毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今週のバッハは、アン・クノップが2022年録音したアルバム、「Johann Sebastian Bach: Sonatas & Partitas」を収録順にきいてきました。これから楽しむのはのこる1曲、無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番(BWV100)です。解説書にはクノップの経歴以外にはなにもなく、楽器についての情報もありません。ただ、クノップのアプローチについて参考になりそうなのが、4~5頁の見開き写真にそえられた一文、「Simplicity is natures first step, and the last of art.」(詩集『フェストゥス』1839年)です。これはイギリスの詩人フィリップ・ジェイムズ・ベイリー(1816年生、1902年没)の詩からの引用。シンプルさをたいせつに、急がずあわてず、一歩一歩を踏みしめるように高みをめざす、まさにクノップの研究や実践はそういうことなのかもしれません。

CD : KTC 1768(ETCETERA)

KTC 1768

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今週ここまできいているのは、アン・クノップの「Johann Sebastian Bach: Sonatas & Partitas」(2022年録音)。アルバム収録曲中のこるは2曲で、今日は無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番をきき、明日は同パルティータ第3番をきく予定です。これから楽しむ第3番は、これまでのクノップの演奏に違和感を感じるかたにもききやすいかと。アダージョ、フーガ、ラルゴは、ねばりのあるクノップの演奏スタイルにもあっていますし、終楽章のアレグロ・アッサイでは、一転して推進力もあります。

CD : KTC 1768(ETCETERA)

KTC 1768

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今日きくのは、アン・クノップの「Johann Sebastian Bach: Sonatas & Partitas」から、無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番(BWV1002)です。クノップの演奏はこれまでとおなじく、ゆっくりしたテンポ。1音もあますことなくひろいあげ、濃淡、強弱、主従などを入念に表現した演奏には驚くばかりです。使用楽器については明記されず、「period instruments」とあるのみ)。録音は2022年です。

CD : KTC 1768(ETCETERA)

KTC 1768

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今週きいているのは、アン・クノップの「Johann Sebastian Bach: Sonatas & Partitas」。このアルバムを収録順に楽しんでおり、これからきくのは無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番(BWV1001)です。クノップの演奏は、このソナタ第1番でもやはり、ねばりのある、ていねいな演奏。フーガもテンポはおそめですが、緊迫感は維持されています。録音は2022年です。

CD : KTC 1768(ETCETERA)

KTC 1768

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昨日に続き今日もきくのは、アン・クノップの「Johann Sebastian Bach: Sonatas & Partitas」(2022年録音)から、無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番(BWV1004)です。昨日のソナタ第2番、そして今日のパルティータ第2番という収録順は、演奏時間のつごうで番号順にはうまく収録できないためとみられます。パルティータ第2番も演奏時間は33分ほどで、チャッコーナ(シャコンヌ)はほぼ半分の16分17秒。2021年に紹介したドミトリー・スミルノフによる同曲の演奏時間が9分23秒なのでずいぶんちがいます。昨日のソナタ第2番でもそうですが、入念なアーティキュレーションを必要とされる楽章、あるいはその部分において、推進力よりこまやかな表現を優先した結果、ということなのかもしれません。

CD : KTC 1768(ETCETERA)

KTC 1768

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今週きいていくのは、アン・クノップの「Johann Sebastian Bach: Sonatas & Partitas」です。アルバムは2022年7月から10月にかけての録音。6曲の収録順は、ソナタ第2番、パルティータ第2番、ソナタ第1番、パルティータ第1番、ソナタ第3番、パルティータ第3番で、今日きくソナタ第2番から収録順どおりに楽しむことにします。ちなみに収録順についてですが、「HMV&BOOKS online」の「【発売】アン・クノップ/バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(2CD)」では、BWV番号順(投稿時現在)となっており、手にしているCDとは順番が異なっています。

CD : KTC 1768(ETCETERA)

KTC 1768

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今週は、桐山建志小倉貴久子の「バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ シューマンとメンデルスゾーンによるピアノ伴奏付」を収録順に楽しんできました。のこるのは無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番(BWV1006)で、6曲の「無伴奏」の中では、もっと違和感のない「ピアノ付」だと感じます。それが「6曲を通して、シューマンの伴奏書法が深化」(星野宏美の解説)したためなのか、これまでの5曲でなれてきたためのか、あるいは両方なのかもしれませんが、とにかくそう感じます。

桐山は解説で、「19世紀のバッハ像を感じ取ることにによって、今後のバッハ演奏にさらに奥行きが生まれる可能性」について言及していますが、これはバッハ聴にもあてはまること。さらに、シューマンの時代にピリオドな演奏も、CDの価値を高めています。使用楽器は、桐山がジャック ボケイ製ヴァイオリン、小倉がヨハン・バプティスト・シュトライヒャー製フォルテピアノ。ピッチはA=435Hz 1/8。録音は2019年です。

CD : ALCD-9204,9205(ALM RECORDS)

ALCD-9204,9205

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今週きいているのは、桐山建志小倉貴久子の「バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ シューマンとメンデルスゾーンによるピアノ伴奏付」。アルバムには表題どおり、フェリックス・メンデルスゾーンとロベルト・シューマンのピアノ付「無伴奏」が収録されており、ここではシューマンの6曲のみを楽しんでいます(6曲の収録順は、ソナタ第1番から第3番、つぎに3曲のパルティータ第1番から第3番)。今日きくのは無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番(BWV1004)。同曲の「ピアノ付」出版楽譜(ペータース)には「Sonata Ⅳ」とあり、ほかの「ピアノ付」と同じく、ピアノ・パートには音符だけでなく、多数の記号も付されています。

