仕事もたくさんある。まさか自分が受賞するとは思っていなかった」と驚きを隠さず、「研究メンバーに恵まれた。支えてくれたみんなのおかげ」と続けた。

 山中教授は午後7時半ごろに、タクシーで京大に到着し、取り囲む報道陣に「ありがとうございます」と答えながら、足早に会見場に向かった。直前に野田佳彦首相の祝いの電話を受け、会見の冒頭では「受賞できたのは日本という国に研究を支えてもらったからだと心の底から思った。日本という国が受賞した賞だ」とまず感謝の意を表した。

 一緒にいた家族の反応について聞かれると、「伝えてもなかなかぴんとこない。ぼうぜんとしていた」と語り、母親について「電話で『よかったなあ』と言ってくれた」と表情を崩した。

 ジョン・ガードン博士との共同受賞については「一番うれしいことと言っても過言ではない。私たちの研究分野を切り開いてくれた。ガードン先生の仕事がないと受賞できなかった」と語った。

 iPS細胞の医療応用を待つ患者に対しては「今日あしたに病気を治せるというのではなく、実用化には時間がかかる。しかし、世界での研究は一歩ずつ前に進んでおり、希望を捨てずに見守ってほしい」と呼びかけた。
2012年10月9日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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東日本大震災が起こった翌年の [ 2012年10月08日(月)の阿智胡地亭の非日乗ブログ ] 再掲載

2024年11月11日 | 東日本大震災ブログ
012年10月08日(月)
 
東電テレビ会議ビデオ「追加公開」  現場混乱 問われる事故対応
報道ステーション 2012.10.6。8月に公開された原発事故当時の東京電力の本店と福島第一原発をむすぶテレビ会議映像だが、ほんのわずかしか公開されなかった。
もっといっぱいあるはずだから公開すべきと報道側も言っていたが、ここへきて今日、6時間分を東電は出した。
それを聞いてみると、どうして今まで出さなかったのかということがわかる。
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東電テレビ会議「追加公開」  現場混乱... 投稿者 tvpickup 古賀茂明氏が出演、解説している。
2012年10月8日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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プロジェクトX 挑戦者たち チェルノブイリの傷 奇跡のメス
2011年3.11以前に製作放映されたNHKの番組。

「1986年4月26日。旧ソ連ウクライナで人類史上最悪の事故が発生した。

チェルノブイリ原子力発電所4号炉の爆発。大量の放射性物質が発生、その多くが風下に位置したベ­ラルーシに流れ、間もなく悲劇が始まった。子供たちに甲状腺ガンが多発し始めたのである。

現地の病院で手術を受けた子供たちの首筋には、一生消えない大きな傷がついた。そ­の時、一人の日本人医師が立ち上がった。信州大学医学部の外科医、菅谷昭。

父は、夜の往診も厭わない町医者。もっと患者と向き合いたい、そんな思いを抱き続けていた菅谷は­、大学教授の座を辞し、ベラルーシに渡ることを決意する。

ベラルーシでの菅谷のたった一人での闘いが始まった。やがて菅谷の高い手術技術や、患者との交流に心打たれていく­若い現地医師たち。

いつしか菅谷のアパートに集まり、勉強会が開かれるようになった。

菅谷は、彼らに自分の手術技術の全てを伝えた。さらに菅谷は、手術後もガン再発の不安­を抱える患者達の家を一軒一軒訪ね、診察を繰り返した。脳裏には父の姿がよぎっていた。

そんな菅谷の活動に共感し、菅谷を支えようと奮闘する一人の男がいた。28歳の若手­医師、ゲンナジー・トゥールだった。二人は訪問診療を黙々と続けていた。やがて菅谷たちの努力は、ある一つの奇跡を産んだ・・・。

人類史上最悪の事故と対峙した、日本人医­師と現地の医師たちの5年半に及ぶ闘いを描く。

☆この医師は現在長野県松本市長の菅谷昭である。

動画はこちら

引用元
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《「一億総ナショナリズムへの遁走」が現実に》  半澤健市
2012.10.06 北京秋天の「日章旗」
―1956年10月6日― 

一部引用・・

それから56年後、政治家になった作家と松下政経塾とやらを出て首相になった県会議員が、「井戸を掘った」両国の無数の人々の長い営為を崩壊させようとしている。

しかもその連係プレーを支援すると叫んだ者たちが、野党第一党の中枢を掌握した。私は、2年ほど前に、この国の「一億総ナショナリズムへの遁走」の危険を書いた。それがこんなに早く現実になるとは思わなかった。我々は恐ろしい時代の入り口にいるのである。

全文はこちら

関連レビュー 「暴力装置論 一億総ナショナリズムへの遁走」

こちら
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東電解体は慈悲深い安楽死だ  英フィナンシャル・タイムズ
一部引用・・

(東電の新しい会長の)下河辺氏の話では、国有化によって東電が辛うじて破綻を免れた後でさえ、多くの社員はまだ会社が本当に破綻し得るということを想像できずにいるという。

「彼らは今まで、(沈没した第2次世界大戦の戦艦)大和のような、この巨大戦艦に乗っていた。(それが沈むという)考えには実感がわかないのだろう」

全文は こちら
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メタンハイドレート、産業化明記 月内に海洋計画中間報告  東京新聞
記事差し替え(18:22)

'12/10/8
25年までの産業化明記へ メタンハイドレート採取

 政府の総合海洋政策本部(本部長・野田佳彦首相)の有識者会議は7日、次世代エネルギー資源とされる海底のメタンハイドレート採取を2025年までに自立した産業とする目標を、新たな海洋基本計画に向けた中間報告に明記する方針を固めた。

10年間かけて海底の泥からレアアース(希土類)を取り出す実証実験を実施することも盛り込む。

 中国などに対抗して海底資源の開発力強化を促す狙い。中間報告は月内に首相に提出され、政府の海洋政策の指針となる海洋基本計画を来春更新する際に反映される。

 有識者会議は先月末、中間報告の原案をまとめた。メタンハイドレートが日本周辺海域に大量に埋蔵することに触れ「世界のトップにある技術開発のレベルを事業化でも維持すべきだ」と強調。17年度までに事業化の見通しを付け、官民合同で実績を重ね「25年には産業として自立することを目標とする」と記した。

 海底の泥に含まれるレアアース採取は資源外交の観点からも重視すべきだとし、10年間の実証実験を基に「事業化計画を打ち立てる」とした。

 また、日本の海洋開発の関連産業は国際競争力が弱いと問題視し、特に海洋の石油・天然ガス開発では韓国に後れを取っていると指摘。メタンハイドレートの事業化が可能になっても海外企業に大幅に依存せざるをえないとし、公的な金融支援などで競争力強化を図る必要性を訴えた。

 海洋分野の人材育成や洋上風力など海洋での再生可能エネルギーの役割拡大も挙げた。

下線は管理人
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iPS細胞の山中教授が講演  NHKwebニュース
10月7日 18時26分

世界各国の科学者などが集まって科学技術と人類の未来について話し合う国際会議が、7日から京都市ではじまり、iPS細胞を作り出すことに成功した京都大学の山中伸弥教授が講演しました。

この会議は、地球温暖化や生命倫理など科学技術の進歩に伴って生み出された課題について議論しようと開かれているもので、京都市左京区の国立京都国際会館には、世界の80の国と地域から政治家やノーベル賞を受賞した科学者などおよそ1000人が参加しています。

7日は、体のさまざまな組織や臓器となるiPS細胞を作り出すことに成功した京都大学の山中伸弥教授が講演しました。

この中で、山中教授は「医療関連の技術の開発に取り組むなかで、新しい技術は、宗教や経済的にどんな背景があっても、すべての人に使ってもらうべきだと思う」と述べました。

そのうえで、新しい技術が開発されても企業が特許を独占し、技術が発展途上国にまで広がっていないことを指摘したうえで、「iPS細胞を開発して以降、独占を防ぐためにわれわれが特許を取得し、コストを削減する努力を続けてきた。

新しい技術を開発した企業が使用料を高く設定する傾向に歯止めをかけなければならない」と訴えました。
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川内の帰還支援開始 福島原発行動隊  福島民報
 東京電力福島第一原発事故の収束作業で若い世代を被ばくさせないため、60歳以上の技術者らが作業を担おうと結成した「福島原発行動隊」は7日までに福島県川内村民の帰還支援活動を始めた。

帰還に向けた家屋内の清掃やモニタリングなどを無償で行う。同日、郡山市の南一丁目仮設住宅で村民らとの対話集会を開いた。

 行動隊は9月に川内村と帰還支援に関する覚書を交わし、既に活動を始めている。今後も他の自治体と同様の覚書を交わすなどし支援を広げていく方針。

 集会には約20人が参加した。行動隊の山田恭暉(やすてる)理事長が「廃炉で作業員の被ばく量は増える。現役世代の代わりにシニアが作業を引き受ける」などと活動の意義を訴えた。これまでの取り組みも紹介した。

 川内村帰還支援の問い合わせ、窓口は村住民課 電話0240(38)2114へ。
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名目を立て予算を分捕る官僚が省益に貢献しエラクなる 復興予算は何でもアリ
「何でもあり」復興予算のカラクリ 「日本の再生」拡大解釈
2012年10月8日 07時14分 東京新聞

 東日本大震災の復興予算は、なぜ被災地の復興と関係がない使われ方が目立つのか。「何でもあり」のカラクリを解く鍵は、政府の復興基本方針に仕込まれた二つの文言にある。

一つ目は「日本経済の再生なくして被災地の真の復興はない」。この考え方の下「被災地に一体不可分として緊急に実施すべき施策」の実行を認めた。二つの文言を錦の御旗に、被災地と全国との関連づけを「作文」した不適切事業が次々に予算化された。 (石川智規)

 「二〇一一年度からの五年で計十九兆円を震災の復興に充てる」との復興基本方針は昨年七月に決まった。その根拠は一カ月前に制定された東日本大震災復興基本法だ。

 賛成多数で可決された基本法は、「単なる災害復旧にとどまらない活力ある日本の再生を視野に入れる」と規定。基本方針はこの理念を具体化した。

 方針に盛り込まれた「日本経済の再生」の文言は政治サイドの要求で入った、とされる。震災直後は被災地に加え観光産業など全国の企業が海外からの風評被害に遭っていた。文言にはそれらも含めた日本経済を支える「狙い」があり、幅広い事業の予算化に道を開く形になった。こうして流れは整った。

 「霞が関の人間は旗が立てば、わーっと群がる。頭を使い、財務省の目の届かないところでうまく事業を滑り込ませるのはわれわれの習い性だ」。ある官僚は復興予算の使い方をこう解説する。

 実際、予算化に向けて事業の精査が行き届いたとは言い難い。昨年を振り返り、ある財務省幹部は「当時は復興を優先させるため、足りないより過分であった方がいいと査定をあえて甘くした」と認める。

 食料の保管庫建設など、全国の防災・減災のための政策が「全国防災事業」として予算計上を認められた点も、「被災地以外に予算を使う道を開いた」との批判が多い。

 ただ、全国防災事業には別の評価もある。一兆円に上る事業の財源を裏打ちするのは、復興増税に含まれた個人住民税への増税。住民税は地方税で、全国の自治体が執行する裁量を持つ。このため被災地以外の地元の防災事業に使って新たな震災に備えることは、あながち無駄とも言い切れない。

 だが、復興と震災対策を名目に「予算の獲得合戦」に明け暮れる姿勢は厳に正すべきだ。「被災地の復興が最優先」という政府の方針に異論はない。問題は予算の使い方に国民の信頼が得られていない点にある。「被災地に寄り添う」との誓いを空虚にしないためにも、復興予算の精査が求められる。
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原発ゼロ「2030年代に判断」…資源エネ庁強調 カネのパイプは決してとじない
2012年10月6日 読売新聞

