毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




一昨日からききはじめた、加藤訓子(KUNIKO)による「J.S. Bach: Solo Works for Marimba」(Linn Records CKD 585)。昨日はカンタータをきき休みましたが、今日からまたマリンバでのバッハを楽しみます。これからきくのは無伴奏チェロ組曲第3番。マリンバ用編曲も加藤で、録音は2015年と2016年です。

CKD 585

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大天使ミカエルの祝日(9月29日)にきくのは、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)による「いまや、われらの神の救いと力と」です。このBWV50は合唱曲のみが伝承されているカンタータ(おそらく1723年初演)で、歌詞のみが現存しているBWV Anh.5(ケーテン侯レーオポルトの誕生日祝賀用)からの転用とみられています。伝承された合唱曲は二重合唱ですが、これは他者の編曲とみられ、「オリジナルはおそらく、5声の単一合唱のためのもの」(『バッハ事典』)と推測されています。BCJはパート2名の合計16名という編成ながら、きわめて力強く歌っています。録音は1999年です。

CD : BIS-CD-1041(BIS Records)

BIS-CD-1041

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今日からしばらくのあいだきいていくのは、打楽器奏者、加藤訓子(KUNIKO)による「J.S. Bach: Solo Works for Marimba」(Linn Records CKD 585)です。2015年と2016年に録音されたCDには、まず「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」のハ長調のプレリュードがおかれ、無伴奏チェロ組曲が3曲、リュートのためのハ短調のプレリュード、そして無伴奏ヴァイオリンのためのソナタが3曲、という順で収録されています。ここではハ長調のプレリュードをのぞき、収録順どおりきいていくこととし、今日はまず、無伴奏チェロ組曲第1番を楽しみます。マリンバのための編曲も加藤です。

CKD 585

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三位一体節後第16日曜日にきくのは、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンによる「たれぞ知らん、わが終わりの近づけるを」です。このBWV27(全6曲)は、コラールにはじまりコラールにおわるという構成。しかし「それぞれ別曲であるため、コラール・カンタータには分類され」(『バッハ事典』)ていません。第3曲のアリアは、チェンバロ、あるいはオルガンによる華麗なオブリガートが付されています。チェンバロは自筆譜に、オルガンはパート譜に、それぞれもとづいているのですが、ここではCDで採用されているチェンバロ稿(演奏は鈴木優人)でききます。CDにはオルガン稿(こちらは今井奈緒子の演奏)も付録されています。録音は2010年です。

CD : BIS-SACD-1861(BIS Records)

BIS-SACD-1861

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これからきくのは、無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番(BWV1006)。今週これまできいてきた、ヤープ・シュレーダーによる6曲の無伴奏ヴァイオリン作品の、のこる1曲です。演奏は入念な準備でのぞんだと想像され、きめこまやかで、ていねいな印象。そのかわり、勢いや、切り込みの鋭さはあまり感じさせませんが、そこはシュレーダーの個性(および時代)によっているのかと思います。使用楽器はオランダのヴァイオリンと弓で、録音は1984年、1985年です。

CD : ND 0382(Smithsonian Collection of Recordings)

ND 0382

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これから楽しむのは、無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番(BWV1005)。演奏は今週これまできいてきているヤープ・シュレーダーで、使用楽器はオランダのヴァイオリンと弓です。録音は1984年、1985年。すでに35年が経過していることになるのですが、音の状態はまずまずです。

CD : ND 0382(Smithsonian Collection of Recordings)

ND 0382

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これからきくのは、ヤープ・シュレーダーによる無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番(BWV1004)。シュレーダーの演奏はこれまでと同じく、綿密で丹念ですが、ここではそれにくわえ力強さもあります。有名なチャッコーナ(シャコンヌ)でも同じなのですが、力演のぶんだけ、音楽の流れがややわるいようにも思えます。録音は1984年、1985年。使用楽器はオランダのヴァイオリンと弓ということですが、オリジナルなのかコピーなのかは不明です。

CD : ND 0382(Smithsonian Collection of Recordings)

ND 0382

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ヤープ・シュレーダーのヴァイオリンできいている、6曲の無伴奏ヴァイオリン作品。今日これからきくのはソナタ第2番(BWV1003)です。使用楽器はオランダのヴァイオリンと弓で、録音は1984年、1985年。シュレーダーには、『バッハ無伴奏ヴァイオリン作品を弾く―バロック奏法の視点から』(春秋社)という著作があるのですが、CDの録音は、その本に示された演奏法の実演とでもいえるもので、こまやかな神経がゆきとどいています。

