毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今日これから楽しむのは、昨日に続き、エリーナ・ムストネンによるパルティータで、その第3番(BWV827)です。ムストネンの、ファンタジアなどでの跳ねるようなリズムはトン・コープマンを彷彿とさせ、やはり師弟だと実感させられます。使用楽器は、ヨハネス(ヤン)・クーシェにもとづく、ウィレム・クレースベルヘンのチェンバロ(1993年)です。

CD : PH0908(Polyhymnia)

PH0908

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今週きいていくのは、エリーナ・ムストネンによるパルティータ。音源のアルバムは、2008年10月と2009年4月の録音で、まず今日きくのは収録順どおり第2番(BWV826)です。ムストネンは、フィンランドのチェンバロ奏者で1961年生まれ。トン・コープマンに学び、そのコープマンのチェンバロ協奏曲で録音デビューしているようです。ムストネンのチェンバロは、このブログをはじめたころの2007年4月に、イギリス組曲をきいていらいとなりますね。なお使用楽器は、ヨハネス・クーシェにもとづく、ウィレム・クレースベルヘン製作(1993年)のチェンバロです。

CD : PH0908(Polyhymnia)

PH0908

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今日は復活節前第6日曜日(四旬節第1日曜日)。いつもの日曜日なら、カンタータをきいてすごすのですが、復活節前第6日曜日のためのカンタータは伝承されていません。バッハが多数のカンタータを上演したライプツィヒで、四旬節にはカンタータ上演が原則として休止されていたことが大きな要因です。したがって、今日はオルガン・コラールで代替することとし、「バビロンの流れのほとりに」(BWV653a)をきくことにします。オルガン演奏は、ケヴィン・ボウヤー。使用楽器は、オーデンセ(デンマーク)の、聖ハンス教会のマルクッセン・オルガン(1962年建造)です。

CD : NI 5734/5(Nimbus Records)

NI 5734/5

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5週にわたってきいてきた、エリザベート・ジョワイエの「インヴェンションとシンフォニア」。これからきくのはシンフォニアの第15番(BWV801)、つまり最後の1曲ということになります。このロ短調のシンフォニアでの演奏で印象的だったのは、第32小節の余韻。和音が二つならんだだけの小節ですが、ここを飾りなく響かせることで、せわしない音楽の中に美しい対比が生まれています。使用楽器は、フランスの製作家フィリップ・ユモーの1993年製チェンバロ(カール・コンラート・フライシャーの1720年製チェンバロにもとづく)で、録音は2001年です。

CD : Alpha 034(Alpha)

Alpha 034

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これからきくのは、シンフォニアの第14番(BWV800)。音源はこれまでどおり、エリザベート・ジョワイエの「インヴェンションとシンフォニア」(2001年録音)のCDです。この変ロ長調のシンフォニア、わずかな変化をつけながら、ずっと上品に進行していくのですが、最後の手前(第23小節)で急ぐようにおわります。

CD : Alpha 034(Alpha)

Alpha 034

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今日もきくのは、エリザベート・ジョワイエによるシンフォニア。2001年に録音された「インヴェンションとシンフォニア」から番号順(収録順)にきいており、これから楽しむのはシンフォニアの第13番(BWV799)です。この第13番の主題は、つい口ずさんでみたくなるような歌謡性があります。

CD : Alpha 034(Alpha)

Alpha 034

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フランスのチェンバロ奏者、エリザベート・ジョワイエが2001年に録音した「インヴェンションとシンフォニア」。先々週からはシンフォニアに入り、インヴェンションと同じく番号順に楽しんでいます。今日きくのは、イ長調のシンフォニア(BWV798)。この第12番、ジョワイエの演奏でをきくと、貴婦人がつぎつぎと踊りだしていくような、そんな上品な快活さが感じられます。

CD : Alpha 034(Alpha)

Alpha 034

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エリザベート・ジョワイエによる「インヴェンションとシンフォニア」。今日これからきくのは、シンフォニアの第11番(BWV797)です。ジョワイエの演奏はここでも、ゆらぎをともないながらゆったりと、じつに上品にきかせてくれます。使用楽器は、フィリップ・ユモーが1993年に製作したチェンバロ(カール・コンラート・フライシャーの楽器にもとづく)で、録音は2001年です。