県議会原子力・エネルギー対策特別委員会で資源エネルギー庁の答弁に耳を傾ける県議(5日、県庁で)  政府の「革新的エネルギー・環境戦略」を巡って県議会原子力・エネルギー対策特別委員会が5日、開かれた。

出席した経済産業省資源エネルギー庁幹部は「2030年代に原発ゼロとすることを決めたものではない」と繰り返し、核燃サイクル政策も従来方針を継続することを強調した。

 委員会には同庁の高原一郎長官や糟谷敏秀電力・ガス事業部長らが出席。各会派の県議が質問に立った。

 高原長官らは新戦略が原発ゼロを掲げたのは、再生可能エネルギーを拡大するための努力目標で、原発を停止するかどうかは30年代に改めて判断すると説明。新戦略は、建設工事を再開した大間原発の稼働期間を決めておらず、計画中の東京電力と東北電力の東通2号機の扱いも未定だという。

 また、高原長官らは核燃サイクルの30年代以降の継続を否定せず、プルトニウムとウランを混ぜた使用済みMOX燃料の再処理や、第2再処理工場の建設の可否は今後、検討するとした。

 高レベル放射性廃棄物の最終処分地選定に関しては具体的な解決策を提示せず、新戦略が掲げた最終処分地などの協議の場についても、「具体的に申し上げられることはない」と、準備が進んでいないことを明かした。

 県議からは「漁業補償など地元は難関を突破してここまで来た。(着工、計画済みの)新しい原発を稼働させる方が効率的だ」(横浜力県議=自民)、「最終処分地選定は原発事故後、ますます困難となった。本当に解決の道を見いだすのは可能か」(畠山敬一県議=公明)など、原発ゼロ目標や最終処分地選定が進まないことへの不満が相次いだ。

 委員会後、委員長の神山久志県議(自民)は「30年代原発ゼロは、今日の言い方だとほとんど撤回された」として、委員会としてこの点を政府に確認する考えを示した。

 畠山県議は「都合の良い話ばかりして、八方美人の戦略になっている。選挙対策だ」と批判した。

川村悟県議(青和会)も「最後までかみあわなかった。原発反対派、推進派、どちらも消化不良だ」と納得いかない様子。安藤晴美県議(共産)は「矛盾に満ちた戦略と改めて思った」との感想を述べた。

 一方、渋谷哲一県議(民主)は「政府は今の段階で30年代に原発を完全にゼロにするとは言えない。政府の方針は矛盾していない」と話した。

■委員の主な発言 

清水悦郎(自民党) 軽々に原発ゼロを掲げるのは無責任

横浜力(同) 原子力防災対策の財源は国が負担すべき

工藤慎康(同) 青森県がわがままを言っているとみられるのは納得いかない

菊池憲太郎(民主党) 節電と再生可能エネルギーだけで原発の代わりになるのか

渋谷哲一(同) 2030年代に原発がゼロにならなければ、再処理事業継続と矛盾しない

川村悟(青和会) 青森県を最終処分地にしないための具体的な方策があるのか

畠山敬一(公明党) なぜ原発と核燃サイクル政策をセットで議論しなかったのか

安藤晴美(共産党) 政府は原発ゼロを口にしながら実現を先送りし、原発に固執している

古村一雄(無所属) また核の廃棄物問題が後回しになるんじゃないかと不信を持っている。

☆日本国民のためのお役人さまではなく、原子力ムラのお役人は本当に強力な布陣をひいている。民主党の政策など歯牙にもかけていない。どうせ政治家は次の選挙で消えていくが、自分たちが日本を差配し続けると・・。
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中国離れについて   内田 樹  
一部引用・・

外国企業の「中国離れ」が政体そのものの危機にまで至る可能性は低いが、経済成長はこれで長期にわたる停滞を余儀なくされるであろう。

だから、反日デモを眺めながら、「尖閣なんかどうだっていいじゃないか。そんな小島のせいでオレに破産しろというのか」と歯がみしている中国のビジネスマンもたくさんいるはずである。

でも、彼らもそれは口には出せない。

ナショナリストに何をされるかわからないからである。

尖閣をめぐるナショナリズムの角突き合いで得をする人間は誰もいない。損をする人間は数え切れないほどいる。

でも、損をする人たちは「オレが損をするから、領土問題でもめるのはやめてくれ」という言葉を口に出すことが許されない。

この抑圧された「怨み」はどこに噴出することになるのだろうか。

全文はこちら
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「洗浄し計測」「地表をコンクリートで覆いその上に計器を設置する」文科省・厚労省
上杉隆の東京脱力メールマガジン          

       『 除染のウソ 現代日本社会の犯罪 』 
      
さて、5日に自由報道協会で行われた記者会見を取り上げた築地を本社とする新聞の記事だが、きょうはいよいよその内容そのものについて一考察してみようと思う。

〈「福島の線量、意図的に低く公表か」 市民団体独自調査 

市民と科学者の内部被曝(ひばく)問題研究会」は5日、東京都内で記者会見し、福島県内で空間線量を測るモニタリングポストの値が意図的に低く抑えられている可能性があるとの独自の調査結果を公表した。

研究会は今年、文部科学省が設置したモニタリングポスト約100カ所の近くで空間線量を測った。この結果、公表されているモニタリングポストの値より平均して10~30%高かったという。ポストから10メートルほど離れた所では、平均で40~50%高かったという。

研究会の矢ケ崎克馬・琉球大学名誉教授(物理学)は「値を低くみせるために、モニタリングポストの周りは除染を徹底したり、数値を操作したりしているのではないか」と話した。文科省原子力災害対策支援本部は「意図的に低くみせるようなことはしていない。周辺が除染されたモニタリングポストの情報は福島県のホームページで公開している」としている〉(2012年10月6日付・築地に本社のある新聞朝刊)。

震災直後から、モニタリングポストの設置方法についてはいくつもの疑惑があった。

「洗浄して計測している」「地表をコンクリートで覆ってその上に設置している」

そうした報告、あるいは一般からの情報提供を受けて、私は、文部科学省や厚生労働省などの知己に測定方法を問い合わせていたものだった(幸運なことに、私のかつてのボスである鳩山邦夫衆議院議員は文部大臣、労働大臣をともに歴任している)。

その当時は、コンクリート上に設置する関係から、汚染された土壌は除去しなければならないというもっともらしい回答を得たりしていた。

だが、モニタリングポストを屋根の上に設置したり(地表から離れるほど数値が下がる傾向にある)、計測前に道路を水洗いしたりしているのを知って、疑念を持ち始めた。

そもそも、私が抱いた放射能測定の最初の疑念は、震災直後の三月、放射性セシウムに汚染された野菜を計測するにあたっての政府・行政の方法だった。

〈ホウレンソウなどから暫定規制値超える放射線量検出

大塚耕平厚生労働副大臣は19日午後、暫定規制値を超える放射線量がホウレンソウなど3~4品目の農産品から検出されたことを明らかにした。

首相官邸で記者団に語った。暫定規制値は今回の事故を踏まえて政府が食品衛生法に基づき設けた、放射性物質で汚染された食品の出荷や販売を規制する基準。同日夕に枝野幸男官房長官が記者会見して詳細を説明する〉(築地に本社のある新聞/2011年3月20日朝刊)。

当時は、ホウレンソウなどの葉野菜が、放射性セシウムの数値を下げるために、まさか洗浄した上で出荷されていることなど夢にも思わなかった。いくらなんでも役人でも、さすがにそこまではしないだろう、とタカを括っていたのだ。

だが、それは大いなる間違いだった。自由報道協会などに寄せられたいくつもの情報提供で、どうやらそれが紛れもない事実であったことが次々と確認されたのだ。

そして、私はそれが野菜のみならず、魚などあらゆる食料品で厚生労働省などがそうした不正を働き始めていることを知るのだった。

最初は、3月23日、東大病院放射線医療チームのツイッターのつぶやきだった。

〈@team_nakagawa: ホウレンソウの放射能測定方法について、新しいことがわかりましたのでご報告します。これまで検出されたホウレンソウの放射能量は、ホウレンソウを一旦水洗いしてから測定をおこなった結果である、とのことです〉

〈@team_nakagawa:マニュアルでは「水洗いせず」との記載がありますが、厚労省から別の通達で水洗いしてから測定するように各自治体や測定機関に連絡があったようです〉

さりげないツイートだが、これは3・11直後の日本社会の隠蔽行為の端緒にすぎなかった。この後、とくに放射性測定において、とんでもない情報隠蔽が続くことになる。

それは一年半後の今日でも変わらない。一ツ橋に本社のある新聞の「福島健康調査で秘密会」という10月3日のスクープなどがその実態を象徴的に示している。

悲しいのは、日本では、本来こうした政府や行政の不正のチェックを行うはずのマスメディアや一部のジャーナリストが機能しないばかりか、むしろ政府や自治体のそうした隠蔽に、結果として、手を貸してしまっているのだ。

そして、自らの当時の間違いをごまかすために、たとえばジャーナリストの江川紹子氏のように、他人を誹謗することで自らの過去の報道の現実から目を逸らしている。

それは、遠慮のない言葉でいえば、犯罪的ですらある。

元ジャーナリストとして、こうしたジャーナリズムがいまだ許されているのを残念に思うと同時に、早く江川氏には目を醒ましてもらいたいと願っているのは私だけではないことを付け加えておく。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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今日の気になるネット情報 / 日本社会の仕組み改良 |
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東日本大震災が起こった翌年の [ 2012年10月07日(日)の阿智胡地亭の非日乗ブログ ] 再掲載

2024年11月09日 | 東日本大震災ブログ
2012年10月07日(日)
 
日常こそ、実は冒険の連続
日常こそ、

実は冒険の

連続だと

思うんです。

 今日生きて、生活している。

それだけのことが

本当はとても大変なことで

みな、努力して勝ち取っている・・

普通に生きてるって、

スゴイことだと思います。

  こうの 史代  漫画家

【夕凪の街 桜の国】で第八回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、
第九回手塚治虫文化賞新生賞を受賞。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2007年8月9日掲載

映画【夕凪の街 桜の国】

相方に誘われて「夕凪の街 桜の国」を見ました。

遠い昔の出来事ではなく、いまこの同じ時間を生きている人にも
原爆のことはつながっている・・・そのことをこんなに自然に教えてくれる。

黒木和雄監督の映画「父と暮らせば」で印象が残る「うちは幸せになってはいけんのじゃ」という言葉がこの映画にも出てきてドキッとしました。

真の被害者が我が身を責め、ケロイドの残る身を人から異形の人と差別され、人の目の立たない裏通りで生をつなぎ、やがてこの世から姿を消していく。生きた証もなく。

それらのことを加害国に気を遣ってか、見てみない振りしてきた62年間。

映画が終わって、本屋で原作の漫画を買いました。
自分が知らないだけで世にスグレモノは仰山おられる・・
とまたまた思いました。

嬉しい?

