毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




これからきくのは、ハンス・ファーイウスによる「神よ、われを助けて成させたまえ」です。このBWV624は、今週きいてきたコラールと同じく、「オルガン小曲集」所収の受難節のためのオルガン・コラール。コラール旋律は、ソプラノとアルトの5度カノンとしてあらわれます。ファーイウスの弾くのは、マリエフレッド教会(スウェーデン)のオロフ・シュヴァン建造のオルガン(1787年建造、1887年と1935年に改修)で、録音は1986年です。

CD : BIS-CD-329/30(BIS Records)

BIS-CD-329/30

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これからきくのは時節にそったオルガン・コラールで、「主イエス・キリストよ、われら汝に感謝す」(「オルガン小曲集」)です。演奏は、1951年生まれのスウェーデンのオルガン奏者、ハンス・ファーイウス。オルガンはマリエフレッド教会のオロフ・シュヴァン建造のオルガンで、録音は1986年です。

CD : BIS-CD-329/30(BIS Records)

BIS-CD-329/30

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昨日からはじまった受難週にきくのは、ハンス・ファーイウスとスティーヴン・ファーという二人のオルガン奏者よるコラールです。今日から3日にわたりまずファーイウス、そして聖金曜日前後の2日をファーというふり分けです。今日きくのは「おお人よ、汝の大いなる罪を嘆け」(BWV622)で、この曲は「オルガン小曲集」所収のコラール。ファーイウスの弾くのは、マリエフレッド教会(スウェーデン)のオロフ・シュヴァン建造のオルガン(1787年建造、1887年と1935年に改修)で、録音は1986年です。

CD : BIS-CD-329/30(BIS Records)

BIS-CD-329/30

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棕櫚の日曜日(枝の主日)にきくのは、ゲオルク・クリストフ・ビラー指揮、トマス合唱団、ゲヴァントハウス管弦楽団による「天の王よ、汝を迎えまつらん」(Rondeau Production ROP4044)です。このカンタータは1714年3月25日に初演。棕櫚の日曜日は、復活の1週間まえ、イエスがエルサレムに入城した日を記念した祝日で、祝日のなまえは、ろば(ろばの子)に乗って入場したイエスを、群衆が服や枝を道に敷いて迎えたという聖書の記事にちなんだものです。カンタータもそれを踏まえ、第1曲のシンフォニアや第5曲のアリア(トマス合唱団の少年ヤーコプ・ヴェツィヒが歌っています)など、じつにしみじみ、すがすがしい音楽となっています。録音は2013年(トマス教会)。ちなみに第4曲のアリアを歌っているゴットホルト・シュヴァルツは、ビラーの退任後、トマス・カントールをひきついでいます。

ROP4044

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これからきくのは、ハネシュ・ミナールのピアノによるオルガン曲、「プレリュードとフーガ イ短調」(BWV543)です。ミナールの演奏は、2019年12月に同じ「Bach Inspirations」(Cobra Records COBRA0038)というアルバムから、「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」(記事は「ハネシュ・ミナールによる『いざ来ませ、異邦人の救い主よ』」)をきいています。

COBRA0038

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これから楽しむのは、ヨハネス・ラングのオルガンで、トッカータ、アダージョとフーガ。このBWV564はこれまでと同じく、「Bach and B-A-C-H」(2014年録音)に収録されています。ラングは、美しい旋律のアダージョで、即興的な装飾を挿入し、なかなかきかせます。が、せっかくの旋律がもったいないような気もしますね。使用楽器は、クリストフ・トロイトマンが1737年に建造した、グラウホフの修道院教会オルガンです。

CD : GEN 14324(GENUIN classics)

GEN 14324

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受胎告知の祝日(3月25日)にきくのは、昨年の同祝日に続き、ジャン・クロード・ツェーンダー(オルガン)によるコラール「輝く曙の明星のいと美わしきかな」(BWV739)。ここでのツェーンダーは、「メラー手稿譜集」に筆写されたものではなく、23小節でとぎれている自筆譜にもとづいて演奏しています。使用楽器は、ハンブルクの聖ヤコビ教会のアルプ・シュニットガー・オルガン(1689年から1693年にかけて建造)。録音は2006年です。

CD : Carus 83.193(Carus)

Carus 83.193

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昨日に続き今日もきくのは、ヨハネス・ラングの「Bach and B-A-C-H」(2014年録音)で、これから楽しむのはオルガンのためのソナタ第6番(BWV530)です。収録順としてはBWV530のまえに、「フーガの技法」からのコントラプンクトゥス第14番がおさめられているのですが、これは部分ということでとばします。なお、ラングの弾くのは、クリストフ・トロイトマンによるグラウホフの修道院教会オルガン(1737年建造)です。

CD : GEN 14324(GENUIN classics)

