三位一体節後第19日曜日にきくのは、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンによる「われ悩める人、われをこの死の体より」です。このBWV48は、1723年10月3日に初演された全7曲からなるカンタータ。第1曲ではコラール(作者不詳の第7曲と同一)をトランペットとオーボエで引用し、第3曲(マルティーン・ルティーリウス)と第7曲は合唱によるコラールとしており、「コラール重用の試み」(『バッハ事典』)がなされています。ここでの鈴木たちは、独唱者をふくむ12名の合唱と、17名の管弦楽で録音(2000年)にのぞんでいます。
CD : BIS-CD-1081(BIS Records)