十年たったけど
原爆を落とした人は私を見て
「やった!またひとり殺せた」
とちゃんと思うてくれとる?
こんな言葉を考えつく作者の[こうの史代]さんとはどんな人でしょうか。
名前を見てふと、代々歴史を語り継ぐということからつけたペンネームかと思いました。
広島という所は凄い漫画家を生んだものですね。

前段と後段のそれぞれのヒロインを演じた麻生久美子、田中麗奈さん、それ以外の出演者も肩に力をいれず、淡々とありのままに映画の中で生きていました。

 10数年前、わずか3年間とはいえ自分が住んだことがある広島の街の言葉がスクリーンに流れ、戦争当時と現代の広島の街並みが映る。

漫画が原作の映画かと軽く見ていましたが、今や小説では描けないものを漫画家が表現してくれることがあると知りました。

誘ってくれなかったら見なかったかも知れないけど、今年これまでに見た映画の中ではBESTの映画でした。

8月6日が、今日9日が、それぞれ広島と長崎に62年前米国という国が、人類の上に史上初めて核兵器という大量無差別殺戮爆弾を落とした日です。

この映画は62年が経過したからこそ出来た映画だと思いました。
次の62年やそれ以上をこれから生きるであろう、今年地球上に生を受けた人類の赤ん坊を守るのは自分たちしかいない。映画を見終わった時そう思いました。
2012年10月7日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
今日の一言 |
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復興予算届かない 被災地中小企業の申請 6割却下 東京新聞
2012年10月7日 07時06分

東日本大震災で被災した中小企業の復旧を支援する今年八月の「第五次中小企業グループ補助事業」をめぐり、復興予算からの補助金交付を求めたグループの約63%が「国の予算が足りない」などといった理由で申請を却下されたことが分かった。

却下されたグループ数は二百三十一、申請額は千五百億円超。被災地と無関係な地域の工場への設備投資や、核融合エネルギー研究など復興予算になじまない使途に多くのお金が使われ、被災地への予算が圧迫されている。

 中小企業グループ補助事業は津波で被災したり、原発事故で避難を余儀なくされたりした商店街や漁港などのグループに、施設や設備の修理などにかかる費用の四分の三を国と県が補助する制度。

 国は二〇一一年度の当初予算でこの事業に二百五十五億円を計上。一次募集を昨年六月に始めたが、申請額は予算を大幅に上回った。このため募集は今年八月に発表した第五次まで続き、その予算額は約千九百億円に増えた。

 補助金交付の是非は各県が申請の内容を審査し決める。第五次募集には岩手、宮城、福島、茨城、千葉五県の計三百六十五のグループ(事業者数は六千六十八)が計二千二百四十五億円分を申請。

一~四次の募集では県によって八~九割に達した「却下率」はやや改善したものの、今回も六割超の申し出が退けられた。「計画の中身が補助の要件を満たさない」「国の予算が足りない」などが主な理由という。

 野田佳彦首相は九月十二日の民主党代表選の討論会で「グループ補助金などは需要がある」と話した。各県の担当者も「復興のため国には少しでも多くの予算を割いてもらいたい」と訴える。

 だが、政府は復興財源で「日本再生」に取り組む方針を決め、対象事業が膨張。予算獲得術にたけた各省庁の部署が、復興予算に不適切な事業を潜り込ませ財源を獲得していった。これによって結果的に被災地に必要なお金が回らない状況となっている。

◆地元で工場再建 なぜかなわない

 うっそうとした雑草の土地に、建設会社社長田中一雄さん(四十代、仮名)の住宅部品の加工工場がポツンと立つ。以前は住宅などが立ち並んだ宮城県沿岸の地は、工場の従業員らが行き交うだけで閑散としている。

 震災直後、自宅と工場は津波で流された。家財道具は一切見つからず、結婚式と家族の写真一枚、数枚のジャージーだけが見つかった。しかし、家族や親戚は皆助かり「命に感謝する」日々だ。

 「もう一度、地元で工場を再開したい」。一月、日本政策金融公庫からの借金や全壊した住宅の保険金を充てるなど二千五百万円を自己負担し、消失したトラックや工作機械などを購入した。知人からグループ補助事業の話を聞いたのはその直後だ。

 取引先の建設業者などに声をかけてメンバーを募り、賛同したグループの従業員数は百人を超えた。何度も話し合い計画書を県に出したが、選考からは、あっさり落ちた。皆、津波に流され、家も仕事場も失った事業者ばかりで、多額の借金を抱えながら仕事を再開させようとしている。「一体、何が足りないというのか」

 宮城県の担当者は「グループ補助事業は共同事業に重きを置いている。共同での除塩作業や太陽光発電など、地域の復興に貢献する事業があるかがポイント」と説明した。

 田中さんは「書類を書く技術で補助金の是非が決まっているのでは」と審査方法や基準の曖昧さに疑問を持った。「商店街など多くの事業者が深刻な状況を理解されず、認可を得られていないと聞く。国や県は事業者の現状を、実際に目で見て判断してほしい」と訴える。 (望月衣塑子)
2012年10月7日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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原子力村の論理と心理は日本社会が持つ持病
原子力村の論理と心理

けさの「朝まで生テレビ」は、去年3月に出たときのどなり合いに比べれば格段に論点が整理されたと思うが、必ずしも議論がつくせなかったので、ちょっと補足しておく。

大きな成果は、民主党政権の「2030年代に原発ゼロ」が致命的な矛盾を抱えていることを福山哲朗氏が認めたことだ。端的にいって、2018年に運転開始予定の大間原発は「40年ルール」に従っても2058年まで運転するのだから、2030年代に運転を止めることはできない。

福山氏が「大間が政府の方針と矛盾することは事実だが、その建設を止める法的根拠がない」というと、野村修也氏が「そんなことを言ったら再稼働を止めてるのだって法的根拠はない」と批判した。

その通り。JBpressにも書いたように、保安院は電力会社に一度も「止めろ」とは言っていない。では、なぜ電力会社は再稼働しないのだろうか。それは役所が「空気」で止めているからだ。

電力会社がスイッチを入れれば今すぐでも原発は運転できるが、そんなことをしたら役所は今後いろんな形で意地悪してくるだろう。朝日新聞を初めとするマスコミが激しく電力会社をたたくだろう。彼らにとっては法律より重い「空気」を破る者は、「日本教」の重大な背教者だからである。

反原発派の指弾する「原子力村」の構造も同じだ。野村氏も指摘していたように、福島事故の原因になった全電源喪失について、安全委員会は「想定する必要なし」とした。その根拠は電力会社の出した事故想定だったが、それは安全委員会が彼らに書かせたものだった。

これは古典的なregulatory captureとは違う。それは業者が情報の非対称性を利用して規制当局を丸め込むモラルハザードの一種だが、日本では役所が業者に規制を丸投げし、問題が起きたときは「業者のやったこと」として逃げるのだ。

このような構造を丸山眞男は、有名な論文「超国家主義の論理と心理」で次のように書いた:

ナチスの指導者は今時の戦争について、その起因はともあれ、開戦への決断に関する明白な意識をもっているに違いない。然るに我が国の場合はこれだけの大戦争を起こしながら、我こそ戦争を起こしたという意識がこれまでの所、どこにも見当たらないのである。

何となく何物かに押されつつ、ずるずると国を挙げて戦争の渦中に突入したというこの驚くべき事態は何を意味するか。(強調は原文)

この問いへの答として、丸山は東條英機の国会答弁を引用する:
東条といふものは一個の草莽の臣である。あなた方と一つも変りはない。ただ私は総理大臣といふ職責を与えられてゐる。

ここで違う、これは陛下の御光を受けてはじめて光る。陛下の御光がなかったら石ころにも等しいものだ。

このように責任の所在は究極的には天皇ということになるのだが、もちろん天皇は実質的な責任主体たりえないので、責任は誰にもないことになる。今回の原発再稼働も同じだ。

電力会社は「当局の意向」を忖度して止めているが、当局は「事業者の判断で止めているだけ」といい、原発停止によって生じる損害の賠償責任を逃れる。丸山の指摘した「無責任の構造」である。

このような構造がかつて戦争を起こし、原子力村を生み出し、そして今、誰も止めろと命じたことのない原発が止まって毎日85億円の国富が失われる。その背景にある「空気」の構造は同じである。

来週からのアゴラ読書塾では、丸山をテキストにして、こうした日本の深層構造を考え、それをただす道をさぐりたい。

全文引用先
2012年10月7日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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 「えん罪や、検察のねつ造が生まれるカラクリ」  元裁判官が語る
41年間にわたり裁判官を務め、現在は慶応義塾大学大学院法務研究科で教鞭を執っている原田國男氏の著書『逆転無罪の事実認定』(勁草書房)が話題になっている。


原田氏は、裁判官時代、主に刑事裁判を手がけ、東京高等裁判所部総括判事時代の8年間で、20件以上の逆転無罪判決を出したことで有名である。1審で有罪判決が下された事件の控訴審で、無罪判決が出ている割合はわずか0.3%。

全国の裁判所の全事件をかき集めても、せいぜい年間20件くらいしか出ていないというのが、日本の刑事裁判の現状だ。

その原田氏に、

「知られざる裁判、法廷、そして裁判官の実態」
「えん罪や、検察による調書ねつ造が生まれる理由」
「判決を出すということの難しさと重さ」
などについて聞いた。

続きはこちら
2012年10月7日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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中国現地での対日制裁にも怯まない日本の中小企業
背水の陣で進出、オンリーワン商品に強み――
現地での対日制裁にも怯まない日本の中小企業

一部引用・・

「何をされようとも、中国人のように過剰に反応はしない。それが日本人のいいところ。ひどいことするよな、と思いつつ、それはそれで中国人の価値観だと受け止めることができる。我々にとって向き合うのはむしろ“その人個人”。政治、外交がギクシャクしても、互いに取引が成立すればそれで十分なのです」

 緊張感を高める中国に対し、その一挙手一投足に怯えるどころか、むしろ動じない一面すら覗かせる日本の中小企業もある。筆者は尖閣諸島の国有化騒動をめぐり、日本と中国の反応の間にある相当な温度差には驚いたが、「何があっても、話せばわかる」という平和志向は、日本人の天性の“図太さ”でもある。

「経済制裁は持久戦」と中国は国民に呼びかける。だが、中小企業を中心とした民間ビジネスは平時と変わらず脈打っている。むしろ中小企業間の取引においては、日本人が「お互いに民間だ、政治はいいじゃないか」という前向きさで、押し切っていきそうな気配すら感じられる。

全文はこちら
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最高裁判所に裏金疑惑 その裁判があった
大手メディアが決して報じない最高裁裏金疑惑裁判

  こんな裁判が行われていたのだ。10月3日の日刊ゲンダイで初めて知った。

去る9月27日に東京地裁で最高裁の裏金疑惑裁判が行われていたのだ。警察の裏金問題があれほどメディアにとりあげられ騒がれたのに、なぜ最高裁の裏金疑惑をメディアは一切報じないのか。司法の最後の砦である最高裁が犯罪を犯している疑いがあるということは究極の矛盾であるというのに。

しかも日刊ゲンダイが報じたのは単なる裏金裁判が開かれていたという事実だけではない。

日刊ゲンダイのその記事は傍聴者の証言を引用してこう書いている。

普通は誰でも出入り自由の法廷であるがこの日は警備員約40人が開廷1時間ほど前から鉄柵とロープを張り、歩行者の動きに目を光らせていたと。

裁判所職員が携帯で「現在、原告者側何名、報道関係者何名」などと報告する姿が目撃されていたと。傍聴者は入廷前にカメラや携帯、録音機持ち込みなど厳しくチェックされていたと。

続きはこちら
 
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「技術が起こす権力層の移行」という革命
革命=支配層の逆転

一部引用・・

 IT革命というからには、「今まで権力をもっていた層が崩壊し、反対に、抑圧されていた層が権力を握るはず」なのですが、「何から何に権力が移るのか」という点が上手く言葉にできずもやもやしていました。

でも最近それがようやく明確になってきました。ITもやはり「IT革命」と呼ばれる条件を備えています。それは確かに「権力の移行」を起こそうとしています。今まで権力を持っていた層が崩れて、今まで抑圧されていた層に権力を移すことになるでしょう。これはまさに「IT革命」と呼ぶべきなのです。

具体的に「何」から「何」に権力が移行するのか、という点については、それぞれの人が自分の言葉で表現してみてください。

興味深いのは、今は、自分はどちら側にいるのかさえ、わかりにくい時代だということです。チャタレイ夫人の時代なら、自分が貴族なのか、そうでないのかは明確でした。しかし今はこの革命で没落する人と、新たな支配層につく人は見た目では区別さえつきません。

当時の貴族達は、庶民が暴力をもって貴族制を打倒する革命については怖れていましたが、まさか新しい技術や産業の勃興が、権力を貴族層から奪っていくとは思っていなかったでしょう。

