毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




三位一体節後第6日曜日にきくのは、ペーター・コップ指揮、ヴォーカル・コンサート・ドレスデン、ゼバスティアン・クネーヴェル(オルガン)による「わが確き望みなるイエスは」(BWV728)。先週と同じくカンタータの代替として、コップたちのコラール歌唱を楽しみます。コラールは10節からなり、アルバムでは、第1節、第2節、第7節、第8節が歌われます(第7節と第8節のあいだにはオルガンの間奏あり)。なお、コップたちが2013年に録音したアルバム、「Lob, Ehr und Preis sei Gott」には、副題に「もっとも美しいドイツの教会歌」とあるように、さまざまな時代の美しいコラール(教会歌)が多数収録されています。

CD : 0300553BC(Berlin Classics)

0300553BC

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三位一体節後第5日曜日にきくのは、ペーター・コップ指揮、ヴォーカル・コンサート・ドレスデン、ゼバスティアン・クネーヴェル(オルガン)による「尊き御神の統べしらすままにまつろい」(BWV434)です。カンタータ(伝承されているのは2曲)をきいていもよいのですが、手持ちの録音が数種となってきたので、4声コラールをその代替とします。コラールは7節(詩と旋律はゲオルク・ノイマルク)からなり、ヴォーカル・コンサート・ドレスデン(26名編成)は、第1節から第3節(第2節と第3節はソプラノ独唱とオルガンのみ)と第7節を、じつに自然に、美しく歌っています。解説書には、ライスニヒのポルディッツ(聖ニコライ)教会のオルガン桟敷で歌う、同合唱団の写真も掲載されています。録音は2013年です。

CD : 0300553BC(Berlin Classics)

0300553BC

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昨日に続き今日もきくのはフィリッペ・ヘレヴェーゲ(フィリップ・ヘレヴェッヘ)たちによる録音で、「み霊はわれらの弱きを助けたもう」(BWV226)です。この二重合唱モテットは、トマス学校長ヨーハン・ハインリヒ・エルネスティの葬儀にため、1729年10月20日に初演されました。ヘレヴェーゲたちの録音は1985年。管弦楽と合唱は、シャペル・ロワイヤルとコレギウム・ヴォカーレ・ヘントです。

CD : HMC 901231(harmonia mundi)

HMC 901231

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これからきくのは、フィリッペ・ヘレヴェーゲ(フィリップ・ヘレヴェッヘ)たちによる「恐るるなかれ、われ汝とともにあり」(BWV228)です。ヘレヴェーゲのモテット集には新旧2種がありますが、選んだのはブログ初期のころきいていた、1985年録音の「J.S.Bach - Motets」から。管弦楽および合唱は、シャペル・ロワイヤルとコレギウム・ヴォカーレ・ヘントです。「恐るるなかれ」は、二重合唱、弦楽と通奏低音のための葬儀用モテット。かつてはライプツィヒで1726年に初演されたとみられていたのですが、様式的な分析から、ヴァイマールですでに作曲していたとする説が提唱されています。

CD : HMC 901231(harmonia mundi)

HMC 901231

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今週きいていきたのは、エリック・エリクソン指揮、エリック・エリクソン室内合唱団とドロットニングホルム・バロック・アンサンブルの「6曲のモテット集」。番号順に収録されたモテットをその順番どおりにきいており、これからきくのは単一楽章のモテット「主を頌めまつれ、もろもろの異邦人よ」(BWV230)です。エリクソンたちの録音(1990年)は、大勢が声をあわせて歌うことの喜びが伝わってくるもので、30年以上が経過したいまもじゅうぶん楽しめます。なお、エリクソンには同じメンバーによる、マタイ受難曲、ヨハネ受難曲、クリスマス・オラトリオ、ロ短調ミサ曲といった大曲の録音(すべてProprius)があります。

CD : 3 41410 2(EMI Records)

3 41410 2

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エリック・エリクソン指揮、エリック・エリクソン室内合唱団とドロットニングホルム・バロック・アンサンブルの「6曲のモテット集」。これからきくのは「来ませ、イエスよ、来ませ」(BWV229)です。このBWV229は2部からなる葬送用モテット(2重合唱)。バッハの2代まえのトーマスカントル、ヨーハン・シェレの未亡人追悼用という説もありますが詳細は不明です。録音は1990年です。

CD : 3 41410 2(EMI Records)

3 41410 2

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今週きいているのは、エリック・エリクソン指揮、エリック・エリクソン室内合唱団とドロットニングホルム・バロック・アンサンブルによる「6曲のモテット集」。アルバムにはモテットがBWV番号順に収録されており、これからきくのは順番通り「恐るるなかれ、われ汝とともにあり」(BWV228)です。このBWV228は二重合唱、弦楽と通奏低音のためのモテットで、追悼式用と推測されています。録音は1990年です。

CD : 3 41410 2(EMI Records)

