街に江戸時代に諏訪から勧請された「諏訪神社」があるから諏訪の酒があるのかどうかは知らない。
先日一番廉価な一升瓶を買ってきた。そこへごく近くに住む身内が会社の帰りに清澄白河で阿智胡地亭の好物と知っている
「イナゴの佃煮」を買ってきてくれた。イナゴの佃煮は小さい時から好物だった。諏訪の父や茅野の母の里に行ったときに味を覚えたのだろうか?
それとも親の転勤で転々と引っ越した九州若松や尼崎市の塚口や三重県の四日市に諏訪の親戚が時々送ってくれていたのだろうか?
それは今となってはわからない。
佃島の佃煮屋でもイナゴの佃煮は定番商品でその季節になれば買える。
大晦日に神戸市民ではなく東京都民として家で「真澄」を飲み、「イナゴの佃煮」を摘まむ夜が来るとは、
生きていると思いがけないことが起こるものだ。