しかし現在は、権力側にある人の中にも「IT技術によって権力の移行(剥奪)が起るかもしれない」と恐れる人は少なくありません。だからこそ彼らは抵抗しています。私たちは今まだこの革命の渦中におり、IT革命はまだ完遂していないのです。

全文はこちら
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東日本大震災が起こった翌年の [ 2012年10月06日(土)の阿智胡地亭の非日乗ブログ ] 再掲載

2024年11月08日 | 東日本大震災ブログ
2012年10月06日(土)
 
大手損保が中国の補償特約停止
暴動被害の補償特約停止 反日デモで大手損保
2012年10月5日 11時48分 沖縄タイムス(共同通信)

 大手損害保険各社が、中国での暴動やストライキなどによる日系企業の被害を補償する保険特約の新規契約を停止したことが5日分かった。反日デモが一時拡大するなど日中関係の緊張状態が続いているためで、デモの収束や企業の事業再開、政治情勢などを見極めて契約を再開する方針。

 新規契約停止の状態が長引けば、中国での事業展開を検討している企業にとっては必要な補償が受けられず、進出リスクが高まることになりそうだ。

 各社は既存の契約の更新には対応するが、保険金の支払いリスクが高まれば「保険料引き上げも検討する」(大手損保)との声も出ている。

☆損害補償保険があればこそ、企業は海外に出ていける。それが停止した。搦め手から中国ビジネスを縮小せざるを得ないアクションが出てきたが、これを見ても、政治と経済は別だと言うことはありえない。

自前の情報力と外交力がなければ独立国とは言えないが、67年間の宗主国頼りの我々には、これからしんどい時代が続く。
2012年10月6日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
新聞・テレビ・雑誌から / 世界と日本 |
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福島県 県民健康管理調査 検討委員会は国策運営だ
県民健康管理調査の検討委、委員に「進行表」事前メール
2012年10月6日 福島民友ニュース

 東京電力福島第1原発事故に伴う県民健康管理調査の検討委員会で、県が昨年7月の第3回委員会に先立ち、委員の当日の発言内容の一部や議論の方向性などを記したとみられる「進行表」を作成、前日夜に委員全員にメール送信していたことが5日、分かった。

文書には事前に意見のすりあわせを図ったとも取られかねない内容が記載されており、佐藤雄平知事は同日「県民の皆さんに疑念を抱かせてしまったことに申し訳なく思っている。洗いざらい徹底的に調査し公表したい」と謝罪した。

 県は担当者や委員らから話を聞くなど調査し、連休明けに結果を明らかにする。県は第4回から今年9月の第8回委員会についてはこうした文書は確認していないとしているが、第1~2回委員会を含め全委員会と、事前に秘密会として開いたとして問題になった「準備会」などに関する配布資料、メール文書などを確認する。

☆検討委員会のメンバーは以下の通りだが、太字の委員のように国が出したメンバーが入っている。福島県の児童生徒、県民の健康の予防保全よりも、被曝の影響を小さく見せようとしてきた勢力が引き続き活発な活動を続けている。

水俣病や四日市喘息の時のお役人の発想と、やることは少しも変わっていない。

明石真言 放射線医学総合研究所理事

阿部正文 福島県立医科大学理事兼副学長(教授)

春日文子 日本学術会議副会長(国立医薬品食品衛生研究所安全情報部長)

神谷研二 広島大学原爆放射線医科学研究所長・教授(公立大学法人福島県立医科大学副学長)(福島県放射線健康リスク管理アドバイザー)

菅野裕之 福島県保健福祉部長

児玉和紀 放射線影響研究所主席研究員

佐藤敏信 環境省環境保健部長

星 北斗 福島県医師会常任理事 .

安村誠司 福島県立医科大学医学部公衆衛生学講座主任(教授)

山下俊一 福島県立医科大学副学長(福島県放射線健康リスク管理アドバイザー)』
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高萩市長 指定廃棄物最終処分場「行政ファッショだ」
指定廃棄物最終処分場「行政ファッショだ」 高萩市長強く非難、副大臣に撤回申し入れ
2012年10月5日(金) 茨城新聞

【写真説明】園田康博環境副大臣(左)に申し入れ書を提出する高萩市の草間吉夫市長=環境省


高濃度放射性物質を含む「指定廃棄物」の最終処分場候補地に高萩市の国有林が指定された問題で、草間吉夫市長は4日、吉川道隆市議会議長らとともに環境省を訪れ、園田康博副大臣に白紙撤回を求める申し入れ書などを提出した。草間市長は面会後の会見で、国の選定方法を「行政ファッショだ」などと強く非難した。

草間市長は、園田副大臣との面会で「国の一方的な選定について、市民、議会、市執行部も大変驚いています」と、強い不信感と憤りを強調。吉川議長も「はなはだ遺憾。到底受け入れられない」と述べた。

これに対し、園田副大臣は「皆さまへの説明を丁寧にやる必要があるとの引き継ぎを受けており、しっかり説明を図りたい」と述べるにとどまり、白紙撤回については回答を避けた。

申し入れ書は、復興道半ばの高萩市の状況を挙げ、「(最終処分場は)市民の努力や安全安心を踏みにじるもので到底応じられない」と主張。指定された候補地も「上水道や工業用水、農業用水の水源であり、市全域に及ぼす影響は多大」と指摘。野田佳彦首相や衆参両院、民主党にも提出された。

草間市長は会見で、地元との事前協議を欠いた国の選定プロセスについて「合意形成が非常にずさん。そこを改善しない限り全ての県で同じ状況に陥るのではないか」と批判。「国の行政ファッショのようなことに対して意見表明をしていきたい」と述べ、栃木県で候補地指定を受けた矢板市と早期に連携を図り、白紙撤回を求めていく考えを強調した
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東電、事故当初の映像追加公開 「どの道、吹っ飛ぶ」などの発言も
2012/10/05 17:13 【共同通信】
 
 東京電力は5日、福島第1原発事故直後から記録された社内テレビ会議の映像約150時間のうち、約6時間分をホームページで一般公開した。3号機の水素爆発前には吉田昌郎所長(当時)が「もう危機的状況ですよ」「完全に(核燃料が)露出している状態」と本店に叫ぶなど、緊迫した様子が克明に記録されている。

 爆発を避けるため建屋にたまった水素を抜こうと、本店幹部が「自衛隊に火器で(建屋の)パネルを吹っ飛ばしてもらえば」と発案。危険性を指摘され「どの道、吹っ飛ぶぜ」とさじを投げるような発言をする場面もあった。

☆いずれにせよ人類史に残すべき記録を、事故を起こした当事者の一民間企業が、恣意的かつ部分的に公表するのを許せない。

東電としては勝俣とか清水の会長・社長が、事故直後に発言していた虚言がばれるのを恐れていたのだろうが、そんなことは歴史の中では些末なことだ。

一般的に尊敬されてきた日本の電力会社。その経営幹部の人間としての倫理感が、あの程度だというのが表に出てしまったのは同国人として哀しい。
2012年10月6日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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埼玉県知事 「東電経営陣の刑事責任追及を」
「東電経営陣の刑事責任追及を」 原発事故で知事持論
2012年10月5日 東京新聞埼玉版

 「これだけの事故を起こしながら、誰ひとり刑事責任を問われないのはおかしい」

 上田清司知事は開会中の県議会九月定例会で、東京電力福島第一原発事故について、東電経営陣らの刑事責任も追及するべきだとの持論をあらためて訴えた。岩崎宏氏(自民)の質問に答えた。

 知事は「今回の原発事故は自然災害が契機であることは間違いないが、大方の部分は人災だ」と指摘。経営陣に対する株主代表訴訟や刑事告訴が行われたことを踏まえ、「事故原因とともに、責任の所在も究明される必要がある」と主張した。

 一方、「原子力発電所の管理運営は国が責任を持って指導し、国民に安全を約束してきた。東京電力だけを悪者にするわけにもいかない」とも述べた。
(前田朋子)
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復興予算の名目で『日本鯨類研究所』へ23億円が使われた
復興予算 調査捕鯨に23億円 地元石巻「恩恵ない」
2012年10月6日 07時04分 東京新聞

 東日本大震災の復興予算が、南極海での調査捕鯨事業に23億円使われた。ところが、実際に被害を受けた捕鯨基地の宮城県石巻市からは「地元には恩恵がない」と批判が出ている。補助金を受けて調査捕鯨をするのは、一昨年まで水産庁OBが歴代トップを務めた財団法人「日本鯨類(げいるい)研究所」(東京都)で、捕鯨の母船は広島県が基地。沿岸地域の復興が進まない中で、優先順位の低い事業への巨額の税金投入は問題が広がりそうだ。 (市川千晴)

 石巻市によると鯨肉を加工、販売する事業者は震災前に八社あったが、再開できたのは半数。このうち津波で流されたある加工食品工場は、別途、申請した中小企業庁の補助金で再建費用を用立てる。ある事業者は「巨額の税金投入と言われても鯨肉の仕入れ値は下がらず、経営は苦しいまま。恩恵は感じない」「沿岸捕鯨だけで地元で使う鯨肉は足りる」と指弾する。別の事業者は「従業員の生活再建がまだできていないのに…」と手厚い調査捕鯨費を批判した。

 水産庁が昨年度の第三次補正予算で、復興予算に計上した。調査捕鯨費として十八億円を支出、米反捕鯨団体、シー・シェパードの妨害から捕鯨船を守るために派遣する監視船など護衛費用に四億八千万円を使った。

 日本鯨類研究所は二年前まで元水産庁次長が理事長を務め、直近の五年間も役員十人のうち三、四人を天下りが占めている。

 調査捕鯨には約五十億円規模の費用がかかり、予算措置と鯨肉の販売収入でまかなう。これまで一般会計予算に毎年約五億~九億円を計上。昨年度は当初の約七億円に復興予算二十三億円を加え、三十億円に膨らんだ。

 昨年度は反捕鯨団体の妨害で南極海の調査捕鯨を中断、捕獲数が前年度の三分の一の六百七十トンに減って販売収入も減少。財団は八億七千万円の債務超過になり、一二年度の調査捕鯨費も不足した。これを穴埋めする形で復興予算を要求した。

 復興とは直接関係がない事業だとの批判に対し、水産庁は「鯨肉の水産加工の盛んな石巻市周辺に、南極海の鯨肉を安定供給することが復旧・復興につながる」と説明する。

 捕鯨問題に詳しい東北大の石井敦准教授(環境政治)は「税金投入の受け皿は天下り批判のあった財団で、事業が予算額に見合っているか、効果的かを検証する仕組みが日本にないという問題が象徴的に表れている」と述べる。

 <調査捕鯨> 国際捕鯨委員会(IWC)による商業捕鯨の一時停止を受け、1987年から科学研究目的で行っている捕鯨。政府の「特別許可」で財団法人日本鯨類研究所(鯨研)が南極海などで実施する。調査は鯨研など水産庁の関連公益法人が株主の「共同船舶」が担い、完全な「国営捕鯨」だ。副産物の「鯨肉」を販売して捕鯨費用に充てているが、和牛並みの高値に加え、鯨肉人気の低迷で在庫は増加の一途。昨年実施した初の入札も、約1210トンのうち4分の3が落札されず売れ残った。

(東京新聞)
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「ドラえもん誕生前百年』展 北京で遅れたが開催
日中悪化でも、やっぱり大好き ドラえもん展 北京で遅れて開催
2012年10月6日 東京新聞


5日、北京の大型商業施設でドラえもんやのび太の模型と記念撮影する子どもら=佐藤大撮影


 【北京=佐藤大】北京市の大型商業施設で「ドラえもん誕生前百年」展が開かれている。尖閣諸島の国有化への反発を受けて開催が遅れていたものの、大勢のファンでにぎわい、根強い人気を示している。

