毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今週きいてきたのは、エリザベス・ウォルフィッシュの「Bach: Sonatas and Partitas」。のこるはこれから楽しむパルティータ第3番(BWV1006)のみです。このパルティータはプレリュードにはじまり、舞曲のルール、ガヴォット・アン・ロンドー、第1、第2メヌエット、ブーレー、ジーグが続きます(パルティータ中の最大楽章数)。

ウォルフィッシュの演奏するプレリュードは、かなり突っ込んだもので、スピード感のある前のめりといえる演奏です。これまでの6曲では、プレリュード以外の演奏のように、こまやかなアーティキュレーションが特長で、じつにていねいな演奏できた。そのかわり一部をのぞき、進力にはやや欠ける印象があっただけに驚きです。

ウォルフィッシュのアルバムは、全体としてはおもしろく感じました。中庸な面と、前記のような攻撃的な面が共存しているのは、ちょっとちぐはぐな気もしますが。なお、録音は1996年。ヴァイオリンはペトルス・パウルス・デ・ヴィトールの1750年製、弓はマシュー・コルトマン製(初期のジョン・ドッドによる)で、ピッチはA=400Hzです。

CD : CDD22009(hyperion)

CDD22009

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今週きいているエリザベス・ウォルフィッシュの「Bach: Sonatas and Partitas」も、のこるは2曲。これから楽しむのはそのうちの1曲、無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番(BWV1005)です。ソナタは第1番から第3番まで一貫して緩急緩急の4楽章構成。第2楽章はすべてフーガで、番号が進むにつれじょじょに長大となり。ウォルフィッシュの演奏だと、第1番は5分47秒(94小節)、第2番は8分47秒(289小節)、第3番は12分47秒(354小節)というぐあいです。ウォルフィッシュのアルバムは1996年の録音。使用楽器は、ペトルス・パウルス・デ・ヴィトールの1750年製のヴァイオリンです。

CD : CDD22009(hyperion)

CDD22009

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今週きているのは、エリザベス・ウォルフィッシュの「Bach: Sonatas and Partitas」。このアルバムは1996年に録音されており、6曲のソナタとパルティータがBWV番号順に収録されています。きいているのもBWV番号順、つまり収録順どおりなので、これから楽しむのはパルティータ第2番(BWV1004)です。構成舞曲はパルティータ第1番から1曲ふえて、アレマンダ(アルマンド)、コレンテ(クーラント)、サラバンダ(サラバンド)、ジーガ(ジーグ)、チャッコーナ(シャコンヌ)の5曲。使用楽器はペトルス・パウルス・デ・ヴィトールの1750年製のヴァイオリンと、マシュー・コルトマン製作の弓(初期のジョン・ドッドによる)で、ピッチはA=400Hzです。

CD : CDD22009(hyperion)

CDD22009

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これから楽しむのは、エリザベス・ウォルフィッシュによる無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番(BWV1003)です。演奏は、1996年に録音した「Bach: Sonatas and Partitas」に収録されたもので、このアルバムから6曲のソナタとパルティータをBWV番号順(収録順)にきいています。ソナタ第2番は第1番と同じく、第2楽章にフーガをおく4楽章構成。使用楽器はペトルス・パウルス・デ・ヴィトールの1750年製のヴァイオリンで、ピッチはA=400Hzです。

CD : CDD22009(hyperion)

CDD22009

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昨日からききはじめた、エリザベス・ウォルフィッシュの「Bach: Sonatas and Partitas」。ウォルフィッシュのアルバムでは、6曲のソナタとパルティータがBWV番号順どおりに収録されており、昨日はソナタ第1番でしたので、今日はパルティータ第1番ということになります。このパルティータの構成舞曲は、アルマンド、クーラント、サラバンド、テンポ・ディ・ボレアの4曲で、それぞれドゥーブル(変奏)が付されています。録音は30年近くまえの1996年。使用楽器はペトルス・パウルス・デ・ヴィトールの1750年製のヴァイオリンです。

CD : CDD22009(hyperion)

CDD22009

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今週きくのは、エリザベス・ウォルフィッシュの「Bach: Sonatas and Partitas」です。ウォルフィッシュは1952年生まれのオーストラリアのヴァイオリン奏者。アンサンブルへの参加をふくめれば、バッハの録音も多数あり、このブログでもいくつか紹介しています。きいていくアルバムには、無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータがBWV番号順に収録されており、ここでもソナタ第1番(BWV1001)から順に楽しむことにします。録音は1996年。使用楽器はペトルス・パウルス・デ・ヴィトールの1750年製のヴァイオリンとマシュー・コルトマン製作の弓(初期のジョン・ドッドによる)で、ピッチはA=400Hzです。

CD : CDD22009(hyperion)

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今週きいてきたのは、セルゲイ・マーロフの「Sergey Malov: Bach - 300 Years Of Solitude」です。このアルバムには、無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ6曲が、パルティータ3曲、ソナタ3曲の順で収録。これから楽しむソナタ第3番(BWV1005)が最後の曲となります。

アルバムはダウンロードあるいはストリーミングのみでの販売で、CDでの発売はないようです。したがって、紙の解説書もないのですが、デジタルの解説書もありません。

これはちょっと困ったことで、販売サイトでの説明ぐらいしか情報がないため、2024年録音というのも、明記されているのはワーナーミュージック・ジャパンの説明のみのようです(Warner Classicsでは録音年は未記載)。

