今宵楽しむのは、フェリックス・コッホ指揮、ノイマイヤー・コンソートによる、テレマンの「序曲-組曲 イ短調 TWV 55:a2」です。この曲は「Telemann Ouvertüren-Suiten」(CHRISTOPHORUS CHR 77412)に収録されており、2016年の録音。日中、バッハのシンフォニア(BWV1045)をきいたので、それつながりです。どこがつながっているかといえば、どちらも協奏曲とはされていませんが、協奏的楽器が華々しく独奏するところ。テレマンの序曲-組曲は実質的にリコーダー協奏曲で、ここではケルスティン・ファールが吹いています。CDには4曲の序曲-組曲が収録されていてどれも楽しめますが、中でもこの曲は彫りが深く名曲といえるでしょう。じっさいに、録音も多いですね。