毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




ナイジェル・ノースの「J.S. Bach: Complete Lute Works and Other Transcription」から、今日きくのはト短調のフーガです。この曲は無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番(BWV1001)のフーガが原曲で、バッハと同時代のオルガン奏者、リュート奏者のヨーハン・クリスティアン・ヴァイラウフによるタブラチュア譜で伝承されています。したがって、リュート編曲もヴァイラウフとみられています。アルバムの録音は2022年。使用楽器は、ラース・ヨンソン製作のリュートで、ハンス・ブルクホルツァー(1597年)とトマス・エドリンガー(1719年ごろ)にもとづいています。

CD : DXL1194(Deux-Elles)

DXL1194

コメント ( 0 )




今日きくのはハ短調のプレリュード(BWV999)。リュート演奏はナイジェル・ノースで、2022年録音の「J.S. Bach: Complete Lute Works and Other Transcription」に収録されたものです。ヨーハン・ペーター・ケルナーの筆写譜(1720年代なかば、あるいは1727年以降)によって伝承されており、その筆者譜表紙には「Pælude in C mol. pour La Lute. di Jphann Senastian Bach.」とあり、リュートのためと明記されています。ノースの使用楽器は、スウェーデンのラース・ヨンソンが製作したリュートです。

CD : DXL1194(Deux-Elles)

DXL1194

コメント ( 0 )




今週きいているのは、ナイジェル・ノースの「J.S. Bach: Complete Lute Works and Other Transcription」。2022年録音のアルバムから収録曲を順に楽しんでおり、これからきくのはプレリュード、フーガとアレグロ(BWV998)です。バッハが「リュートまたはチェンバロのためのプレリュード」としているように、チェンバロでも演奏されますが、ここではもちろんリュートでの演奏。そのリュートはラース・ヨンソン製作のもので、ハンス・ブルクホルツァー(1597年)とトマス・エドリンガー(1719年ごろ)にもとづいています。

CD : DXL1194(Deux-Elles)

DXL1194

コメント ( 0 )




昨日からききはじめた、ナイジェル・ノースの「J.S. Bach: Complete Lute Works and Other Transcription」。このアルバムには、リュートのためとされる作品の8曲と、オルガンのための作品のリュート編曲の2曲が収録されています。今日きくのは収録順どおり、ハ短調のリュート組曲(パルティータ)。音楽はプレリュード(ファンタジア)とフーガに、サラバンドとジーグの2曲の舞曲がが続く構成です。ノースの録音は2022年。使用楽器はラース・ヨンソン製作のリュート(13コース)です。

CD : DXL1194(Deux-Elles)

DXL1194

コメント ( 0 )




今日からきいていくのは、ナイジェル・ノースの「J.S. Bach: Complete Lute Works and Other Transcription」(2020年録音)です。ノースは1954年生まれのイギリスのリュート奏者。バッハのリュート曲、無伴奏チェロ組曲や無伴奏ヴァイオリン曲の編曲など多数の録音がありますが、リュート作品全曲を録音するのはこのアルバムがはじめてです。ここではアルバム収録曲を順番にきくこととし、今日はト短調のリュート組曲(BWV995)を楽しみます。使用楽器はスウェーデンの製作家ラース・ヨンソンの13コースのリュートです。

CD : DXL1194(Deux-Elles)

DXL1194

コメント ( 0 )




今週後半にきいてきたのは、リチャード・ブースビーとシャレフ・アドエルの「J.S. Bach: Sonatas for viola da gamba & harpsichord」(1996年録音)です。これから楽しむのはのこる1曲で、ガンバ・ソナタ第2番(BWV1028)。安らぎと活発さが交互にあらわれる4楽章のソナタで、どの楽章も朝のひとときにあぴったりです。アルバムにはアドエルが独奏する2曲のトッカータがふくまれますが、ソナタともども、鋭敏なアーティキュレーションがききものです。なお、使用楽器は、ジェーン・ジュリアーの1995年製(ニコラ・ベルトランにもとづく)のヴィオラ・ダ・ガンバ(ブースビー)と、ブルース・ケネディ製(ミヒャエル・ミートケにもとづく)のチェンバロ(アドエル)です。

CD : CHAN 0608(Chandos Records)

CHAN 0608

コメント ( 0 )




昨日からききはじめた、リチャード・ブースビーとシャレフ・アドエルの「J.S. Bach: Sonatas for viola da gamba & harpsichord」。今日きもくのは同アルバムからで、収録順どおりガンバ・ソナタ第3番(BWV1029)を楽しみます。ブースビーはニコラウス・アーノンクールらに学んだ、イギリスのガンバ奏者。独奏だけでなく、パーセル・カルテットやフレットワークでも活動しています。録音(1996年)での使用楽器は、ジェーン・ジュリアーの1995年製(ニコラ・ベルトランにもとづく)のヴィオラ・ダ・ガンバです。アドエルは1968年生まれのイスラエルのチェンバロ奏者。同じく使用楽器は、ブルース・ケネディ製(ミヒャエル・ミートケにもとづく)のチェンバロです。

CD : CHAN 0608(Chandos Records)

CHAN 0608

コメント ( 0 )




今週後半にきくのは、リチャード・ブースビーとシャレフ・アドエルの「J.S. Bach: Sonatas for viola da gamba & harpsichord」(1996年録音)です。アルバムには表題どおり、2人によるガンバ・ソナタ3曲が収録されており、さらに共演のアド・エルが弾くトッカータ2曲も収録。ここではソナタのみを、第1番(BWV1027)から順に楽しみます。使用楽器は、ブースビーがジェーン・ジュリアーの1995年製(ニコラ・ベルトランにもとづく)の7弦ヴィオラ・ダ・ガンバ、アドエルがブルース・ケネディ製(ミヒャエル・ミートケにもとづく)の2段鍵盤チェンバロです。

