既にブログ上に「腸閉塞」による入院のことを投稿しましたが ご参考までに経過及び推定原因を記します。
◎発症 5月12日水曜日明け方4時ごろ、猛烈な腹痛で眼が覚めた。腹が張って痛くて苦しい。
2010年9月にも腸閉塞をして神戸で入院したが、その時と同様の異様な腹のふくらみと気分の悪さが同じ症状だった。
11年前の1回目の「腸閉塞」の時はハナから排尿も排便もできなかったが今回は飛び込んだトイレで排便ができた。
少し不快感も納まり朝まで様子をみることにした。
前回の発症の時は神戸労災病院の救急センターへ朝が明けるころ電話して症状を話したら
タクシーですぐ来てくださいと言われ、飛び込んだらそのまま緊急入院になった。
当時の原因は好きな柿の大きな実をかなり皮が付いたまま食べたことだった。果物の皮は繊維質が多く消化が悪いと後で知った。
◎経過 ①少しずつ苦痛は緩和していったが物を食べる気にはならなく腹は大きく張ったままなので絶食を続けた。ただ続いて排便はあった。
3日間自宅で絶食し治るのを待ったが、何も変わらす苦しいので、このままでは自然治癒はないなと見切りをつけ 15日の土曜日に近くのかかりつけの個人医院に行った。
レントゲンを見た医者は「腸閉塞」ですと即断言。
入院もあるが自宅で療養するなら“腸の動きを促進する薬をだします。”と言われた。合わせて採血を行い血液検査の結果が
月曜に出るのでまた月曜に来て下さいと。
⓶月曜日の朝8時ころ個人病院の医者から自宅に電話を頂いた。
“血液検査の結果、腸が炎症を起こしていること間違いない。抗生物質の投薬が必要”と。 医院が開く9時過ぎに行った。
入院したいなら病院を紹介すると言われたので 勿論お願いした。
看護士さんが電話をかけてくれた最初の病院は去年の10月に脳梗塞で入院した診察券を持っている病院だった。
入院実績もあり病院は入院許可を出してくれた。この病院には内科は循環器内科しかなかったが、腸閉塞なら消化器内科でなくても
内科医なら誰でも対応できるとかかりつけ医がいう。
入院すると諸検査があって即点滴による薬剤投与が始まった。
身体への生命維持の栄養補給と水分補給の点滴と、腸の動きをよくする点滴と、炎症を止める抗生物質の点滴と、入院中は八日間24時間点滴の針は外されることはなかった。
次の週の火曜日に退院するまで一進一退、紆余曲折があったが手術をしない保存療法で点滴だけの処置で排便が出来るようになり
もし一週間で目途がつかなければ、今度は専門の消化器内科へ転院してもらうとドクターに言われていたがそうならず退院できた。
転院とはすなわち手術が必要な病状という事になります。
結果的に10日間の完全絶食と9日間の入院となったが結果良しとなって有難いことだった。
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現在はこの火曜日に退院して以来、自宅でお粥主体の食事療養をやっています。
昨日ようやく発症前の雲古と同じのが毎日出るようになってほっとしています。
今回はまずはコロナ禍の中で入院できて有難かったです。
何とか手術しなくて点滴治療で退院出来ました。
◎発症の推定原因
明け方に発症した前夜、氷をたっぷり入れた芋焼酎の水割りを三杯飲み、腸が冷えてフリーズし、機能低下しているのに気が付かず
豆ごはんをたっぷり食べたので豆の皮が消化せず腸に詰まった。後でネットで勉強したら豆の皮も繊維質が豊富で消化が悪い食品だそうだ。
「内臓を冷やすのは万病の元」と言う言葉は頭の知識にとどまり、もう一つ身についていませんでした。
60代なら、または 芋焼酎の氷入り水割りを2杯にしておけば、発症しなかったかもしれないが後期高齢者となるとやはり
長年使ってきた内臓は柔軟性を失い経年劣化しているようです。
◎皆さんへ 腸閉塞は原因不明のままで、結構誰にも起こりうる病気だそうです。
歳をとると繊維質の多い食べものもほどほどが一番のようです。
腹が張って排便排尿困難になり不快感が出たら、出来るだけ早く医者にかかってください。時間が経つと腸の炎症がすすみ悪化の速度は速いそうです。
私も、もう一日入院が遅れるとややこしいことになっていたかもしれません。
◎最後に
棲んでいる東京の在のこのあたりは人口が或る程度あるせいか町医者というか個人医院が結構残っていて
そのうちの一つの近くのかかりつけ医が入院設備のある病院へ電話で頼んでくれて入院できました。
入院時はPCR検査のあと陰性とわかってから入院しました。
二つの病院共に歩いて行ける範囲にあり、退院の日も歩いて帰宅しました。
そういう意味では大事になる前に無事に退院できたのは、場所のお陰もあったかもしれません。
昨年10月の脳梗塞による入院と同じく今回も病院は面会謝絶で 全く身内に会えず 頼りはガラケーによる連絡だけという孤独な入院生活でした。
体重は発症前と絶食10日のあとは5㎏の減でしたがそのうち元に戻るでしょう。歳をとると小太り気味の方が病気になった時に体力に余裕があるというのは
そうかも知れないという感じです。