CD : ALCD-9204,9205(ALM RECORDS)

ALCD-9204,9205

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桐山建志小倉貴久子が2019年に録音した「バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ シューマンとメンデルスゾーンによるピアノ伴奏付」。昨日までにソナタ第1番から第3番をききおえ、今日からきくのはパルティータ第1番から第3番です。使用楽器は、桐山のヴァイオリンがフランスの製作家ジャック ボケイ製、小倉のフォルテピアノがヨハン・バプティスト・シュトライヒャー製。ピッチはA=435Hz 1/8です。

CD : ALCD-9204,9205(ALM RECORDS)

ALCD-9204,9205

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今週きいているのは、桐山建志小倉貴久子の「バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ シューマンとメンデルスゾーンによるピアノ伴奏付」。アルバムの表題どおり、ロベルト・シューマンとフェリックス・メンデルスゾーンによるピアノ付「無伴奏」が収録されており、ここではシューマンのピアノ付のみ楽しんでいます。これからきくのは無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番(BWV1005)。録音は2019年です。

CD : ALCD-9204,9205(ALM RECORDS)

ALCD-9204,9205#バロック音楽 #バッハ #ヴァイオリン #フォルテピアノ

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桐山建志小倉貴久子が2019年に録音した、「バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ シューマンとメンデルスゾーンによるピアノ伴奏付」。同アルバムから、ロベルト・シューマンによるピアノ付「無伴奏」を、昨日から収録順にききはじめ、今日きくのは無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番(BWV1003)です。使用楽器は、フランスの製作家ジャック ボケイ(アントニオ・ストラディヴァリの弟子)のヴァイオリン、オーストリアの製作家ヨハン・バプティスト・シュトライヒャーのフォルテピアノです。

CD : ALCD-9204,9205(ALM RECORDS)

ALCD-9204,9205

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今週きいていくのは、桐山建志と小倉貴久子の「バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ シューマンとメンデルスゾーンによるピアノ伴奏付」です。同アルバムは表題どおり、ロベルト・シューマンによるピアノ付「無伴奏」を6曲と、フェリックス・メンデルスゾーンのピアノ付「無伴奏」のパルティータ楽章を収録。ここではシューマンのピアノ付「無伴奏」のみを、収録順(ソナタ第1番から第3番→パルティータ1番から第3番)に楽しむことにします。ということで、これからきくのは無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番(BWV1001)。使用楽器は、桐山がジャック ボケイ(1720ごろ)、小倉がヨハン・バプティスト・シュトライヒャー(1845年)です。ピッチはA=435Hz 1/8。録音は2019年です。

CD : ALCD-9204,9205(ALM RECORDS)

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今週きいているのは、クセニア・レフラーが2024年に録音した「Bach's Oboe」。収録曲からコラール編曲をのぞき、収録順にきいているます。これから楽しむのは変ホ長調のソナタ(BWV1031)。BWV番号からわかるように、同調のオブリガート・チェンバロとフルートのためのソナタを原曲とする編曲です。編成はオーボエとオブリガート・チェンバロにで、レフラーとフローラ・ファブリが演奏しています。

BWV1031はバッハの弟子のヨハン・ナタナエル・バムラーによる筆写譜(表紙のみエマヌエル・バッハで「J.S.Bach作」と表記)で伝えられており、抒情的なシチリアーナで有名ですが、バッハの真作性は疑われています。真作性はともかく、レフラーのオーボエはとても美しく、シチリアーナではひかえめな装飾がくわえられ、情感豊かに吹かれています。

CD : ACC 24406(ACCENT)

ACC 24406

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今週きいていくのは、ドイツのオーボエ奏者、クセニア・レフラーの「Bach's Oboe」です。アルバムの録音は2024年。表題どおり、オーボエをフィーチャーした復元(再構成)、編曲作品を収録したアルバムです。ここではコラール編曲をのぞく5曲を、これからきくト短調のソナタ(BWV1030b)から収録順に楽しみます。ト短調のオーボエ・ソナタは、ロ短調のフルート・ソナタ(BWV1030)の異稿とされるソナタ。多感なフルート版とはちがい、オーボエ版は情趣の濃さが美しく、これはこれでとても楽しめます。共演のチェンバロはフローラ・ファブリです。

CD : ACC 24406(ACCENT)

ACC 24406


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今週きいてきたのは、川原千真の「J.S.Bach: Drei Sonaten und Drei Partiten für Violine Solo」。収録順=BWV番号順にきいてきて、のこるはこれからきく無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番のみとなりました。川原の演奏はほかの5曲と同じく、じつに入念な演奏。練られた解釈が高い技術で結実しています。好みでいえば、まとまりがよすぎる感じがして、もうちょっとファンタジーの飛び交う余地があれば、と思ってしまいますが、それは奏者の個性ということなのでしょう。あるいは、録音から20年近く経とうとしているいまなら、またちがった味がくわわるのかもしれません。アルバムの録音は2007年。使用楽器は18世紀後半の北イタリア製のヴァイオリン。解説書も充実しており、川原と同窓(東京藝術大学)の有田栄が執筆しています。

CD : CRT-3100/1(CRÉATION)

CRT-3100/1

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