 同展は九月十五日に開始予定だったが、二十七日にずれ込んだ。タイムマシンに乗ったドラえもんやのび太の模型が展示され、親子やカップルが楽しそうに記念撮影していた。

 ドラえもんは一九八〇年代から中国人にも親しまれ、世代を超えてファンが多い。

 娘(6つ)とともに来場した女性(36)は「娘も私もドラえもんが大好き。釣魚島(尖閣諸島)の問題は微妙だけど、政治の問題であり、私たち市民はあまり関心がない」と話した。
2012年10月6日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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中国大使に木寺氏 内閣官房副長官補 後任難航で異例転出  東京新聞
2012年10月6日 朝刊

 政府は五日、北京への赴任を前に、九月中旬に死去した西宮伸一駐中国大使の後任に木寺(きてら)昌人内閣官房副長官補(59)を起用する方針を固めた。木寺氏は九月十一日付で次官級と位置付けられる現職に就任したばかりで直後の大使転出は異例。沖縄県・尖閣諸島をめぐり対立する日中の関係改善に向けた重責を担う。

 任命直後の西宮氏急死を受け、後任の人選は難航していた。外務省の主要ポストを歴任し、首相官邸入りした木寺氏の登用で「野田佳彦首相に近い」とのメッセージを中国側に送る狙いもあるとみられる。

 木寺氏は外務省中国語研修組を指す「チャイナスクール」出身ではなく、国際協力局長、官房長を経て九月から現職。一九九一年から二年余り、本省中国課に所属し、課長に次ぐ首席事務官を務めた。中国赴任の経験はない。新任大使の任命は通常、事前に相手国政府の同意が必要。手続きに約一カ月を要するとされ、その後、正式発令を受ける。木寺氏の北京赴任は十一月になる見通し。

 政府は、現在大使として北京にとどまっている丹羽宇一郎氏の帰任時期について当初予定の今月中旬から約一カ月延期する方針。丹羽氏は慣行で中国滞在中は大使として活動が継続できる。木寺氏後任の副長官補には梅本和義駐スイス大使が浮上している。

 ◆木寺 昌人氏(きてら・まさと)東大卒。76年外務省。国際協力局長、官房長を経て12年9月から内閣官房副長官補。59歳。東京都出身。

☆火中の栗を拾うのを外務省のエリートはみんな逃げた?

丹羽さんの首を巧妙に飛ばして、本来の職業外交官のポストを取り返し、省益を確保したが、思いがけなく日中大衝突を石原都知事が起こした。

こんなポストについて経歴にキズをつけたくない保身が、国家の危機よりも優先したのだろう。外務省には親子代々明治時代から綿々と存続する『外務省ムラ』がある。木寺さんはムラのトップから因果をふくめられたのかしらん。
2012年10月6日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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会議の録画映像を検察に提出  告訴を受けた東電 
東電、会議の録画映像を検察に提出 原発事故めぐり
2012年10月5日(金)08:39 gooニュース

 東京電力福島第一原発の事故をめぐり、東電が震災発生後の社内のやりとりを収めたテレビ会議の録画映像などの関係資料を、検察当局に任意で提出したことがわかった。

検察当局は映像などの分析を踏まえて関係者の事情聴取を進め、東電幹部や政府関係者の業務上過失致死傷容疑などについて、今年度中にも立件の可否を判断する模様だ。

 関係者によると、検察当局の要請に応じて東電が提出したのは、録画映像のほか、政府や国会の事故調査委員会に出した資料だという。録画には第一原発と東電本店の間のやりとりなどが記録されており、映像や音声の一部が加工処理されたものが報道機関にも公開されている。

 捜査の主体は東京、福島両地検で、他の地検などから応援検事を集めて態勢を強化している。告訴・告発したのは福島県内の住民などで、東電幹部や政府関係者が地震や津波の危険性が指摘されていたのに、安全対策を怠ったなどと訴えている。

業務上過失致死傷のほか、震災発生直後に適切な応急措置を取らなかったとする原子炉等規制法違反などの容疑でも告訴・告発されており、震災後の対応も捜査の焦点となる。
2012年10月6日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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東日本大震災が起こった翌年の [ 2012年10月05日(金)の阿智胡地亭の非日乗ブログ ] 再掲載

2024年11月07日 | 東日本大震災ブログ
2012年10月05日(金)
 
使用済み核貯蔵割合、98%に 再処理工場遅れで過去最高へ  共同通信
2012/10/04 19:48 【共同通信】

 日本原燃は4日、使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)の燃料貯蔵プールの貯蔵割合が2012年度末に過去最高の98%(2937トン)に達するとの見通しを公表した。東日本大震災の影響で完成が1年遅れるため。同日、国に届け出た工程変更の中で示した。

 4日現在の貯蔵割合は97%で、すでにほぼ満杯だが、12年中に関西電力大飯原発などから使用済み燃料を受け入れる予定。全国の原発内に設置された使用済み燃料プールなども今年3月末で約7割埋まっており、再処理の確実な実施か、直接処分などの対策が急務だ。

☆日本の国家組織の中で本件を誰が責任を持ってやっているのかが、見えない。はっきり言って怖い。
2012年10月5日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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「負けるな函館市長」 大間建設差し止め提訴表明 全国から激励  北海道新聞
(10/05 09:00)

 【函館】電源開発大間原発(青森県大間町)の建設再開に抗議し、工事差し止めを求めて提訴する考えを表明した函館市の工藤寿樹市長に、全国から激励の電子メールや電話が殺到し、4日までに約130件に達した。こうした激励は異例で、市は「心強い。今後の力になる」(総務課)と話している。

 工藤市長が9月28日、自治体としては前例のない提訴への決意を示してから激励が急増。電子メールなどインターネット経由の関連投稿は93件あり、市長への賛同は84件、反対3件、その他6件で、大半が応援だった。

集計していないが、電話による賛同も40件以上あり、激励は合計130件を超えた。
2012年10月5日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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福島の健康調査の検討委員会で事前に発言シナリオが出来ていた
福島健康調査:「結論ありき」県民憤り…検討委「進行表」
毎日新聞 2012年10月05日 02時33分

 東京電力福島第1原発事故を受けて福島県が設置した県民健康管理調査の検討委員会で、県が委員らと事前に調整していたことを示す「議事進行表」の存在が明らかになった。

内部被ばく調査の結果については「結語」として「相当に低い」との発言予定を記し、問題となりそうな話題については「そらして下さい」と要望。A4判2枚の文書には県による「振り付け」とも受け取れる記載が列記され、県民らは不信感を募らせている。【日野行介、武本光政】

 ◇議論の場、意見出ず

 「不気味なほど意見が出ない。おかしい」。福島市内の市民団体「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」はメンバーが検討委を傍聴しているが、代表の佐藤幸子さん(54)は検討委の議論にそんな疑問を抱いていたという。

 検討委の前日に委員らに送られた進行表には、浪江町と飯舘村、川俣町山木屋の3地域で120人を対象にした内部被ばく調査についての記載がある。調査結果への見解は翌日の検討委で議論されるはずなのに、議事進行における「結語」として「内部被ばくは合計しても1ミリシーベルト未満で、相当に低いと評価」などと記されていた。

 また、内部被ばくの検査手法を巡り「WBC(ホールボディーカウンター)の今後の普及とGe半導体(ゲルマニウム半導体検出器)の逼迫(ひっぱく)状況(牛肉等)を考えると、尿検査でWBCを代替えするのは困難ではないか」との記載もあった。

尿検査はホールボディーカウンターと呼ばれる大型機器を使った検査より放射性物質の量を正確に調べられる一方、かなりの量の試料が必要とされ、手間がかかるとされる。また、尿検査に使用されるゲルマニウム半導体検出器は、牛肉などの検査にも使われている。

 同ネットワークは事故直後から尿検査の導入を訴えているのに対し、県は県議会などで慎重な姿勢を示し続けている。佐藤さんは「やっぱり、結論ありきの議論だったのか」と憤りを隠さない。

 また、進行表のうち調査の進捗(しんちょく)状況を巡る項目では、問題視された「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)」の話題をできるだけ避けるよう要望。仮に話題になった場合には、別の委員会で検討するとして話題をそらすよう求めていた。

☆福島県の幹部職員の立ち位置は、明治時代のお上のようなもんだろうか。県民はつべこべ言わず官員様の言う事を聞いていればいいのだと。

これまでも終始一貫、県民に意見を言わせないようにしたい勢力が県庁を握っているような報道が多い。

[原発事故で福島県の「県民健康管理調査」について専門家の委員会で、事前に見解をすり合わせる「秘密会」があった。昨年5月から約1年半開かれた秘密会は配布資料を回収、出席者に県が口止めした。約30分の秘密会が終わると、県職員は「資料は置いて三々五々会場に向かってください」といい、「調整」が発覚するのを防いだ。委員の方は「バラバラの方がいいかな」と言いながらエレベーターに乗り込み、会場の福島市内の会場に向かった。]
 
です。多くの人が驚いたのではないでしょうか?委員は次の人です。

明石真言 放射線医学総合研究所理事

阿部正文 福島県立医科大学理事兼副学長(教授)

春日文子 日本学術会議副会長(国立医薬品食品衛生研究所安全情報部長)

神谷研二 広島大学原爆放射線医科学研究所長・教授(公立大学法人福島県立医科大学副学長)(福島県放射線健康リスク管理アドバイザー)

菅野裕之 福島県保健福祉部長

児玉和紀 放射線影響研究所主席研究員

佐藤敏信 環境省環境保健部長

星 北斗 福島県医師会常任理事 .

安村誠司 福島県立医科大学医学部公衆衛生学講座主任(教授)

山下俊一 福島県立医科大学副学長(福島県放射線健康リスク管理アドバイザー)』

引用元
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JA全中脱原発宣言 全国大会決議へ「蜜月」自民と一線    東京新聞
2012年10月5日 朝刊

全国農業協同組合中央会(JA全中)が、十、十一の両日に開く全国大会で、「将来的な脱原発」を活動方針に決める。東京電力福島第一原発事故で、各地の農家が出荷制限や風評被害に苦しめられたことで、脱原発への機運が広がった。支援してきた自民党は原発維持路線だが、一線を画すことになる。

 大会は福島事故後初めて。活動方針には、将来的に脱原発を実現していくことを掲げ、農業の現場でも太陽光や小水力、バイオマスなどの再生可能エネルギーを推進していく方針も記している。

 福島の事故では、東北や関東地方を中心に広範囲で出荷制限や風評被害による損害が発生した。JA全中によると、九月末までに十九都道県のJAグループが東電に計約二千八百二十七億円の損害賠償を請求している。風評被害の証明が難しいケースも多く、実際の損害はこれを大きく上回るとみられている。

 人の口に入る農作物を扱う農業団体としては、原発との共存は難しいと判断した。

 大会資料では、農業用水で発電したり、農地に太陽光パネルを設置した実例も紹介している。

 JAグループの生産活動を担う全国農業協同組合連合会(JA全農)は三菱商事と共同で、全国の農家やJAの施設の屋根に太陽光パネルを設置する事業に乗り出した。二〇一四年度末までに全国四百~六百カ所にパネルを設置し、計二十万キロワットの発電能力を目指している。

 太陽光などで発電した電気は、七月に本格実施された固定価格買い取り制度で電力会社が買い取る。JA全中は、小規模発電でも事業として成り立つような価格設定を政府に働き掛けていくことも検討している。

 JA全中広報部は「JAの使命は、安全な農産物を将来にわたって供給すること。原発事故のリスクを抱えたままではその使命を果たせない」と、脱原発を新たな活動方針とする理由を説明した。

 これまでJAグループは、組織内から国会議員を送り出すなど自民党とは密接な関係を保ってきた。

 ただ、同党は安倍晋三総裁の下で原発維持の考えを鮮明にしている。元JA全中専務理事の山田俊男参院議員(自民)は「原発事故で被害を受けた農業者の思いには非常に共感できる。党内でも議論していきたい」とコメントした。
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上関原発 建設認めず 枝野経産相「原則を適用」 東京新聞
2012年10月5日 13時54分

