毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




宗教改革記念日(10月31日)にきくのは、鈴木雅明たちによる「われらが神は堅き砦」です。このBWV80は、マルティン・ルターの同名コラールとザーロモ・フランクの詩にもとづくカンタータ。フリーデマン・バッハが追加した、トランペット(3本)とティンパニ付きの編成で演奏されることもありますが、ここではもちろんオリジナルの編成です。管弦楽と合唱は、バッハコレギウム・ジャパン(管弦楽が16名で合唱が12名)。独唱者は、ソプラノがスサン・リディアン、アルトがパスカル・ベルタン、テノールがゲルト・テュルク、バスがペーター・コーイです。

CD : BIS-CD-1421(BIS Records)

BIS-CD-1421

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三位一体節後第23日曜日にきくのは、ジョン・エリオット・ガーディナーたちによる「偽りの世よ、われは汝に頼まじ」です。このBWV52(1726年11月24日初演)は、全6曲からなるソプラノ独唱のためのカンタータ。ブランデンブルク協奏曲第1番(旧稿)の第1楽章から転用されたシンフォニアにはじまり、レチタティーヴォ、アリア、レチタティーヴォ、アリア、そしてコラール(合唱)でおわるという構成です。第1曲と第6曲ではホルンが明るく鳴り響き、牧歌的な雰囲気を醸しだします。なお、ソプラノ独唱は、1972年、トロント生まれの歌手ジリアン・キース。管弦楽と合唱は、イングリッシュ・バロック・ソロイスツとモンテヴェルディ合唱団です。

CD : SDG 171(SDG)

SDG 171

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一昨日からきいてきた、ヴィクトリア・ムローヴァとブルーノ・カニーノによる、オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ。今日きくのはト長調の第6番です。アルバム(PHILIPS434 084-2)の選曲にこの第6番が入れられたのは、第3楽章(アレグロ)がチェンバロ独奏曲となっているためかもしれません。つまり、第6番の選曲は、アルバムでピアノを弾くカニーノに花を持たせるため、というところではないでしょうか。なお、録音は1992年。ムローヴァは2007年に、ピリオド・アプローチで、ソナタ全曲を録音しています。

434 084-2

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昨日からきいている、ヴィクトリア・ムローヴァとブルーノ・カニーノによる、オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ。バッハ父子のヴァイオリン・ソナタを収録した音源(PHILIPS434 084-2)から、今日はイ長調の第2番を楽しみます。アルバムの表題に、「Sonata for Violin and Piano」とあるように、オブリガート・パートはチェンバロではなく、カニーノのピアノです。

434 084-2

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今日から週末にかけてきくのは、ヴィクトリア・ムローヴァとブルーノ・カニーノによる、オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ。音源は、二人が1992年に録音したアルバム(PHILIPS434 084-2)で、これにはソナタの第1番、第2番、第6番と、エマヌエル・バッハのハ短調のソナタ(Wq.78)が収録されています。今日きくのは、まず第1番。オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタですが、ここではチェンバロではなくピアノがかわりをつとめます。ピアノはイタリアのピアノ奏者で、1935年生まれのカニーノ(ちなみにムローヴァは1959年生まれ)です。なお、ムローヴァには、このブログでも紹介した、ピリオド・アプローチによる新盤もあります。

434 084-2

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ギエルミ兄弟が録音したアルバム、「J.S.Bach • Gamben-Sonaten • Preludien & Fugen」から、一昨日より、兄ロレンツによるプレリュードとフーガ(「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」)をきいてきました。今日これからきくのは最後の1曲で、ハ短調の第2番です。ギエルミが弾いているのは、アンドレア・レステッリの1996年製(ゴットフリート・ジルバーマンの1749年製)のフォルテピアノですが、これまできいた第5番、第24番より、この第2番はずっと相性がよく感じられます。なお、フォルテピアノをふくめた4種の楽器を弾きわけた、ダニエル・コルゼンパとロバート・レヴィンは、同曲をとにもチェンバロで演奏していました。

CD : 232269(Ars Musici)

232269

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今日これから楽しむのは、昨日に続き、ロレンツォ・ギエルミによるプレリュードとフーガ(「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」)。きくのはニ長調の第5番で、ギエルミが弾いているのは、アンドレア・レステッリの1996年製(ゴットフリート・ジルバーマンの1749年製)のフォルテピアノです。このブログで紹介した、ダニエル・コルゼンパやロバート・レヴィンのように、チェンバロ、クラヴィコード、オルガン、フォルテピアノを弾きわけた録音でも、このBWV874はフォルテピアノでは弾かれていませんでした(レヴィンはチェンバロ、コルゼンパはオルガン)。ブリリアントなプレリュードには、チェンバロがふさわしく思えるのですが、ギエルミは巧みな強弱をつけて、おもしろくきかせてくれます。

CD : 232269(Ars Musici)