3 41410 2

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今日これからきくのは、エリック・エリクソンたちによる「イエスよ、わが喜び」(BWV227)です。一昨日、昨日にきいたモテットは二重合唱によるものでしたが、こちらは5声合唱。全11曲からなる大作で、ヨーハン・フランクの同名コラール(奇数楽章)と「ローマの信徒への手紙」(偶数楽章)を交互に配した構成をとっています。録音は1991年です。

CD : 3 41410 2(EMI Records)

3 41410 2

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今日のバッハは、モテット「み霊はわれらの弱きを助けたもう」(BWV226)。昨日からききはじめたエリック・エリクソンの「6曲のモテット集」に収録されたもので、エリック・エリクソン室内合唱団とドロットニングホルム・バロック・アンサンブルを指揮しての録音です。BWV226は、トーマス学校長ヨーハン・ハインリヒ・エルネスティの葬儀(1729年10月20日)のための二重合唱モテット。解説書には録音時期についての記載がないのですが、1990年か1991年のどちらかとみられます。

CD : 3 41410 2(EMI Records)

3 41410 2

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今週きいていくのは、エリック・エリクソンたちによる「6曲のモテット集」です。エリクソンは1918年生まれのスウェーデンの合唱指揮者。このアルバムは、自身の名を冠したエリック・エリクソン室内合唱団とドロットニングホルム・バロック・アンサンブルを指揮し、1990年と1991年に録音されたものです。ここでは1990年録音の「主に向かいて新しき歌を歌え」(BWV225)から、収録順(BWV番号順)にきいていくことにします。BWV225は二重合唱のためのモテット。1727年ごろの成立とみられていますが、演奏機会については不明なようです。

CD : 3 41410 2(EMI Records)

3 41410 2

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今週きいてきたのは、ジョン・スコット指揮の聖トーマス合唱団によるモテットモテット(2012年、2013年、2014年の録音)で、収録曲中、BWV Anh.159をのぞき、6曲のモテットを収録順にきいてきました。今日これからきくのは最後に収録された「主を頌めまつれ、もろもろの異邦人よ」。昨日にも言及しましたが、聖トーマス合唱団(Saint Thomas Choir of Men & Boys, Fifth Avenue, New York)は、所属する聖トーマス教会がアングリカンということもあり、イギリスの著名聖歌隊と同じような、少年を最上声とする編成をとっています。したがって、技術的に多少問題がありますが、その響きは女声とはちがう独特のものがあり、そこがききどころでしょう。なお、指揮のジョン・スコットは、モテット最後の録音の翌年、2015年に亡くなっています(享年59歳)。

CD : RES10152(Resonus)

RES10152

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これからきくのは、ジョン・スコット指揮の聖トーマス合唱団によるモテット「恐るるなかれ、われ汝とともにあり」です。この合唱団(Saint Thomas Choir of Men & Boys, Fifth Avenue, New York)は、イギリスの、ケンブリッジ・キングス・カレッジや、オックスフォード・クライストチャーチといった聖歌隊と同じく、少年を最上声におく編成で、このBWV228では24名のトレブル(ソプラノ)が参加しています。録音が2012年、2013年、2014年と3年にわたっているため、変声ということもあってか、そのメンバーには入れ替わりがあります。

CD : RES10152(Resonus)

RES10152

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今週きいているのは、ジョン・スコット指揮、聖トーマス合唱団によるモテットで、これからきくのは「イエスよ、わが喜び」です。このBWV227は、ヨーハン・フランクの同名コラールと「ローマの信徒への手紙」を交互に配した全11曲からなるモテットです。第9曲のコラール「いざさらば、世の選びとりし生きざまよ」(杉山好訳)は、とても美しく感動的な曲です。

CD : RES10152(Resonus)

RES10152

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これからきくのは、ジョン・スコット指揮、聖トーマス合唱団による「み霊はわれらの弱きを助けたもう」です。このBWV226は、トーマス学校長ヨーハン・ハインリヒ・エルネスティの葬儀のためのモテット。第1部で合唱をなぞる弦と管については、この録音では編成されていないようで、楽器の参加は通奏低音のみです。このモテットにおける合唱団は、トレブル(ソプラノ)に25名、アルトに7名、テノールに10名、バスに8名の計50名と大きな編成をとっています。

CD : RES10152(Resonus)

RES10152

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昨日からききはじめた、ジョン・スコット指揮、聖トーマス合唱団による6曲のモテット。今日これからきくのは、収録順どおりの「主に向かいて新しき歌を歌え」です。昨日の「来ませ、イエスよ、来ませ」(歌詞は埋葬用)と同じく、二重合唱用のモテットですが、用途については不明なようです。音楽は3部構成。この録音では、第2部は第1群がソロで編成されており、第2群の合唱(コラール)と美しく対比されます。

CD : RES10152(Resonus)

RES10152

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