 枝野幸男経済産業相は五日、閣議後の記者会見で、中国電力が新設を目指す上関(かみのせき)原発(山口県上関町)について「原発を新増設しない原則の適用対象だ」と述べ、建設を認めない考えを示した。

 一方、中国電は五日、上関原発の建設予定地の公有水面埋め立て免許の延長を、同日午後に山口県に申請することを決めた。山口県は約一カ月かけて審査するが、現在の免許期限(七日午前零時)の延長は認めない方針だ。

 政府は九月、原発の新増設を認めないとするエネルギー・環境戦略を決めたが、閣議決定は事実上見送った。中国電は、政府方針が定まらない中、建設計画を推進する姿勢を強く示す狙いがあるとみられる。

 枝野経産相は、中国電の埋め立て免許延長の動きに関しては「正式に報告を受けていない」と述べるにとどめた。

 山口県によると、審査の結果が出るまで免許は失効しない。
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シベリアで3万年前のマンモス発見   NHKwebニュース
10月5日 14時35分ロシア北部のシベリアで、3万年前に死んだとみられるマンモスが、内臓などがついたままの状態で見つかり、専門家は「マンモスの生態の解明につながる100年に1度の発見だ」と話しています。

このマンモスは、シベリアのタイムイル半島で、11歳の少年が犬の散歩中に偶然見つけたもので、少年の名前にちなんで「ジェーニャ」と名付けられました。

ジェーニャは、体重が500キロを上回る雄のマンモスで、年齢は15歳から16歳、今から3万年前に死亡したものと推定されています。

ジェーニャは、内臓や肉などが腐らず、ついたままの状態で見つかったということで、調査に当たった専門家は、死亡して間もなく永久凍土によって冷凍されたため、保存状態がよかったのではないかとみています。

これほどよい保存状態でマンモスが見つかったのは、1901年以来とのことで、専門家は「マンモスがラクダのように背中のこぶに脂肪をためて冬の寒さに備えていたことが分かるなど、マンモスの生態の解明につながる100年に1度の発見だ」と話しています。
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復興増税、中身は? 所得税は25年間   東京新聞
2012年6月6日

 衆院社会保障と税一体改革特別委員会で五日、安住淳財務相が「所得税引き上げが(今後)二十五年間続く」と答弁する場面があった。今は消費税率引き上げの是非に注目が集まるが、東日本大震災の復興費用としてさまざまな増税が昨年決まったことは忘れがちだ。あらためて復興増税の中身を整理した。 (石川智規)

 Q 復興増税はどうして導入されたの。

 A 政府は震災復興に必要な費用を当初五年間で少なくとも約十九兆円かかると見積もっている。このうち約十兆を増税でまかなうことにし、昨年十一月に復興財源確保法を成立させて臨時増税を決めたんだ。

 Q 増税の中身は。

 A まずは所得税。来年一月から二十五年間にわたり、納税額に2・1%を上乗せする。財務省の試算では、夫と専業主婦、子ども二人の四人家族の場合、年収五百万円なら年間増税額は千六百円となる。

 Q ほかには。
A 一定の収入がある人が払う個人住民税も対象だ。こちらは年収に関係なく一律で年間千円が増税される。二〇一四年六月から十年間の増税となる。法人税は一二年四月からいったん約5%減税し、三年間だけ税率を約10%引き上げる。

 Q 増税期間は所得税が二十五年、住民税が十年。ずいぶんと長いね。

 A これだけ長い期間の増税は気がめいるし、将来的には本当に復興費用に使われているのかという疑問が出るかもしれない。

 政府は「復興費用を現役世代で負担し、将来にツケを回さないため」と説明する。たしかに、復興にかかる費用は原発事故に伴う除染費用なども含んでおり膨大だ。しかし、四半世紀も続く増税に慣れてしまうのは好ましくない。政府がきっちり復興に使っているか、常にチェックを続けたい。

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東日本大震災が起こった翌年の [ 2012年10月04日(木)の阿智胡地亭の非日乗ブログ ] 再掲載

2024年11月06日 | 東日本大震災ブログ
2012年10月04日(木)
不法編入は「重大な誤り」 尖閣、米紙に総領事館反論   東京新聞
2012年10月3日 14時12分

 【ニューヨーク共同】ニューヨークの日本総領事館は2日、沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)をめぐり、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)のオピニオン欄に「日本が不法に編入した」との台湾の研究者の投稿が掲載されたことに対し「重要な誤りがある」との反論を川村泰久首席領事名で投稿した。

 台湾の研究者の投稿は先月19日に同紙電子版に掲載され、日中の記録を引用しながら「日本政府は、1895年の釣魚島・尖閣諸島の不法編入の背景にある重要な歴史的事実をはぐらかし続けている」と指摘。同紙コラムニストのニコラス・クリストフ氏は「日本の学者は反論を」と促した。

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中国の対日報復は市民弾圧と同根 米紙が指摘   東京新聞
2012年10月3日 17時23分

 【ニューヨーク共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は3日までに、沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)国有化後の日本製品に対する通関検査強化など中国による経済報復とみられる動きについて「北京の貿易いじめ」と題する社説で、共産党が反体制派市民を弾圧する手法に似ていると指摘した。

 社説は、どんな国でも外交的な優位を得るためある程度「経済的威圧」を利用するが、各国間の協定などを守った上で行うのが通例とした上で、中国の経済報復には明確なルールがなく「気まぐれに適用される」と分析した
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米軍機 目撃・苦情が6倍    中国新聞

 島根県西部で相次ぐ米海兵隊岩国基地(岩国市)米軍機の低空飛行について、県は3日、1~6月の目撃と騒音苦情の件数が前年同期比で約6倍の336件に上ったことを明らかにした。

県は11月にも西部3市2町の計9カ所に1台ずつ騒音測定器を設置。訓練中止の要望に向け、被害の実態を客観的なデータで裏付ける。

 目撃・苦情件数は1~6月の182日間のうち、約4割の79日(前年比2・5倍)で3市3町の職員と住民から寄せられた。

エリアは県西部に集中。浜田市が最多の197件と全体の58・6%を占め、邑南町51件(15・2%)江津市42件(12・5%)益田市35件(10・4%)川本町8件(2・4%)飯南町3件(0・9%)だった。

 急増の要因を県は「市町による情報収集の強化に加え、訓練自体が増えている可能性もある」とみる。

国を通じて米軍に引き続き訓練中止を訴えるため「説得力のあるデータを根拠として示す必要がある」(消防防災課)として、測定器設置を決めた。事業費は数百万円を見込む。

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福島、震災関連死1000人超 避難先の変更影響か  河北新報
2012年10月04日木曜日

 東日本大震災で、福島県の災害関連死者数が1104人(9月14日現在)に上ることが3日、県の調べで分かった。

宮城県の799人(8月末現在)の約1.4倍、岩手県の305人(同)の約3.6倍に当たる。

福島第1原発事故に対する精神的な不安や断続的な避難場所変更の影響があったとみられる。

 福島県によると、市町村別の死者数は南相馬市が317人で最多。双葉郡8町村で計610人、いわき市100人、飯舘村38人、相馬市17人などと、避難区域の集中する浜通り地方の犠牲者が多い。全県的には8月に1000人を突破した。

 復興庁が8月にまとめた震災関連死に関する報告によると、福島県での関連死の原因は「避難所生活での肉体・精神的疲労」「避難所への移動中の肉体・精神的疲労」が約3割ずつを占めた。報告は原発事故による複数回の避難が響いたと指摘している。

 宮城県は仙台市が237人で最も多く、石巻市220人、気仙沼市99人、東松島市61人、南三陸町20人、女川町19人と続く。岩手県は釜石市80人、大船渡市62人、山田町44人、大槌町35人、陸前高田市33人、宮古市27人、一関市11人など。

 3県の合計は2208人に上る。3月末時点では1590
人で、半年余りで約1.4倍に増えた。
福島県避難者支援課は「災害弔慰金の支給事務を担う市町村からは、審査待ちの弔慰金申請が多数あると聞いており、関連死者数はさらに増えるだろう」と話している。

☆この事実があっても、原発事故では死んだ人はいないと未だに公言する原子力ムラの雇用人が多くいる。
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巨額の予算が水泡に帰した事故対策システム

原子力防災技術者が語る福島原発事故の深層(その1)

一部引用・・

その内容は、松野さんの話に負けず劣らず衝撃的だった。3.11当時の政府の失敗や隠蔽、事故調査委員会の調査不足など、まだ表に出ていない話がごろごろ出てきたからだ。要旨を先に述べる。

(A)ERSSがダウンして原子炉のリアルタイムのデータが取れなくても、そういう場合のバックアップシミュレーションとして「PBS」(プラント解析システム:Plant Behavior System)が用意されていた。原子力安全・保安院に担当する部署があった。

(B)PBSは、福島第一発電所の原子炉別に(事故のあった1~4号機も)事故のパターンによってメルトダウンや放射能放出量の予測を済ませてデータベースとして記録している。それをDVD-ROMに記録してある。普通のウィンドウズパソコンで計算できる。

(C)PBSを起動して計算したデータを使えば、SPEEDIを動かすことができた。放射能雲が流れる方向や距離を予測できた。住民の避難に使えた。

(D)原子力安全・保安院はPBSとSPEEDIを連動して使わなかったか、使ったがそのデータを公表しないか、どちらかである。「意図的に使わなかった」のか「使おうとしたが、接続できなかった」のか、など理由は不明である。

(E)原子力安全・保安院はPBSの存在について積極的には言及していない。公表しない。理由は分からない。

(F)しかし、原子力安全・保安院は間違いなくPBSの存在を知っていた。しかも、起動していた。証拠は、3月11日に動かした予測結果を首相官邸に報告したことが分かっていることだ。福山哲郎官房副長官(当時)は「(3月11日午後10時44分、保安院が)『福島第一 2号機の今後の進展について』と題するペーパーを官邸の危機管理センターに報告した。それはプラント解析システムによって今後、2号機がどうなっていくのかを予測していた」と明記している(『原発危機 官邸からの証言』福山哲郎著、ちくま新書、46ページ)。住民避難に使わなかった。

(G)国会事故調査委員会の最終報告書はPBSの存在すら指摘していない。ERSS/SPEEDIの機能について熟知した形跡がない。住民避難の失敗について、責任がどこにあるのか、まだ調査が足りない。

(H)福山官房副長官(3.11当時)も、烏賀陽とのインタビューで、PBSの存在や機能を知らなかった。「SPEEDIは原子炉のリアルタイムのデータがないと動かない・役に立たない」と誤解したままだった。SPPEDIを動かすことができるPBS=自著に出てくるプラント解析システムとは理解していなかった。当時、菅直人首相の補佐官だった細野豪志衆議院議員の回顧録『証言』(講談社)でも、細野氏はこうしたPBS~ERSS/SPEEDIの機能について触れていない。知らないままの可能性が高い。

 政府の失敗や隠蔽を示唆する重要な内容なので、注釈をはさみながら、永嶋さんとの一問一答をそのまま3回にわたって収録する。

シビアアクシデント発生時の分析と検証は行われていた
──原発事故時の予測システムの開発に関わられた経緯を教えてください。

 「私は元々通産省の外郭団体『原子力発電技術機構』で働いていました。1995年ごろからPBSの話も出ています。その開発をしていました」

全文はこちら
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予防原則と被曝      武田邦彦
放射線と被曝の教室(6) 予防原則と被曝

 NHK教育チャンネルが2012年9月に報道したチェルノブイリ(2)は、被曝地ベルラーシの医師達の診察と治療を中心とした構成でした。多くの人が映像を見たと思われますが、低線量の被曝によって20年後になっても甲状腺ガン、免疫不全などの多くの病気で苦しんでおられることが分かります。