CD : Alpha 034(Alpha)

Alpha 034

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エリザベート・ジョワイエによる、2001年録音の「インヴェンションとシンフォニア」。今週も、ひき続きこのアルバムを楽しみます。これからきくのは、シンフォニアの第10番(BWV796)。このBWV796、奏者によっては、活気があって、とても元気のよい曲にきこえるのですが、ジョワイエはややゆったりと、音楽を品よく進行させています。

CD : Alpha 034(Alpha)

Alpha 034

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復活節前第7日曜日にきくのは、鈴木雅明たちによる「主イエス・キリスト、真の人にして神よ」(1725年2月11日初演)です。このBWV127(全5曲)は、いわゆるコラール・カンタータで、第1曲と第5曲の歌詞として、パウル・エーバーによる同名コラール(全8節)の第1節と第8節がもちいられています。管弦楽と合唱は、いつものようにバッハ・コレギウム・ジャパン。独唱(合唱も歌う)は、キャロリン・サンプソン、ゲルト・テュルク、ペーター・コーイで、合唱はパート3人で編成されています。録音は2005年です。

CD : BIS-SACD-1551(BIS Records)

BIS-SACD-1551

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エリザベート・ジョワイエによる「インヴェンションとシンフォニア」。これからきくのは、シンフォニアの第9番(BWV795)です。このヘ短調の第9番、欝々とした曲であることはたしかですが、はじめからおわりまで、ちょっとつかみどころのない感じがします。しかし、計算されつくされた適当さというか、しかし、そこがまたおもしろいところです。

CD : Alpha 034(Alpha)

Alpha 034

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これからきくのは、シンフォニアの第8番(BWV794)。音源はこれまでと同じく、エリザベート・ジョワイエの、2001年録音のアルバムです。この第8番は、じつに明快で、躍動的な主題だけでできているような楽曲。昨日の第7番とは好対照で、ジョワイエはこれをくっきりと弾いています。

CD : Alpha 034(Alpha)

Alpha 034

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エリザベート・ジョワイエのチェンバロできいている「インヴェンションとシンフォニア」。この2001年に録音されたアルバムを、インヴェンションから番号順(収録順)に楽しんでおり、これからきくのはシンフォニアの第7番(BWV793)です。このシンフォニアは哀調をおびた曲で、ジョワイエはしっとりと弾いています。使用楽器は、フィリップ・ユモーが製作した1993年製のチェンバロ(カール・コンラート・フライシャーの1720年製にもとづく)です。

CD : Alpha 034(Alpha)

Alpha 034

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今宵、これから楽しむのは、エリザベート・ジョワイエによるシンフォニアの第6番(BWV792)です。この第6番は、いたるところ8分音符という曲。それだけに、おわりまぎわの第38小節にあらわれる16分音符は新鮮に感じます。

CD : Alpha 034(Alpha)

Alpha 034

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このところずっときいている、エリザベート・ジョワイエによる「インヴェンションとシンフォア」。このアルバムは、フランスのアルファ(Alpha)・レーベル(輸入販売元はマーキュリー)のCDで、アルファ・レーベルのアルバムについては、このブログでもすでにいろいろと紹介しています。そのアルファ・レーベルから、CD付きの書籍として発売されたのが、『バッハを愉しむとき』(フランス語原題はBach La chair et l'esprit)です。同書は、ブリュノ・コクセ、バンジャマン・アラールといった音楽家たちが執筆した豪華本(別冊の日本語訳書籍付き)に、アルファ・レーベル以外の録音を含む、6枚の再編集CDが付されたセット。

音源そのものは、すでに手持ちがほとんどだったのですが、新発見の肖像画の写真と解説、そして完全日本語訳(78頁)付きということもあり、入手しました。バッハの生涯についても簡便にまとめられ、そして多彩な視座の演奏論は、なかなか読みごたえがあります。ただし、頁数制約のためか、日本語としては行間がせまいため、多少読みづらいところが難点でしょうか。なお、日本語訳では書名が大きく変えられています(原題は直訳すれば「バッハ、肉と魂」)。おそらく、日本人の手にとりやすくするための配慮なのでしょう。

Alpha 889

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