昭和24年に始まり、今年で60回目の花火大会を53年ぶりに見ました。当時のことはあまり覚えていませんが、花火の打上げ数も打ち上げ場所も比較にならない規模になっていました。何しろ約4万2千発の花火がほぼ2時間にわたって打ち上げられるのには驚きました。
先ごろ両国にある隅田川花火資料館で「諏訪のあの花火大会は日本でも特別のもんですよ」と聞いた通りだと思いました。湖畔からやや離れてはいますが、H社のオーナーのご好意で同社のビルの屋上で見せてもらいました。飲みかつ食いかつ喋りのあっと言う間の2時間でした。明治の中ごろ、自分から四代前が諏訪の花火屋を家業にしていた阿智胡地亭には嬉しい一夜でした。
花火の模様は
その1、
その2、
その3、
その4に動画があります。
竹原は江戸時代に小京都と呼ばれた街で、今も侍屋敷が多数残っています。中にニッカの創設者竹鶴さんの実家(竹鶴酒造の看板がありました。)や、頼山陽などの頼家の屋敷などがありました。竹原は首相をした池田勇人さんの出身地でもあります。ボランテイアの年配の方々が歴史的建物群をガイドをしてくれます。その皆さんのステーションになっている建物の中に、絵画や竹細工が展示即売されていてました。竹原は竹の原ということで付いた地名だそうで昔から竹細工製品でも有名な土地です。この殿様バッタを目ざとく見つけた愛人は作った方とお話をしたいと思って、どなたですかと聞きました。残念ながら製作された方は交代で昼食を取りに別の場所に行かれたとかで会うことが出来ませんでした。聞くと竹細工の職人さんが、自分の楽しみで商品としてではなくこのような物を作っていて、この殿様バッタはその職人さん一人しか作る事は出来ないとのことでした。こんな素晴らしい細工の竹製品は初めてです。大切に飾りますと製作者に伝えるようお願いしてその場を辞去しました。見るたびに生きているように思えて、世界にたった一匹しかいない殿様バッタを見つけたと、いまでも愛人は鼻高々です。
このガラス細工のトンボは神戸のトアロードにある専門店でやはり愛人が見つけました。今年の春先の事だと思います。向うから目の中に飛び込んできたので、買うのに迷うことはなかったそうです。
10年ほど前まで三ノ宮の花時計の前あたりにあった英国のパブを模した「キングス アームス」。
店の最後のマネージャーだった田中さんは、現在三ノ宮の阪急西口から5分ほどの所でショットバー「C Moon」を開いています。
この店のお客さんは三ノ宮近辺で何か自営している人が多いような感じです。地元の神戸人が1日の仕事を終えて、ここで一杯やってから家に帰るみたいな。
時々自分が知らない世界の話を聞かせてもらえることもあって楽しい。
田中さんはスコットランドにも行ったことがあり、こちらから聞かない限り喋りませんが、洋酒について何を聞いても、その幅と奥の深さに驚くばかりです。
この店のビールとザワークラウト(酢キャベツ)の取り合わせも旨いし、モルトのストレートも旨い。
殆どが自家製のツマミ類もおいしい。スライスして、少し火を入れたコンビーフも、添えられた粒マスタードもなかなかのもんです。
CMoonはポール・マッカートニーの曲名で「ものわかりのいい人」の意味らしいが、田中さんに聞いた事はない。
ただ彼がビートルズの長く熱烈なファンであることは間違いないでしょう。