GEN 14324

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今日からきいていくのは、ヨハネス・ラングによる「Bach and B-A-C-H」です。ラングは1989年生まれのドイツのオルガン奏者。2012年の第18回ヨハン・ゼバスティアン・バッハ国際コンクールのオルガン部門で第1位を獲得した若い演奏家です。「Bach and B-A-C-H」の録音は2014年なので、受賞2年後のアルバムということになります。収録されているのは、バッハのほかに、ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク、ロベルト・シューマン、ヤン・エズラ・クールの作品。ここで楽しむのはバッハのみで、これからきくのは収録順どおり、ホ長調のプレリュードとフーガ(BWV566)です。使用楽器はクリストフ・トロイトマンによるグラウホフの修道院教会のオルガン(製作は1734年から1737年、修復は1989年から1992年)です。

CD : GEN 14324(GENUIN classics)

GEN 14324

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これからきくのは、ドイツのヴァイオリン奏者、アンネグレット・ジーデルによる無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番(BWV1004)です。ジーデルは1963年、ベルリン生まれの奏者。曲が収録されているのは、「Johann Sebastian Bachs Wegbereiter」と題された2019年録音のアルバム。無伴奏ヴァイオリン曲における「バッハの先駆者」である、トーマス・バルツァー、ハインリヒ・イグナーツ・フランツ(・フォン)・ビーバー、ヨーハン・パウル・フォン・ヴェストホフの作品が収録されています。

使用楽器は、ヤコブ・シュタイナーによる1670年製作のヴァイオリン。バッハの遺産目録には、シュタイナーのヴァイオリンが記載されているので、バッハがシュタイナーのヴァイオリンを評価していたことはまちがいないと思われます。録音でもシュタイナーのヴァイオリンの音色が、とても美しくとらえられています。ジーデルの演奏はどちらかというと、繊細で瞑想的とでもいえるものですが、静かな燃え上がりがあり熱量もじゅうぶん感じさせます。

CD : M56984(Musicaphon)

M56984

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復活節前第2日曜日(四旬節第5日曜日)にきくのは、ハンス・ファーイウスによる「イエス十字架につけられたまいし時」です。このBWV621は、先週きいた「われらに救いを賜うキリストは」と同じく、「オルガン小曲集」所収の受難節用オルガン・コラール。時節とのずれはありますが、復活節前第2日曜日用カンタータが伝承されていないための代替です。使用オルガンは、スウェーデンのマリエフレッド教会のオロフ・シュヴァンによるそれ(1787年建造、1887年と1935年に改修)。録音は1986年です。

CD : BIS-CD-329/30(BIS Records)

BIS-CD-329/30

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今週きいてきたのは、ロレンツォ・ギエルミによる「クラヴィーア練習曲集 第1部」。2019年録音のCDには、第1番、第3番、第4番、第2番、第5番、第6番という順で収録されており、これからきくのはホ短調の第6番(BWSV830)です。それだけで独立して楽しめるトッカータにはじまり、アルマンド、クーラント、エール、サラバンド、テンポ・ディ・ガヴォッタ、ジーグと、6曲の舞曲が続きます。ギエルミの弾くのはキース・ヒルのチェンバロ(2001年製)。この楽器は、無銘の18世紀ドイツ製チェンバロに触発されて製作されたとのことです。

CD : PAS 1105(Passacaille)

PAS 1105

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これからきくのはロレンツォ・ギエルミによるパルティータ(「クラヴィーア練習曲集 第1部」)で、その第5番です。このBWV829は、プレアンブルムにはじまり、アルマンド、コッレンテ、サラバンド、テンポ・ディ・ミヌエッタ、パスピエ、ジーグと舞曲が連なる組曲。親密で、家庭的な味わいがあります。使用楽器は、無銘の18世紀ドイツ製チェンバロに触発されて製作された、キース・ヒルのチェンバロ(2001年製)。録音は2019年です。

CD : PAS 1105(Passacaille)

PAS 1105

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今日これから楽しむのは、ロレンツォ・ギエルミによるパルティータ第2番(BWV826)。今週は「クラヴィーア練習曲集 第1部」を楽しんでいるのですが、CDの収録順がおそらく収録時間のつごうで、パルティータの第1番から、第3番、第4番となっており、第2番がとばされていました。その第2番はシンフォニアにはじまり、アルマンド、クーラント、サラバンド、ロンドー、カプリッチョと続くちょっとめずらしい構成。ギエルミが弾いているのはこれまどで同じ、キース・ヒルの2001年製チェンバロ(無銘の18世紀ドイツ製チェンバロにもとづく)です。

CD : PAS 1105(Passacaille)

PAS 1105

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今週きいているのは、ロレンツォ・ギエルミによる6つのパルティータ(「クラヴィーア練習曲集 第1部」)で、これから楽しむのは収録順どおり、ニ長調の第4番(BWV828)です。ギエルミの使用楽器は、キース・ヒルの2001年製チェンバロ(無銘の18世紀ドイツ製チェンバロにもとづく)で、録音は2019年。演奏はいつもながらの明晰さがあり、序曲に続く舞曲も、それぞれが明瞭に性格づけられています。

CD : PAS 1105(Passacaille)

PAS 1105

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