毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




大晦日にきくのは、ローラ・ヴォーンのヴィオラ・ダ・ガンバと、ジェイムズ・ティブルスのチェンバロで、ガンバ・ソナタの第3番(BWV1029)です。3曲のガンバ・ソナタ中、これのみが3楽章による協奏曲風のソナタ(ほかは4楽章)で、第1番や第2番とはずいぶん性格がちがいます。二人の演奏はきわだった個性こそありませんが、なかなか楽しめます。録音は2017年です。

CD : pmr 0090(paladino music)

pmr 0090

コメント ( 0 )




降誕節後第1日曜日にきくのは、ジェン・エリオット・ガーディナーたちによる「出で立て、信仰の道に」です。このBWV152は、1714年12月30日に初演。ソプラノとバスのための全6曲からなるカンタータで、シンフォニアにはじまり、アリア(バス)、レチタティーヴォ(バス)、アリア(ソプラノ)、レチタティーヴォ(バス)、二重唱という構成です。ガーディナーたちの録音は2000年12月31日のライブ収録で、独唱者はジリアン・キースとピーター・ハーヴェイ。管弦楽はいつものようにイングリッシュ・バロック・ソロイスツですが、いわゆる合唱曲はないので、優秀なモンテヴェルディ合唱団に出番はありません。

CD : SDG 137(SDG)

SDG 137

コメント ( 0 )




昨日に続き今日もきくのは、ローラ・ヴォーン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)とジェイムズ・ティブルス(チェンバロ)によるガンバ・ソナタで、その第2番(BWV1028)です。解説書によると、演奏にはソナタ3曲とも、ヴァールハル出版のファクシミリ(ドイツのガンバ奏者であるヒレ・パール校訂)がもちいられているようですが、使用楽器についての明記はありません(写真は掲載されていますが)。なお、明日はカンタータをきく予定ですので、第3番は明後日に楽しみます。

CD : pmr 0090(paladino music)

pmr 0090

コメント ( 0 )




これからきくのは、ローラ・ヴォーンジェイムズ・ティブルスによるガンバ・ソナタの第1番(BWV1027)です。ヴォーンはオーストラリアのガンバ、リローネ奏者、ティブルスはニュージーランドの鍵盤楽器奏者。アルバムには二人による3曲のガンバ・ソナタのほか、ティブルスの独奏による2曲のソナタ(BWV968とBWV904)も収録されています。ただし、この2曲はいずれまたの機会として、年内はガンバ・ソナタのみを楽しむことにします。

CD : pmr 0090(paladino music)

pmr 0090

コメント ( 0 )




今日、つまり降誕節第3日にきくのは、トン・コープマンたちによる「甘き慰めなるかな、わがイエスは来ませり」です。このBWV151は、1725年12月27日に初演された全5曲からなるカンタータ。昨日の「試練に耐えうる人は幸いなり」と同じく独唱によるカンタータで、第5曲のみ4声コラールです。第1曲は「甘き慰め」のとおり、田園風で甘美なフルートをともなうソプラノ(ここではヨハネッテ・ゾマー)のアリア。第3曲はオーボエ・ダモーレをともなうアルトのアリア(ここではボグナ・バルトシュ)で、第1曲ともども、響きのやわらかさがきわだっています。

CD : CC 72218(Challenge Classics)

CC 72218

コメント ( 0 )




降誕節第2日(殉教者ステパノの記念日)にきくのは、トン・コープマンたちによる「試練に耐えうる人は幸いなり」です。このBWV57は全8曲からなるソプラノとバスのためのカンタータ(第8曲のみ4声コラール)で、1725年12月26日に初演。ここでの独唱は、ジビラ・ルーベンスとクラウス・メルテンスです。なお、歌詞からすると、このカンタータは降誕節第2日としてではなく、殉教者ステパノ(ステファヌス)の記念日を祝うものであったようです(ライプツィヒでは12月26日は二つの祝日を隔年で祝っていたため)。

CD : CC 72217(Challenge Classics)

CC 72217

コメント ( 0 )




降誕節第1日にきくのは、トン・コープマンたちによる「いと高きところには神に栄光あれ」(全3曲)です。このBWV191は、バッハの晩年、1743年から1746年にかけて初演されたとみられ、どの曲もロ短調ミサ曲のグローリア(全12曲)から転用されています(したがって歌詞はラテン語)。第1曲はグローリアの第1曲の合唱曲をそのまま。第2曲は同第4曲の二重唱で、歌詞をドクソロジア(小栄唱)の前半「父と子と聖霊に栄光あれ」に代え、音楽を短縮。第3曲は同第12曲ですが、歌詞がドクソロジアの後半「はじめにありしごとく……」となったことにともない、音楽にもかなり手がくわえられました。コープマンたちの録音は1999年。独唱はカロリン・シュタム(ソプラノ)とポール・アグニュー(テノール)で、管弦楽と合唱は、アムステルダム・バロック管弦楽団・同合唱団です。