これに対して診察を担当した医師達は「国(ソ連政府)が1年5ミリまでの被曝は安全だ」と言ったことを信じたことが悔やまれる」と述懐していました。もともと学問的に分かっていることは少なく、人間は間違いばかりをしてきたのです。大勢の人が被曝したのは広島・長崎が最初で、チェルノブイリが2番目ですから、被曝と健康に関する私たちの知識はとても少ないのです。

ところでこの番組はNHKとしては珍しく中立的な放送をしたのですが、放送全体にわたってもっとも重要な点が不足していました。それが「予防原則」です(放送しなかったのは故意ではなく、知識不足と考えられます)。

・・・・・・・・・

私たちの科学は人類に良いこともしてきましたが、同時に取り返しのつかない災厄ももたらしました。その一つが「科学の産物による病気」です。その典型が「水俣病」や「四日市ぜんそく」でした。このブログでも何回かこの2つの事件を執筆しましたが、二つとも「当時の科学では意外な結果」でした。

水俣病は水銀がサカナの体の中で有機水銀に変わり、それが人間の脳神経を冒した事件で、小さい子供さんなど1万人を超える方が犠牲になりました。また四日市では煙突からの亜硫酸ガス(二酸化硫黄)がぜんそくをもたらし、これも大勢の人の幸福な人生を奪ったのです

続きはこちら
2012年10月4日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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東日本大震災が起こった翌年の [ 2012年10月03日(水)の阿智胡地亭の非日乗ブログ ] 再掲載

2024年11月05日 | 東日本大震災ブログ
2012年10月03日(水)
 
中井久夫さんの「日中国交40年に寄せて」

 

 
精神科医・中井久夫先生へのインタビュー……中日新聞「あの人に迫る」から  こちら
2012年10月3日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |

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中国の反日デモを米国内で報道しないアメリカが恐れること
「中国の政権闘争を黙って見つめるアメリカ、日本の取るべき位置」
冷泉彰彦

 それにしても、中国における一連の反日暴動に関するアメリカでの「報道の少なさ」は異様です。

新聞もテレビも、放火や破壊の被害を受けた工場や商店の映像はほとんど報じませんでした。トヨタに代表される日系企業が、消費者の「ボイコット」だけでなく、部品の通関への不安などから相当に長期にわたる影響を覚悟しているということもほとんど報じられていません。

 では、アメリカは「日本より中国に親近感を感じ」ているために、暴動の被害を隠しているのでしょうか? そんなことはないと思います。というのは、中国にとってもう一つの問題であり、恐らくは反日暴動の問題とも深く関わっている「次期政権」の問題も一般紙やテレビではほとんど取り上げられていないのからです。

 ですが、このアメリカの「報道しなさ加減」というのは異様です。アメリカは何かを恐れているかのようです。それは何がなのか、現時点での考えを整理してみたいと思います。

続きはこちら
2012年10月3日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
今日の気になるネット情報 / 世界と日本 |
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BS世界のドキュメンタリー「地下深く 永遠に~100,000年後の危険~
100,000年後の安全 2020年の運用開始を目指し、フィンランドのオルキルオトに建設中の高レベル放射性廃棄物最終処分所“オンカロ”。
それは、安全な状態になるまで10万年間かかると言われている高レベル放射性廃棄物を貯蔵するために地下500メートルまで固い岩盤を掘削した、まるで地下都市のような巨大な施設となっている。
この“オンカロ”に世界で初めてカメラが潜入したドキュメンタリー作品。
監督は“To Damascus”のマイケル・マドセン。日本では2011年3月の東京電力福島第一原発事故を受けて緊急公開された。
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BS世界のドキュメンタリー「地下深く 永遠に... 投稿者 gataro-clone
2012年10月3日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
東日本大震災・原発 / 今日の気になるネット情報 |
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今夏、大飯再稼働なくても 電力需要「乗り切れた」 広域連合検証 京都新聞
【2012年10月01日 22時50分】

 関西広域連合は1日、今夏の電力需給実績の検証結果を発表した。一般家庭や事業所による節電効果が大きく、福井県の関西電力大飯原発3、4号機が再稼働しなくても乗り切れたとしている。ただ電力需給は発電施設の稼働状況や経済動向、気象などの影響を強く受けるため、広域連合は節電効果の内容をさらに検証する方針。

■節電効果大きく

 広域連合が今後のエネルギー戦略に生かすため独自に分析した。検証結果によると、今夏の関電管内の最大電力需要は2682万キロワットで、想定の2987万キロワットを大幅に下回った。電力使用率が95%以上になった日はなく、需給は安定していた。企業や家庭などの節電効果は2010年夏比11%減(減少量300万キロワット)で、昨年の同5%減(同130万キロワット)から倍増した。

 大飯原発再稼働によって236万キロワットを確保したが、再稼働しなくても電力使用率が95%以上になった可能性があるのは6日だけだった。このうち広域連合が緊急節電を要請する97%超は1日だけで、100%を超える日はゼロと試算した。

 原発が再稼働せず、節電効果が昨年並みだった場合は、計画停電が必要な電力使用率100%超が11日あり、97%超100%以下が17日、95%以上97%以下が8日となった。

 事務局の滋賀県温暖化対策課は「今夏の電力需給の安定は節電の効果が大きかった。節電効果のうちの定着分などを分析し、今冬以降の対策に役立てたい」と話している。
2012年10月3日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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オスプレイ、市街地でヘリモード 配備早々「合意破り」
2012年10月2日 20時44分

 1日、米軍普天間飛行場を目指し、沖縄県宜野湾市の上空をヘリモードで飛行するオスプレイ=共同通信社ヘリから


 米軍新型輸送機MV22オスプレイが普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に到着した1、2の両日、プロペラを上向きにした垂直離着陸(ヘリ)モードで市街地上空を航行したことが確認された。日米両政府が合意した安全策は、ヘリモードの飛行を基地や訓練場内に限定しており、配備当初からの「合意破り」に、宜野湾市や周辺住民の反発は一段と強まっている。

 在沖縄米海兵隊トップのグラック中将は配備前の8月に「人口密集地上空ではヘリモードで飛ばない。保証する」と強調。ヘリモード飛行は「普天間飛行場の敷地内だけだ」と明言していた。

☆グラック中将は米軍の軍則を守っているだけだ。51番目の州との約束は米軍の軍則よりは下位になる。なんちゅうことやねんと言ってもそうなっている。ホンマ。
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上杉隆の東京脱力メールマガジン Vol.148
         上杉隆の東京脱力メールマガジン          
『 巨人「Yahoo!」からの宣戦布告 』 
      
10月1日は、私にとっていくつもの意味で特別な日になった。盆と正月とクリスマスとイースターとラマダンがいっぺんにきたような感じだ。

まずは、代表を務める自由報道協会が正式に公益法人に移行したことが挙げられる。

午前中、昌山美智代事務局長が内閣府に出向き、正式に認証を受けた。2011年1月の発足から約一年半、オープンで公平な記者会見を開催し、日本の言論空間の健全化を目指す組織がようやくフル稼働を始めたということだ。

発足当初、日本外国特派員協会(FCCJ)の会見スタイルを模倣したのは、記者クラブの存在のために不可能だった「誰もが参加できるフェアな記者会見」を日本で実現させることを目標としたからだ。

そして、予想通り、自由報道協会を発足させるとすぐに反応したのは日本にいる海外特派員たちだった。

「ようやく日本人が自ら気づいて、自らの手でこうした組織を作ろうとしていることは本当に素晴らしい。心から手伝いたい。遠慮なくなんでも言ってくれ」

カレル・ヴァン・フォルフレン元FCCj会長やピオ・デミリア元FCCJ副会長のこうした励ましの言葉を受けて、私はすぐにFCCJに向かった。そうして、協力と特派員への参加を呼び掛けたのだ。

たとえば、いまピオ・デミリアが公益法人自由報道協会の副理事長の座についているのもその流れだ。

10月1日に起きた二つ目の出来事は、今年五月に創設したメディア・カンパニー(株)NOBORDERが二件目となる大きな提携先を発表したことだ。

世界的フォトグラファーの広河隆一氏の主宰するDAYS JAPANとの提携は、最初の提携先である紀里谷和明氏のFree World同様、その卓越した感性と、洗練されたビジュアルコンテンツをNewslogに引き込むことに成功するだろう。その上で、文字通りのNOBORDERとして開かれたメディア空間を構築する第一歩となる。こうした提携、あるいはインキュベーションは今後さらに続く予定だ。

そして、広告アドセンスによる個人ジャーナリストへの原稿料(ギャラ)支払いというNews-logのまったく新しいプログラムは、今後のメディアのひとつのビジネスモデルとなるだろう。

実際、NO BORDERが始めたこのモデルは先週からYahoo!の模倣するところとなっている。日本のインターネット界の「巨人」にマネをされるというのは脅威ではあるが、考えようによっては光栄なことだ。

これによって言論空間の多様性が広がり、世界にも認められているような可能性がみえてきた。

こうして盆と正月が一緒にやってきた昨日10月1日だが、さらにここに内閣改造が加わった。

その中でも、とくに田中真紀子氏の文部科学学大臣入閣の改造人事は、約10年前、彼女の取材を繰り返し、『文藝春秋』、『週刊文春』、『週刊新潮』などで連載・執筆、2冊の本を著したあの頃を思い出させることになった。

日本の政治が少しも進歩していない状況と、情報を把握できてない野田内閣と日本の現状に正直、驚かされる。別に私の本の内容が正しいと言っているわけではない。
あの時代の空気に流されて、結果、判断を誤り続け、日本の外交と政治を混乱させた教訓に誰もが目を瞑っていることに失望を覚えたのだ。

とはいえ、こうやってメルマガを書いて、新しい人々(層)に訴えかけることもできる時代になったのだ。そうした意味できのう10月1日は、やはり、記念すべき日だったのであろう。

購読、課金に関するお問い合わせ:reader_yuryo@mag2.com
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<NHK ETV特集>映画にできること 園子温と大震災
ことし7月、福島県南相馬市の民家で、完成したばかりの一本の映画が上映された。タイトルは「希望の国」。描かれているのは、原発事故だ。その物語は、上映会に集まった南相馬の人たちが、大震災後の1年あまりの間に体験してきたことと重なる。
撮ったのは、映画監督・園子温(そのしおん)(50)。園は、福島に通い、取材を重ねて、「希望の国」を作った。
園はこれまでも、実際に起きた事件を取材し、エピソードを組み合わせてオリジナルの脚本を書いてきた。それを過激な映像で映しだし、出来事の裏に潜む社会の本質をえぐり出した。
今回も、放射能災害の現場を歩き、被災した人たちから直接話を聞いた。そして、南相馬市でのひとつの出会いから、「希望の国」の着想を得ることになる。
原発事故を映画にするため、園は試行錯誤を重ねた。目に見えない放射能をどう映像化するのか。被災地の人たちにふりかかった不条理な出来事をどんな物語にするのか。
去年3月11日の東日本大震災は、さまざまなジャンルの表現活動を揺さぶった。かつて経験したことのない大災害の後に、芸術や思想にいったい何ができるのか、問われている。
園は、アーティスト集団・Chim↑Pom(チン↑ポム)、そして社会学者・大澤真幸(おおさわまさち)と、それぞれ対談し、大震災後の表現の可能性について語り合う。
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ETV特集「映画にできること 園子温と大震災」 投稿者 gataro-clone
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独仏共同制作 「フクシマ-最悪事故の陰に潜む真実」
仏独共同の国営放送局ARTE 「フクシマ-最悪事故の陰に潜む真実」
日本語訳掲載: http://kingo999.blog.fc2.com/blog-entry-577.html
動画編集者: https://twitter.com/#!/Yuki111
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フクシマ-最悪事故の陰に潜む真実 投稿者 IAppealToYou
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東日本大震災が起こった翌年の [ 2012年10月02日(火)の阿智胡地亭の非日乗ブログ ] 再掲載

2024年11月04日 | 東日本大震災ブログ
2012年10月02日(火)
 
