映画「少年H」はJR大阪駅のノースゲイトビル11階にある「大阪ステーションシティシネマ」で見ました。
シネマ友のRYU兄が京阪沿線の香里園から来られるので大阪の映画館で見ることにしたのです。映画館のロビーを出ると展望デッキがあり、大阪の西を望みます。↑
レールが撤去されつつあるかっての貨物ヤードや六甲山系が見えました。
映画館は老若男女で多くの人がいました。三つの系統が一つになったシネコンでスクリーンが12あるという大規模シネコンです。
映画は見る楽しみの後に、映画の感想を喋り合い、それを肴にかつ飲みかつ食べると言う楽しみもあります。
今回はかって知ったる阪急梅田とJR大阪駅の真ん中のガード下にある新梅田食道街へ向かいました。
その昔勤務の帰りによく立ち寄ったスポットです。一階の立飲み「奴」が、二階に居酒屋を開店したと聞いていたので2階に上がりました。
この店はこれからも時々寄ることになりそうです。
昨日大阪のステーションシティ・シネマで見てきたが、秀作だった。
映画は10数年前から映画館で見るようになったが、上映20分前のチケット売り場で、次の上映回は残席が一番前に5席のみというのは初めての経験だった。
ホン、役者、監督、セット,CG、撮影、時代考証、全てが良かった。
長年映画各社からの映画化の申し入れを断り続けていた原作者の妹尾河童さん。しかし降旗康男監督の要望を受け入れて映画になった。
おそらく最近の社会の空気の微妙な偏向を感じてのことや、戦災場面のCG技術の進化なども踏まえていると推測する。
少年Hの問いに父親が答える、「あんなあ、新聞はお国の都合の悪いことは書かへんのや。お国に睨まれたら新聞出されへんようになるさかいになあ。」
この子役たちの演技には括目するしかない。水谷豊も伊藤蘭も脇役だ。
岸辺一徳、国村隼、佐々木蔵之介というおなじみ関西出身役者のよどみない関西弁(神戸弁とはいわない)とその演技。
4日前に見た「終戦のエンペラー」とは雲泥の差の戦争場面の撮影とCG。
真珠湾攻撃に歓呼の声を上げた普通の家庭の親子たち。それが米軍の焼夷弾絨毯爆撃で次々焼殺されていく。
本音を口走っては原田泰造演じる田森配属将校にぶちのめされる妹尾少年。彼は東山魁夷や小磯良平が出た神戸2中に進学したのだが軍事訓練に明ける日々を過ごした。
少年は終戦を知って思わず叫ぶ「なんやったんや、あの戦争は。なんのためやったんや」
映画館の一番前の席で2時間座ったのは初めての体験でした。しかも米軍機から降り注ぐ焼夷弾とすぐ燃え上がり火の手が上がる日本家屋のシーンが
眼前に展開していきました。音と光と影。総合芸術でもある映画がその気で発信したらこんな映画になる。
そしてさすが神戸が舞台の映画、ボケとツッコミの笑いもあちこちに仕込んであってなかなかのもんです。
ちなみに池上彰などと同じく長野県松本市出身の降旗康男監督は、高倉健さんと長年コンビを組んできた監督です。こちら。
少年Hの公式サイトはこちら。
少年Hの予告編。▽クリックでスタート。
「少年H」父親妹尾盛夫役 水谷豊
「少年H」観客動員100万人突破 地元神戸が好調
8月29日 神戸新聞朝刊
太平洋戦争中の神戸を生き抜いた家族を描く映画「少年H」(10日から全国公開中)の観客動員数が、28日までの全国累計で100万人突破が確実となった。中でも物語の舞台となった兵庫県内の映画館が好調。ご当地のファンが映画のヒットを支えている。
神戸市長田区出身の舞台美術家妹尾河童さんの自伝的小説が原作。水谷豊さん、伊藤蘭さん夫妻が夫婦役を演じ、降旗康男監督が演出を担当した。
27日の動員数は全国305館で約2万8千人となり、この日までの18日間で累計98万3千人を超えた。レディースデーを実施する劇場が多い水曜の28日は3万人程度の観客が見込まれ、100万人突破は確実とみられる。
23日まで14日間の劇場別動員数は、神戸・三宮のOSシネマズミント神戸が約1万6千人で全国1位、西宮市のTOHOシネマズ西宮OSが約8千人で同5位となり、東京や大阪の大劇場と並ぶ観客を集めた。
同じ降旗監督の作品で大ヒットした昨年の「あなたへ」との比較では、ミント神戸で約7千人、西宮OSでは約600人上回った。
県内で公開中の12館は、いずれも好成績を挙げているといい、配給元の東宝関西支社の持田幸彦宣伝部長は「原作の妹尾さんが生まれた地元でのヒットはうれしい。素晴らしい作品なので、さらに多くの人に見てほしい」と話している。(金川 篤)
今回はひき肉は鶏を少し熱湯に放り込んだ。真っ赤なスープの粉を入れてから麺を入れ、
しばらくしてから卵を落とし、ソーセージを千切っていれ、ノモトファーム産のコリアンダーを載せる。火を止めてからコリアンダーを追加する。
犬はばてて「そりゃなんだー」と言う顔をしていた。
最後にブラックペッパーをかけて出来上がり。
夕食はMEIJIのレトルト黒カレー。ノモトファーム産のバジルを添えると風味が増します。電子レンジで蒸した大根を足し、いつものようにドライオニオンも振り掛けました。
終戦のエンペラー Wikipediaから部分引用。
Emperor