CD : CC 72221(Challenge Classics)

CC 72221

コメント ( 2 )




これからきくのは、ルクセンブルクのピアノ奏者、ザビヌ・ヴァイヤーによる「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」。このオルガン・コラールが収録されてるのは、2017年に録音された「Bach to the Future」(ARS Produktion ARS 38 245)で、フェルッチョ・ブゾーニ、アレクサンドル・ジロティ、カミーユ・サン・サーンスのピアノ編曲によるバッハが収録れています。ここできく「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」はブゾーニの編曲で、ヴァイヤーの公式サイトでも映像が公開されています。

ARS 38 245

コメント ( 0 )




待降節第4日曜日にきくのは、カール・リヒターたちによる「道を備え、大路をなおくせよ」(ARCHIV PRODUKTION 439 369-2)です。このBWV132(全6曲)は、ヴァイマール時代の1715年12月22日に初演。ライプツィヒでは、待降節は第1日曜日をのぞきカンタータは上演されなかったということもあり、待降節第4日曜日のための伝承されたカンタータは、このBWV132が唯一となります。カンタータの構成は、アリアとレチタティーヴォが交替するもので、第6曲のコラールは自筆譜にはなく、演奏にさいして補われます。独唱者は、エディト・マティス(第1曲でのびやかな歌唱はさすが)、アンナ・レイノルズ、ペーター・シュライアー、テオ・アダム。ヴァイオリンとオーボエの独奏は、それぞれオットー・ビュヒナー、マンフレート・クレメント。1972年の録音です。

439 369-2

コメント ( 0 )




今週は、高田泰治が2011年に録音した「高田泰治 チェンバロ・アルバムvol.1」から、ここまでパルティータ第2番、4つのデュエットを楽しんできました。これからきくのは、アルバム収録曲中のこる1曲、イギリス組曲の第2番です。使用楽器は、フォン・ナーゲル工房の1998年製の二段鍵盤チェンバロで、モデルはブランシェの1730年製。ピッチはa=415です。高田の演奏は、どちらかといえばおだやかで、さらりとした印象。力感よりも繊細さにまさった演奏です。

CD : WWCC-7684(ナミ・レコード)

WWCC-7684

コメント ( 0 )




これからきくのは、高田泰治の「高田泰治 チェンバロ・アルバムvol.1」から、イ短調のデュエット。このBWV805も、これまできいていきたデュエットと同じく、「クラヴィーア練習曲集 第3部」に所収された楽曲で、アルベルト・クレメントの説によれば、「天国」をあらわしているとのことです。高田の弾くチェンバロは、フォン・ナーゲル工房(1998年製)のそれで、ブランシェ(1730年製)にもとづくもの。録音は2011年です。

CD : WWCC-7684(ナミ・レコード)

WWCC-7684

コメント ( 0 )




一昨日、昨日に続き、今日もきくのは、高田泰治のチェンバロで、「クラヴィーア練習曲集 第3部」所収のデユエット。これからきくト長調のデユエット(BWV804)は、アルベルト・クレメントによると、「死」をあらわしているとのこと。使用楽器は、ブランシェ(1730年製)のチェンバロにもとづく、フォン・ナーゲル工房(1998年製)のそれで、録音は2011年です。

CD : WWCC-7684(ナミ・レコード)

WWCC-7684

コメント ( 0 )




これからきくのは、「クラヴィーア練習曲集 第3部」所収のヘ長調のデユエット。今週これまでと同じく、高田泰治のチェンバロでの演奏です。このBWV803は2声のフーガで、アルベルト・クレメントによれば、「十字架」をあらわしているということ。録音は2011年、チェンバロはフォン・ナーゲル工房の1998年製(ブランシェの1730年製にもとづく)です。

CD : WWCC-7684(ナミ・レコード)

WWCC-7684

コメント ( 0 )




今日これからきくのは、高田泰治によるホ短調のデユエットです。このBWV802は、「クラヴィーア練習曲集 第3部」に所収された4つのデュエットのうちの1曲。手鍵盤のみによる2重フーガで、オルガンのみならず、チェンバロやクラヴィコードなどでも録音されています。ここではチェンバロによる演奏で、ブランシェの1730年製にもとづく、フォン・ナーゲル工房の1998年製のチェンバロがもちいられています。

CD : WWCC-7684(ナミ・レコード)

WWCC-7684

コメント ( 0 )




今週きいていくのは、「高田泰治 チェンバロ・アルバムvol.1」から、パルティータ第2番、4つのデュエット、イギリス組曲第2番。高田泰治が2011年に録音したこのCDからは、すでに6曲の小プレリュードをきいているのですが、のこりの収録曲も順番に楽しむことにします。まず今日きくのはハ短調のパルティータ(BWV826)で、使用楽器はフォン・ナーゲル工房の1998年製チェンバロ(ブランシェの1730年製による)。ピッチはa=415です。

CD : WWCC-7684(ナミ・レコード)

WWCC-7684

コメント ( 0 )



« 前ページ