避難準備区域の解除後 帰還11%にとどまる   NHKwebニュース
10月1日 13時20分

福島第一原発の事故のあと、指定された「緊急時避難準備区域」が解除されて1年がたちましたが、これらの地域で避難した人のうち自宅に戻った住民は、全体のおよそ11%にとどまっていることが、NHKのまとめで分かりました。

「緊急時避難準備区域」は、原発事故のあと、異常事態に備えて避難の準備が求められていた区域で、原発から半径20キロから30キロの範囲に設けられました。

南相馬市や広野町など5つの自治体が指定され、一時、住民の半数に当たる2万9200人が避難しました。

避難準備区域は去年9月末に解除されましたが、NHKが各自治体に取材したところ、避難した住民のうちこれまでに元の自宅に戻った人は5つの自治体で合わせて3301人と、およそ11%にとどまっていることが分かりました。

このうち南相馬市では、市が区域内の住民の年齢構成を震災の前後で比較したところ、65歳以上の高齢者の割合が25%から32%に増えた一方で、14歳以下の子どもは13%から8%に減少し、若い世代の帰還が進んでいないことが分かりました。

また、除染が最も進み住宅の9割以上で終わっている広野町でも、戻った住民は505人と避難した人の9.6%にとどまっていました。
各自治体は、避難先で学校や職場などの新たな生活基盤が築かれつつあることが大きな要因だと分析し、今後、住民の帰還をどう促していくのかが課題だとしています。
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孫崎亨著「戦後史の正体」への朝日書評の不可解   郷原信郎
2012年9月30日

 本日(9月30日)の朝日新聞に、佐々木俊尚氏による孫崎亨著「戦後史の正体」の書評が掲載されている⇒http://bit.ly/V0wg4Z 私が読んだとは違う本の書評ではないかと思える不思議な書評だ。

孫崎氏自身もツイッターで批判しているように、同書では、「米が気に入らなかった指導者はすべて検察によって摘発され、失脚してきた」などとは書いていない。同書が取り上げている、アメリカの意図によるとする検察による政界捜査は、昭電疑獄とロッキード事件だけであり、検察問題を専門にしている私にとっても、従来から指摘されている範囲を出ておらず、特に目新しいものではない。

 西松建設事件以降の小沢一郎氏に対する一連の検察捜査がアメリカの意向によって行われたものだという見方もあるが、私はそのような「陰謀論」には与しない。検察をめぐる問題は、そのような単純な話ではなく、むしろ検察の独善的かつ閉鎖的組織の特質にに根差す複雑な問題だ。

私は、そのような検察に対する「アメリカの陰謀論」を基本的に否定してきたが、その私にとっても、同書の検察に関する記述には全く違和感がなかった。

続きはこちら
 
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安全な原発は再稼働 政府、米に方針伝達 日本経済新聞
 規制委発足前に  
2012/9/30 2:00 日本経済新聞 電子版

日本政府が米政府に対して「安全が確認された原子力発電所は引き続き重要な電源として再稼働させていく」方針を伝えていたことがわかった。

日本側が9月中旬に「2030年代に原発稼働ゼロをめざす」新戦略をまとめたことに米側から懸念が強まり、原発ゼロに直結する政策ではないことを明確にした。

政府はこうした見解を新戦略の決定に前後して米ホワイトハウス、エネルギー省、国務省の高官のほか知日派の有識者らに説明。

☆親方のご意向に沿って進めていることをきちんと伝えている。67年間続いている御進講。
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行き場なき高レベル放射性廃棄物  クローズアップ現代
10万年の安全は守れるか~行き場なき高レベル放射性廃棄物
NHK クローズアップ現代 2012.10.1放送。「2030年代に原発ゼロ」の方針が打ち出されるなか、使用済みの核燃料から出る「高レベル放射性廃棄物」の最終処分という未解決の難題が浮かび上がってきた。
9月11日、日本学術会議は原子力委員会に報告書を提出した。それによると法律で定められた方法である高レベル放射性廃棄物を地下深くに埋めて、放射能レベルが下がるまでの10万年間、隔離するという「地層処分」は、安全性が不確実なため白紙に戻すべきという。
地震大国の日本で、万年単位で安定した地層を見つけることは現代の科学では困難としている。
「総量管理」「暫定保管」という今後の方針も提言した学術会議の報告を軸に、将来の世代を脅かしかねない原発ゴミ問題の解決への道を考える。
<textarea class="iframe_tag"></textarea>
10万年の安全は守れるか~行き場なき高レベル放... 投稿者 tvpickup
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オスプレイ、県議会が抗議の決議 「強い怒り」と宜野湾市長  東京新聞(共同)
2012年10月1日 19時59分

 米軍普天間飛行場にオスプレイが配備され、抗議する住民ら=1日午後6時9分、沖縄県宜野湾市


 米軍新型輸送機MV22オスプレイが1日に普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)へ配備されたことを受けて沖縄県議会は同日、抗議の決議を全会一致で可決した。同市の佐喜真淳市長は記者会見し「配備は過重負担だ。強い怒りと憤りを感じる」と述べた。

普天間の移設先とされる名護市の稲嶺進市長も「国がやるべきことではない」と配備を認めた政府に反発。普天間ゲート前では、住民ら数百人が座り込みを続けた。

 岩国基地(山口県岩国市の)にはオスプレイ6機が残っており、米軍は2日以降に順次、普天間飛行場に配備する方針。ただ、このうち少なくとも1機は十分な整備を行う必要があるとして、配備が3日以降に遅れる可能性があるという。
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大間原発建設差し止め提訴へ 函館市長、  北海道新聞 
防災計画策定拒否も表明 
10/01
 
【函館】電源開発(東京)が1日、大間原発(青森県大間町)の建設を再開したことについて、同原発から最短23キロしか離れていない函館市の工藤寿樹市長は同日、報告に訪れた同社の渡部肇史常務に対し「建設再開を決めてから(報告に)来られたのは大変遺憾だ」と事後報告に抗議した。

その上で同社側に、同原発の稼働条件になるとみられる函館市の地域防災計画について、作成を求められても拒否することを伝えた。

また、同市長はこの後の会見で、原発工事差し止めを求めて市として提訴に踏み切る方針をあらためて示した。

函館市長、原発中止求め提訴へ 来春にも、大間建設問題2012年10月1日 22時18分  東京新聞(共同通信)

 青森県大間町の大間原発=6月、共同通信社ヘリから


 北海道函館市の工藤寿樹市長は1日の記者会見で、電源開発(Jパワー)が大間原発(青森県大間町)の建設を1日再開したことに対し「工事が本格化する来春に、市が原告となり建設差し止めの訴訟を起こしたい」と表明した。

 函館市の一部は大間原発から30キロ圏内にあり、安全対策が十分でないなどとして建設に強く反対してきた。同市によると、自治体が原発差し止め訴訟を起こすのは前例がないという。

 Jパワーは昨年の東日本大震災で中断していた大間原発の建設を再開したが、周辺自治体が異例の訴訟に踏み切る方針を示したことで、難しい対応を迫られそうだ。
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新日鉄住金スタート 室蘭製鉄所に新看板設置 北海道新聞
(10/01 16:30)

 【室蘭】鉄鋼国内最大手の新日本製鉄と同3位の住友金属工業が合併し「新日鉄住金」が発足した1日、室蘭市仲町の室蘭製鉄所では社名の看板が掛け替えられ、新会社としてのスタートを切った。

 門柱4カ所などの社名板を掛け替える作業は1日未明から始まり、同日朝には新社名の社旗が事務所正面玄関前に掲げられた。同製鉄所の業務内容や設備などは変わらず、全従業員約800人が新会社へ移行した。<北海道新聞10月1日夕刊掲載>
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オスプレイ沖縄に配備
オスプレイ沖縄猛反発 安全軽視 見切り配備
2012年10月2日 07時00分 東京新聞

普天間飛行場に飛来したオスプレイを見詰める沖縄県の仲井真弘多知事。右は宜野湾市の佐喜真淳市長=1日、宜野湾市役所で


 米軍新型輸送機MV22オスプレイが一日、地元の強い反対にもかかわらず、普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備された。背景には、軍備の近代化を進める中国に対抗し、アジア・太平洋地域の抑止力強化を急ぐ米国の戦略がある。

日本政府も米国の方針に追従した。安全より同盟を優先した「見切り配備」だ。沖縄の怒りは収まらず、米軍基地の地元を刺激し続けることの影響を懸念する声が日米双方に出ている。 

◆政府 住民ないがしろ 同盟脅かす恐れ

 野田佳彦首相は一日の記者会見で、普天間飛行場へのオスプレイ配備に関し「本土への訓練移転を具体的に進めるなど、全国でも負担を分かち合っていくよう努力したい」と沖縄に理解を求めた。

 森本敏防衛相は防衛省で記者団に「今後は日米合意に基づき、米側が安全性に留意しながら部隊の運用を進める」と指摘した。

 だが、肝心の安全面で、日本政府は米政府の事故報告書を追認しただけで「安全宣言」を出した。配備のスケジュールも、ほぼ当初の予定通りで「配備ありき」の姿勢はぬぐえず、沖縄をはじめ全国各地で予定されている低空飛行訓練への不安が高まっている。

 日米の外務・防衛当局の実務者による「日米合同委員会」は先月十九日、オスプレイの低空飛行訓練について、人口密集地の上空を飛行せず、高度も地上百五十メートルに制限する運用ルールで合意。飛行が不安定になるとの指摘がある回転翼を前に傾けた「転換モード」での飛行時間も短くするとした。

 しかし、安全策の多くには「可能な限り」などとただし書きがあり、一時駐機している岩国基地(山口県)での試験飛行では市街地上空を飛行したとの目撃報告が相次いだ。

 日本政府は日米同盟を重視し、なし崩しでオスプレイ配備を認めてきたが、沖縄の不安と反発をないがしろにし続ければ、沖縄との信頼関係が完全に崩れかねない。

 日米同盟は、米軍基地を抱える地元の協力に支えられており、配備の強行は逆に同盟を脅かすとの見方もある。

 沖縄が地元の下地幹郎郵政民営化担当相は一日の就任会見で「強引という声が沖縄に充満している。政府は率直に聞かないといけない」と危機感を示した。 (編集委員・五味洋治)

◆米国 中国へ抑止力

 米国は今年一月に新国防戦略を発表し、アジア・太平洋地域を重視する姿勢を明確にした。

 中国は人民解放軍の予算を急増させ、装備の近代化を着実に進めており、米国は同地域で存在感を示す必要に迫られていたためだ。

 オスプレイは最高速度や兵力・装備の搭載能力、航続距離などで駐留米軍が現在使用する輸送機CH46の能力を大きく上回る。

 元中央情報局(CIA)上席分析官で、ヘリテージ財団上級研究員のクリングナー氏は「オスプレイ配備は海兵隊の抑止力と有事の作戦展開能力を飛躍的に高める」と話し、「抑止力強化は日本の安全保障とアジアの安定に貢献するはずだ」と説明。オスプレイ配備は、尖閣諸島や南シナ海の領有権問題などで強硬姿勢を崩さない中国へのけん制にもなるとの見方だ。

 一方、海外の駐留米軍の実態を調査しているアメリカン大学のバイン准教授は「オスプレイ配備は中国を刺激し、かえって激しい軍拡競争を招く」と指摘。「開発には巨額の資金が投じられてきた。国防総省は配備中止によって、国防戦略全体に影響が出ることを恐れているのだろう」と分析した。

 米紙ニューヨーク・タイムズは九月十五日付の社説で「(重い負担をかけてきた)沖縄の古傷に塩をすりこむようなものだ」と主張し、配備見直しを求めた。

 米国内でも安全性が疑問視されており、配備強行は日米同盟にひびを入れることになりかねない。

 今後、安全面で新たな問題が起きれば、米国内でも配備計画の撤回を求める声が強まる可能性がある。 (ワシントン・久留信一)

(東京新聞)
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