232269

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これからきくのは、ロレンツォ・ギエルミのフォルテピアノで、ロ短調のプレリュードとフーガ(「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」)です。音源は、すこしまえに楽しんだ、ギエルミ兄弟による「J.S.Bach • Gamben-Sonaten • Preludien & Fugen」で、3曲のガンバ・ソナタのほか、「平均律」からの3曲のプレリュードとフーガが、交互に収録されていました。これから楽しむBWV893もそのひとつで、今日から明後日にかけて、ききのこした3曲を収録順にきいていきます。なお、ロレンツォの弾くフォルテピアノは、アンドレア・レステッリの1996年製(ゴットフリート・ジルバーマンの1749年製による)の楽器です。

CD : 232269(Ars Musici)

232269

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三位一体節後第22日曜日にきくのは、ジョン・エリオット・ガーディナーたちによる「われ哀れなる人、われ罪のしもべ」です。このBWV55(1726年11月17日初演)は、全5曲からなるテノールのためのカンタータ(第5曲は4声体のコラール)。BWVでいうとつぎの番号にあたる、バスのための「われは喜びて十字架を負わん」のように、テノール歌手がこぞって録音する、というほど人気はありませんが、じつに真摯ですぐれたカンタータです。ガーディナーの録音での独唱はジェイムズ・ギルクリスト。オーケストラと合唱は、イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、モンテヴェルディ合唱団です。

CD : SDG 171(SDG)

SDG 171

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コンチェルト・ケルンが、2010年に録音した管弦楽組曲。アルバムの収録順に、第3番、第2番、第1番ときいてきて、これから楽しむのは最後の第4番です。このBWV1069におけるコンチェルト・ケルンの編成は、第1トランペット、第2トランペット、第3トランペット、ティンパニー、第1オーボエ、第2オーボエ、第3オーボエ、ファゴット、以上が各1人。第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン(阿部千春が参加)が各4人、ヴィオラが3人、通奏低音として、チェロが2人、そして、コントラバス、チェンバロが各1人です。コンチェルト・ケルンの演奏は、きわめてアグレッシブ。興奮した馬のいななきがきこえてくるようでもあり、狩の喧騒のさなかを思わせます。

CD : 0300061BC(Berlin Classics)

0300061BC

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一昨日、昨日に続き、今日もきくのはコンチェルト・ケルンによる管弦楽組曲(序曲)。音源は2010年に録音されたアルバムで、第3番、第2番と、収録順に楽しんでいます。これからきくのは第1番で、コンチェルト・ケルンの編成は、第1オーボエ、第2オーボエ、ファゴットが各1人、第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが各3人、ヴィオラが2人、通奏低音の、チェロ、コントラバス、チェンバロが各1人です。

CD : 0300061BC(Berlin Classics)

0300061BC

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今日これからきくのは、昨日に続き、コンチェルト・ケルンによる管弦楽組曲で、その第2番です。このBWV1067の編成ですが、昨日の第3番(全22人)とくらべると、ぐっと小編成となり、フルート(フラウト・トラヴェルソ)のほか、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、そして通奏低音の、チェロ、ヴィオローネ(第3番はコントラバス)、チェンバロまで、すべて1人となっています。なお、独奏フルートは、ドイツのリコーダー、フルート奏者、コードゥラ・ブロイヤーです。

CD : 0300061BC(Berlin Classics)

0300061BC

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今日から週末まで楽しむ予定なのは、コンチェルト・ケルンによる管弦楽組曲(序曲)。音源のアルバムは、2010年に録音された2枚組のCDで、収録順はCD1に第3番、第2番、CD2に第1番、第4番となっており、演奏効果を考えてか、トランペットをふくむ組曲がはじめとおわりにおかれています。きいていく順番もアルバム収録順と同じ、つまり、今日きくのは第3番です。このBWV1068におけるコンチェルト・ケルンの編成は、2部のヴァイオリンが各4人、ヴィオラが3人、通奏低音として、チェロが2人、コントラバス、ファゴット、チェンバロがそれぞれ1人、そして、2部のオーボエ、3部のトランペット、ティンパニーが各1人の、合計22名です。なお、第2ヴァイオリンとして阿部千春が参加しています。

CD : 0300061BC(Berlin Classics)

0300061BC

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これからきくのは、ピエール・アンタイのチェンバロによる「わが確き望みなるイエスは」です。このBWV728は、1722年に記帳がはじまった「アンナ・マグダレーナ・バッハのためのクラヴィーア小曲集」に収録されたコラール編曲。原コラールの旋律は、1653年、ベルリンで出版された『実践讃美歌集』にみられるもので、バッハは編曲において、定旋律を装飾的にあつかっています。

CD : MIR 251(MIRARE)

MIR 251

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これからきくのは、ピエール・アンタイによるコラール編曲「いと尊きイエスよ、われらここに集いて」です。このBWV706は、同名のコラールのオルガン編曲で、その定旋律は、1687年、ダルムシュタットで出版された『大歌集』に初出。この作品はオルガン曲に分類されていますが、アンタイは、もちろん、チェンバロで弾いています。

CD : MIR 251(MIRARE)

MIR 251

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