CD : CHAN 0608(Chandos Records)

CHAN 0608

コメント ( 0 )




これから楽しむのは、エッケハルト・ヴェーバーとロバート・ヒルによるト長調のソナタ(BWV1038)です。同ソナタの原曲はフルート、ヴァイオリン、通奏低音のためのソナタで、ここではヴィオラ・ダ・ガンバとラウテンヴェルク(リュート・チェンバロ)のために編曲・演奏されています。同ソナタが収録されたアルバム(1997年録音)、「Johann Sebastian Bach: Sonatas BWV 1027-1029 & 1038」には表題にあるように、3曲のガンバ・ソナタも収録されていますが、それらはまたの機会とします。なお、ヒルの弾くラウテンヴェルクは、キース・ヒルの1993年製の楽器です。

CD : 232272(Ars Musici)

232272

コメント ( 0 )




今週ここまできいてきた、マルク・アンタイたちによる「J S Bach : Sonates pour flûte」。これから楽しむのは、フルート、ヴィオラダ・ガンバと通奏低音のためのトリオ・ソナタです。このトリオ・ソナタの原曲は、ガンバ・ソナタ第1番(BWV1027)および2本のフルートと通奏低音のためのソナタ(BWV1039)。2曲は同じ音楽で、ここできくトリオ・ソナタは両方を参考にして編曲されています。演奏はマルク・アンタイ(フルート)、ジェローム・アンタイ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、アヘート・ズヴァイストラ(チェロ)、ピエール・アンタイ(チェンバロ)。録音は1998年です。

CD : 7243 5 45350 2 4(Virgin classics)

7243 5 45350 2 4

コメント ( 0 )




昨日からききはじめた、マルク・アンタイたちによる「J S Bach : Sonates pour flûte」。この1998年に録音されたアルバムを収録順にきいており、今日きくのはロ短調のフルート・ソナタ(BWV1030)です。演奏はマルク・アンタイとピエール・アンタの兄弟。2016年に録音された新録と同じコンビですね。マルクの使用楽器は、アラン・ヴェーマルス製(ジャン・ヒュサント・ロッテンブルグにもとづく)のフルート。ピエールのそれは、ヨハン・ダニエル・ドゥルケンの1755年製のチェンバロです。

CD : 7243 5 45350 2 4(Virgin classics )

7243 5 45350 2 4

コメント ( 0 )




今週前半にきくのは、マルク・アンタイたちによる「J S Bach : Sonates pour flûte」です。アルバムの録音は1998年。収録されているのは順に、イ短調のパルティータ、ロ短調のソナタ、ト長調のトリオ・ソナタ、イ長調のソナタです。ここでは2楽章のみ収録のイ長調をソナタをのぞき、収録順どおりに楽しみます。これからきくパルティータ(BWV1013)は、アンタイにとって旧録にあたり、新録(2016年)のほうはこのブログですでに紹介済み。使用楽器は、ジャン・ヒュサント・ロッテンブルグにもとづく、アラン・ヴェーマルス製作のフルート(フラウト・トラヴェルソ)です。

CD : 7243 5 45350 2 4(Virgin classics)

7243 5 45350 2 4

コメント ( 0 )




今週きいてきたのは、ズビグニェフ・ピルフが2023年に録音した「Bach Romantique」。このアルバムには無伴奏チェロ組曲のヴァイオリン編曲が収録されており、編曲したのは19世紀のヴァイオリン奏者、フェルディナント・ダヴィットです。使用楽器も19世紀初期のフランスのヴァイオリン(ガット弦)で、なかなかおもしろい企画のアルバムですね。そのアルバムから収録順にきいてきて、今日これから楽しむのは残る1曲、無伴奏チェロ組曲第6番(BWV1012)。ほかの組曲はすべて移調されていましたが、この第6番のみは原調のままです。ダヴィットの編曲は、当時のバッハ理解や解釈がどのようなものであったか、その一端を知ることができる貴重なもの。ただし、ダヴィットのじっさいの演奏(演奏の芸術性)がどのようなものであったかについては、いまとなっては楽譜から推測するしかありません(ピルフの演奏はその推測の一助になります)。

CD : ACD 337(Accord)

ACD 337

コメント ( 0 )




ポーランドのヴァイオリン奏者、ズビグニェフ・ピルフの演奏できいている無伴奏チェロ組曲。6曲の組曲が収録されたアルバム「Bach Romantique」は2023年の録音で、そこから収録順に楽しんでいます。今日くのは無伴奏チェロ組曲第2番(BWV1008)。ヴァイオリン編曲はフェルディナント・ダヴィットで、この第2番は原調のニ短調からイ短調に移調されています。ピルフの使用楽器は、19世紀初期のフランスのヴァイオリン(ガット弦)。ピッチはa1=432Hzです。

CD : ACD 337(Accord)

ACD 337

コメント ( 0 )




今日きくのはズビグニェフ・ピルフの「Bach Romantique」から、ヴァイオリン編曲の無伴奏チェロ組曲の第1番(BWV1007)です。編曲は19世紀のヴァイオリン奏者、フェルディナント・ダヴィットで、楽譜をみるとじつに細かな指示が記入されており、一部は音がかえられています。ピルフは演奏にあたり、ダヴィットの出版譜だけでなく、当時の教則本などを参考にしたとのことです。録音(2023年)に使用されたのは、19世紀初期のフランスのヴァイオリン(ガット弦)で、ピッチはa1=432Hzです。

CD : ACD 337(Accord)

ACD 337

コメント ( 0 )



« 前ページ