『終戦のエンペラー』(しゅうせんのエンペラー、Emperor)は、企画奈良橋陽子、監督ピーター・ウェーバー(英語版)による2012年のアメリカ合衆国の歴史映画。第二次世界大戦終戦直後の戦後処理の史実を基に、フィクションを交えながら描かれる。主要撮影はニュージーランドで行なわれた[2]。日本国内の撮影もされ、映画としては初めて、皇居敷地内での撮影を敢行している[3]。
目次 [非表示]
宮内省職員として働いていた関屋貞三郎を祖父に持つ奈良橋は子供の頃から戦中戦後の事について祖父から聞いており、その影響でさまざまな資料を調べる中でボナー・フェラーズに目を留め本企画を立ち上げると、日本にいた経験もあるデヴィッド・クラスに持ち込む。初映画化となる占領下の日本と言う設定に魅了され、ゲイリー・フォスターやラス・クラスノフ、野村祐人も制作チームに参加が決まった。フォスターは心理描写を膨らませるため脚本家ヴェラ・ブラシを招き入れる。歴史コンサルタントのペドロ・ロウレイルからも、アドバイスをうけ、さらにイギリス人のピーター・ウェーバーを監督に迎える。制作側はウェーバー参加について「作品に客観的な視線が加わった」と述べている。ウェーバー自身も日本の歴史を知っていたが、本作を「歴史の隅に追いやられた出来事」と考え、映像化に夢中になって制作に没頭し、調査のために何度も来日した。[4]
フィクションの導入[編集]
奈良橋は資料を調べる中で、フェラーズが友人と会うと記して頻繁に出かけていることに着目し、恋愛が絡んでいるのだろうと想像した。また伯父に映画の話をしたときに、情熱的な愛のエピソードがあると良いと言われたことも理由に挙げている。制作側はフィクションを含むことで作品の自由度が増したと述べている[4]。
あらすじ
1945年8月30日、GHQ最高司令官ダグラス・マッカーサー(トミー・リー・ジョーンズ)が日本に上陸し、アメリカによる本格的な日本統治が始まる。マッカーサーは戦争犯罪人の一斉検挙とその戦争犯罪を裁くため、活動を開始するが、皇室、特に天皇(片岡孝太郎)に対する戦争犯罪の有無の立証と、天皇が逮捕・処刑された際の、日本国民への影響を考慮していた。
マッカーサーの命を受け、知日家のボナー・フェラーズ准将(マシュー・フォックス)は調査を開始するが、彼自身も開戦前、大学時代に知り合った、かつての恋人であった島田あや(初音映莉子)の安否を気に掛けていた。10日間という短い制約時間の中でフェラーズは、東条英機(火野正平)、近衛文磨(中村雅俊)、木戸幸一(伊武雅刀)、関屋貞三郎(夏八木勲)ら容疑者、関係者から聴取を行い、開戦に至る隠された真実と終戦における天皇の役割を暴いていくが、天皇が戦争に関与していない証拠を得ることができない。
天皇への戦犯容疑を晴らしたいフェラーズだが、具体的証拠の無いまま最終調査報告書をマッカーサーに提出する。やがて、調査書を読んだマッカーサーは、天皇の人物像を見定めようと、フェラーズに天皇との面会を設定するよう命じる。
キャスト
ボナー・フェラーズ(英語版) - マシュー・フォックス
ダグラス・マッカーサー - トミー・リー・ジョーンズ
島田あや - 初音映莉子
鹿島 - 西田敏行
高橋 - 羽田昌義
昭和天皇 - 片岡孝太郎
木戸幸一 - 伊武雅刀
関屋貞三郎 - 夏八木勲
近衛文麿 - 中村雅俊
東条英機 - 火野正平
鹿島夫人 - 桃井かおり
ようやく映画「終戦のエンペラー」を見ました。映画館は三宮の国際松竹。見る前に「讃岐麺房 すずめ」でランチにしました。
天ぷら二つも、置き場から自分で皿に取ってきました。
映画は奈良橋陽子さんが企画原案を担当したと知った通り、これまでのハリウッド映画では初めての角度から「終戦と天皇」の解釈を
していました。ただ主役の米人と戦前の米国に留学していた日本女性との悲恋が組み合わさっていて私にはもどかしい映画でした。
確かに、この映画で画かれた解釈は歴史の一つの面であり、ドラマとしても面白い出来でした。登場する日本の俳優の英語の発音はなかなかの
もので、さすがプロは耳で覚える能力は高いものだと感嘆しました。
映画が始まるとすぐに、コーンパイプをくわえたトミー・リー・ジョーンズ演じる例のマッカーサーが登場し、廃墟になった東京の街が
描写されます。町には牛にひかれた荷車がゆっくり通っていきます・・、あれっ牛かあれは、水牛だよ!なんで?
エンドクレジットで牛の代わりに水牛が登場した理由がわかりました。ロケを主体にした撮影はラストサムライと同じで
ニュージーランドのセットで撮影されていました。インドネシアから輸入された水牛が使われたようです。にしても昭和20年の東京に水牛かよ。
ハリウッドの映画関係者の組合が強くなり、厳密な労働時間の適用や給与ベースが相対的に高くなり、映画製作が海外に移っている現状が
この水牛に象徴されています。
網にかかったようで、メダカを入れた水槽に奇妙なものがあると調べてトビケラだとわかりました。岩国の錦帯橋に行ったとき珍しい土産物として買った人形トビケラ
のお守りが家にありました。
2013.08.18 ~ 2013.08.24
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