録音での使用楽器(ディミトリー・バディアロフ製作のバロック・ヴァイオリン)については、マーロフの公式サイトの写真からの推測です。弓については不明です。

アルバムの表題「300年の孤独」については、ワーナーのサイトにマーロフの文が掲載されており、自筆譜(1720年)の「Sei solo」を、「あなたは孤独」と訳すことにもとづいたもののようです。マーロフはマリア・バルバラ・バッハの死(1720年)とシャコンヌとの関連を強く示唆しています。

ただし、「Sei solo」はふつう「6曲の独奏曲」とされ、「Sei soli」の文法まちがいとされています。「Sei solo」を「あなたは孤独」とするよりは自然ですが、バッハがあえて2重の意味を、ことば遊びとして込めた可能性もわずかにあるかもしれません。

File : 2048270(EuroArts)

2048270

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今日これから楽しむのは、セルゲイ・マーロフによる無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番(BWV1003)です。同ソナタは昨日までと同じく、「Sergey Malov: Bach - 300 Years Of Solitude」(2024年録音)に収録されたもの。第1番のソナタと同じく緊迫感のあるソナタですが、4楽章のうち例外的なのは第3楽章のアンダンテ(ハ長調)。きき手も緊張感から開放されるおだやかな音楽です。

File : 2048270(EuroArts)

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セルゲイ・マーロフが2024年に録音した、6曲の無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ。今週はそのアルバム「Sergey Malov: Bach - 300 Years Of Solitude」を収録順にきいており、今日からは後半のソナタ3曲を楽しみます。これからきくソナタ第1番(BWV1001)もそうですが、ソナタは一貫して緩急緩急の4楽章構成で、第2楽章にはフーガがおかれています。ソナタ第1番のフーガには、オルガンやリュートのための編曲ものこされています。

File : 2048270(EuroArts)

2048270

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今週きいているのは、セルゲイ・マーロフの「Sergey Malov: Bach - 300 Years Of Solitude」(2024年録音)です。「300年の孤独」と題されたアルバムには、6曲の無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータが収録されており、一昨日から収録順に楽しんでいます。今日きくのはパルティータ第3番(BWV1006)。使用楽器はおそらく、ディミトリー・バディアロフ製作のバロック・ヴァイオリンで、弓については不明です。

File : 2048270(EuroArts)

2048270

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昨日からききはじめた、セルゲイ・マーロフの「Sergey Malov: Bach - 300 Years Of Solitude」。意味深な表題「300年の孤独」は、自筆譜表紙に記入された「Sei solo」に関係しています。ふつう「Sei solo」は「6曲の独奏曲」という意味にとらえますが、そうなると文法的にはまちがいとなります(正しくは「Sei soli」)。そこで「Sei solo」をそのまま「あなたは孤独」と訳すと、1720年という日付をもつ独奏曲は、マーロフのいう「300年の孤独」へとつながるわけです。

今日きくパルティータ第2番(BWV1004)のシャコンヌ(チャッコーナ)には、コラール「キリストは死の縄目につながれたり」が織り込まれているという説もあり、1720年はマリア・バルバラが亡くなった年です。マーロフはそういうあたりも意識して、意味深な表題を付けたのかもしれません。ただし、自筆譜は浄書譜なので、すでに1720年以前に6曲は成立していたと考えられ、「Sei solo」はすなおに「6曲の独奏曲」の文法まちがい、でよいのではないでしょうか。

File : 2048270(EuroArts)

2048270

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今週きいていくのは、セルゲイ・マーロフの「Sergey Malov: Bach - 300 Years Of Solitude」です。意味深な表題のアルバムは2024年の録音。アルバムには6曲の無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータが、パルティータ第1番から第3番、ソナタ第1番から第3番という順で収録されています。ここではその順番どおり、パルティータ第1番(BWV1002)から順に楽しむことにします。使用楽器はジャケット写真がそうならば、ディミトリー・バディアロフ製作のバロック・ヴァイオリン。同じく写真のバロック弓については製作者不明です。

File : 2048270(EuroArts)

2048270

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先週からきいてきた、ナイジェル・ノースの「J.S. Bach: Complete Lute Works and Other Transcription」。これから楽しむのはのこる1曲で、無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番(BWV1006)を原曲とするホ長調のパルティータです(伝承されたバッハの自筆譜は武蔵野音楽大学が所蔵)。ノースの楽器はこれまでと同じく、ラース・ヨンソンの13コースのリュートで、録音は2022年です。なお、ノースには、1985年録音の「Bach Lute Music」というアルバムがあり、そちらにもBWV1006aが収録されています。また、BWV995、BWV999、BWV1000も収録されており、いずれ楽しむ予定です。

CD : DXL1194(Deux-Elles)

DXL1194

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先週からずっと、ナイジェル・ノースが2022年に録音した「J.S. Bach: Complete Lute Works and Other Transcription」を楽しんでいます。アルバムには10曲のリュート曲が収録されており、うち3曲はほかの楽器のための作品からの編曲です。これからきくのはその編曲のひとつで、イ短調のパルティータ(BWV1013)。同パルティータは無伴奏フルートのための組曲ですが、ここではノースの編曲と演奏で楽しみます。使用楽器はスウェーデンの製作家、ラース・ヨンソンのリュートで、ハンス・ブルクホルツァー(1597年)とトマス・エドリンガー(1719年ごろ)のリュートにもとづいています。

CD : DXL1194(Deux-Elles)

DXL1194

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先週からきいてきる、ナイジェル・ノースの「J.S. Bach: Complete Lute Works and Other Transcription」。今週前半もひき続き同アルバムからきいていきます。今日これから楽しむのは、ホ短調のリュート組曲。使用楽器はラース・ヨンソン製作のリュートで、録音は2022年です。

CD : DXL1194(Deux-Elles)

DXL1194

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