さまざまなアプローチできいてきた、第2回「小川のせせらぎ」週間、最後にきくのはスウィングル・シンガーズの「Anyone For Mozart, Bach, Handel, Vivaldi?」から「ラルゴ」です(PHILIPS 826 948-2)。この「ラルゴ」は、チェンバロ協奏曲第5番の第2楽章をスキャットのアンサンブルに編曲したも。官能的なけだるさというか、そうした雰囲気を感じさせ、「いっしょにどう?」を変に誤解してしまいそうです。録音からは半世紀近く経過し、いまの技術水準からすれば甘いところもありますが、それでもじゅうぶん楽しめます。