CD : ND 0382(Smithsonian Collection of Recordings)

ND 0382

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昨日からききはじめた、ヤープ・シュレーダーによる無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ。CDは1984年、1985年に録音されており、それを収録順(BWV番号順)にききはじめています。今日これからきくのはパルティータ第1番(BWV1002)。構成された舞曲はアルマンド、クーラント、サラバンド、テンポ・ディ・ボレアで、それぞれの舞曲にはドゥーブルが付されています。使用楽器はオランダのヴァイオリンと弓ということです。

CD : ND 0382(Smithsonian Collection of Recordings)

ND 0382

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今週きくのは、ヤープ・シュレーダーによる6曲の無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータです。シュレーダーはオランダのヴァイオリン奏者、指揮者。1925年にアムステルダムに生まれ、2020年1月1日、同地で亡くなっています。遅ればせながらの追悼として、無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータをきくことにしました。CDの録音は1984年、1985年で、収録はスイスでおこなわれています。使用楽器はオランダの楽器と弓で、解説書写真にあるヤーコプ・シュタイナーの1665年製ではないようです(オランダの製作家によるコピーという可能性はあります)。CDの収録順はBWV番号順で、今日のソナタ第1番(BWV1001)から順に楽しみます。

CD : ND 0382(Smithsonian Collection of Recordings)

ND 0382

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三位一体節後第15日曜日にきくのは、「全地よ、神にむかいて歓呼せよ」です。このBWV51は、1730年9月17日に初演されたとみられる、ソプラノとトランペットがフィーチャーされた、じつに華麗なカンタータ。演奏はジェフリー・トーマス指揮のアメリカン・バロック・ソロイスツ。そして、ソプラノはジュリアン・ベアード、トランペットはバリー・バージェスです。ベアードは1952年生まれのアメリカの歌手で、ジョシュア・リフキンたちとの同カンタータの録音(1986年)もあります。トーマスとの録音は1990年です。

CD : 3-7138-2H1(KOCH)

3-7138-2H1

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これからきくのは、アルバート・フラーのチェンバロによるフランス組曲第6番(BWV817)です。この第6番、まだ陽光は強いものの、朝の一時にきくにはぴったりの作品。トーマス&バーバラ・ウルフのチェンバロの響きも美しく、フラーの演奏ともども楽しめます。1992年に録音されたCDにはここまできいた4曲のほか、「アンナ・マグダレーナ・バッハのためのクラヴィーア小曲集」の所収曲が6曲ふくまれていますが、それはまたの機会に。

CD : RR-51CD(Refereance Recordings)

RR-51CD

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今日これからきくのは、昨日と同じく「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」から、プレリュードとフーガ第5番(BWV874)です。弾いているのはアルバート・フラーで、使用楽器はトーマス&バーバラ・ウルフのチェンバロ。この第5番のフーガは、第2巻での個人的にお気に入りのフーガのひとつで、フラーは「ため」もひかえめに、さらっとしたテンポで弾いています。録音は1992年です。

CD : RR-51CD(Refereance Recordings)

RR-51CD

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これからきくのは、アメリカのチェンバロ奏者、アルバート・フラーによるプレリュードとフーガ第12番(「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」)です。このBWV881のプレリュードには、いわゆる「ため息」音型がいくどもあらわれます。おもしろいのは、フラーは「ため息」があらわれるたびに装飾音などでどんどん変化を付けていき、まったく同じように弾かないこと。もともと「ゆれ」や「ため」が頻繁な奏者ですが、ここでの演奏はとくに楽しめます。弾いているのは、トーマス&バーバラ・ウルフのチェンバロ。録音は1992年です。

CD : RR-51CD(Refereance Recordings)

RR-51CD

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今日から週末まで楽しむのは、アルバート・フラーのチェンバロ。フラーは1926年に生まれ、2007年に亡くなったアメリカのチェンバロ奏者で、ジャン・フィリップ・ラモーの鍵盤楽器作品を全曲録音したはじめての奏者です。音源のCD「Bach for Harpsichord」には、バッハの作品が10曲収録されていますが、きいていくのは、「アンナ・マグダレーナ・バッハのためのクラヴィーア小曲集」の所収曲をのぞく4曲。収録順に今日は「イタリア協奏曲」(BWV971)を楽しみます。使用楽器は、トーマス&バーバラ・ウルフのチェンバロで、録音は1992年です。

CD : RR-51CD(Refereance Recordings)

RR-51CD

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